ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

VFKレジェンドマッチ〜対ザスパクサツ群馬〜

2024-07-31 | Weblog
いきなりですが新企画をスタートさせます。題して『VFKレジェンドマッチ』。

これまでこのブログでは『ベストゲームセレクション』というコーナーをコツコツと続けていまして、おかげさまで第58弾(2024年5月)まで展開してきました。しかし紹介し過ぎた影響で自分自身過去に紹介した動画なのか新しいものなのか頭が追いつかなくなるケースが多々あり、またネタが少なくなっていることも懸念点としてありました。なのでこのタイミングで『ベストゲームセレクション』のコーナーを休止し、またイチからヴァンフォーレ甲府が素晴らしい試合をした動画を紹介するリニューアルコーナーを始めたいと思います。一旦すべてリセットするかたちを取るのでこのコーナーでは以前紹介した動画もバンバン出てきますが、どうぞご了承ください。

では記念すべき『VFKレジェンドマッチ』第1回目で紹介する対象試合はこちらです!



2021.9.12 2021明治安田生命J2リーグ 第29節 vs.ザスパクサツ群馬



2021年9月に行われた明治安田生命J2リーグ第29節ザスパクサツ群馬戦。2枠のJ1昇格の椅子を獲得するために磐田と京都の上位2クラブを懸命に追っていたヴァンフォーレ。そこに待ち構えたのが16位につけていた群馬でした。群馬のホームに乗り込んだヴァンフォーレは前半6分にセットプレーから浦上選手のヘディングシュートで幸先よく先制点を獲得。途中群馬にあわやの場面を作られるものの河田選手のセーブや体を張ってブロックしたDF陣の奮闘もあり失点を0で抑えます。後半が始まった2分後には左サイドの展開からクロスボールを中央でウィリアン・リラがポストプレーを行うと、右側で走り込んできた荒木選手にパスを供給。荒木選手は左足で冷静にゴールに流し込んで追加点をゲットします。続く後半21分にも長谷川選手のスルーパスに反応した荒木選手が右サイドを駆け上がるとタイミングよくファーサイドに絶妙なクロスボールを送り、そこに詰めていたウィリアン・リラ選手がゴールに押し込みダメ押し点。3対0という会心のスコアで群馬に勝利し、3位グループに食い込んでさらなる上位進出を目指すのでした。

2021年と言えば伊藤彰監督体制の集大成となるシーズンで、J1昇格の目標こそ叶いませんでしたが最終的には3位というあと一歩のところまで迫れた年でした。この頃のメンバーには野津田選手を始め須貝選手や長谷川選手など、J1クラブに羽ばたいていった選手が多く在籍していましたね。3年前ですがとても懐かしく感じます。またコロナ禍の影響で声が出せずに手拍子で応援している当時の光景も動画から伝わってくるので、現在の全力で声を張り上げて応援できる幸せも噛み締めることができると思います。

J2リーグはパリ五輪開催の中断期間がJ1・J3より一足早く明け、8月3日から再開します。その中断明け初戦でヴァンフォーレはアウェーでザスパ群馬と対戦するので、この動画の当時のように敵地で強いチームの姿をみせて良いスタートダッシュを決めてほしいと思います。

J2残留の可能性を考える

2024-07-30 | Weblog
現在熾烈な熱い戦いが続いているJ2リーグ。8年ぶりのJ1昇格を目指して頑張っていたヴァンフォーレでしたが、思うような成績を挙げられずにチームを率いていた篠田監督がシーズン途中で契約解除に追い込まれる事態に。低迷を脱却するため篠田監督のもとで参謀を務めていた大塚コーチが監督に昇格し、新たな体制でチームは再出発を図っています。巻き返そうと動き出しているヴァンフォーレですが、第24節を終えた現在の順位は16位。今シーズンのJ2は18位以下がJ3に降格する条件のなかで、18位鹿児島との勝ち点差がわずか ‘3’ と気がつけばいつの間にか背後まで迫られている状態となっています。心理的には前を見ていたいためにJ3降格の可能性は目を背けたくなりますが、ここでは覚悟を決めてその可能性をこのタイミングで考えておきたいと思います。

まず前置き情報として、今シーズンからJ2は長らく続いていた22チームから2チーム数を減らし、20チーム制のリーグとしてスタートしています。22チーム制は過去にJ2のデータがあったので参照しやすかったのですが、20チーム制は過去に日本で3例(2021年J1・2011年J2・2023年J3)しかなく日本でのデータがほとんど使えなかったのが頭を悩ますポイントでした。そこで20チーム制を1995年から採用しているイングランドプレミアリーグにスポットライトを当て、過去10シーズンのデータを用いてそこからJ2残留のラインとなる17位の平均勝ち点、降格圏内となる18位から20位の平均勝ち点を導き出していきます。


【プレミアリーグ直近過去10シーズンの順位(17位〜20位)】
◇2023〜24◇
17位∶ノッティンガム(32)
18位∶ルートン(26)
19位∶バーンリー(24)
20位∶シェフィールド(16)

◇2022〜23◇
17位∶エバートン(36)
18位∶レスター(34)
19位∶リーズ(31)
20位∶サウザンプトン(25)

◇2021〜2022◇
17位∶リーズ(38)
18位∶バーンリー(35)
19位∶ワトフォード(23)
20位∶ノーリッジ(22)

◇2020〜2021◇
17位∶バーンリー(39)
18位∶フラム(28)
19位∶WBA(26)
20位∶シェフィールド(23)

◇2019〜2020◇
17位∶アストン・ビラ(35)
18位∶ボーンマス(34)
19位∶ワトフォード(34)
20位∶ノーリッジ(21)

◇2018〜2019◇
17位∶ブライトン(36)
18位∶カーディフ(34)
19位∶フラム(26)
20位∶ハダースフィールド(16)

◇2017〜2018◇
17位∶サウザンプトン(36)
18位∶スウォンジー(33)
19位∶ストーク(33)
20位∶WBA(31)

◇2016〜2017◇
17位∶ワトフォード(40)
18位∶ハル(34)
19位∶ミドルスブラ(28)
20位∶サンダーランド(24)

◇2015〜2016◇
17位∶サンダーランド(39)
18位∶ニューカッスル(37)
19位∶ノーリッジ(34)
20位∶アストン・ビラ(17)

◇2014〜2015◇
17位∶アストン・ビラ(38)
18位∶ハル(35)
19位∶バーンリー(33)
20位∶QPR(30)

※順位→クラブ名→(勝ち点)の順

◇10シーズン平均◇
17位∶36
18位∶33
19位∶29
20位∶22
※小数点以下切り捨て

今年のJ2リーグと同様の1シーズン20チーム38試合制を採用しているプレミアリーグ。直近過去10シーズンのデータのうち、17位から20位までの平均勝ち点を割り出しました。先に現在のヴァンフォーレの状況を見てみます。


【2024年明治安田J2リーグ第24節終了時の順位〜16位から20位〜】
16位∶ヴァンフォーレ甲府(26)
17位∶水戸ホーリーホック(23)
18位∶鹿児島ユナイテッド(23)
19位∶栃木SC(21)
20位∶ザスパクサツ群馬(13)


J2リーグは下位3チームがJ3への降格が決まるので、ギリギリ降格を免れるのが17位。プレミアリーグのデータから見るとその17位の平均勝ち点が36なので、現在勝ち点26のヴァンフォーレは残り試合で勝ち点を ‘10’ 以上積み上げる必要があります。

【残り14試合で勝ち点10以上獲得するパターン】
①4勝以上 ②3勝1分10敗 ③2勝4分8敗 ④1勝7分6敗 ⑤10分4敗

このパターンで考えてみるとJ2残留のノルマは③。残り14試合で2勝できれば大型連敗しない限りはクリアできると思います。ただしあくまでこのデータは平均勝ち点を基準にしています。実際に日本で20チーム38試合制が行われた過去3例では…

2021年J1∶17位 徳島ヴォルティス(36)
2011年J2∶17位 水戸ホーリーホック(42)
2023年J3∶17位 FC琉球(43)

もちろん勝ち点36でもJ2残留の可能性は見えてくるのですが、2011年と2023年の18位クラブがいずれも勝ち点41だったことを考慮すると、現実的に考えると余分を持たせて勝ち点42は欲しいところ。ここまで勝ち点を伸ばせばセーフティに残留が見えてくると思います。なのでヴァンフォーレは実際では残り14試合で勝ち点16獲得を目指して頑張ってほしいですね。

最後に残り14試合の対戦カードも載せておきます。


【ヴァンフォーレ甲府残り14試合の対戦カード】
第25節(8月3日) 対ザスパクサツ群馬 アウェー
第26節(8月10日) 対藤枝MYFC ホーム
第27節(8月17日) 対清水エスパルス アウェー
第28節(8月25日) 対栃木SC アウェー
第29節(8月31日) 対鹿児島ユナイテッド ホーム
第30節(9月11日or25日) 対ロアッソ熊本 ホーム
第31節(9月15日) 対横浜FC アウェー
第32節(9月21日) 対ベガルタ仙台 アウェー
第33節(9月28日) 対モンテディオ山形 ホーム
第34節(10月5日) 対ファジアーノ岡山 ホーム
第35節(10月19日) 対ジェフ千葉 アウェー
第36節(10月27日or30日) 対レノファ山口 アウェー
第37節(11月3日or10月23日) 対ブラウブリッツ秋田 ホーム
第38節(11月10日) 対水戸ホーリーホック ホーム


今シーズンJ1昇格の望みを繋げられるプレーオフ進出は今から12〜13勝しなければならないのでかなり厳しいものになっていますが、一桁順位ならまだ可能性が残されていると思います。J2残留はもちろん最低限しなければいけないこれからの目標となりますが、それよりも高みの目標を設定しそれに向かって努力し続ける強い精神力を大塚新体制のもとで発揮してほしいと思います。




※今回はプレミアリーグの20チーム制を基にして、過去10シーズンの平均値のデータでJ2残留の可能性を考えてみました。チーム力の違いがはっきりしているプレミアリーグの勢力図と実力伯仲の混戦Jリーグの違いはあるのでそのままデータが正確に反映できるかは断定しかねますが、参考程度にご覧ください。

夏休み特別企画〜練習見学2024年7月編〜

2024-07-28 | Weblog
現在J2リーグはパリ五輪開催のため約3週間の中断期間中(8月3日再開)。そこで夏休み突入記念も兼ねまして、試合が行われないこの期間を利用してこれまで紹介しきれていなかった撮りためていた写真を一気に紹介したいと思います。

第6弾となる今回は7月に行った練習見学の様子をお伝えしたいと思います。




今回練習が行われたのは昭和町にあります昭和押原公園芝生・人工芝グラウンド。韮崎中央公園芝生グラウンド&山梨大学医学部グラウンドとともに、主にチームがトレーニングを行う練習拠点の一つになっています。ここは公園になっていて、子供の遊具やストレッチができるような補助器具も設置されており、バスケットゴールもありましたね。ただしダンクは禁止です。





練習開始予定時間から約30分後くらいに選手たちはグラウンドに出てきました。クラブ棟でミーティングしてたのかな?笑顔も見られますね。




端に寄せてあったゴールを設置するために選手みんなで運びます。これまで過去に何度か選手たちのゴール運びを見てきましたが、監督が率先して運んでいる姿を初めて見ました。大塚監督は行動力があるなぁ。








ダッシュ練する選手たち。ちなみにこの日の午後に移籍が発表されたので、ファビアン ゴンザレス選手のヴァンフォーレでのラストトレーニング姿。大宮でも頑張れよ!





ケガで再離脱していたヘナト アウグスト選手は普通に全体練習ができるまでに回復してましたね。神谷選手も同様。復帰組が中断再開後のポジション争いをより一層盛り上げる存在となります。




佐藤選手と小林選手。




20歳の内藤選手。世代は一つ上ですが、現在行われているパリ五輪でのU-23日本代表の快進撃を見て刺激を受けていることは間違いないと思います。ヴァンフォーレで結果を残して再び代表入りを狙いましょう!




リフティングを行う林田選手。中盤の底の位置で仕掛けてくる相手を止めるいぶし銀の守備職人です。個人的には試合中こういう選手を目で追ってしまうことが多いですね。




復帰から順調な回復ぶりをみせ、最近の試合出場に繋げている孫選手。彼の復帰が実質的な補強のようなものだと個人的には思います。




水野選手。小顔でシュッとしてて格好良いですね。持ち前のスピードと攻撃性でシーズン後半戦の切り札になってくれ!





GK練習する3人。河田選手は別メニューでしたが同じ空間で元気な姿をみせてくれていたし、とりあえずはGK危機から脱した感じですね。コ・ボンジョ選手は奇跡のカメラ目線。だいぶ遠く離れてるのになぁ。




三沢選手もエンジン全開でした。中盤のコンダクターとして唯一無二なゲームメーク力を発揮してください!





コーナーフラッグを振り回したり、ゴールを運ぶみんなの誘導係となるお調子者マンシャ選手。学校でやってたら怒られるやつですね(笑)




ゴールを決めて喜ぶウタカ選手。笑顔が弾けます。






全体練習終了後に林田選手と内藤選手の誕生日を祝うためにケーキを持ってくる飯島選手&鳥海選手&中山選手の3人組。バースデーソングを歌い、飯島選手は孫選手に頭をワシワシされてますね。こういう光景でも選手たちの性格や関係性が分かるので面白いですね。




ニヤリと笑顔の今津選手。シーズン終盤戦もよろしく頼みます!




談笑するベテラン勢。




ストレッチしていた山本選手に話しかける大塚監督。なんかエモいなぁ。




選手たちの帰りを待つ長い列。ちなみに抽選で選ばれた人たちがファンサービスを受けられます。こういうところでもクラブの人気の高さが分かりますね。











7月中の練習見学はもうありませんが、興味がありましたら8月に予定される練習見学公開日に行ってみてはいかがでしょうか?ただし行かれる際は感染症と熱中症対策は万全にしてくださいね。

夏休み特別企画〜天皇杯セレッソ大阪戦の写真公開〜

2024-07-26 | Weblog
現在J2リーグはパリ五輪開催のため約3週間の中断期間中(8月3日再開)。そこで夏休み突入記念も兼ねまして、試合が行われないこの期間を利用してこれまで紹介しきれていなかった撮りためていた写真を一気に紹介したいと思います。





第5弾となる今回紹介するのは、7月10日にJITリサイクルインクスタジアムにて行われた天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会3回戦 セレッソ大阪戦です。




通常の天皇杯は会場がガラガラなイメージがあったのですが、今回はキッチンカーもたくさん出店しており多くのサポーターで賑わっていましたね。セレッソさんのサポーターも多かった。






今回取ったチケットが久しぶりのホームゴール裏席。リーグ戦などいつもは戦況を分析しながら落ち着いて観戦したいので横からピッチが見やすいバックスタンド席がほとんどなのですが、天皇杯という特別な舞台を純粋に楽しむために今回敢えてゴール裏をチョイスしました。周りのみんなと応援頑張るぞ!





ビジターチームのセレッソ大阪。平日ナイターゲームにも関わらず大勢の方がスタジアムに来てくれていました。ゲーフラ格好良い!






練習を行う三沢選手&マンシャ選手&ファビアン ゴンザレス選手。マンシャ選手は角刈りのヘアスタイルは卒業したのかな?ファビアン ゴンザレス選手はこの日がヴァンフォーレでのラストゲームでした。




円陣を組むヴァンフォーレの選手たち。




ボールをキープする小林選手。




C大阪は香川選手が先発出場していました。世界を渡り歩いたスーパースターの香川を小瀬で再び生で見れたのは幸せでした。




大旗の方々はこのように一生懸命頑張っています。上げ下げが大変そうですが、良いフィジカルトレーニングになりそうですね。







後半開始早々のウタカ選手の先制点のシーン。得点が決まった瞬間スタンドが一斉に盛り上がり、山内選手がベンチから飛び出してウタカ選手に抱きつきますね。




得点を取ったウタカ選手は大塚新監督とガッチリとハグをします。監督に捧げる1点というところでしょうか。





90分間の決着を目指してC大阪はJ1得点ランキングトップのレオ・セアラ選手を始めとして、カピシャーバ選手とルーカス・フェルナンデス選手のブラジル人選手3人を同時途中起用。C大阪が本気出してきたと小瀬のスタンドに悲鳴に近いどよめきが起こります。




ヴァンフォーレも負けておらず、ファビアン ゴンザレス選手とエドゥアルド マンシャ選手を同時起用で対抗。特にマンシャ選手はゴール前で抜群の存在感を放ち、相手のブラジル人FWトリオにほとんど仕事をさせませんでしたね。ナイスディフェンス!




CKを蹴る佐藤選手。




試合は前後半90分間では決着がつかず、1対1の同点のまま延長戦に突入します。






延長後半7分の鳥海選手の逆転ゴールシーン。選手たちが一斉にゴール裏に駆け寄り、得点を決めた鳥海選手は両手の拳を握りしめて咆哮を上げます。







そして迎えた勝利の瞬間。J1強豪クラブのセレッソ大阪撃破にスタジアム中が狂喜乱舞でした!




ゴール裏に挨拶に来る選手たち。選手たちの表情も晴れやかでしたね。



天皇杯 甲府vs C大阪 試合後のゴール裏


試合終了後の選手たちが行ったゴール裏でのマイクパフォーマンスの様子がYouTubeにありましたので載せておきます。





最初にお立ち台に呼ばれたのは決勝ゴールを決めた鳥海選手。感情を爆発させて雄たけびを上げます。そして自分のチャントを促して締め。改めて鳥海選手ナイスゴールでした。




続いて登場したのが武富選手は『Victorioso』のチャントをサポーターにおねだり。かわいいな。




3人目で登場したのはGKコ・ボンジョ選手。この試合の数日前に契約延長が発表され、今シーズンいっぱいチームにいてくれることになりました。一生懸命日本語で気持ちを伝えようと頑張っていましたね。これからもよろしく!





ラストに出てきたのはケガから久しぶりに復帰したマンシャ選手。自分の番なのになぜか鳥海選手のチャントを要求して爆笑をさらっていました。茶目っ気があるマンシャ選手(笑)




最後は『輝く夜空』のチャントでサポーターと一体となり締めます。幸せな時間でした。




試合は平日ナイトゲーム120分間の死闘。そして次の日仕事が待っている厳しい条件でしたが、疲れが吹き飛ぶような選手の頑張りと勝利、そしてゴール裏の盛り上がりに参戦を決意して良かったなと感じましたね。そして自身かなり久しぶりのゴール裏観戦となりましたが、この盛り上がりはメインやバックスタンドでは味わえない独特な気持ちの高まりがあります。ピッチの遠近感は最後まで掴めなかったので試合分析と写真撮影は普段と比べてだいぶ控えめにして応援に集中したおかげでまた違う楽しみを見いだせましたね。たまにはこちらにいるのも悪くないなと感じた天皇杯観戦でした。次のラウンド16鹿島戦も小瀬開催。勝利を目指して頑張りましょう!

夏休み特別企画〜V・ファーレン長崎戦の写真公開〜

2024-07-25 | Weblog
現在J2リーグはパリ五輪開催のため約3週間の中断期間中(8月3日再開)。そこで夏休み突入記念も兼ねまして、試合が行われないこの期間を利用してこれまで紹介しきれていなかった撮りためていた写真を一気に紹介したいと思います。




第4回目となる今回紹介するのは、7月14日にホームJITリサイクルインクスタジアムで行われたJ2第24節V・ファーレン長崎戦で撮った写真公開です。






この日の小瀬は中断前ラストの試合ということでヴァンフォーレパークは大賑わい。縁日や長崎のキッチンカーもありました。長崎角煮バーガー食べてみたかったなぁ。





ウクライナでの地雷撤去協力でもニュースになっていましたが、山梨が誇る企業の日建さんの対人地雷除去機が数種類並んていました。地雷原を金属探知機で探す簡易型のイベントもやってました。貴重な体験!




試合前には日本クラブユースサッカー選手権大会に臨むU-18の壮行会が行なわれ、ゴール裏に挨拶に行った選手たちがラインダンスでサポーターと気持ちを一体化させます。大会は24日時点でグループリーグ(H組)1勝1敗で2位につけています。ノックアウトステージ進出を目指して本日19時からグループステージ第3節が開催されます。頑張れU-18!





ヴァンくんと一緒にカートに乗っているのは市川三郷町のマスコット市川三郷レンジャー。赤は ‘どんどん’ という名前らしいです。そして富士川町のマスコット ‘ゆずにゃん’ が乗る台車を押す山梨住みます芸人&富士川町観光大使のいしいそうたろうさん。大変そうだけどずっと笑顔でした。すごい。





本日のゴール裏。武田信玄の巨大ゲーフラ格好良いですね。応援も熱い!




アウェー長崎ゴール裏サポーター。遠路はるばるご苦労さまです!この日は3連休の中日でしたが、山梨を楽しんてくれたでしょうか?





迎え撃つ我らがホームヴァンフォーレゴール裏サポーター。応援シートでスタンドを青に染めます。その紙の裏側はサマージャンボ宝くじの紹介でした。




ウタさんの髪型すげー!




ケガで戦線離脱していた渋谷選手がこの日から復帰&即スタメン。安定したディフェンスをみせます。




声を上げてプレーする中山選手。新体制から先発に抜擢されており大塚監督からの信頼は厚いと思います。





長崎の下平監督とヴァンフォーレの大塚監督。




ハーフタイムには市川三郷町とYSK e-comさんご提供の応援花火が今シーズン初打ち上げされました。…それにしても花火を綺麗に撮るのはいつも難しい。




どんどんノリノリ!ヴァンくん腹見せ!






後半開始早々の村上選手のプロ初ゴールに沸くスタンドと選手たち。よく見たら村上選手は木村選手に蹴りを入れられそうになってますね(笑)






歓喜は再びやってきます。後半13分のウタカ選手の逆転ゴールにみんなが祝福。良い光景ですね。




夏のナイトゲームの激闘に足を攣った長崎の選手をケアする村上選手。




後半25分から途中出場した元ヴァンフォーレの山田陸選手。長崎でも頑張れ!




ヴァンフォーレゴール裏側でCKを蹴る中山選手。




フアンマ選手のケガの手当て(様子見?)もあり試合が止まる場面が終盤の時間帯は目立ちました。




後半アディショナルタイムは7分。…ななふぅん!?




その7分も過ぎ去り、アディショナルタイム9分に痛恨の失点で最後の最後で追いつかれます。選手たちは精神的ショックを隠し切れません。




失点後すぐに試合終了となり主審に抗議する三平選手たち。アディショナルタイムを長くとったり相手のファールスローを取らずにやり直させたりと少し不可解なジャッジが多く主審に当たりたくなる気持ちは現地でも確かにありましたが、冷静に考えてみると結局は最後まで守り切れなかったチームの実力不足というところでしょうかね。





今シーズンリーグ戦でのホームゲーム2勝目はまたしてもお預けとなりました。勝てず引き分けとなりましたが、首位を走っていた相手に勝利寸前まで展開できた戦い方は素直に評価して良いと思います。試合内容は確実に良い方向へと向かっていると思うので、早く勝利という味を覚えて勝ち点積み立ての軌道に乗りたいですね。頑張りましょう!

夏休み特別企画〜ホーム開幕戦栃木SC戦の写真公開〜

2024-07-24 | Weblog
現在J2リーグはパリ五輪開催のため約3週間の中断期間中(8月3日再開)。そこで夏休み突入記念も兼ねまして、試合が行われないこの期間を利用してこれまで紹介しきれていなかった撮りためていた写真を一気に紹介したいと思います。

第3弾となる今回写真で紹介するのは、だいぶ前になりますが3月9日にホームJITリサイクルインクスタジアムにて行われたJ2開幕戦栃木SC戦の様子です。





ホーム開幕戦に集まったゴール裏サポーター。この試合は第3節でしたが、1節&2節を勝利し連勝で迎えた試合だったのでサポーターの期待感はとても高かったと思います。青赤が綺麗ですね。




選手名が書かれたタオルマフラーを掲げるサポーターたち。ぱっと見で宮崎選手と鳥海選手が2枚ずつでトップタイかな?




鳥海選手がJリーグ100試合出場達成。ここを通過点としてヴァンフォーレで200試合出場が目指せるようにこれからも頑張ってください。




関口選手を先頭に選手入場。佐藤選手はお子さんを左腕に抱えて登場しています。




キックオフのためにセンターマークに近づく三平選手。すでに気合いが入り髪の毛が逆立って超サイヤ人状態ですね(笑)




セットプレーに集中する選手たち。




カートに乗ってスタンドをまわるヴァンくん。パンイチヴァンくんの青パンツにはなんとスポンサーが付いています。Jリーグマスコット界史上初の快挙や(たぶん)!




ハーフタイムには黄色い髪を生やし、栃木SCのマスコット ‘トッキー’ と一緒に登場のヴァンくん。この時はちゃんとユニフォームを着てますね。偉い偉い。




ヴァンくんの他にもサンクスデーの街をPRするマスコットも登場。真ん中にいる小さい犬は身延町の公式マスコット ‘みのワン’ らしいですね。丸っこくてかわいいな!




セットプレーの守備時に待ち構える河田選手。






ヴァンフォーレはPKの機会を獲得。蹴る前アダイウトン選手は相手に精神的なプレッシャーをかけられても動じず、冷静に蹴り込んでゴールを決めます。さすがアダイウトン選手!





試合は1対2で惜しくも敗戦。3戦目にして今シーズン初黒星。当時は連勝した後の負けだったのでまだこれからという希望の方の気持ちが強かったと思います。











※おまけ


この日のゲストはGO!皆川。得意のうんちょこちょこちょこぴーが炸裂!会場を大いに盛り上げていましたね。ちなみに後ろのスタッフさんも一緒にやってる。みのワン並みにかわいいぞ!

夏休み特別企画〜練習見学2024年3月編〜

2024-07-23 | Weblog
現在J2リーグはパリ五輪開催のため約3週間の中断期間中(8月3日再開)。そこで夏休み突入記念も兼ねまして、試合が行われないこの期間を利用してこれまで紹介しきれていなかった撮りためていた写真を一気に紹介したいと思います。今回はその第2弾。

それでは2024年3月に撮った写真をどうぞ!





練習開始前には見学者に挨拶してくれます。でもしてくれない時もありますのでご注意ください。





練習中は真剣に行う場面と笑顔が溢れる場面の両面が見られます。




現在岐阜に期限付き移籍中の野澤選手。




2020年以来4年ぶりにヴァンフォーレに復帰した今津選手にも笑顔が見られますね。




ファビアンゴンザレス選手&マンシャ選手&アダイウトン選手が集結。やっぱ迫力がありますね。




真剣にトレーニングの状況を見守る宮崎選手&林田選手&遠藤選手の3人。




鳥海選手。絵になりますねぇ。そして手前では腕を広げて選手に指示を送る大塚コーチ(現監督)。




相手に負荷を受けながらボールキープするトレーニング。




重りのあるボールを持ちながら椅子に座り、立ち上がってジャンプするスクワットに似た下半身強化のトレーニングをこなす井上選手。




アダイウトン選手は強靭なフィジカルをボールキープ時にも効果的に使えます。相手は全然取れない。




練習を見守る篠田監督と大塚コーチ。




全体練習の傍らではヘナト アウグスト選手が黙々とリハビリメニューをこなします。




ボールを保持している林田選手。中盤の位置で守備を引き締められる貴重な存在です。




アダイウトン選手&ファビアンゴンザレス選手とコミュニケーションをとる主将の関口選手。




GK同士のボールの奪い合い。河田選手が鬼の形相で先輩の圧をかけにいくものの、山内選手はそれに動じずうまくかわして突破に成功。普段は決して見られないGKのガチガチバトルシーンは面白かったです。




新加入の孫選手。




しゃがんで給水する武富選手。渋カッコいいですね。





ウェリントンコーチに代わる新任のジョゼ フェルナンドフィジカルコーチがフィジカルトレーニングを担当します。




ジョギングで全体練習を締めます。飯島選手のコック帽風になってるネックウォーマーが味が出てますね(笑)




大塚コーチが選手たちの個人練習を見守ります。こういう身近な感じが今の監督と選手の良い関係に繋がっているんですね。




メディアの対応をする橋爪広報と孫選手。




練習終了後ファンサービスを求めて列を作るサポーターたち。現在はヴァンクラブ会員限定で抽選式となっていますが、これは抽選前誰でも受けられるラストのファンサービスの光景でした。それにしても長い列だなぁ。




運が良ければ見学場所から選手がトレーニングしている姿をこんなにも近い位置で見ることができちゃいます。試合ではなかなか味わえない景色なので練習見学は面白いですよ。ぜひとも練習公開日に行ってみてください!

夏休み特別企画〜練習見学2023年編〜

2024-07-22 | Weblog
現在J2リーグはパリ五輪開催のため約3週間の中断期間中(8月3日再開)。そこで夏休み突入記念も兼ねまして、試合が行われないこの期間を利用してこれまで紹介しきれていなかった撮りためていた写真を一気に紹介したいと思います。

まずは2023年シーズン終盤に練習見学した際に撮った写真からどうぞ!







チームの練習場所はいくつかありますが、主に使用している韮崎中央公園芝生グラウンドは自然豊かな場所に囲まれた静かな素晴らしい環境。夏は蟻が凄いのですが、木漏れ日が差し込むなかで見学できます。




この日は練習開始前に集まってくれたサポーターに対して選手たちが挨拶してくれました。





ランニングをする選手たち。山内選手は山本選手と笑顔で会話しながら走っていますね。




しかし練習メニューがスタートしたらみんな真剣にトレーニングします。クリスティアーノ選手にチェックに行く宮崎選手。




2人1組でプレッシャーを受けながらボールキープするトレーニング。







全体練習が終わったらみんな各々の時間を過ごします。座って談笑している選手がいれば、走り込みを行う選手もいますね。




マンシャ選手のシュートが…




ゴールの横にいた大塚コーチ(現監督)に当たりそうになる場面も。




コーチ陣もコミュニケーションをとります。篠田監督を中心に大塚コーチと横山コーチが輪を作ります。





誕生日を迎えた小林選手に内藤選手がケーキを持っていきます。練習見学に行けばこのような光景も見ることができるかもしれません。





ベテラン勢も居残りでトレーニングを行います。このような地道な努力の積み重ねが現役生活が長く続けられる秘訣なんですね。





ゆっくりストレッチする選手たち。トレーニング終わった後のストレッチがケガ予防にも繋がります。





居残り練習でクロスボール対応の練習に励む山内選手。コツコツと努力を怠らなかったことが2024年シーズンの安定した活躍に結びついていると思います。




テレビのサイン企画に協力する選手たち。




爆笑する大和選手。今シーズン期限付き移籍している岩手では試合経験を多く積めていますね。




主将の関口選手と縁石に座りながら会話する篠田監督。





横山コーチと大塚コーチ。




選手たちの真剣な表情と和気あいあいな表情の二面性を感じられる練習見学。現在は練習公開日が限定されていますが、もし良かったら予定を立てて見学に行ってみてはいかがでしょうか?

マクーラ選手が期限付き移籍加入

2024-07-21 | Weblog
ヴァンフォーレ甲府は、マルタリーグのグジラ・ユナイテッドに所属しているブラジル人FWマクーラ選手の期限付きでの移籍加入を発表しました。


◇マクーラ◇
マクーラ選手はブラジル出身2000年6月生まれの現在24歳。ブラジルの名門フルミネンセやポルトガルのエストリルの下部組織で育ち、エストリルから2022年2月にイスラエルリーグのマッカビ・アヒ・ナザレFCに期限付き加入。そこでは8試合1得点を記録したのち、その半年後ヨーロッパ地中海の国であるマルタのプロリーグに活躍の場を求めます。移籍したマルサシュロックFCでは半年間で15試合に出場して10得点をマーク。その活躍が認められ、マルタリーグの強豪クラブのグジラ・ユナイテッドFCに2023年1月に入団します。グジラではこれまでの1年半で30試合7得点を記録し、UEFA主催の第三のクラブサッカー大会と言われるヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)では予選に出場。1回戦から3回戦の6試合中5試合に先発出場し2得点1アシストを記録しています。マルタリーグの2023-2024シーズンが終了し新たな活躍先を探していたところ、ファビアンゴンザレス選手に代わる新外国籍選手を求めていたヴァンフォーレがリストアップし彼を獲得。来年(2025年)5月末までの期限付き契約を結びました。

マクーラ選手は184cm・82kgで利き足は右足。ポジションはFW。その大柄な体格を駆使したフィジカルの強さを発揮できるCFをポジション争いの主軸に置き、シュート力が活かせるウイングも務めることができるみたいです。現在のヴァンフォーレは大塚監督のもと3-4-2-1を基本フォーメーションとしているため、新加入マクーラ選手が争うべきポジションは1トップかシャドーの位置になりそうですね。マクーラ選手にはポストプレーで前線の攻撃の起点になることはもちろん、前を向き一瞬でもシュートレンジでスペースが空いたら積極的にゴールを狙っていくチャレンジ精神を大事にしてほしいと思います。謎に包まれたマルタリーグからやってきたということで実力未知数の要素も正直ありますが、24歳と若いだけにこれからウタカ選手とともにマクーラ選手にもヴァンフォーレの攻撃を支えてもらい、今シーズンはジョーカー役として活躍し半年後にはチームの主軸選手に成長。そして来年5月末にはさらなる契約延長が実現するくらい存在感を発揮して頑張ってほしいですね。まずは日本の生活と素早い攻守の切り替えが続く日本のサッカーに早く慣れてもらって、1試合でも多く試合出場ができるように努力してほしいと思います。

マクーラ選手これからよろしくお願いします!チームの窮地をゴールという結果で救ってください!



Lucas Macula - Atacante / Forward (2000)


フルミネンセ&エストリル時代


Lucas Macula Highlights 22-23


マルサシュロックFC&グジラ・ユナイテッドFC(2022-2023)


2023/2024 - Lucas Macula - Striker - Highlights


グジラ・ユナイテッドFC(2023-2024)


…動画を見ると相手DFが寄せてきてもバランスを崩さない屈強なフィジカルが目立ちますね。そして相手を背負いながらも振り切って前を向く力があり、手足のリーチをうまく使いながらボールを前方に運ぶ推進力があるようです。そして左右どちらからでも強烈なキックを放つことができるので、サイドから中央にカットインしながら鋭いシュートを期待できそう。高い打点のヘディングシュートが狙えるのも魅力的だと思います。もちろんPR動画を兼ねているものなので良い部分を寄せ集めしていることは承知していますが、彼の特長をチーム全体で共有しうまく試合で活かせるように協力していってほしいと思います。

ファビアン ゴンザレス選手が大宮アルディージャへ完全移籍

2024-07-21 | Weblog
ヴァンフォーレ甲府はチームに在籍しているコロンビア人FWファビアン ゴンザレス選手がJ3大宮アルディージャに完全移籍することを発表しました。


◇ファビアン ゴンザレス◇



2023年12月29日過去記事

ファビアン ゴンザレス選手はコロンビア国籍1992年生まれの現在31歳。コロンビアのデポルティーボ・パストでプロデビューを飾ると、ラ・エキダというクラブを経て2016年にペルーのスポーツ・アンカシュに移籍。その後在籍したアカデミア・カントラオでは39試合に出場し21得点というペルーリーグで驚異的な成績を残します。2019年にコロンビアに戻り、2020年に在籍したアトレティコ・ナシオナルで活躍したことがJリーグクラブの目に止まり、2021年からジュビロ磐田に移籍することが決まります。磐田では2021年シーズンは新型コロナウイルス流行の入国規制の影響もあってチーム合流が出遅れ、19試合に出場し1得点と結果を残せず。2年目の2022年シーズンはジョーカー役として主に途中出場でJ1で18試合6得点と存在感を示すものの、アトレティコ・ナシオナル退団後にタイのクラブと契約していたことが明るみに出たことで磐田には罰金処分と次の2023年シーズンの補強禁止処分がFIFAから下ります。そして本人には2022年シーズン残りの公式戦と2023年シーズン前半戦(5月11日)まで計120日の公式戦出場停止処分が決定。2023年は出場停止期間が明けた5月13日J2第15節群馬戦で戦線復帰を果たし、そこからシーズン終了まで主にベンチから得点を狙う切り札として起用されます。結局シーズン後半戦で15試合3得点という結果に終わった2023年。この磐田で過ごした3シーズンはスタメン定着には至らなかったものの、チームが得点を狙いに行く際の強力な武器として期待されていたと思います。シーズン終了後磐田との契約満了が発表され、FWに新たな得点力を求めていたヴァンフォーレが彼に興味を持ち交渉。来シーズンの戦力としてチームに迎え入れることが決定しました。

ファビアン ゴンザレス選手(ファビアン・アンドレス・ゴンザレス・ラッソで愛称は ‘ラッソ’ )は187cm・80kgでポジションはFW。187cmの長身でサイボーグのように体も引き締まっており、フィジカルが強く競り合いに強いタイプのCF。ポストプレーが得意でクロスボールを合わせることも上手なのでヘディングシュートでゴールを狙うことができます。また長身ながらスリムな体格をしているので足も速くゴールに突進していくようなプレーが魅力的。速攻からのゴールにも期待できると思います。攻撃面の他に守備意識もしっかりありますが、前線でがむしゃらにボールを追いかけていく癖があり相手を引っかけてイエローカードを貰うこともしばしば。そして難しい体勢からスーパーゴールを決めたりドリブルで相手をかわす技術がある一方で、逆に簡単にゴールを決められそうな場面で決め切れなかったりPKを力んだりとどこか憎めない一面もある選手のようですね。

新シーズンに臨むヴァンフォーレで勝負していくポジションはもちろん1トップになるでしょう。篠田監督が推し進める戦術は堅守速攻型なので、足が速く高さも使える彼はFWのレギュラーファーストチョイスとなりそう。あとはしっかりとコンディションを整えてもらい、シーズン通して活躍してくれることを期待しています。また非常に明るく陽気な性格のようで、磐田の選手やサポーターから愛されてきたラッソ選手。ヴァンフォーレでも明るい性格を前面に出していって三平選手に並ぶクラブの人気者になってほしいですね。ラッソ選手これからよろしくお願いします!

ここまでが過去記事。


ヴァンフォーレに加入してデビュー戦となったのが2月15日と21日に開催されたACLノックアウトステージラウンド16の蔚山現代戦。両試合ともに先発で出場しますが、相手の高い守備力にあって容易に前を向いてプレーできずに苦しみます。しかし決定機は少なかったものの前線で体を張り攻撃の起点になろうと努力はみられていたので、ACLの舞台は敗退しましたがファビアン ゴンザレス選手にはチームが本気になって高みに挑戦したこの試合の経験を活かして、これから始まるリーグ戦での活躍が期待されました。今シーズンのJ2リーグがスタートし開幕戦では順当に先発起用。第5節までスタメン出場を続け、途中2試合は途中出場があったものの第8節から第10節まで再び先発に復帰しチームの攻撃を支えます。しかし思うようにゴールという結果が挙げられないでいると次第に出場時間が減少。第14節秋田戦で4試合ぶりスタートから試合に出て2得点を挙げる活躍を残したのがファビアン ゴンザレス選手にとってヴァンフォーレでのピークの時期となり、その後はウタカ選手の復調などもあり試合メンバーからも外れる機会も多くなっていきました。リーグ戦でのスタメン復帰をかけて天皇杯2回戦のHonda FC戦では調整とアピールの場になりましたが、PKを失敗するなど思ったような成果が得られず。直近ではリーグ戦で2試合ベンチ外となっていたところで今回の大宮移籍が発表されました。突然の発表でサポーターも驚いたとは思いますが、7月2日に篠田監督から大塚監督率いる新体制となってからは試合のメンバーに一度も選ばれていないことも含め、そのままチームに残っていても状況が改善されなそうな雰囲気が漂っていたことなどから致し方ない移籍なのかなと個人的には思いますね。今シーズンのヴァンフォーレでの成績はリーグ戦18試合出場2得点。

ヴァンフォーレでのファビアン ゴンザレス選手の印象は、前線で体を張り精力的に組織的なチェイシングに参加していたイメージがあります。シーズン序盤こそ彼を経由して1.5列目や2列目の選手が飛び出していくスピーディーな攻撃を仕掛けることができていましたが、出場時間が減っていくごとにその連携もうまく噛み合わなくなっていった感じがしました。それと足元の技術がそれほどないため、相手に密集された状態から個の力で抜け出す術を見いだせなかったのは痛かったですね。そこを力強く突破してくれたらチームとしてもさらに攻撃へとパワーを入れられるために助かったのですが、相手を剥がせない場面にもどかしさを感じたサポーターも多かったと思います。そして長身でリーチが長いことが逆に足の回転率の悪さへと繋がっており、加速した状態ならスピードが速いのですが動き始めの初速が遅いのも気になりましたね。彼がスピードに乗る前に相手からプレスを受ける機会が多々あり、また味方のクロスボールにも反応が間に合わずに合わせられないシーンが見られました。ファビアン ゴンザレス選手がこれから結果を残していくためには鋭い瞬発性も見せていかなければいけないと思います。

…色々と言ってしまいましたが、FWの選手として187cmの長身とストライドの大きいドリブルは魅力的だと思います。開幕前のTMでの豪快なオーバーヘッドシュートなど時折飛び出すダイナミックなプレーにも度肝を抜かれます。外国籍選手では珍しい精力的にチームプレーに参加する献身性も備えています。ヴァンフォーレは彼をうまく使いこなせませんでしたが、チームの環境が変わればまた化けそうな潜在能力を秘めていると思います。相手が全体的に攻め込んできた際にできるDFラインの裏の広大なスペースに走り込むなど、分かりやすい攻撃方法を続けていけば彼は再び輝けると思うので、移籍しても彼らしいプレーをみせてほしいですね。大宮には杉本選手という絶対的なFWがいます。彼が疲れてきた後に攻撃の推進力をストップさせない切り札的な存在としてファビアン ゴンザレス選手にスポットライトが当たっているので、ゴールを奪ってチームの勝利に貢献しJ2昇格の立役者になってほしいと思います。大宮でも頑張れファビアン ゴンザレス選手!