前節秋田に2対0で勝利して今シーズン6度目の3連勝を記録したヴァンフォーレ。順位も長崎を抜いて3位に浮上し、J1昇格圏内となる2位京都との勝ち点差を ‘6’ に縮めました。依然としてJ1昇格の目標達成は厳しい状況が続いていますが、もしかしたらという可能性がある限りはモチベーション高く試合ができると思います。明日の試合は京都と同時刻にキックオフ。京都の試合結果も気になりますが、とりあえずは自分たちの目の前の勝利に集中して勝ち点3を獲得し、他会場の結果を待ちたいですね。
【レノファ山口】
☆今シーズン:10勝12分け18敗(勝ち点42) 14位
☆ここ最近5試合の試合結果
→△○○×△
☆注目選手:高井選手、ヘニキ選手、関選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:松本山雅FCvsレノファ山口FC 明治安田生命J2リーグ 第40節 2021/11/21
【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズン:22勝10分け8敗(勝ち点76) 3位
☆ここ最近5試合の試合結果
→△×○○○
☆注目選手:関口選手、荒木選手、野津田選手
☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン
※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。
☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ブラウブリッツ秋田vsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J2リーグ 第40節 2021/11/21
この試合の注目ポイントは3つ。まず1つ目はサイドの攻防を制するものが試合を制すこと。試合中に可変することはありますが、ヴァンフォーレの基本のフォーメーションは3-4-2-1。一方対戦相手の山口も基本フォーメーションは3-4-2-1。このフォーメーションは3バックで中央を固めて守るため、どうしてもサイドにスペースが生まれやすくなります。3バックの両脇を攻撃の起点として攻めていくためには、サイドの攻防を重要視することで状況の打開を図れると思います。そこで注目されるポジションがウイングバック。攻守の場面に応じて上下動を繰り返す豊富な運動量が求められるチームのエンジン的な役割を担いますが、対峙する同じウイングバックの選手との駆け引きを制して攻め上がりが多ければ多くなるほどそちらのチームがチャンスを作れると思います。ヴァンフォーレには荒木選手と関口選手(須貝選手)というJ2でも屈指の能力を誇るウイングバックが左右のポジションにいます。彼らは運動量はもちろん、縦に抜けるスピードや利き足のキック精度の高さによってサイドのイニシアティブを取れる選手なので、彼らにボールを渡すときにはなるべくフリーになる状況を作り出して伸び伸びと勝負していく環境を整えたいですね。またウイングバックの選手だけではなかなか守備網を突破できない場面も出てくると思います。そのときはシャドーの選手やボランチの選手とも協力し、周囲で連携を取りフォローし合いながら敵陣深くまでサイドから潜り込む攻撃を積極的に仕掛けていきたいですね。
注目ポイント2つ目はヘニキ選手とまともに競り合わない攻撃の工夫を行うこと。山口に在籍し2年目となるブラジル人のヘニキ選手は最近では主に3バックの右側を担当。182cmとCBにしてはそんなに上背はないものの、ラグビー選手のようなガッチリとした体格を活かした当たりの強さで優位に競り合うための良いポジショニングを取れる選手。ゴール前ではそのフィジカルの強さを駆使して相手マーカーに自由に競り合えないようにさせるディフェンスができます。その屈強なヘニキ選手と競り合わないためには彼がいる3バックの右側から突破を仕掛けてクロスボールを上げることが求められます。ヘニキ選手は突破されない対応をしますが、クロスボールを上げてしまえば彼はゴール前におらず競り合えないので、そのようなシーンを何度も作っていくことでヴァンフォーレのゴール前での決定機は増えていくと思います。競り合いに強いタイプの相手選手をゴール前からエリア外へと誘い込み、その隙を狙ってフィニッシュを完結させる工夫がヴァンフォーレの攻撃陣には必要だと思います。
注目ポイント3つ目はセットプレーの大切さ。対戦相手の山口はJ2残留争いからは抜け出していますが、ホーム最終戦ということもあり大勢のサポーターが集まるスタジアムで勝って良いフィニッシュを迎えたいと思っているはずです。そのような士気が高い状態の相手と対戦する際は接戦にもつれ込むことが多く、1点を争う展開になることが濃厚。なかなか決定的チャンスを活かせられないときには混戦状態でも関係なく出し手と受け手の点と点で結びついて得点できるセットプレーの機会が非常に重要になります。キッカーとなる野津田選手の精度の高い左足からゴール前でたくましく競り合える存在に期待したいところ。190cmのメンデス選手はもちろんターゲットの筆頭候補となりますが、同じくポストプレーのできる長身のウィリアン・リラ選手などをゴール前の囮として、その裏から浦上選手や新井選手が走り込んで押し込むシーンも見たいですね。ヴァンフォーレと同じように山口にもセットプレーは得点チャンスとなってくるので、攻撃面ではもちろん守備面でも集中力をより高めてセットプレーの場面に臨みたいですね。
…直接FKが狙える高井選手や今シーズン好セーブを連発しているGK関選手&そして終盤のパワープレー要員となる梅木選手など、山口には粒ぞろいの選手が揃っています。チームも名塚監督に代わってから好調をキープしているので、ヴァンフォーレは油断していたら足元をすくわれると思います。敵地で難しい環境での試合となりますが、選手たちには集中力を90分間持続させてモチベーション高くプレーしてほしいですね。そして白星で勝ち点3をお土産に山梨へ帰ってきてほしいと思います。勝利を掴み取れヴァンフォーレ!
☆2021年のヴァンフォーレ検定を作成してみました!
2021年ヴァンフォーレ甲府検定
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