ヴァンフォーレ甲府はチームに所属している今津選手がJ1サガン鳥栖へ完全移籍することを8月21日に発表しました。
◇今津 佑太(いまづ ゆうた)選手◇
ここからが過去記事
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今津選手は山梨県南アルプス市出身1995年生まれの現在25歳。幼少期は甲西のクラブチームに所属し、千葉に渡り流通経済大学柏高校から流通経済大学へ進学。大学では最終学年の春に足を手術した影響もあってJリーグクラブから声がかかりませんでしたが、2018年のヴァンフォーレ1次キャンプに練習生として参加。そこでのアピールが実り、正式にチームの一員として契約を結びました。シーズン序盤戦は試合に出たり出なかったりを繰り返していましたが、指揮官が上野監督に代わってから完全にレギュラーに定着。2018年シーズンはリーグ戦&ルヴァンカップ&天皇杯合わせて公式戦56試合をこなす過密スケジュールだったにも関わらず、多くの試合にフル稼働の充実したルーキーシーズンを過ごしました。在籍2年目は一転して苦しいシーズンに。コーチから昇格した伊藤監督のチーム方針に合わず、また同じポジションにエデル・リマ選手という強力なライバルがいたために出場機会が激減。リーグ戦わずか5試合出場のみともどかしい日々を過ごします。3年目となる今シーズン(2020年)はチームが若返りを図る上での守備の中心選手として今津選手がキープレーヤーとなり活躍。出場数はチームトップタイの36試合出場&フィールドプレーヤートップの出場時間を記録。大胆なターンオーバーで選手が試合ごとに変わるシーズンでしたが、今津選手はまさに守備の大黒柱としてその存在感を示しました。
今津選手は184cmの長身を活かした競り合いの強さが最大の魅力の選手。屈強なフィジカルを誇る外国籍FWにも物怖じせずに向かっていく気持ちの強さは相当なもので、一度失敗してもまたすぐに勝負を挑むハートの強さは天下一品。まさに気持ちを前面に表して守備をするファイター型センターバックで、守勢時のセットプレーでは自陣ゴール前で心強い壁となり攻勢時のセットプレーでは敵陣での競り合いから貴重な得点源になります。そしてなにより明るいムードメーカー的な性格で、チームメートに率先してコミュニケーションを図る今津選手。外国籍選手たちにも好評で練習場でドゥドゥ選手やウタカ選手などによく名前を呼ばれて可愛がられイチャイチャしていたことを覚えています。地元出身ということと楽しそうにプレーする姿からヴァンフォーレサポーターからも絶大な人気を誇っていた選手の一人。そのような選手がいなくなるのはとてもさみしいのですが、Jリーグの平均年齢が約26歳と短いプロサッカー人生において、早い段階でより高いレベルでプレーし日本代表入りを目指したい気持ちは理解できます。移籍先のサンフレッチェ広島は柏選手や佐々木選手など元ヴァンフォーレの選手たちが所属し、指揮官が城福監督ということもヴァンフォーレに縁があります。ヴァンフォーレから来たら良い選手なんだという太鼓判を押されている感じがあると思うので、その評価に負けないように&さらに評価を上回れるような活躍を今津選手にはみせてほしいですね。個人的にも指折りのお気に入り選手なので、厳しいポジション争いが待っているとは思いますが、柏選手や佐々木選手など先人たちを見習ってレギュラーに定着しJ1での広島の躍進に貢献してほしいと思います。チームは違えどこれからも変わらず応援しますよ。頑張れ今津選手!そしてJ1で会おう!
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2020年12月29日過去記事
…満を持して2021年にサンフレッチェ広島への移籍を果たした今津選手。城福監督のもと4バックを採用していたチームのなかでCBや右サイドバックにも挑戦するなど、シーズン前半戦を中心に出場数を伸ばします。しかしチームの調子が上がらずシステムも3バックに変更するとポジション争いで後手を踏み、佐々木選手や野上選手&荒木選手などの壁に阻まれて次第に出番が減少していきます。ルヴァンカップには試合出場できましたが、広島1年目はリーグ戦で15試合出場とチームに欠かせない存在とまではいきませんでしたね。2年目を迎えた2022年シーズンは今津選手にとって試練のシーズンに。指揮官がスキッベ監督となり、ドイツ流の3-4-2-1のフォーメーションに慣れずに苦しみます。先発2試合の5試合出場に終わりポジション争いで完全に遅れをとってしまいました。J1の高い壁を知った今津選手は環境を変えるために昨シーズン(2023年)はJ2のV・ファーレン長崎への移籍を決意。ブラジル人のカリーレ監督の信頼をさっそく掴み、シーズン序盤戦から後半戦で主に出場機会を得て20試合に出場。ケガも多く離脱する期間も目立ちましたが、7位となったチームの守備を支えました。シーズンが終了し新シーズンに向けて守備強化を進めていたヴァンフォーレが彼の存在に注目。完全移籍で古巣ヴァンフォーレへの復帰が決定しました。
今回移籍が成立したことで、今津選手はヴァンフォーレに4年ぶりの帰還となります。28歳というサッカー選手として脂が乗った年齢となりました。山梨県南アルプス市出身ということもあり、地元出身の選手が戻ってきてくれることにまず嬉しさがこみ上げてきますね。しかもそれがあの今津選手なのでその喜びもひとしお。また小瀬のピッチに熱い男が帰ってきます。元々熱くディフェンスをする選手でしたが、広島や長崎でのプレーを経てそこに厳しさがプラスされたと思うので、持ち味である184cmの長身を活かした空中戦と対人プレーの強さをみせながら、大声で守備陣を統率する姿も早く近くで見たいですね。屈強な相手の外国籍選手と競り合うたびに大きな叫び声を上げてサポーターを沸かしていた熱く魂のこもったディフェンスをよろしくお願いします!ACLの躍進とJ1昇格に導く活躍を期待しています。とりあえず今津選手おかえりなさい。そしてともにまた頑張りましょう!
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2024年1月13日記事。ここまでが過去記事
28歳となり約4年ぶりのヴァンフォーレ復帰となった今シーズンはACLのノックアウトステージ蔚山現代戦で移籍後ヴァンフォーレデビューを飾ります。結果は2試合トータルで5失点の完敗となりましたが、篠田監督が挑戦する4バックのディフェンスリーダーとしてその可能性を大いに発揮します。アジアの舞台は終わりましたが、J2リーグ戦では孫選手やマンシャ選手とCBのコンビを組んで先発出場。守備の柱としてチームの守備をまとめ上げて序盤戦の勝ち点獲得に貢献。試合出場数も積み重ねて順調な船出に見えましたが、所属選手の相次ぐケガによる戦線離脱はCBのポジションにも波及し、今津選手は試合ごとにコンビを組む選手が変わる状況に苦しみます。サイドバックやボランチもメンバーが変わることで今までできていた守備のカバーリングなどの連携がうまく取れなくなり失点数も増加。4月3日鹿児島戦で1対0で勝利してから13試合連続で失点するなど、ディフェンスリーダーとして失点増の守備の責任を感じることになります。この頃から自身のプレーも不安定となり、レッドカードによる退場や自陣深くで不用意なパスからの失点など敗戦に絡むミスで嘆く今津選手の姿がみられるようになります。篠田体制末期はシステムが4バックから3バックに変更となった後も白星が残せず、篠田監督が成績不振のため契約解除となり大塚新監督に変わると同じ3バックながらチームの方針が変更。林田選手が新しい3バックのディフェンスリーダーに抜擢されてチームが次第に勝ち点を取れるようになると今津選手の出場機会は激減。大塚体制下では結局初戦の徳島戦での出場が先発での最後の試合となりました。このままチームに残っていてもケガ人が復帰したことにより今シーズン残りの試合で出場数増加が見込めないことと、J1で多数の主力選手が移籍し極度の不振に喘いでいる鳥栖が守備面での強化を模索。そのスポットライトが今津選手に当たったことでシーズン途中の移籍を決意。選手登録期間のギリギリとなる19日オファー21日完全移籍での獲得発表となりました。今シーズンヴァンフォーレでの成績は23試合出場0得点。
今津選手は広島や長崎でのプレー経験を経て、2018年から2020年まで在籍していたヴァンフォーレでみせていたような、機敏に動き大声を上げての気合いの入った勢いのあるディフェンスが影を潜め、まるで悟りを開いたかのようなクレバーなディフェンスをするタイプの選手へと変わっていたことが一番の衝撃でしたね。無駄な動きをしないと言えば聞こえが良いのですが、彼の持ち味で魅力でもあった激しさや思い切った攻撃参加によるヘディングでゴールを狙うプレーなどの機会が少なくなっていたのは少し残念な感じがしました。しかし持ち前の空中戦の強さは相変わらずあり、守備面でその良さが出ていたと思います。そして全体のディフェンスのバランスを考えながらポジショニングにつき、味方に指示を送り守備統率していたことも今津選手が大人のプレーヤーになったなと思う瞬間でもありました。今シーズンは今津選手にとって苦い思い出の方が強いかもしれませんが、ケガ人が続出し守備陣が思うように揃わずチームのディフェンスが崩壊状態となるなかで、常にコンディションを万全にして試合に出場し続けたのは今津選手の日頃の努力の賜物だと個人的には思います。チームが勝てない原因を守備の不安定さが関係しているとしてディフェンスリーダーとしてサポーターからの批判を受ける割合も格段に多かったとは思いますが、その苦い経験を糧にして移籍する鳥栖で再び羽ばたけるように彼の活躍を期待したいですね。鳥栖は現在J1で札幌に次ぐ2番目の失点数の多さに苦しんでいます。今津選手が失点を食い止める原動力となれるように頑張ってほしいですね。4年ぶり復帰の今回は約8ヶ月間という短い在籍となりましたが、チームを支えてくれてありがとうございました。いつかヴァンフォーレが昇格しJ1の舞台で今津選手と戦えることを願っています!
◇今津 佑太(いまづ ゆうた)選手◇
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今津選手は山梨県南アルプス市出身1995年生まれの現在25歳。幼少期は甲西のクラブチームに所属し、千葉に渡り流通経済大学柏高校から流通経済大学へ進学。大学では最終学年の春に足を手術した影響もあってJリーグクラブから声がかかりませんでしたが、2018年のヴァンフォーレ1次キャンプに練習生として参加。そこでのアピールが実り、正式にチームの一員として契約を結びました。シーズン序盤戦は試合に出たり出なかったりを繰り返していましたが、指揮官が上野監督に代わってから完全にレギュラーに定着。2018年シーズンはリーグ戦&ルヴァンカップ&天皇杯合わせて公式戦56試合をこなす過密スケジュールだったにも関わらず、多くの試合にフル稼働の充実したルーキーシーズンを過ごしました。在籍2年目は一転して苦しいシーズンに。コーチから昇格した伊藤監督のチーム方針に合わず、また同じポジションにエデル・リマ選手という強力なライバルがいたために出場機会が激減。リーグ戦わずか5試合出場のみともどかしい日々を過ごします。3年目となる今シーズン(2020年)はチームが若返りを図る上での守備の中心選手として今津選手がキープレーヤーとなり活躍。出場数はチームトップタイの36試合出場&フィールドプレーヤートップの出場時間を記録。大胆なターンオーバーで選手が試合ごとに変わるシーズンでしたが、今津選手はまさに守備の大黒柱としてその存在感を示しました。
今津選手は184cmの長身を活かした競り合いの強さが最大の魅力の選手。屈強なフィジカルを誇る外国籍FWにも物怖じせずに向かっていく気持ちの強さは相当なもので、一度失敗してもまたすぐに勝負を挑むハートの強さは天下一品。まさに気持ちを前面に表して守備をするファイター型センターバックで、守勢時のセットプレーでは自陣ゴール前で心強い壁となり攻勢時のセットプレーでは敵陣での競り合いから貴重な得点源になります。そしてなにより明るいムードメーカー的な性格で、チームメートに率先してコミュニケーションを図る今津選手。外国籍選手たちにも好評で練習場でドゥドゥ選手やウタカ選手などによく名前を呼ばれて可愛がられイチャイチャしていたことを覚えています。地元出身ということと楽しそうにプレーする姿からヴァンフォーレサポーターからも絶大な人気を誇っていた選手の一人。そのような選手がいなくなるのはとてもさみしいのですが、Jリーグの平均年齢が約26歳と短いプロサッカー人生において、早い段階でより高いレベルでプレーし日本代表入りを目指したい気持ちは理解できます。移籍先のサンフレッチェ広島は柏選手や佐々木選手など元ヴァンフォーレの選手たちが所属し、指揮官が城福監督ということもヴァンフォーレに縁があります。ヴァンフォーレから来たら良い選手なんだという太鼓判を押されている感じがあると思うので、その評価に負けないように&さらに評価を上回れるような活躍を今津選手にはみせてほしいですね。個人的にも指折りのお気に入り選手なので、厳しいポジション争いが待っているとは思いますが、柏選手や佐々木選手など先人たちを見習ってレギュラーに定着しJ1での広島の躍進に貢献してほしいと思います。チームは違えどこれからも変わらず応援しますよ。頑張れ今津選手!そしてJ1で会おう!
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2020年12月29日過去記事
…満を持して2021年にサンフレッチェ広島への移籍を果たした今津選手。城福監督のもと4バックを採用していたチームのなかでCBや右サイドバックにも挑戦するなど、シーズン前半戦を中心に出場数を伸ばします。しかしチームの調子が上がらずシステムも3バックに変更するとポジション争いで後手を踏み、佐々木選手や野上選手&荒木選手などの壁に阻まれて次第に出番が減少していきます。ルヴァンカップには試合出場できましたが、広島1年目はリーグ戦で15試合出場とチームに欠かせない存在とまではいきませんでしたね。2年目を迎えた2022年シーズンは今津選手にとって試練のシーズンに。指揮官がスキッベ監督となり、ドイツ流の3-4-2-1のフォーメーションに慣れずに苦しみます。先発2試合の5試合出場に終わりポジション争いで完全に遅れをとってしまいました。J1の高い壁を知った今津選手は環境を変えるために昨シーズン(2023年)はJ2のV・ファーレン長崎への移籍を決意。ブラジル人のカリーレ監督の信頼をさっそく掴み、シーズン序盤戦から後半戦で主に出場機会を得て20試合に出場。ケガも多く離脱する期間も目立ちましたが、7位となったチームの守備を支えました。シーズンが終了し新シーズンに向けて守備強化を進めていたヴァンフォーレが彼の存在に注目。完全移籍で古巣ヴァンフォーレへの復帰が決定しました。
今回移籍が成立したことで、今津選手はヴァンフォーレに4年ぶりの帰還となります。28歳というサッカー選手として脂が乗った年齢となりました。山梨県南アルプス市出身ということもあり、地元出身の選手が戻ってきてくれることにまず嬉しさがこみ上げてきますね。しかもそれがあの今津選手なのでその喜びもひとしお。また小瀬のピッチに熱い男が帰ってきます。元々熱くディフェンスをする選手でしたが、広島や長崎でのプレーを経てそこに厳しさがプラスされたと思うので、持ち味である184cmの長身を活かした空中戦と対人プレーの強さをみせながら、大声で守備陣を統率する姿も早く近くで見たいですね。屈強な相手の外国籍選手と競り合うたびに大きな叫び声を上げてサポーターを沸かしていた熱く魂のこもったディフェンスをよろしくお願いします!ACLの躍進とJ1昇格に導く活躍を期待しています。とりあえず今津選手おかえりなさい。そしてともにまた頑張りましょう!
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2024年1月13日記事。ここまでが過去記事
28歳となり約4年ぶりのヴァンフォーレ復帰となった今シーズンはACLのノックアウトステージ蔚山現代戦で移籍後ヴァンフォーレデビューを飾ります。結果は2試合トータルで5失点の完敗となりましたが、篠田監督が挑戦する4バックのディフェンスリーダーとしてその可能性を大いに発揮します。アジアの舞台は終わりましたが、J2リーグ戦では孫選手やマンシャ選手とCBのコンビを組んで先発出場。守備の柱としてチームの守備をまとめ上げて序盤戦の勝ち点獲得に貢献。試合出場数も積み重ねて順調な船出に見えましたが、所属選手の相次ぐケガによる戦線離脱はCBのポジションにも波及し、今津選手は試合ごとにコンビを組む選手が変わる状況に苦しみます。サイドバックやボランチもメンバーが変わることで今までできていた守備のカバーリングなどの連携がうまく取れなくなり失点数も増加。4月3日鹿児島戦で1対0で勝利してから13試合連続で失点するなど、ディフェンスリーダーとして失点増の守備の責任を感じることになります。この頃から自身のプレーも不安定となり、レッドカードによる退場や自陣深くで不用意なパスからの失点など敗戦に絡むミスで嘆く今津選手の姿がみられるようになります。篠田体制末期はシステムが4バックから3バックに変更となった後も白星が残せず、篠田監督が成績不振のため契約解除となり大塚新監督に変わると同じ3バックながらチームの方針が変更。林田選手が新しい3バックのディフェンスリーダーに抜擢されてチームが次第に勝ち点を取れるようになると今津選手の出場機会は激減。大塚体制下では結局初戦の徳島戦での出場が先発での最後の試合となりました。このままチームに残っていてもケガ人が復帰したことにより今シーズン残りの試合で出場数増加が見込めないことと、J1で多数の主力選手が移籍し極度の不振に喘いでいる鳥栖が守備面での強化を模索。そのスポットライトが今津選手に当たったことでシーズン途中の移籍を決意。選手登録期間のギリギリとなる19日オファー21日完全移籍での獲得発表となりました。今シーズンヴァンフォーレでの成績は23試合出場0得点。
今津選手は広島や長崎でのプレー経験を経て、2018年から2020年まで在籍していたヴァンフォーレでみせていたような、機敏に動き大声を上げての気合いの入った勢いのあるディフェンスが影を潜め、まるで悟りを開いたかのようなクレバーなディフェンスをするタイプの選手へと変わっていたことが一番の衝撃でしたね。無駄な動きをしないと言えば聞こえが良いのですが、彼の持ち味で魅力でもあった激しさや思い切った攻撃参加によるヘディングでゴールを狙うプレーなどの機会が少なくなっていたのは少し残念な感じがしました。しかし持ち前の空中戦の強さは相変わらずあり、守備面でその良さが出ていたと思います。そして全体のディフェンスのバランスを考えながらポジショニングにつき、味方に指示を送り守備統率していたことも今津選手が大人のプレーヤーになったなと思う瞬間でもありました。今シーズンは今津選手にとって苦い思い出の方が強いかもしれませんが、ケガ人が続出し守備陣が思うように揃わずチームのディフェンスが崩壊状態となるなかで、常にコンディションを万全にして試合に出場し続けたのは今津選手の日頃の努力の賜物だと個人的には思います。チームが勝てない原因を守備の不安定さが関係しているとしてディフェンスリーダーとしてサポーターからの批判を受ける割合も格段に多かったとは思いますが、その苦い経験を糧にして移籍する鳥栖で再び羽ばたけるように彼の活躍を期待したいですね。鳥栖は現在J1で札幌に次ぐ2番目の失点数の多さに苦しんでいます。今津選手が失点を食い止める原動力となれるように頑張ってほしいですね。4年ぶり復帰の今回は約8ヶ月間という短い在籍となりましたが、チームを支えてくれてありがとうございました。いつかヴァンフォーレが昇格しJ1の舞台で今津選手と戦えることを願っています!