ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

試合結果【町田ゼルビア戦】

2021-08-29 | Weblog
【2021年 明治安田生命J2リーグ第27節】

◇試合結果◇
○町田ゼルビア3-0ヴァンフォーレ甲府×

◇得点者◇
前半4分(町)平戸
前半37分(町)高江
後半15分(町)長谷川

◇試合会場◇
町田GIONスタジアム(東京都)

◇データ◇
    町田 甲府
44% ボール支配率 56%
14本 シュート数 8本
378本 パス成功数 560本

◇今シーズンの成績◇
12勝9分け6敗(勝ち点45)
7位(暫定)

◇Target J1◇
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆
※目標勝ち点82

勝→★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
分→★★★★★★★★★☆
負→★★★★★★☆☆
※24勝10分け8敗

今シーズンのJ1昇格への目安となる勝ち点82以上&24勝10分け8敗の目標を現時点でどれだけ達成できているかを図に表したものです。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇





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本日町田ゼルビア戦!

2021-08-29 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2021年明治安田生命J2リーグ第27節アウェー東京都町田市の町田GIONスタジアムにて町田ゼルビア戦です(19時キックオフ)。


町田ゼルビア戦見どころ紹介



前節後半アディショナルタイムに失点し土壇場で追いつかれたヴァンフォーレ。勝ち点3がするりと逃げていくような辛い勝ち点1獲得となりましたが、この結果にショックを受けてくよくよしている暇はありません。上位陣が軒並み勝ち点を積み重ねているなかでこれ以上突き離されないように今回の試合で白星を記録し、ピッタリと上位グループにくっついていきたいですね。気持ちを切り替えてまたアグレッシブに戦っていきましょう!

なお試合会場の町田GIONスタジアムがあります東京都は現在緊急事態宣言が発出されています。なので今回はビジター席は用意されておらず、アルコール類の提供もないようです。またビジターユニフォームなどアウェーグッズを身に付けての入場はできないのでご注意ください。また山梨県は現在まん延防止等重点措置の対象地域に入っています。不要不急の都道府県を跨いでの移動は自粛してください。山梨県に留まってDAZNでヴァンフォーレを応援しましょう。



【試合会場周辺の天気情報】 goo天気 8月29日 5:00発表
町田GIONスタジアム(東京都)
曇り☁️時々晴れ☀️
最高気温:32℃ 最低気温:26℃
降水確率
6時~12時:20%
12時~18時:20%
18時~24時:20%




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町田ゼルビア戦見どころ紹介

2021-08-28 | Weblog
前節千葉相手に後半アディショナルタイムに追いつかれて1対1の引き分けに終わったヴァンフォーレ。目の前に見えていた勝ち点3がするりと逃げていき、また上位2チームが順当に勝っているため昇格圏内からさらに離れる結果となりました。順位は6位をキープしているものの、本気でJ1昇格を狙っていくならもうこれ以上上のクラブとの勝ち点差を離されてはいけません。今回対戦するのは8位の町田。東京五輪前は好調を維持していましたが、ヴァンフォーレと同じく中断期間明けはまだ白星を残せていません。同じような勢いの両チームなので、首位&2位クラブを追走する上位グループからの生き残りを決めるような大事な椅子取りゲームの戦いになりそうですね。


【町田ゼルビア】
☆今シーズン:12勝6分け8敗(勝ち点42) 8位
☆ここ最近5試合の試合結果
→○○×△×
☆注目選手:平戸選手、太田選手、ドゥドゥ選手
☆予想布陣:4-4-2
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ギラヴァンツ北九州vsFC町田ゼルビア 明治安田生命J2リーグ 第26節 2021/8/22



【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズン:12勝9分け5敗(勝ち点45) 6位
☆ここ最近5試合の試合結果
→○○△×△
☆注目選手:メンデス選手、鳥海選手、泉澤選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsジェフユナイテッド千葉 明治安田生命J2リーグ 第26節 2021/8/21



この試合の注目ポイントは3つ。まず1つ目は攻守のアグレッシブさを取り戻すこと。中断期間明けここ3試合は真夏の高温の厳しい環境や相手のスタイルに合わせて計画的にセーフティに試合を進めていこうとし過ぎており、選手たち一人一人の気持ちのこもった相手に勝負していくプレーが不足しているような気が個人的にはしています。もちろんリードしていたら体力の消耗をできる限り抑えながら試合をクローズしていくことは大切だと思いますが、リスクを恐れずに仕掛けていくなど思い切ったプレーをすればするほど相手の固めている守備網を打開できる確率は増していきます。引いて待ち構える守備ブロックを形成したディフェンスもときには必要なのですが、基本は前にボールを奪いに行くアグレッシブな姿勢を貫くことが積極的なディフェンスから積極的なオフェンスへと繋がっていき、結果チーム全体の勢いをつけることに変わっていくと思います。まずは先制してその1点を守り抜くような消極的なマインドを積極的なものへと変えていく必要があります。相手がどうであれ、まずは自分たちが先手を打って仕掛けていく意識の高さがこの試合で主導権を握るための鍵となりそうですね。

注目ポイント2つ目は終盤に相手のペースにさせないことが重要となってきます。対戦相手の町田はここ最近の試合では中島選手と長谷川アーリアジャスール選手の2トップでスタートし、後半途中からドゥドゥ選手や太田選手、チョン・テセ選手という能力の高い攻撃的な選手たちを次々と投入する戦術で臨んでいます。試合の大半が組織的に動ける選手中心に進めていき、勝負どころでフレッシュな選手を起用して畳み掛けてくるので、ヴァンフォーレとしてはその波に飲み込まれないようにしたいところ。先日の千葉戦のように受け身にまわる展開が長ければ長いほど相手の攻撃のチャレンジ数も多くなっていき、失点の危険性も増していきます。彼らに対して屈強なフィジカルを誇るメンデス選手が中心となってゴール前で競り合うことはもちろんですが、そこにボールが渡る前のパスの供給者にも中盤の選手が最後までプレッシャーをかけていくことで、相手のキックのフィード精度を低下させることに繋がります。また相手が前線に圧力を強めると必然的に中盤や最終ラインの人数が今までよりは薄くなるので、ヴァンフォーレはカウンター攻撃の絶好のチャンスとなります。相手の猛攻を凌いだ後に鳥海選手や泉澤選手などスピードがあるアタッカー陣で鋭い速攻を仕掛け、追加点を決めてヴァンフォーレの勝利を決定的なものにしてほしいですね。

注目ポイント3つ目は太田選手&ドゥドゥ選手の再会。昨シーズンまでヴァンフォーレに在籍していた2人は、新たな活躍先を求めて今シーズン大型補強を進めていた町田に移籍。太田選手もドゥドゥ選手もヴァンフォーレでは主力として攻撃陣を牽引していた存在だったのでチームから離れてしまったときには残念な気持ちでしたが、また新たな夢を見つけて頑張っていく選手を後押ししたい思いでチームは違えど影ながら応援していました。ドゥドゥ選手は負傷などでコンディションが思うように整わず限定的な出場が続いていますが、太田選手は移籍したことで一皮剥けた印象を受け、これまで5ゴール3アシストと上々の成績を残しています。今回の試合にも彼らが出場してくることは間違いなさそうですが、ヴァンフォーレとしては彼らに恩返しゴール(アシスト)を貰わないようにうまく抑え込んでほしいですね。個人的にはこの試合ではおとなしくしてもらって次の試合から爆発してほしいですね。彼らのプレーを久しぶりに見るのも楽しみですね。


この試合は昇格争い上位グループでの生き残りをかけた大事な一戦となります。同じような立ち位置にいるヴァンフォーレと町田はどちらが勝利&昇格への気持ちが大きいか、この試合で気持ちと気持ちが激しくぶつかる好勝負を期待したいですね。その勝負にヴァンフォーレが勝利して力強く前へ一歩を踏み出してほしいと思います。





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J1昇格を目指してこう戦っていくべき!

2021-08-27 | Weblog
今シーズンのJ2リーグは第26節を消化。各クラブで消化数の多少のばらつきはありますが、上位2チームの加速スピードが上がってそれを追う上位グループが8位町田まで懸命についていっている構図となっています。我らがヴァンフォーレは6位と上位グループには入っていますが、東京五輪開催による中断期間後はいまだ白星が残せていないなど、苦しんでいる状態にいます。そこでヴァンフォーレが調子を取り戻し、これから連続で勝ち星を積み重ねていき上位2チームの昇格争いに割って入っていくためにはどう戦っていけば良いのかを個人的な見解で展開していきたいと思います。


まず始めに良かった時期の戦術をもう一度見つめ直してみることが重要だと思います。今シーズンでチームが好調だった頃はDFラインを高めに設定し、各ポジション間の距離をできるだけコンパクトに保ちながら前に向かってボールを奪いに行くハイライン&ハイプレスのディフェンススタイルが確立されていました。また前線の選手たちも精力的にチェイシングに行くなど守備意識も高く、また複数の選手が連動して動いていたために中盤で鋭くプレッシャーをかけて相手のビルドアップのパスコースを限定し、ミスを誘発して組織的にボール奪取をチャレンジすることができていました。前目でボールを奪って攻守の展開が切り替わるので、そこからゴールまであまり手数を考えずに素早く詰めていくことが可能になり、相手に守備ブロックを作らせる前にフィニッシュを迎えることも多々ありました。まずはそのサッカーを取り戻すことが大切。また今シーズンは関口選手や長谷川選手など大卒ルーキーの台頭も目立っているので、フレッシュで活動量が多くなおかつ思い切りも良い若手選手の特長もこのアグレッシブなスタイルに組み込みやすいのも利点と言えます。まだ残暑厳しい環境ではありますが、これから秋口に差し掛かって暑さもだいぶ和らいでくるので、もう一度活動量の多いハイライン&ハイプレスのショートカウンター色を強めていくべきだと思いますね。

そして交代枠の効果的な使用も試合展開を大きく左右させるポイントとなります。もちろん最近のような先制点を奪って守備要員を追加しクローズしていく計画的なゲームプランも悪くはないのですが、もしその体勢で失点してしまった場合に再び攻勢を強める手段がなくなり厳しい戦いになってしまうことは確実。なので1点差を守っていくよりは2点目を奪ってリードを広げていく戦い方の方が選手たちの負担が少なくなると思います。そのためには狙いのあるアタックを仕掛けて爆発力のある攻撃を生み出すことが求められていて、それを交代カードの使用で表現していきたいですね。個人的な考えではウィリアン・リラ選手をパワープレーを狙っていくキーマンにしたいところ。先発出場が続いているウィリアン・リラ選手はチームがビルドアップを図る際にポストプレーでパスの流れをスムーズにさせるなど前線で献身的なプレーが続いていますが、裏への抜け出しやチームがアタッキングサードに入ったときのゴール前のポジショニングに課題があります。なので先発では連携力を高められる三平選手や有田選手を起用し、なかなか相手守備陣を崩せないケースで試合途中にリラ選手を使って彼をターゲットにしたパワープレーで状況の打開を図っていくのも一つの手だと思います。それと新人ながら今シーズン印象的な活躍を残している鳥海選手を交代の切り札にしてほしいですね。彼は小柄ながら細かいタッチで相手を翻弄できるドリブルを武器としており、密集地帯でもするりと抜け出して決定機まで持っていく力があります。リラ選手は高さと競り合いの強さ&鳥海選手はドリブルでの仕掛けに爆発力を秘めているので、途中交代での短時間に自身が持っている力を出し切るプレーを披露し、彼らにチーム全体が合わせていくことで狙いのある攻撃が展開できそうですね。

個人的に考えるベスト布陣は、GKは河田選手&岡西選手どちらが出ても遜色ないと思います。3バックは左にメンデス選手&中央に新井選手&右に小柳選手。メンデス選手はセットプレーの高さと得点力でチームに絶対に欠かせない存在、新井選手は守備統率とこれまで伊藤監督体制下で取り組んできた可変システムのキーマン、小柳選手は浦上選手よりも前に出ていくスピードがあるので、ハイラインの戦術には効果的だと思います。ウイングバックは左に荒木選手&右に関口選手は不動の存在。そこに両サイドこなせる須貝選手がポジション争いに食い込んでいけばさらにレベルの質が上がります。攻守の切り替えが目まぐるしく早く、かつ運動量が求められるボランチは展開力のある中村選手と守備力がある山田選手の23歳若手コンビが適任。シャドーは左に泉澤選手は絶対的な存在。右には野津田選手を推したい。これまでボランチで多く出場しそのポジションで活躍できることは間違いないのですが、最近の試合で眠っていた得点感覚を取り戻し精力的にボールを追える運動量は前線でも通用すると思います。なおかつ破壊力のある左足という特出する武器を持っているので、チームの攻撃のバリエーションは確実に増えることは間違いないですね。1トップには三平選手か有田選手。ファーストディフェンダーとして組織的にチームがプレッシャーをかけに行くスイッチ役としてはもちろんのこと、隙あらば素早い攻守の切り替えからシュートまで持っていく貪欲さも求められます。ともに特別背が高いわけではありませんがクロスボールを合わせるためにゴール前に入っていくタイミングがうまいタイプなので、攻撃の起点にもなれると思います。7人入れるベンチには1人はGK。続いて浦上選手、須貝選手、山本選手、長谷川選手、鳥海選手、ウィリアン・リラ選手が良いと思います(野澤英選手や宮崎選手、有田選手も入れたい…)。

もちろんハイライン&ハイプレスのアグレッシブサッカーは体力の消耗が激しく90分間続けられないのでときには落ち着く時間も必要。展開によっては体力の消耗をできる限り抑えながらクローズしていく計画性も大切だと思います。しかしその意識が強すぎると相手に攻め込まれる隙を与えてしまい、千葉戦のように耐えきれずに失点するケースも出てくると思います。コンパクトな陣形から積極的なディフェンスでボールを奪い、素早い攻守の切り替えでショートカウンターを狙っていくスタイルが今のヴァンフォーレには一番の得点への近道だと思います。1点取って逃げ切るサッカーも常套手段ですが、2点目を狙ってセーフティなリードを得るような攻めの意識がチームに勢いをつける源になると個人的には思います。攻めのディフェンススタイルがシーズン後半戦で確立され、まとまった連勝がシーズン中続くことを願っています。








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リラPKゴールもセットプレー被弾で逃げ切り失敗【ジェフ千葉戦】

2021-08-25 | Weblog
8月20日にホームで行われた2021年明治安田生命J2リーグ第26節ジェフ千葉戦ですが、試合結果は1対1の引き分けに終わりました。ヴァンフォーレの得点は前半に挙げたウィリアン・リラ選手のゴールでした。



◇良かった点◇
この試合良かった点は2つ。まずは須貝選手の高い献身性を見ることができたこと。今シーズン新加入大卒ルーキーの須貝選手は大学時代に負った骨折によりヴァンフォーレに加入した後も長期離脱していましたが、東京五輪開催による中断期間中にリハビリを終えてチーム練習に合流し、中断明け初戦となる第24節磐田戦で途中出場し2021年シーズンデビュー。デビュー2戦目となる今回の第26節千葉戦で先発メンバーに抜擢されました。右のウイングバックとして先発出場した須貝選手は、持ち前の豊富な運動量を遺憾なく発揮して右サイドの上下動を繰り返しチームを活性化。攻撃に参加するタイミングも素晴らしく、前半26分には左サイドからの攻撃の展開から中央に絞っていた須貝選手にボールが渡ると、プレッシャーに来た相手選手にエリア内で倒されたとしてヴァンフォーレにPKのチャンスを獲得します。そのPKをウィリアン・リラ選手が落ち着いて決めてヴァンフォーレが先制点を挙げることに成功します。このシーンでは普段サイドにいる須貝選手がエリアの外で待っているのではなく、比較的空いていたエリア付近外の中央にポジショニングが取れていたことが素晴らしい判断だったと思います。それによりボールが渡った際に相手もプレッシャーに行かなければシュートを打たれるという危機感も重なってうまく物事が運んだと思いますね。須貝選手は右だけではなく左サイドもこなせる柔軟性を持っていますが、今回出場した右サイドには同じ大卒ルーキーの関口選手が不動のスタメンとして君臨しています。彼と切磋琢磨して高いレベルのポジション争いを繰り広げ、これからのヴァンフォーレのサイドを支えてほしいと思います。

良かった点2つ目は山田選手の守備の貢献度。山田選手は今シーズンほぼレギュラーとしてヴァンフォーレのボランチのポジションを任されてきましたが、6月中旬あたりからコンディション不良の影響もあり試合から遠ざかる日々が続いていました。中断期間後は途中出場で守備を引き締める役割を担っていましたが、今回スタメンに戻ってきて彼の献身的な守備面での貢献でチームがより安定感が増すような効果が得られていたと思います。先制点を奪って逃げ切りたい試合展開において彼の守備力はとても頼れるものになっていましたが、相手選手と交錯し後半24分に足を痛めて野澤英選手と交代を余儀なくされます。個人的には彼の途中交代が後々の展開に影響していたターニングポイントだと思っていて、粘り強いディフェンスができる彼の不在がボディブローのようにじわじわと終盤の時間帯に効いてきたと思います。もちろん野澤英選手には山田選手にはあまりみられない前への守備意識や攻撃的センスは兼ね揃えているのですが、リスクをできるだけ抑えて守備戦術で相手に隙を与えない戦術には山田選手の方が適任だった気がしますね。守備面で存在感を示していただけに彼の離脱はこの試合でチームに大きなマイナスの影響を与えたと思います。



◇気になった点◇
この試合気になった点として、計画的に行こうとし過ぎて受け身にまわったことが挙げられます。ヴァンフォーレは前半23分にPKのチャンスを得て、それをウィリアン・リラ選手が決めて幸先良く先制。中断明け2試合はいずれも相手に先制点を奪われて追いかける流れとなっていたため、スコア的に久しぶりにイニシアティブを握る展開となりました。1点リードした後に伊藤監督は守りを固めて相手に隙を作らせない守備戦術にシフトチェンジを敢行。特に前半は守りを固めて奪ったら素早く前線にボールを出していくカウンター攻撃で泉澤選手らがスピード感のある仕掛けをみせていきます。また後半リラ選手に代えてトップに宮崎選手を投入しよりカウンター色を強めますが、相手が宮崎選手の対応に慣れてくると風向きは千葉に傾いていき、山田選手が退いて野津田選手に代えて浦上選手を入れて守備人数を増やすと攻める千葉に守るヴァンフォーレという構図が鮮明に。懸命なディフェンスをみせて終盤まで持ちこたえますが、後半アディショナルタイムにセットプレーから失点し土壇場で追いつかれて痛恨の引き分けに終わってしまいました。もちろん1点リードした状態でそのリードを保ちながら試合を進めていくことは大事なことですが、あまりにもパワーバランスが一方に傾いてしまうと数打てば当たってしまうリスクは高まります。今回はそのスタンスを早めにとってしまったことで受け身にまわる時間が長くなった影響が最後で出てしまいましたね。

気になった点2つ目はメンデス選手の不在。前節の相模原戦で警告をもらい今回の試合が出場停止となっていたメンデス選手。メンデス選手は190cmの長身とがっしりした体格を活かした競り合いは無類の強さを誇るファイター型のディフェンダーですが、彼がいないことで高さ不足が今回一番の不安点となっていました。千葉はスタートから190cmの櫻川ソロモン選手を使い、途中から185cmのサウダーニャ選手や鋭い仕掛けができる船山選手など次々と攻撃的な選手をピッチに送り出します。その前線の圧力でヴァンフォーレは徐々に押し込まれるようになり、ラスト数分で183cmのチャン・ミンギュ選手のヘディングが炸裂。試合中も相手のパワープレーに押し込まれる場面も多々あり、やはり屈強なフィジカルを持つメンデス選手の偉大さが分かるような試合でしたね。メンデス選手は負傷ではなく累積警告での出場停止だったので次の試合は出られます。今回出場できなかったモヤモヤを晴らす活躍を期待したいですね。


…この引き分けによりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、12勝9分け5敗の勝ち点45で順位は6位と前節と変わらず。しかし勝ち点1の積み上げだけとなったので順当に勝っている上位との勝ち点差が離れ、J1昇格圏内となる2位京都まで勝ち点9差に広がりました。さすがにこれ以上離されると現実的にキツくなるので、目標が遠くなってモチベーションが下がる前にまずは中断明け初白星を挙げて勝ち点3への勢いをつけたいですね。希望を捨てずに頑張っていきましょう!



【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsジェフユナイテッド千葉 明治安田生命J2リーグ 第26節 2021/8/21





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試合結果【ジェフ千葉戦】

2021-08-21 | Weblog
【2021年 明治安田生命J2リーグ第26節】

◇試合結果◇
△ヴァンフォーレ甲府1-1ジェフ千葉△

◇得点者◇
前半26分(甲)ウィリアン・リラ
後半46分(千)チャン・ミンギュ

◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)

◇データ◇
    甲府 千葉
41% ボール支配率 59%
10本 シュート数 16本
367本 パス成功数 580本

◇今シーズンの成績◇
12勝9分け5敗(勝ち点45)
5位(暫定)

◇Target J1◇
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★★★★★★
★★★★★☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆☆
※目標勝ち点82

勝→★★★★★★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
分→★★★★★★★★★☆
負→★★★★★☆☆☆
※24勝10分け8敗

今シーズンのJ1昇格への目安となる勝ち点82以上&24勝10分け8敗の目標を現時点でどれだけ達成できているかを図に表したものです。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇





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本日ジェフ千葉戦!

2021-08-21 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2021年明治安田生命J2リーグ第26節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてジェフ千葉戦です(18時キックオフ)。


ジェフ千葉戦見どころ紹介


前節下位相手にまさかの敗戦を喫してしまったヴァンフォーレ。J1昇格を目指す立場として痛すぎる黒星となりましたが、上位陣との勝ち点差を縮めるためにはこれから一つ一つ勝っていき勝ち点3を積み重ねていく必要があります。今回の対戦相手は現在11位の千葉。タレントが揃いチームの潜在能力も高いので、相手のペースに巻き込まれないように自分たちのサッカーを貫いて戦ってほしいですね。そしてこのご時世でもスタジアムに来て応援してくれるホームのサポーターのためにぜひとも勝利を届けましょう!

またこの試合Jリーグ全試合放送のDAZNはもちろんですが、YBSラジオでも生中継が行われます。本日会場に行けない方はDAZNかラジオでヴァンフォーレを応援してください。


また山梨県は現在まん延防止等重点措置の対象地域に入っています。スタジアム上限5000人の収容人数で今回当日券販売はありません。アルコールの販売も行われず、当然スタンドにも持ち込めないので注意してください。それと千葉県には緊急事態宣言が発出されています。ビジター席は用意されていませんので、スタジアム内でアウェーユニフォームなどのグッズを着用することはできません。細心の注意を払って感染対策を万全に行いましょう。




【試合会場周辺の天気情報】 goo天気 8月21日 5:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
曇り☁️
最高気温:30℃ 最低気温:22℃
降水確率
6時~12時:30%
12時~18時:40%
18時~24時:20%

30℃近くなる日中と比べてナイトゲームとなる夜は少し涼しくなりそう。また雨が降る確率も低くなりますが、一応雨具を携帯した方が良さそうですね。




ヴァンフォーレ甲府の試合を観に行こう~スタジアム交通アクセス編2021年修正版~




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ジェフ千葉戦見どころ紹介

2021-08-20 | Weblog
前節最下位にいた相模原相手にまさかの敗戦で上位陣との勝ち点差が再び離れてしまったヴァンフォーレ。今シーズンJ1昇格を本気で狙っていくためには、勝ちを増やして上位陣にピタリとついていく粘り強さと根性が必要になります。ショックを受けてズルズルと後退していくのではなく、少し離れても諦めずに後ろをついていける精神力をみせられるか、次の試合は現在のチームの底力を今一度確かめる機会にしたいですね。


【ジェフ千葉】
☆今シーズン:8勝9分け8敗(勝ち点33) 11位
☆ここ最近5試合の試合結果
→○△○×△
☆注目選手:サウダーニャ選手、見木選手、田口選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ジェフユナイテッド千葉vsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第25節 2021/8/14



【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズン:12勝8分け5敗(勝ち点44) 6位
☆ここ最近5試合の試合結果
→○○○△✕
☆注目選手:小柳選手、北谷選手、泉澤選手、ウィリアン・リラ選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:SC相模原vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第25節 2021/8/14




この試合の注目ポイントは3つ。まずは今回出場停止となるメンデス選手の穴をどう埋めるのか。DFながら今シーズンここまで5得点を挙げているメンデス選手。屈強なフィジカルを駆使した競り合いからのヘディングシュートで主にセットプレーからの得点力があるのはもちろんのこと、守備面でも次々に自陣ゴール前に放り込まれてくるロングフィードやクロスボールを力強く跳ね返すまさに守備の壁となります。彼がゴール前にいるだけで相手に威圧感を与えることができ、また味方にとってはとても頼もしくチームに欠かせない存在と言えます。そんなメンデス選手がいないことはチームにとって大打撃と言える事態で、今回その彼の穴をなんとかして埋めなければいけません。新井選手と浦上選手はレギュラーとして最近の試合で出場しているので、残る1枠を小柳選手と北谷選手が争うことになりそう。小柳選手は高さと速さを兼ね揃えていますが、よく動く分自身の裏のスペースを突かれる恐れがあります。北谷選手はあまり目立つプレーは少ないものの、ミスなくそつなく組織的守備をこなす印象。小柳選手と北谷選手の特徴は一長一短なので、当日伊藤監督がどちらの選手をチョイスするのか楽しみですね。千葉には圧倒的なフィジカル能力で重戦車のようにゴリゴリと進んでくるサウダーニャ選手が前線にいます。彼を誰が中心になって止めるかも注目点の一つだと思います。

注目ポイント2つ目は泉澤選手の復調。第24節の磐田戦では得点は決めたもののゴール前で押し込むかたちでした。続く前節の相模原戦ではあまり良い活躍ができなかったので、東京五輪開催による約3週間の中断期間後は彼らしい切れ味鋭いプレーをみせることができていません。それは相手の泉澤選手対策が進んでいることや一旦休んだコンディションがまだ水準まで上がりきっていないこともあると思います。今回の千葉戦も彼が活躍しないとチームの攻撃のかたちが作れないと思うので、いかに他の選手が泉澤選手にプレッシャーがかかっていない状態でボールを渡せるかが鍵になります。やはり右サイドのシャドーの選手やウイングバックが積極的に仕掛けていきそれを続けることでそちらの方に相手の守備の意識が傾いたところで、その隙を突いて一気に左サイドに展開すべき。そうすることで常にマークに付かれている状態ではなくなるので、先手で泉澤選手が仕掛けのイニシアティブを握ることができると思います。あと今回はカウンター攻撃も有効な手段。千葉はDFのラインコントロールも頻繁に動かしてくる印象があるので、相手が上がっているときの裏のスペースにシンプルにスルーパスを出して泉澤選手を走らせる手段も試してほしいですね。泉澤選手を活かす策をもう一度練り直してほしいと思います。

注目ポイントのラストはセットプレーの重要性。というのも千葉は現在セットプレーの守備に不安を抱えており、前節の新潟戦含めて前々節の山形戦ではCKから数多くのピンチを招いていました。今シーズンセットプレーからの得点が多いヴァンフォーレにとってこの機会は最大のチャンス。競り合いが強いメンデス選手がいないため、誰をセットプレーのターゲットにするのかが一つのポイントと言えます。メンデス選手の分も今回はウィリアン・リラ選手がいつも以上にゴール前での競り合いを頑張ってもらって、決勝ゴールをヘディングで決めてくれたら最高ですね。


…千葉は順位こそ11位にいますが、能力の高い選手が揃う勢いがつけば手がつけられい力があると思います。前節の新潟戦でも互角の戦いでした。勝利を掴みたいヴァンフォーレにとって難敵と言えますが、ぜひともホームで120%の力が出し切れるようにサポーターとともに勝ち点3を勝ち取りましょう!




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ジュビロ磐田戦の写真公開

2021-08-19 | Weblog



だいぶ遅くなりましたが、8月9日にホームJITリサイクルインクスタジアムで行われた2021年明治安田生命J2リーグ第24節ジュビロ磐田戦の試合の様子をたくさん写真に収めてきましたので、ここで紹介したいと思います。




この日は夏休み中プラス3連休の最終日ということで、スタジアムがある小瀬スポーツ公園にはたくさんのサポーターの方で賑わっていました。磐田サポーターも大勢来てくれました。




グッズ売り場は人数制限がかけられており、それを待つ場所には行列ができていました。小耳に挟んだ情報だと夏季限定ユニフォームデザインのマスクが大人気だったそうです。黒色で格好良かったですよね。




この日の天候は曇天。何重にも重なる黒い雲が近づいていました。案の定キックオフ30分前くらいにざっと雨が降り出し、スタンド一斉にポンチョの青と水色の花が咲いていましたね。




ピッチ内練習を行う選手たち。鳥かごのメニューでは選手たちにもひとときの笑顔がこぼれます。




クロスボールに合わせるメニューをこなすウィリアン・リラ選手。このときの良い感覚が同点ゴールのシーンに結びついたかもしれません。




ビジタースタンドを埋める磐田サポーター。太鼓と拍手の応援はリズム感が良かったですね。




選手入場。




キックオフ直前になって雲の隙間から青空もチラッと見えてきました。雨も止んで今度はみんな一斉にポンチョを脱ぎ始めます。




左サイドから左足でカーブをかけて巻いてくるキックを放とうとする野津田選手。彼の正確なキックはチームの武器となります。




ルキアン選手につく浦上選手。今シーズンチームで大きく成長している選手の一人です。






磐田のセットプレーの絶対的キッカーは大ベテラン元日本代表の遠藤選手。敵ながら存在感が半端なく、彼のキックを生で見ることができただけでもこの試合来た価値があると思います。





我らが伊藤監督とどっしり座っているのが磐田の指揮官鈴木監督。ちなみに鈴木監督は山梨県出身だそうですよ。




ヴァンフォーレの攻撃のキーマン泉澤選手。得点は決めましたが、密着マークに遭って持ち味のキレのあるドリブルは発揮できず。さらなる奮起に期待ですね。




セットプレーの一場面。狭いエリアに両チームの選手が固まって競り合いに備えます。磐田のキープレーヤーはルキアン選手なので、彼をどう抑えるかがこの試合のポイントでした。




前半が終了しハーフタイムに。ヴァンフォーレの夏のホームゲーム恒例となっている激励花火が打ち上がり、夜空を鮮やかに彩ります。花火は久しぶりに間近で見れたので幸せな気分で夏気分を感じることができました。






フォーレちゃんもヴァン君も元気いっぱい。ヴァン君は走行しているカートの後ろで寝るパフォーマンスを披露。転落だけは気をつけてね。




後半開始に向けて選手たちが円陣を組みます。





後半がスタートしたと思ったらいきなり得点を取っていました。後半2分のゴール(公式記録は後半3分)。スタンドのサポーターは立ち上がって喜びます。




最近急成長中の大卒ルーキー鳥海選手。今回は得意のドリブルは影を潜めていましたが、細かいタッチで相手を抜くテクニックは将来性を感じます。




ボールを持つメンデス選手。言い忘れていましたが、この試合からホームゲーム3試合選手たちは夏季限定ユニフォームを着用してプレーしています。黒が引き立つデザインで格好良いですね。




交代で入る有田選手と山田選手。





ルキアン選手やファビアン・ゴンザレス選手に競り負けない新井選手とメンデス選手。とても頼もしい光景ですね。





セットプレーでは須貝選手を盾にしてマークを外しメンデス選手が競り合います。




須貝選手を盾にした効果があったのか、メンデス選手がセットプレーから打点の高い豪快なヘディングシュートが炸裂。





ゴールして喜びのあまりピッチ看板を飛び越えてゴール裏サポーターに駆け寄るメンデス選手。スタジアム中が歓喜に包まれていましたね。






後半アディショナルタイムに追いついたヴァンフォーレ。勝てませんでしたが、上位磐田相手によく追いついてくれました。







場内を一周し応援してくれたスタンドのサポーターに手を振る選手たち。





ヒーローインタビューを終えて急いでサポーターたちに挨拶するメンデス選手。この試合のMVPだと個人的には思います。この諦めない姿勢をこれからの試合でも発揮してほしいですね。




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リラ選手13試合ぶりのゴールも最下位にまさかの黒星【SC相模原戦】

2021-08-18 | Weblog
8月14日にアウェーで行われた2021年明治安田生命J2リーグ第25節SC相模原戦ですが、試合結果は1対2でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は前半に決めたウィリアン・リラ選手のゴールでした。



◇良かった点◇
この試合良かった点の1つ目は、ウィリアン・リラ選手がゴールを奪ったこと。リラ選手はパウロ・バイヤ選手とともに遅れて来日し、5月1日の第11節金沢戦から試合メンバーに選出。次の山形戦で豪快なヘディングシュートを決めて初得点を奪うものの、そこからゴールに見離されてトータル14試合1得点という結果だけ見ると物足りない状態でした。もちろん得点を取ってほしいのですが、リラ選手にはこれまで得点以外の部分でのチームへの貢献も大きくこの結果はある意味仕方ない面も確かにありました。しかしこの日のリラ選手は目の色がいつもと違っていたようで、訪れたチャンスを見逃さないギラリとした集中力を発揮。1点リードされた前半22分に関口選手のアーリークロスをゴール前中央でトラップし、すぐさま反転して右足を振り抜きます。その強烈なシュートは相手GKの手を弾き飛ばすパワフルなゴールとなり、ヴァンフォーレはすぐに同点に追いつくことに成功します。このシーンで良かったところはリラ選手のトラップ。関口選手は早めにクロスボールを上げたためリラ選手はゴールから背を向ける感じで難しい体勢でしたが、相手選手が集まる混戦状態でもピタリと足元にボールを収めてシュートがすぐに打てる体勢にもっていきました。シュートもパワフルでしたが、トラップでほぼ得点が決まっていたような素晴らしいプレーでしたね。リラ選手は優れた個人技で自らの力で突破しゴールするタイプではなく、どちらかと言えば周りをうまく使いながら味方のお膳立てでゴールを狙っていくチームの組織力を高めてくれるタイプなので多くのゴールを求めるのは酷な話ですが、この13試合ぶりの一発によってまたゴールを狙おうとする積極性が彼の中で生まれてくれたら嬉しいですね。

良かった点2つ目は宮崎選手の復活。宮崎選手は山梨学院高校から2019年にチームに加入し今年で3年目を迎える現在21歳の選手。加入した2019年は11試合、昨シーズンは20試合出場と順調に出場数を伸ばしてきましたが、今シーズンはケガやコンディション不良に苦しみ、またシャドーのポジション争いがいつになく激化している影響を受けて出場数が伸び悩み、満足に試合に出られない日々が続きます。5月以降は途中出場も無くなりもどかしい時間を過ごしていましたが、この相模原戦で後半23分からピッチに加わると宮崎選手らしい積極的なプレーを連発。チームの追い上げムードをさらに加速させるような効果を生み出します。残念ながら得点やアシストは残せなかったものの、彼の存在感は見ているサポーターに良い印象を与えていたと思いますね。現在のヴァンフォーレはリラ選手をトップに置き、泉澤選手と鳥海選手&長谷川選手がシャドーを争う熾烈なポジション争いとなっていますが、そこに宮崎選手も加わることでさらに他の選手たちの集中力も高まっていくと思います。シーズン後半戦は宮崎選手の活躍期間と言われるように出場チャンスを得られたら大暴れしてほしいですね。


◇気になった点◇
この試合気になった点は、悪天候によって集中力が欠如したこと。西日本を中心として九州から関東西部にかけて大雨が振り続いていた試合日前後。スタジアムがある相模原市も例外ではなく、キックオフからしばらくしてその激しさが増している時間帯もあり、ピッチコンディションは悪いまま試合が進んでいました。悪天候での試合は選手の顔に雨粒が激しく当たり、また芝が濡れてボールが滑り本来のプレーに集中できないシーンが目立ちます。まあ条件としてはどちらも同じなのですが、ヴァンフォーレの方が立場が上の位置にいてJ3降格圏内にいる相模原より負けられない気持ちが比べてみたら強くなかったんだと思います。その気持ちの差が今回の試合で露呈してしまった感じが個人的にはしましたね。相模原の先制点の場面は相手のシュートが荒木選手の足に当たりイレギュラー。しかしそのボールが良いコースに飛んでゴールに吸い込まれました。2点目は自陣エリア内で両者もつれ、先に起き上がった相手を新井選手が引っ張って再び倒したとしてPKのチャンスを献上してしまいます。そのPKを藤本選手にきっちり決められたのですが、他に守る人数が当時は揃っていましたし、まだ慌てて無理なディフェンスをするタイミングではありませんでした。普段ではほとんどないような判断にやはり悪天候で滑って相手についていけなかった影響が響き、一瞬焦りに変わっていたような気がします。ヴァンフォーレは攻勢を強める展開は何度も作れましたが、ゴールを脅かすような決定打がなかったのは集中力が欠いていたからかもしれませんね。先ほども言ったように短時間激しく降った雨や滑りやすいピッチ状態など条件は両チームとも同じだっただけに、気持ちの面で相手より劣っていた気がします。

気になった点2つ目は攻撃の爆発力の物足りなさ。ヴァンフォーレはリラ選手のポストプレー&泉澤選手のサイドからの突破など秀でた個性の選手はいますが、ゴール前で体を投げ出してシュートを狙っていくような得点に貪欲なタイプの選手が今のチームには見当たりません。もちろん点と点でタイミング良くピタリと合えばその組織力を活かして得点できるのですが、相手がゴール前を人数をかけて固めていた場合などは技術だけではなかなか崩すことができません。昨シーズンまで在籍していた金園選手のように気持ちで体ごとゴールに押し込むようなタイプの選手がピッチにいたら接戦などの状況で光輝きそう。もちろん今まで攻撃陣を中心に39得点を挙げている結果は良くやっていますが、ゴールするんだという強い気持ちがプレーで表れるような選手がいたら粘り強く攻撃ができそうですね。


…この敗戦により今シーズンのヴァンフォーレの成績は、12勝8分け5敗の勝ち点44で順位も6位と前節と変わらず。しかしJ1昇格圏内となる2位京都との勝ち点差が ‘7’ に広がりました。お盆の時期を過ぎてここからがチームの底力が問われる期間となるので、ヴァンフォーレはなんとか踏ん張って昇格争いに踏み留まってほしいですね。



【公式】ハイライト:SC相模原vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第25節 2021/8/14





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