いよいよ開幕する2013年J1リーグ。1年ぶりのJ1復帰となったヴァンフォーレは開幕戦アウェーでベガルタ仙台と対戦します(3月2日14時キックオフ)。そこで開幕戦を盛り上げるため、2日に渡ってこの仙台戦の見どころを紹介していきたいと思います。まず始めは対戦相手の仙台の情報から。
ベガルタ仙台。昨シーズンのJ1では最後まで優勝争いに絡み、最終的に2位という好成績でフィニッシュしました。2008年からチームの指揮を執る手倉森監督のもと、6シーズン目となる監督のやりたいサッカーや選手たちへの戦術浸透度も非常に高いものがあります。今シーズンはACLとの兼ね合いで大変なシーズンになるとは思いますが、それに向けて戦力も昨シーズンよりさらに充実させており、ヴァンフォーレにとって非常に手ごわい相手であることには変わりありません。
仙台のチームの特徴を簡単に言えば‘全員守備&全員攻撃’。誰一人ともサボることなく90分間ハードワークを続け、攻守にわたり動くことでチームのリズムを作っていきます。チーム在籍年が長い選手もたくさんおり、選手個々お互いにやるべき役割も分かっていると思います。その点では城福監督が進めるヴァンフォーレのサッカーとスタイルが似ているので、開幕戦は戦術的な要素が強いゲームになりそうです。しかし両チームで決定的に違うのが戦術理解度。手倉森監督は就任6年目なのに対して城福監督は2年目。チームを構築した経験の深さ&浅さから組織的な面では仙台の方が大幅に上回っており、そこが試合の行方を左右するポイントにもなりそうですね。
仙台はJ1開幕戦の前にACLの試合をこなしています。その情報もお伝えします。26日に行われたタイのブリーラム・Uとの試合は1対1の引き分けで、仙台の得点はMFリャン・ヨンギ選手のPK&失点はCKからのセットプレーだったようです。前半仙台は4-1-2-3の布陣で臨みましたが、ボールは保有できるものの多くの決定機を作れないでいました。後半からは4-4-2のフォーメーションに変更。するとチームのリズムが良くなり、決定機に繋がるチャンスを多く演出していたようです。初めて臨む世界の舞台、その初戦ということで仙台の本気度も高かったと思います。そう考えるとリーグ戦もスムーズにいった4-4-2のフォーメーションで臨むことが濃厚で、ヴァンフォーレは仙台の4-4-2の対策をすべきだと思います。
ACLの試合も考慮して予想される仙台のメンバーは…
GK林
DF和田、石川、渡辺、田村
MF富田、角田、リャン・ヨンギ、太田(中原)
FW赤嶺、ウィルソン(武藤)
となりそう。このメンバーに入っていないDF菅井選手とDF鎌田選手は軽度の負傷のようで開幕戦には間に合う可能性がありますが、8割がたはこのメンバー&布陣で臨むと思われます。全員がハードワークできる献身的なタイプで、守備面では粘り強いディフェンスをみせてくると思いますが、なんといっても赤嶺&ウィルソン選手の2トップには注意が必要だと思います。昨シーズン2人ともJ1の舞台で二桁得点を記録していて、両サイドアタッカーMFリャン・ヨンギ選手と太田選手も含めて連携面で深い繋がりがあります。ウィルソン選手の力強い突破と赤嶺選手のクロスを点で合わせる鋭い動きには迫力があり、ヴァンフォーレ守備陣も対応に相当苦労すると思います。仙台は守備が固いイメージがありますが、そこに隠れてこの2トップが得点を量産しているからこそJ1でも優勝争いができるチームになっていると思いますね。
しかし一見不安のない完璧なチームだと錯覚してしまいますが、ヴァンフォーレが狙うポイントも存在します。それは仙台の左サイドの守備。東京Vから移籍してきた左サイドバックの和田選手と左利きのセンターバック石川選手。もちろん能力は高く良い選手なのですが、ともに新加入であることが目をつける要素となりそうです。どの選手もそうですが、始めは今まで築き上げてきたチームに早く馴染もうと努力します。一回のミスが致命的になるディフェンスラインに入る選手は特に早急に溶け込もうとする傾向が強く、リーグ本番&リーグ初戦ではうまくできるか緊張して本来の力を出せないときが多々あります。試合時間が進んでいくとその緊張もある程度ほぐれて順応する割合が高くなるのですが、その前にヴァンフォーレはそのポジションを徹底的に攻めたいところ。要するに相手が‘フワフワ’している状態のときに相手の隙に付け込み、先制点となる鋭いカウンターパンチを決めたいですね。
あとは戦術理解度が浸透しているので、そこの組織力をなんとかして崩したいところ。先制点獲得はその最も有効な手段となりますが、ヴァンフォーレは序盤から激しくプレッシャーに行くなりシュートを果敢に狙っていくなりして、相手に「あれ?なにか戦いづらいな」という印象を植え付ける必要があると思います。心理的に相手の動揺を誘い、精神面でイニシアティブを取っていくことでヴァンフォーレに勝機が徐々にやってくると思います。
…見どころ紹介2ではヴァンフォーレのメンバーを考えて、その可能性を探っていきたいと思います。
※2013年シーズンヴァンフォーレの期待度を聞くアンケート実施中!コチラからお入りください。
にほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪
ベガルタ仙台。昨シーズンのJ1では最後まで優勝争いに絡み、最終的に2位という好成績でフィニッシュしました。2008年からチームの指揮を執る手倉森監督のもと、6シーズン目となる監督のやりたいサッカーや選手たちへの戦術浸透度も非常に高いものがあります。今シーズンはACLとの兼ね合いで大変なシーズンになるとは思いますが、それに向けて戦力も昨シーズンよりさらに充実させており、ヴァンフォーレにとって非常に手ごわい相手であることには変わりありません。
仙台のチームの特徴を簡単に言えば‘全員守備&全員攻撃’。誰一人ともサボることなく90分間ハードワークを続け、攻守にわたり動くことでチームのリズムを作っていきます。チーム在籍年が長い選手もたくさんおり、選手個々お互いにやるべき役割も分かっていると思います。その点では城福監督が進めるヴァンフォーレのサッカーとスタイルが似ているので、開幕戦は戦術的な要素が強いゲームになりそうです。しかし両チームで決定的に違うのが戦術理解度。手倉森監督は就任6年目なのに対して城福監督は2年目。チームを構築した経験の深さ&浅さから組織的な面では仙台の方が大幅に上回っており、そこが試合の行方を左右するポイントにもなりそうですね。
仙台はJ1開幕戦の前にACLの試合をこなしています。その情報もお伝えします。26日に行われたタイのブリーラム・Uとの試合は1対1の引き分けで、仙台の得点はMFリャン・ヨンギ選手のPK&失点はCKからのセットプレーだったようです。前半仙台は4-1-2-3の布陣で臨みましたが、ボールは保有できるものの多くの決定機を作れないでいました。後半からは4-4-2のフォーメーションに変更。するとチームのリズムが良くなり、決定機に繋がるチャンスを多く演出していたようです。初めて臨む世界の舞台、その初戦ということで仙台の本気度も高かったと思います。そう考えるとリーグ戦もスムーズにいった4-4-2のフォーメーションで臨むことが濃厚で、ヴァンフォーレは仙台の4-4-2の対策をすべきだと思います。
ACLの試合も考慮して予想される仙台のメンバーは…
GK林
DF和田、石川、渡辺、田村
MF富田、角田、リャン・ヨンギ、太田(中原)
FW赤嶺、ウィルソン(武藤)
となりそう。このメンバーに入っていないDF菅井選手とDF鎌田選手は軽度の負傷のようで開幕戦には間に合う可能性がありますが、8割がたはこのメンバー&布陣で臨むと思われます。全員がハードワークできる献身的なタイプで、守備面では粘り強いディフェンスをみせてくると思いますが、なんといっても赤嶺&ウィルソン選手の2トップには注意が必要だと思います。昨シーズン2人ともJ1の舞台で二桁得点を記録していて、両サイドアタッカーMFリャン・ヨンギ選手と太田選手も含めて連携面で深い繋がりがあります。ウィルソン選手の力強い突破と赤嶺選手のクロスを点で合わせる鋭い動きには迫力があり、ヴァンフォーレ守備陣も対応に相当苦労すると思います。仙台は守備が固いイメージがありますが、そこに隠れてこの2トップが得点を量産しているからこそJ1でも優勝争いができるチームになっていると思いますね。
しかし一見不安のない完璧なチームだと錯覚してしまいますが、ヴァンフォーレが狙うポイントも存在します。それは仙台の左サイドの守備。東京Vから移籍してきた左サイドバックの和田選手と左利きのセンターバック石川選手。もちろん能力は高く良い選手なのですが、ともに新加入であることが目をつける要素となりそうです。どの選手もそうですが、始めは今まで築き上げてきたチームに早く馴染もうと努力します。一回のミスが致命的になるディフェンスラインに入る選手は特に早急に溶け込もうとする傾向が強く、リーグ本番&リーグ初戦ではうまくできるか緊張して本来の力を出せないときが多々あります。試合時間が進んでいくとその緊張もある程度ほぐれて順応する割合が高くなるのですが、その前にヴァンフォーレはそのポジションを徹底的に攻めたいところ。要するに相手が‘フワフワ’している状態のときに相手の隙に付け込み、先制点となる鋭いカウンターパンチを決めたいですね。
あとは戦術理解度が浸透しているので、そこの組織力をなんとかして崩したいところ。先制点獲得はその最も有効な手段となりますが、ヴァンフォーレは序盤から激しくプレッシャーに行くなりシュートを果敢に狙っていくなりして、相手に「あれ?なにか戦いづらいな」という印象を植え付ける必要があると思います。心理的に相手の動揺を誘い、精神面でイニシアティブを取っていくことでヴァンフォーレに勝機が徐々にやってくると思います。
…見どころ紹介2ではヴァンフォーレのメンバーを考えて、その可能性を探っていきたいと思います。
※2013年シーズンヴァンフォーレの期待度を聞くアンケート実施中!コチラからお入りください。
にほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪