ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

今シーズンこれからの見どころは?

2024-08-01 | Weblog
J2はパリ五輪開催の中断期間を一足早く終えて8月2日にリーグが再開されます。これからシーズン後半戦へと入っていくわけですが(正確には残り14試合)、ヴァンフォーレの試合を観るうえでどのようなところに注目して楽しめば良いのかを個人的な見解で紹介したいと思います。


◇リーグ戦◇
現在J2リーグを戦っているヴァンフォーレ。8年ぶりのJ1昇格を目指していましたが、これまで第24節を終えて6勝8分10敗の勝ち点26で16位に留まっています。ケガ人が多数出た影響と失点が止まらなかった守備面の問題から、ゴールデンウィークを過ぎた辺りからなかなか思うような成績が挙げられなくなり順位をズルズルと下げていきます。そして成績不振を理由に篠田監督の契約解除を発表。新たにコーチを務めていた大塚新監督が7月頭に就任し再出発を図っています。大塚新監督がデビューして2戦こなしたチームはまだリーグ戦で白星を挙げていませんが、試合内容的にはペースを握る機会が多々あり前節は勝利まであと一歩のところまで来ていたので状況は確実に改善していると思います。J3降格圏内の18位鹿児島との勝ち点差が ‘3’ と迫っており、この不調の状態が長く続くと下位に取り込まれてしまいそうになりますが、早く本来の調子を取り戻して自信を持って戦うことができれば余計な心配をかけなくて済むので、いち早く勝ち点3の獲得が欲しいところ。現状ではJ1自動昇格の可能性は絶望的で、J1昇格プレーオフの参加権を得る6位以内に入れる可能性も大型連勝を続けなければならず、確率でいうとおよそ15%程度しか残されていません(過去記事参照)。しかし確率は低くてもプレーオフ進出を念頭に置いて戦った方がモチベーション高く残りの試合に臨めると思うので、早々に目標から脱落する展開にせずに粘って粘って最後まで望みを繋げる戦い方をしてほしいですね。そうすればプレーオフまで届かなくても一桁順位という着地点は見えてくると思います。


◇天皇杯◇
初優勝を飾った2022年大会から2年。再び頂点の座を目指して今大会では初戦の2回戦でアマチュアシードのHonda FCを2対0で退け3回戦に進出。その3回戦ではJ1上位の常連クラブであるセレッソ大阪を小瀬に迎えて激しいバトルを繰り広げます。延長戦までもつれ込んだ死闘は、延長後半の鳥海選手のゴールで土壇場で勝ち越し見事2対1で勝利。J1クラブを打ち破るジャイアントキリングを成し遂げました。3年連続で次のラウンドに進出したヴァンフォーレでしたが、神様は運命のいたずらを仕掛けます。8月21日に開催されるラウンド16の対戦相手はなんと鹿島アントラーズ。誰もが知っているJ1で優勝を争うようなビッグクラブなのはもちろんですが、ヴァンフォーレが天皇杯の舞台で鹿島アントラーズと対戦するのは実に3年連続。鹿島にとってヴァンフォーレは近年天皇杯で立ちはだかる壁となっており、ヴァンフォーレが優勝した2022年大会では準決勝で&去年はPK戦の末に3回戦で敗れています。2度負けていることもあって今回は相当な覚悟でこの試合に臨んでくることが予想されるので、ヴァンフォーレはその鹿島に対して全力の存在感を発揮しなければ勝てないと思います。天皇杯ラウンド16の日程はリーグ戦の合間で行われることになるのでコンディション面の調整をうまくやりつつ、鹿島戦に集中できるような環境を作りたいですね。もし今回も勝てたならまた勢いに乗っていきそうなので、この山場をなんとか乗り越えてほしいと思います。


◇ルヴァンカップ◇
初出場のACLの舞台で快進撃をみせ、見事グループステージを突破しノックアウトステージ進出を決めたヴァンフォーレ。今年2月に行われたノックアウトステージのラウンド16では韓国の蔚山現代に敗れて敗退したものの、グループステージを突破できたことでルヴァンカップでシード権を獲得。1stラウンドとプレーオフラウンドが免除され、決勝トーナメント扱いとなるプライムラウンドから今回出場することになりました。ラウンド16で対戦するのは何度もJ1でリーグ優勝を果たしている川崎フロンターレ。個人的に川崎は ‘策士’ のイメージがあるので正直どのJ1クラブよりも戦いにくさがありますが、今のヴァンフォーレのチーム力が純粋に知ることができる試合になりそうなので楽しみでもあります。9月4日に行われる第1戦は敵地に乗り込んで試合を行いますが、そこでインパクトのある結果が残せたら8日に行われる第2戦へと希望を繋げられると思います。接戦あるいは先勝できれば大勢のサポーターが集まる小瀬決戦に持っていけるので、ここで競り勝てるヴァンフォーレの姿が見たいですね。そしてプライムラウンドに残ったヴァンフォーレ以外はすべてJ1クラブということで、敗退したJ2&J3全クラブの想いも背負っている状態と言えます。ACLで共闘したみたいにまたみんなが一丸となって戦う環境になれたら良いですね。


…今シーズンはリーグ戦以外にも天皇杯やルヴァンカップでの楽しみも残っています。もちろんリーグ戦重視で戦っていく基本は忘れずに、トーナメント戦での強さを発揮する近年のヴァンフォーレの強さを日本中にアピールしてほしいと思います。そして3つの大会を掛け持ちするとチーム編成や選手たちの体力面などいろいろな弊害にぶつかりますが、そこは上を目指したいという純粋な気持ちを強調して戦ってほしいですね。

今シーズンはまだまだ見どころがたくさんありますよ!大いに楽しみましょう!