実際に現地で観た試合のヴァンフォーレの選手たちの活躍を独自の視点で辛口に評価&採点する『独自採点』のコーナー。今回の対象試合は8月27日にホーム山梨中銀スタジアムで行われた2017年明治安田生命J1リーグ第24節川崎フロンターレ戦です。
【川崎フロンターレ戦独自採点】
岡(6)→落ち着いてセービングやハイボールの処理を行う。失点シーンはPKと至近距離でのヘディングだったので致し方なし。全体的には良かったと思う。
エデル リマ(6)→3バックの左で独特な存在感を放ち相手の侵入をブロック。前方のスペースを突いてボールを運び最終ラインを押し上げるプレーは彼しかできない特技。ただしPKを献上したファールは相手との駆け引きに屈してしまった。
新井(6.5)→吉田監督が推し進める前に出ていくディフェンスをまさに具現化する存在。3バックの中央から積極的にインターセプトを狙い、バイタルエリアのスペースをうまく埋めていた。
新里(6)→俊敏なスピード対応と多少の体の当たりに負けない空中戦の強さはチームでもトップクラスで、この試合でも守備面では存在感を発揮していた。しかし攻撃時にボールを持つと途端に不安な雰囲気となるので、もっと自信を持って攻撃に関与したい。
阿部(5.5)→鋭いクロスボールやサイドでのスピード突破など派手なプレーは少なかったが、相手に突破されないディレイディフェンスや守備陣の逃げ道となるパスコースを作り出すポジショニングなど、ベテランらしいプレーを披露した。後半27分に途中交代。
田中(5.5)→精力的にピッチを動き攻守に顔を出す。しかし要所要所でのプレーのミスが多く、チームの流れを切ってしまうことも少なくなかった。特に前半に訪れた堀米選手からの素晴らしいクロスボールは決めたかった。後半37分に途中交代。
兵働(6.5)→攻守のバランスを考えての適切なポジショニングをとる。DF陣のパスの受け皿となって相手のプレスを自分に引きつけて往なし、味方のマークを外した状態でパスを送るなどベテランらしい老獪なプレーをみせた。カウンター主体で守備陣と攻撃陣の選手間の距離が広がりやすいチームの中でうまく中盤でプレーしていたと思う。
小椋(6.5)→中盤で激しく相手にプレスに行く姿はまさに‘蝮’。川崎は中盤のパス回しが特徴的だが、そこで自由を与える時間を作らせなかったのは彼のチェイシングあってのこと。リンス選手の同点弾に繋がるサイドチェンジもお見事。
橋爪(5.5)→いつもは松橋選手が担当する右ウイングバックで先発出場。ポイントとなる相手の左サイドからの攻撃に対応するべく守備的なポジショニングをとって相手を待ち構える。しかしそれで彼の良さである攻撃性は影を潜めてしまい、しばらく90分間出ていなかった影響からか、終了直前にも左サイドから失点に繋がる痛い突破を許してしまう代償を払ってしまった。
ドゥドゥ(7)→前節1試合休めたこととメンバーから外された危機感がプラスされ、序盤から士気が高くキレのあるプレーを披露。カウンターアタックのターゲットとして前線のスペースを徹底的に突いていき、一人でドリブルでシュートまでもっていく強い気持ちをみせる。シュート数7本はその強い気持ちの表れ。後半からは相手マークが厳しくなり自由に動けなくなったが、リンス選手投入で相手マークが分散され、あの逆転弾が生まれたと思う。ウイルソン選手に頼っていた今までから、この試合で自分が率先してやらなければという自覚が芽生えたと思う。
堀米(6)→ドゥドゥ選手とコンビを組み、主に前線でパスの供給者として存在感を示す。前半何度もシュートシーンにもっていけたのは彼のチャンスメークのおかげ。あまり目立たないが、試合中に中盤を幅広く動いてチームのパスの受けどころになり、ボールを運んで良い状態で次に渡す黒子的なプレーは地味に効いていた。後半11分に退いたが、彼のプレーをもっと長く見ていたかった。
途中出場
リンス(6.5)→後半11分、堀米選手に代わり途中出場。自身のコンディションが良いのかキレのある動きを何度も披露。特に初動が速く、相手への鋭いプレスなどディフェンス面でも役立っていた。後半25分の左サイドから一人でゴールまで持っていったプレーは圧巻の一言。リンス選手の‘仕上がり’と個の高い力が感じられる素晴らしいゴールだった。
松橋(6)→後半27分、阿部選手に代わり途中出場。阿部選手が務めていた左ウイングバックにそのまま入り、主に守備に目を向けたプレーを行う。ドゥドゥ選手の逆転弾からはさらにその傾向が強まったため、終盤の時間帯で相手に守備にも視線をもっていくために攻撃参加を適度にしたかった。
曽根田(5.5)→後半37分、田中選手に代わり途中出場。小柄ながらも吸い付くような小回りの効くボールチェイシングで相手のロングフィードの機会を阻止。終盤の逃げ切る戦略の一員として組織的な守備の動きがほとんどだったので、残りの時間で彼の攻撃的な良さを見たかった。
指揮官
吉田監督(6.5)→今までエースとして使ってきたウイルソン選手をメンバーから外す決断は結果的に今回は成功。カウンター主体のサッカーがさらに洗練されたのはドゥドゥ選手に自覚が生まれたからだと思う。相手のドゥドゥ選手の対策が進んだ後半でマークを分散できるリンス選手の早期の投入も評価できる。しかし終盤川崎が猛攻を仕掛けてくることを予想できたが、その勢いを采配によって止められなかったのはマイナス点。特に警戒していた左サイドから同点弾を許してしまったのは悔やまれる。対峙する疲れていた橋爪選手のポジションをフレッシュな選手で強化したかった。
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【川崎フロンターレ戦独自採点】
岡(6)→落ち着いてセービングやハイボールの処理を行う。失点シーンはPKと至近距離でのヘディングだったので致し方なし。全体的には良かったと思う。
エデル リマ(6)→3バックの左で独特な存在感を放ち相手の侵入をブロック。前方のスペースを突いてボールを運び最終ラインを押し上げるプレーは彼しかできない特技。ただしPKを献上したファールは相手との駆け引きに屈してしまった。
新井(6.5)→吉田監督が推し進める前に出ていくディフェンスをまさに具現化する存在。3バックの中央から積極的にインターセプトを狙い、バイタルエリアのスペースをうまく埋めていた。
新里(6)→俊敏なスピード対応と多少の体の当たりに負けない空中戦の強さはチームでもトップクラスで、この試合でも守備面では存在感を発揮していた。しかし攻撃時にボールを持つと途端に不安な雰囲気となるので、もっと自信を持って攻撃に関与したい。
阿部(5.5)→鋭いクロスボールやサイドでのスピード突破など派手なプレーは少なかったが、相手に突破されないディレイディフェンスや守備陣の逃げ道となるパスコースを作り出すポジショニングなど、ベテランらしいプレーを披露した。後半27分に途中交代。
田中(5.5)→精力的にピッチを動き攻守に顔を出す。しかし要所要所でのプレーのミスが多く、チームの流れを切ってしまうことも少なくなかった。特に前半に訪れた堀米選手からの素晴らしいクロスボールは決めたかった。後半37分に途中交代。
兵働(6.5)→攻守のバランスを考えての適切なポジショニングをとる。DF陣のパスの受け皿となって相手のプレスを自分に引きつけて往なし、味方のマークを外した状態でパスを送るなどベテランらしい老獪なプレーをみせた。カウンター主体で守備陣と攻撃陣の選手間の距離が広がりやすいチームの中でうまく中盤でプレーしていたと思う。
小椋(6.5)→中盤で激しく相手にプレスに行く姿はまさに‘蝮’。川崎は中盤のパス回しが特徴的だが、そこで自由を与える時間を作らせなかったのは彼のチェイシングあってのこと。リンス選手の同点弾に繋がるサイドチェンジもお見事。
橋爪(5.5)→いつもは松橋選手が担当する右ウイングバックで先発出場。ポイントとなる相手の左サイドからの攻撃に対応するべく守備的なポジショニングをとって相手を待ち構える。しかしそれで彼の良さである攻撃性は影を潜めてしまい、しばらく90分間出ていなかった影響からか、終了直前にも左サイドから失点に繋がる痛い突破を許してしまう代償を払ってしまった。
ドゥドゥ(7)→前節1試合休めたこととメンバーから外された危機感がプラスされ、序盤から士気が高くキレのあるプレーを披露。カウンターアタックのターゲットとして前線のスペースを徹底的に突いていき、一人でドリブルでシュートまでもっていく強い気持ちをみせる。シュート数7本はその強い気持ちの表れ。後半からは相手マークが厳しくなり自由に動けなくなったが、リンス選手投入で相手マークが分散され、あの逆転弾が生まれたと思う。ウイルソン選手に頼っていた今までから、この試合で自分が率先してやらなければという自覚が芽生えたと思う。
堀米(6)→ドゥドゥ選手とコンビを組み、主に前線でパスの供給者として存在感を示す。前半何度もシュートシーンにもっていけたのは彼のチャンスメークのおかげ。あまり目立たないが、試合中に中盤を幅広く動いてチームのパスの受けどころになり、ボールを運んで良い状態で次に渡す黒子的なプレーは地味に効いていた。後半11分に退いたが、彼のプレーをもっと長く見ていたかった。
途中出場
リンス(6.5)→後半11分、堀米選手に代わり途中出場。自身のコンディションが良いのかキレのある動きを何度も披露。特に初動が速く、相手への鋭いプレスなどディフェンス面でも役立っていた。後半25分の左サイドから一人でゴールまで持っていったプレーは圧巻の一言。リンス選手の‘仕上がり’と個の高い力が感じられる素晴らしいゴールだった。
松橋(6)→後半27分、阿部選手に代わり途中出場。阿部選手が務めていた左ウイングバックにそのまま入り、主に守備に目を向けたプレーを行う。ドゥドゥ選手の逆転弾からはさらにその傾向が強まったため、終盤の時間帯で相手に守備にも視線をもっていくために攻撃参加を適度にしたかった。
曽根田(5.5)→後半37分、田中選手に代わり途中出場。小柄ながらも吸い付くような小回りの効くボールチェイシングで相手のロングフィードの機会を阻止。終盤の逃げ切る戦略の一員として組織的な守備の動きがほとんどだったので、残りの時間で彼の攻撃的な良さを見たかった。
指揮官
吉田監督(6.5)→今までエースとして使ってきたウイルソン選手をメンバーから外す決断は結果的に今回は成功。カウンター主体のサッカーがさらに洗練されたのはドゥドゥ選手に自覚が生まれたからだと思う。相手のドゥドゥ選手の対策が進んだ後半でマークを分散できるリンス選手の早期の投入も評価できる。しかし終盤川崎が猛攻を仕掛けてくることを予想できたが、その勢いを采配によって止められなかったのはマイナス点。特に警戒していた左サイドから同点弾を許してしまったのは悔やまれる。対峙する疲れていた橋爪選手のポジションをフレッシュな選手で強化したかった。
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