ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

ピックアップモンテディオ山形戦!

2024-09-30 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。

今回の対象試合は9月28日にホームで行われた2024年明治安田J2リーグ第33節モンテディオ山形戦です。





飯田選手のヴァンフォーレ移籍後初ゴールシーン。前半終了間際の45分、ヴァンフォーレは三沢選手が中央から左足でシュート。その強烈なシュートを相手GKが弾いてこぼしたボールをウタカ選手が詰めてライン際で残すと、折り返したパスを飯田選手が受け取りそのまま右足を一閃。地を這うような弾道のキックがニアサイドのゴール隅すれすれを射抜き、同点に追いつくゴールを決めます。このシーンは三沢選手が放ったシュートにいち早く反応してこぼれ球を狙っていたウタカ選手の嗅覚と、ゴールライン付近で懸命にプレーを続けようとした執念がまず良かったですね。それと飯田選手は普通ならゴール前にいた三平選手や木村選手に合わせようとクロスボールを選択したかった場面でしたが、それを敢えて自分が直接狙っていく手段を取ったことで相手守備陣の意表を突けましたね。シュート自体はコースも素晴らしく勢いもあったので、GKは止められないシュートだったと思います。





試合結果を伝えるクラブ公式のポスト。一時は飯田選手のゴールで同点に追いついたヴァンフォーレでしたが、後半31分に勝ち越されて万事休す。選手たちは懸命に頑張っていると思いますがそれでも耐え切れないとなると、急遽システムを変更した戦術的な未熟さなどの影響が攻守のバランスを崩す原因になっていると言っても過言ではないと思いますね。早急に適正なやり方を見つけ出して、ベストメンバーで試合に臨めるように状況改善に努めてほしいと思います。





三平選手のJリーグ通算400試合出場を祝うセレモニーの様子。奥様とかわいいお子さんたちが登場し家族での記念撮影。それが終わった後には山形のベンチメンバーだった後藤選手が慌てて2ショット写真に収まります。後藤選手と三平選手は2012年と2015年〜2019年までの計6シーズン大分でチームメートでした。チームが離れても良い交流が続いている関係って素晴らしいですね。





ゴール裏が掲げた三平選手へのメッセージ断幕。残り600試合と書いてありますが、現役生活にプラスしてコーチと監督でもヴァンフォーレ生活を続けてもらい、合計1000試合を目指してほしいですね。なにはともあれ三平選手おめでとうございます!





ヴァンフォーレが近年シーズン前のキャンプ地としてお世話になっている宮崎県綾町と静岡県静岡市清水区の2つのキャンプ地ブースがPRのために今回出店していました。シズラもいます♪これからも末永くよろしくお願いします!





最後に宮城県綾町ふるさと納税係さんの前日ポストを紹介。ヴァンフォーレとはキャンプで仲良くなり、2022年の天皇杯決勝前やACLでの試合で町職員さんが綾町の千尋滝で滝行し必勝祈願してる様子が話題となりました。その ‘滝行係’ さんが当日のイベントに参加しスタジアムでPRしてくれましたね。ヴァンくんとも積極的に絡んでいました。ヴァンフォーレの試合の九州近隣アウェー戦に遠征してくれていることも知ってます。どうぞこれからもヴァンフォーレをよろしくお願いします!


…以上です。


試合結果【モンテディオ山形戦】

2024-09-28 | Weblog

【2024年明治安田J2リーグ第33節】

◇試合結果◇
✕ヴァンフォーレ甲府1-2モンテディオ山形○
※飯田選手追撃弾も競り負け連敗

◇得点者◇
前半21分(形)ディサロ
前半45分(甲)飯田
後半31分(形)山田

◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)

◇入場者数◇
8620人

◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
13万4195人(1試合平均8387人)

◇データ◇
    甲府 山形
44% ボール支配率 56%
16本 シュート数 11本
394本 パス成功数 521本

◇今シーズンの成績◇
10勝9分け14敗(勝ち点39) 13位

◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯◯✕◯△△✕◯✕△
 ○✕✕○△✕✕✕△△
 ✕△✕△○○✕○○✕
 △✕✕
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下段が最新の結果です。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画
2024.09.28 2024明治安田J2リーグ 第33節 vs.モンテディオ山形

 

 


本日モンテディオ山形戦!見どころ紹介

2024-09-28 | Weblog

 

ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2024年明治安田J2リーグ第33節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてモンテディオ山形戦です(16時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 9月28日 6:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
曇り☁のち雨☂️(真夏日)
最高気温:30℃(キックオフ時∶27℃) 最低気温:21℃
降水確率
6時~12時:20%
12時~18時:20%
18時~24時:60%

◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府の試合を観に行こう〜スタジアム交通アクセス編2024年修正版〜


◇見どころ紹介◇
【モンテディオ山形】
☆今シーズンの成績:14勝6分12敗(勝ち点48) 8位
☆ここ最近5試合の試合結果
→○✕○○○
☆注目選手
土居選手∶7月に鹿島から完全移籍で加入。攻撃的MFとして抜群の存在感を放ちチームの快進撃の立役者に。
ディサロ 燦シルヴァーノ選手∶6月に湘南から完全移籍で加入。2試合連続得点中&ここ最近6試合4ゴールと絶好調。
松本選手∶2022年〜2023年の2シーズンヴァンフォーレにC大阪から期限付きで在籍。天皇杯優勝メンバーの1人。今回はベンチスタートが濃厚。

☆予想布陣:4-2-1-3
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:愛媛FCvsモンテディオ山形 明治安田J2リーグ 第32節 2024/9/21


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:10勝9分13敗(勝ち点39) 13位
☆ここ最近5試合の試合結果
→○○✕△✕
☆注目選手
井上選手∶林田選手が累積で出場停止のため中央の位置に入り守備統率を任されそう。第29節鹿児島戦以来の無失点に導けるか!?
三平選手∶熊本戦では後半から途中出場し前線での計画的なチェイシングで試合のペースを引き寄せる。鮮やかなミドルでゴールを決めた積極性も素晴らしかった。今回は先発?
内藤選手∶出場機会が訪れず悩める20歳のストライカー。途中出場で目に見える結果を残したい。

☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsロアッソ熊本 明治安田J2リーグ 第30節 2024/9/25


☆モチベーションの差
25日の試合で熊本に2対4で敗れたヴァンフォーレ。上にいる順位のクラブに確実に勝ち点3を詰めるチャンスでしたがこの機会を逃し、首の皮一枚繋がっていた6位以内のクラブが参加できるJ1昇格プレーオフ入りの目標も絶望的な状況になりました。精神的なショックが大きいなかでの中2日の試合ということで、選手たちの気持ちの切り替えができているか心配になります。一方の山形は一時の低迷が嘘のように急ピッチで勝ち点を稼いでおり、8月からは6勝1分け1敗と驚異の成績を残してJ1昇格プレーオフ圏内にいるクラブを猛追しています。現在は3連勝中。この快進撃を支える原動力となっているのが7月下旬に鹿島から加入した土居選手の存在。彼が加入してからの山形はチームに足りなかったパズルのラストピースがはまったかのように攻撃陣が噛み合い得点が量産できるようになったのが大きいと思います。そしてその影響を受けた6月下旬に獲得したディサロ選手も再び調子を取り戻し2試合連続得点中と好調な状態をキープしています。指令塔の土居選手を中心とした山形の勢いのある攻撃には要注意だと思いますね。

☆先制点の重要性
ヴァンフォーレはここ最近仕掛けてくる相手を待ってからその対応をして反撃に繋げるリアクションサッカーをしています。もちろんその戦い方が堅守速攻スタイルの基本となることは間違いないのですが、それだと自然に攻撃を仕掛ける動の相手に対して待ち構える静のヴァンフォーレという試合の構図になってしまいます。相手の攻撃回数が増えるということは必然的に失点へのリスクが高まるので、勝つためにはその比率を変えていかなければいけないと思います。1トップに入る選手を攻撃の起点としてそこでのボールキープによって周囲の選手の上がりを促しチーム全体の押し上げを図ります。そして押し上げができたら複数人での仕掛けやフォローの体制が整いチャレンジ&カバーの攻撃が生まれてくると思うので、孤立気味だったアダイウトン選手やウタカ選手の攻撃性がより活かされると思います。そしてここ最近のリーグ戦では先制点を取れていないので、先に得点を奪いに行く積極性も重要になってきます。先制点を取れたらしばらく負けておらず勝利に結びついているので、先制点を求めて序盤からエンジン全開にして積極的に攻めてほしいですね。

☆勝ちたい気持ち
J1昇格プレーオフ入りの目標も事実上消滅しJ3降格圏内となる18位のクラブとの勝ち点差も10離れている現在の状況は、チームが目指す目標を見失いかけそうになります。しかし応援してくれるサポーターを笑顔にするためには勝利は必要であり、それが今シーズンの一桁順位でフィニッシュするきっかけへと繋がっていきます。さらに言うと来シーズンへの布石となる可能性があるので無駄な試合など1試合もないでしょう。大塚監督体制で今シーズン良いフィニッシュを迎えるためにも今回の試合に勝ってホームに集まるみんなで喜びを分かち合いたいですね。


ロアッソ熊本戦を振り返る【J2第30節】

2024-09-27 | Weblog

9月25日にアウェーで行われた2024年明治安田J2リーグ第30節ロアッソ熊本戦ですが、試合結果は2対4でヴァンフォーレは敗れてしまいました。ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた鳥海選手と三平選手のゴールでした。


☆先発メンバーを大胆8人変更
ヴァンフォーレがルヴァンカップのプライムラウンド準々決勝に参加していたため延期となっていた第30節。第32節と第33節のリーグ日程の合間に組み込まれたために7日間で3試合をこなす過密さとなっていました。しかもこの期間はアウェーからホームに帰ってきての中3日&ホーム連戦ではありますがナイトゲームからデーゲームの脅威の中2日というスケジュールとなっているため、同じメンバーで戦うのは相当厳しい条件でした。なので大塚監督は合間のこの試合で大幅なターンオーバーを実施。前節の仙台戦から渋谷選手と林田選手&鳥海選手の3人以外の先発を8人入れ替えるという決断を下します。その選択が正しかったのか正しくなかったのかは試合で明らかになっていきます。

☆アグレッシブな姿勢のスタート
J1昇格プレーオフ入りの目標を達成するためには残りのほとんどの試合を勝たなければいけないヴァンフォーレ。その勝ちたいという気持ちがピッチ上でもよく表現されます。攻守においてアグレッシブに動くことで相手にプレスをかけようと試みると、スタートの時間帯は相手も慌てたこともありこちらのスタイルがハマる場面がみられます。しかも普段出番の恵まれなかった選手が多いので体力的にもフレッシュに動くことができ、良い立ち上がりをチーム全体がみせていたと思います。中盤の争いで勝利を収め試合を優位に進めたかったヴァンフォーレでしたが、このときに熊本が蒔いた種を気づけなかったのは痛かったですね。

☆前半にまさかの大量失点
序盤の時間帯は縦パスを出してはすぐに戻して他のエリアに移動し、再び縦パスを出して繰り返す様子見のサッカーをしていた熊本。それは熊本がヴァンフォーレに対して縦パスを出したらどのくらい受け取った選手にプレスで食いついてくるのかを計っていたと思います。その実験段階を経て熊本はいざ仕掛けていきます。前半10分、果敢に前に来る熊本にビルドアップの段階で引っかかってしまった神谷選手。慌てて取り戻そうとスライディングしますが相手に冷静にかわされて最後は石川選手に決められて先制点を奪われます。続く19分には一本の縦パスで浅く守るDFラインの裏を突かれ、シンプルに唐山選手に決められ2失点目を喫すると、41分には熊本にボールを奪われてカウンター攻撃を受け右サイドから大きなクロスボールで逆サイドまで展開。ファーサイドに走り込んだ松岡選手にダイレクトに合わせられ3失点目。そして前半アディショナルタイムには熊本の左からのCKのボールを神谷選手がクリアミスしヘディングでゴールに押し込んでしまいオウンゴール。あれよあれよと前半だけで4失点を喫してしまいました。まさにヴァンフォーレの守備陣は混乱状態と言っても過言ではなく、その状態をうまく利用した熊本の試合の流れを読んで突き離す力も光りましたね。序盤に相手の様子を観察していた努力も実っていたと思います。ホームのサポーターから大ブーイングを浴びて前半が終了します。

☆ハーフタイム後に目の色が変わる
4失点とディフェンス陣が崩壊し、攻撃面も噛み合わないまま無得点で終了した不甲斐ない内容の前半の戦いをみせてしまったヴァンフォーレ。おそらくハーフタイムに大塚監督に檄を入れられ、選手たちは再び気持ちを入れ直したと思います。目の色が変わった選手たちは戦い方を共有しアグレッシブに攻守において仕掛けていきます。また山本選手に代わり木村選手&飯島選手に代わって三平選手を投入し、さらにフォーメーションを変更した影響も状況を変えるきっかけとなってチームが活性化。大量失点で自信を失いかけていた状態に歯止めをかけることに成功しましたね。展開的にも4点を奪って保守的になる熊本に対して攻め込むヴァンフォーレの後半の構図となります。

☆遅すぎた鳥海&三平選手弾
攻める展開となったヴァンフォーレは後半22分、中山選手が蹴ったCKがニアサイドで選手に当たり中央に流れていくと、ボールを拾った神谷選手がトラップし右足でシュート。しかしそのシュートは枠を外れそうになっていたところで鳥海選手が反応しシュートの軌道を変えてゴールに押し込み1点返します。後半34分にも中央でパスをもらった三平選手がペナルティアーク付近で迷わず右足を振り抜き、グラウンダーの軌道のミドルシュートがゴール右隅に鮮やかに突き刺さります。鳥海選手の得点はなんとしても決めるんだという強い気持ちがプレーに乗り移ったかのような執念のゴール、三平選手の得点は彼のトラップ&反転の巧さや思い切って蹴ってみようとするチャレンジ精神が功を奏したナイスゴールでしたね。2点を決めて追いかけたものの、4点ビハインドの分厚い壁は越えられずに2対4で試合終了。鳥海選手と三平選手のゴールで意地を見せたヴァンフォーレでしたが、J1昇格プレーオフが遠のく敗戦となりました。

☆敗因は?
この試合ヴァンフォーレが敗れてしまった要因として、先発メンバーを大幅に変更したことによっていつものような組織力を保てなかった点があったと思います。この過密日程での3連戦を戦う上で同じチーム編成で乗り切ることが選手の蓄積疲労的にほぼ不可能だったため、どこかの試合で選手を入れ替えることが求められていました。大塚監督はJ1昇格プレーオフ付近にいる仙台や山形との戦いを重要視し、普段出場している選手たちをそちらの試合に使えるようにチームを構成。日程上合間に行われるこの16位熊本戦は出場機会に飢えている選手たちで構成されたターンオーバー制を導入してきました。今回の出場選手たちはスタートから積極的に動き、アグレッシブに進めてきたこれまでの大塚監督体制のチームスタイルをピッチ上で頑張ってみせようと努力しますが、前に行くスタイルの裏にできる守備のリスク管理がほとんど機能していないように思えましたね。継続して臨んでいるメンバーではその辺りのフォロー体制がしっかりしているのに対し、今回はチームの組織力が未成熟だったと言わざるを得ません。約4ヶ月ぶりに復帰した神谷選手が1点目と4点目の2つの致命的なミスに絡んでいるのですが、味方同士で励まし合うリカバリーの精神も前半のうちは少し欠けていたように個人的には思います。

また自分たちの得意とする堅守速攻スタイルを出そうと常に受け身の状態になっていることも気になります。ここ最近鹿島や川崎&横浜FCなど強豪クラブと対戦することが多く、攻める相手に対して守るヴァンフォーレの試合の構図が増えていた事実は確かにあります。それらの相手に対して善戦したことでそのパターンをリーグ戦の他の試合でも出そうとする傾向が目立ちます。もちろん引いて守っているだけではなく前に奪いに行く積極的なディフェンスにチャレンジをしているものの、先手の相手がボールを持っている状態から後手のこちらがアプローチしていく試合のかたちは消極的と思われても仕方ないと思います。この熊本に対しても受け身の状態で試合に入ってしまったので、当然相手のチャンスも増えてそれにつれて得点機会も増えていきます。堅守速攻のチームスタイルに偏り過ぎるのではなく、順位が下にいるチームが相手なら尚更こちらが主導権を握って能動的にプレーしていく臨機応変さも大切だと思いますね。


…この敗戦によりヴァンフォーレの今シーズンの成績は10勝9分け13敗となり、順位は13位と変わらないものの上の順位にいるクラブと勝ち点3を詰める絶好の機会を逃してしまいました。そして首の皮一枚残されていた6位以内に与えられるJ1昇格プレーオフ入りがこの結果で極めて厳しい状況に。精神的なショックがデカいと思いますが、残りの試合で士気を落とさないように気持ちを持ち直して戦っていけるかが注目されます。これから山形戦&岡山戦とホーム連戦が続きます。来てくれるサポーターのためにもできる限り多くの勝利を届けたいですね。



【ヴァンフォーレ甲府×ロアッソ熊本|ハイライト】2024明治安田J2リーグ第30節|2024シーズン|Jリーグ


ピックアップロアッソ熊本戦!

2024-09-26 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。

今回の対象試合は9月25日にホームで行われた2024年明治安田J2リーグ第30節ロアッソ熊本戦です。




1点返す鳥海選手のゴールシーン。4点をリードされた後半22分、右からのCKのボールがゴール中央に流れ、そこに待っていた神谷選手がシュート。グラウンダーの弾道のキックは逆サイドの枠を外れそうになっていましたが、シュートコースにいた鳥海選手が咄嗟に反応しボールに触れ、軌道が変化しそのままゴールに吸い込まれていきます。オフサイドはなし。ヴァンフォーレは前節の仙台戦でもセットプレーから2得点を挙げており、CKのチャンスには自信を持っていた状態だったと思います。その状態で神谷選手と鳥海選手がゴール前の密集のなかで鋭く反応できたのは良かったですね。追い上げるためのとりあえずの1点を決めることができました。





後半34分のチーム2点目となる三平選手の見事なミドルシュート弾。ウタカ選手を狙ったロングフィードは相手にクリアされますが、そのこぼれ球を拾った鳥海選手が前にいた三平選手にボールを預けます。三平選手はうまくトラップしながら反転しシュートの打ちやすい場所にボールを転がすと、ペナルティアーク付近から迷わず右足を振り抜きそのシュートが鮮やかにゴールに突き刺さります。このゴールは三平選手のトラップの巧さが光ります。あの位置に素早くかつ正確にボールを置けたからこそ、相手に寄せられる前に右足を振り抜く時間が作れたと思います。そして普段ミドルシュートを打っているイメージがないのですが、この試合の状況をなんとかしたいという強い気持ちが少し遠めでもシュートを打つと決断させた要因になったと思います。それにしても素晴らしいトライと素晴らしいゴールでした!





試合結果を伝えるクラブ公式のポスト。前半に4失点するという衝撃の結果だったのでショックも大きく戦う気持ちが失ってしまう恐れもありましたが、後半は闘志を再び呼び起こして2点を決めて意地を見せることができたのは忘れてはいけませんね。首の皮一枚残されていたJ1昇格プレーオフへの道のりですが、この敗戦で極めて難しい状況になりました。次の試合もホーム戦。しかも中2日の日程で開催されます。気持ちを再び引き締めて上位進出のためにアグレッシブに臨んでほしいと思います。




※出だし音量注意

選手入場時のゴール裏サポーターの様子。平日ナイトゲームでしたが、たくさんのサポーターがスタンドにいることが分かりますね。前半が終わり応援したくない気持ちになったサポーターもいるとは思いますが、最後まで戦う選手を後押しするためにサポーターも最後まで頑張っていたと思います。その応援が報われる日が早く来てほしいなぁ。





試合前に熊本ゴール裏で交流するヴァンくん。熊本名物のカモンロッソダンスをしてますが、まさか終了後に熊本サポにされるとはこのときは思っていなかったはず。相手が喜ぶシーンを見るのは悔しいことですが、その悔しさをバネにして次の試合にパワーとして発揮したいですね。





ピッチ内練習のために出てきた選手を迎えるサポーターたち。先発メンバーみんなとハイタッチができます。マクーラ選手はニッコニコでサービス満点。最後に登場したウタカ選手は余韻を残しながら良い表情をしてますね(笑)





UTYなどでお馴染みの米津お天気キャスターのポスト。試合前にスタジアム周辺の天気に関する適切な情報を教えてくれます。また服装の提案などもしてくれるのでとても参考にさせてもらっています。皆さんもぜひとも参考にしてみてはいかがでしょうか?


…以上です。


試合結果【ロアッソ熊本戦】

2024-09-25 | Weblog

【2024年明治安田J2リーグ第30節】

◇試合結果◇
✕ヴァンフォーレ甲府2-4ロアッソ熊本○
※大胆なメンバー変更裏目で大崩れ4失点敗戦

◇得点者◇
前半10分(熊)石川
前半19分(熊)唐山
前半41分(熊)松岡
前半48分(熊)オウンゴール
後半22分(甲)鳥海
後半34分(甲)三平

◇試合会場◇
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)

◇入場者数◇
5675人

◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
12万5575人(1試合平均8371人)

◇データ◇
     甲府 熊本
45% ボール支配率 55%
15本 シュート数 16本
513本 パス成功数 605本

◇今シーズンの成績◇
10勝9分け13敗(勝ち点39) 13位

◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯◯✕◯△△✕◯✕△
 ○✕✕○△✕✕✕△△
 ✕△✕△○○✕○○✕
 △✕
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下段が最新の結果です。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画
2024.09.25 2024明治安田J2リーグ 第30節 vs.ロアッソ熊本

 

 


本日ロアッソ熊本戦!見どころ紹介

2024-09-25 | Weblog



ヴァンフォーレ甲府本日試合があります。2024年明治安田J2リーグ第30節ホーム山梨県甲府市のJITリサイクルインクスタジアムにてロアッソ熊本戦です(19時キックオフ)。


◇中継情報◇
DAZN
エフエム甲府

◇試合会場周辺の天気情報◇
tenki.jp 9月25日 6:00発表
JITリサイクルインクスタジアム(山梨県)
晴れ☀️のち曇り☁(夏日)
最高気温:28℃(キックオフ時∶24℃) 最低気温:17℃
降水確率
6時~12時:10%
12時~18時:30%
18時~24時:30%

◇ホームゲーム交通アクセス情報◇
ヴァンフォーレ甲府の試合を観に行こう〜スタジアム交通アクセス編2024年修正版〜


◇見どころ紹介◇
【ロアッソ熊本】
☆今シーズンの成績:10勝6分15敗(勝ち点36) 16位
☆ここ最近5試合の試合結果
→✕○✕○○
☆注目選手
唐山選手∶2試合連続得点中の22歳サイドアタッカー。7月にG大阪から育成期限付き移籍で加入。
石川選手∶体を張って前線の起点となる1トップ。178cmと大柄ではないが、ポストプレーの質が高く今季5得点3アシストを記録。
佐藤選手∶2004年にヴァンフォーレからプロのキャリアをスタートさせ2シーズン半在籍した元ヴァンフォーレGK。38歳のベテランとなり今季は主にベンチから正GKを支える。

☆予想布陣:3-3-1-3
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ロアッソ熊本vsブラウブリッツ秋田 明治安田J2リーグ 第32節 2024/9/21


【ヴァンフォーレ甲府】
☆今シーズンの成績:10勝9分12敗(勝ち点39) 13位
☆ここ最近5試合の試合結果
→✕○○✕△
☆注目選手
三平選手∶前節の仙台戦で同点に繋がる1点目を決める。得点以外にもチームプレーでの貢献度が高い。
中山選手∶直接FKによる劇的同点ゴールを決めて一躍ヒーローに。この良い流れを継続させたい。
アダイウトン選手∶過密日程により第9節清水戦以来のベンチ入り途中出場があるかも。途中出場でもパワーが出せるか注目。

☆予想布陣:3-4-2-1
☆予想スタメン

※選手とフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

☆前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ベガルタ仙台vsヴァンフォーレ甲府 明治安田J2リーグ 第32節 2024/9/21



☆過密日程真っ只中
ヴァンフォーレが9月4日&8日にルヴァンカップのプライムラウンド準々決勝を戦っていたことにより延期となっていた第30節が本日開催。週中の24日にこの試合が組み込まれたため過密日程をこなすことが決定。前節の仙台戦が終わりアウェーから帰ってきて中3日で今回の熊本戦。そして熊本戦が終わってから中2日で山形戦が待っています。熊本戦と山形戦はともにホーム開催なので移動による疲労はなさそうですが、さすがに中2日なので同じメンバーで臨むのはリカバリーの間隔が短すぎて体力的に厳しそう。大塚監督が7日間で3試合をこなす日程のどこにチームのピークを持っていくのかが注目ポイントで、首の皮一枚繋がっている6位以内が出場できるJ1昇格プレーオフ入りの目標を達成させるためには残りの試合全勝が必要。その第一歩をこの熊本戦から踏み出せることができるかが見どころの一つだと思います。また本日のJ2はこの試合しか行われないため、勝てば有無を言わさず上位との勝ち点3差を必ず縮められます。その精神的にポジティブになれる要素も考えながら優位に試合を行いたいですね。

☆現在2連勝中の大木ロアッソ
今回の対戦相手のロアッソ熊本。チームを率いて5年目となる元ヴァンフォーレ指揮官の大木監督のもと、2021年にはJ3優勝&2022年にはJ2で4位に入るなど躍進をみせてきました。近年では昨シーズン14位と伸び悩んでいる時期を過ごし、今シーズンも一時J3降格圏内に足を突っ込んでいただけに、最近では少しずつ低迷から持ち直してきた感があります。前々節では鹿児島に、前節では秋田に勝利して連勝中と浮上への手応えを掴んできている様子。この勢いのまま今回のヴァンフォーレ戦でも押し切りたいと思っているはずなので、ヴァンフォーレとしたら相手の攻撃の勢いに飲まれて守勢にまわるのではなく、こちらが積極的に動いて相手の勢いのさらに上を行き主導権が取れるように頑張りたいですね。

☆連携で相手を崩せるか!?
前節の仙台戦で途中出場し試合の流れを変えることができた三平選手&宮崎選手&中山選手の3人。三平選手と中山選手はゴールを奪い&宮崎選手は精力的なチェックで前線の運動量をアップさせたことから、その調子の良さを今回の熊本戦でも引き続き発揮したいところ。もし先発で起用されたら三平選手と宮崎選手に加えて鳥海選手も前線での組織的な守備に参加することから計画的なチームでのプレスが発動できそう。相手にゆとりを持ってビルドアップされるのではなく、そこにプレッシャーをかけることでその精度を低下させることが狙い。そうすれば次に繋がるパスの狙いが狂うのでパスカットしやすくなります。必然的に守備から攻撃へと攻守の切り替えをする機会が増えてくると思うので得点のチャンスも広がっていきます。組織的な前線からの守備は計画的にボールを追い詰める切り込み隊長の三平選手を中心にして活きの良いシャドーの2選手が続けば、その後のボランチやウイングバックの位置でボールが奪いやすくなります。そして攻撃面ではウタカ&アダイウトン選手が仕掛けるほどの迫力はないものの、緻密に細かくパスを繋ぎながらスピーディーに相手ゴールに迫れると思います。日本人選手同士のコミュニケーションを密に取って複数人で仕掛けられるので、その長所を三平選手&宮崎選手&鳥海選手の1トップ2シャドーのときには積極的に実践してほしいですね。前節はセットプレーから2ゴールを挙げましたが、今回は流れの中から得点を記録してほしいと思います。

☆3-3-1-3の攻略法
熊本の基本フォーメーションは3-3-1-3。中盤がダイヤモンド型の3-4-3とは異なり、ワイドに位置する中盤が状況に応じてボランチやウイングバックの仕事をこなす柔軟性が求められます。その適応力が必要になってくるので、まずヴァンフォーレは1アンカー上村選手の両脇のスペースを攻撃の起点にしたいところ。そこを使っていけば三島選手や豊田選手が締める動きで対応してくるので、彼らが動いた後に空いたサイドを有効利用できれば敵陣深くまで潜り込めると思います。また熊本の攻撃の生命線はウイングの仕掛けなので、そこを封じることができればフォローするのも難しくなるため相手の攻撃力を半減させることができるでしょう。ウイングの仕掛けを抑え込むことと1アンカーの両脇から多方面に素早く仕掛ける攻撃を展開してほしいですね。


…本日のJ2はこの1試合のみなので勝てたら上位クラブとの勝ち点差を ‘3’ 縮めることができます。ヴァンフォーレは今回の勝利を足がかりとしてこれから続くホーム3連戦を3連勝で終えてJ1昇格プレーオフ入りに希望を繋いでほしいと思います。


ベガルタ仙台戦を振り返る【J2第32節】

2024-09-24 | Weblog

9月21日にアウェーで行われた2024年明治安田J2リーグ第32節ベガルタ仙台戦ですが、試合結果は2対2の引き分けに終わりました。ヴァンフォーレの得点は後半に挙げた三平選手と中山選手のゴールでした。


☆先発変更は3人
ヴァンフォーレはこの試合に臨むにあたり前節の横浜FC戦から先発を3人変更。左ウイングバックの村上選手のポジションに荒木選手が入ると、トップにはマクーラ選手に代わりピーターウタカ選手が3試合ぶりに先発復帰。そしてボランチの中山選手の位置に三沢選手が起用され、また新たな組み合わせのもとでアウェー戦に挑みます。個人的な注目選手は三沢選手。高い足元の技術を活かして中盤でチャンスメークができる彼がより多くの機会でボールに触ることで、ヴァンフォーレの中盤に安定感をもたらしてくれる効果があると思います。またウタカ選手とは京都で2021年から2022年までの2シーズンともにプレーしていた間柄。ベンチに入った武富選手もそうですが、元京都のホットラインで相手ゴールに迫るシーンを何度も作り出してほしいですね。

☆一瞬の隙を突かれた先制点
ヴァンフォーレがなかなかシュートまで結びつけられない展開のなかで、スタートから積極的に仕掛けてくる仙台。そのアグレッシブな姿勢がゴールを呼び込みます。前半13分、ハーフウェイライン付近でボールをまわす仙台は中島選手が一瞬の隙を突いて前線に鋭いスルーパスを供給。そのパスに反応し抜け出した中山選手が飛び出してくるGK渋谷選手の動きをよく見て冷静にゴールに流し込み、先制点となるゴールを決めます。ヴァンフォーレとしたらスルーパスの出始めがハーフウェイライン付近だったのでこちらのDFラインは押し上げて浅くなっており、位置的に中山選手を見ていた林田選手はまさかそのタイミングで狙ってくるとは想像していなかったと思います。反応に遅れて一瞬のマークのズレが1本の完璧なスルーパスによって決定機まで持っていかれました。でもこのシーンは守備陣が悪いというよりは相手の攻撃が上回った印象の方が強かったので、仕方ないと割り切るしかないでしょうね。序盤に失点する苦しい展開で試合が進んていきます。

☆後半立ち上がりにも失点
1点のビハインドで前半を折り返したこの試合。後半に巻き返しを図りたかったのですが、その出鼻を挫かれるシーンがやってきます。後半2分、左サイドに展開されたヴァンフォーレは荒木選手が対応しますが仙台はワンツーでかわしてサイド深くまで侵入。郷家選手は普通にゴール前にクロスボールを上げるのではなく少し手前のニアにグラウンダーのクロスを選択すると、そこに待っていた真瀬選手がダイレクトでシュートを放ち、それがゴールに突き刺さります。後半開始早々あっという間の追加点。このシーンを詳しく見てみると、まず左サイドにパスを渡った時点で荒木選手1人しか反応しておらず、仙台はエロン選手と郷家選手の2人がおりサイドで数的不利な状況が作られていたことが不味かったポイント。その状況で相手は壁パスで簡単に荒木選手を引き剥がすことに成功しています。その時に3バックの左側の選手が中央にいた真瀬選手をマークしていたのでフォローに行けなかった背景もありますが、そこで右側の選手にマークを預けてスライドしその選手は左サイドの対応に向かわなければいけませんでしたね。アシストした郷家選手は相手からのプレッシャーがなかったためにゴール前の状況を確認し、ターゲットを見つけて正確なクロスボールを上げる余裕ができていました。そして孫選手はゴール前でなんとかしようとする気持ちが強かったあまりにポジショニングが下がり過ぎ、それによってぽっかり空いた手前のスペースを相手に突かれてしまいましたね。相手ボールにうまくアプローチできなかったのも後半開始して間もない状況が少なからず影響していると思います。後半が始まって完全にエンジンがかかり切っていない状態を仙台にしたたかに狙われていたと思います。

☆流れを変えた後半18分の3人交代
2点のリードを奪われたヴァンフォーレは早急に追い上げを図るべく後半18分に3人の同時交代を決断。中山選手&宮崎選手&三平選手をピッチに送り込み、停滞していた攻撃面のテコ入れに着手します。こちらが攻勢時には迫力のあったアタッカー陣でしたが相手にボールを持たれると途端にプレス強度が弱まる状況を改善するために、計画的かつ組織的に前線でボールを追える三平選手と精力的に動いてリズムを作り出す宮崎選手が率先してチェイシングに行くことで相手のビルドアップの精度を低下させることに成功。それによって守備から攻撃に展開が切り替わる機会が増え、ただ単にポゼッションするだけではなく相手陣地に鋭く攻め込む回数も多くなっていきます。3人交代によって試合の流れが変わり始め、その後の追撃弾へと繋がっていきます。

☆良い時間の三平選手の追撃弾
後半23分にセットプレーのチャンスを獲得したヴァンフォーレ。荒木選手が左足で蹴ったCKのボールをゴール中央で三平選手が右足のひざに当てて押し込みゴールを決めて1点差にします。このシーンはニアサイドでヘナト アウグスト選手が触ると予測した仙台守備陣がそこを越えて裏に流れたボールに反応できなかったのが大きいポイント。裏にポジショニングを取っていた三平選手も相手選手に付かれている状態でしたが、体を預ける感じでうまく反転させてシュートを打てる体勢を作り出していましたね。今シーズン5得点目となるゴールは三平選手らしい駆け引きの強さが生んだ得点だったと思います。

☆ラストワンプレーでの劇的同点弾
1点を返したヴァンフォーレでしたが、そこからは仙台も盛り返して互角の攻防が繰り広げられます。残り時間が短くなり徐々にクローズの態勢へと変わっていく仙台に対して攻めあぐねるヴァンフォーレ。そのまま1点差で終わる気配が漂うなかで後半アディショナルタイム5分に中山選手が倒され、絶好の位置でのFKのチャンスを獲得します。ゴールから約25mほど離れた位置から直接狙ったのは中山選手でした。右足でカーブがかかったキックは相手の壁にかすり、軌道が少し変化したままゴール左側へ吸い込まれていきます。中山選手は今シーズン初ゴール。このシーンでは中山選手と荒木選手がFKスポットに立っており、仙台は位置的にカーブを描いて狙いやすい左足の荒木選手のキックを警戒して壁の高さの配置やGKのポジショニングを取っていたと思います。それの裏をかいた今回の中山選手の右足でのゴールはまさに相手の意表を突くかたちとなりました。ゴールが決まった直後に主審のホイッスルが吹かれて試合終了。ヴァンフォーレがラストワンプレーを活かして劇的な同点弾でフィニッシュを迎えました。

☆引き分けた要因は?
ヴァンフォーレがこの試合引き分けた要因として、気になった点と良かった点の2つに分けて挙げたいと思います。まず気になった点は後半立ち上がりでの失点。前半13分の失点は仙台の攻撃が上手という印象がありましたが、後半2分の失点はディフェンスに集中し的確にフォローに向かえば防げた失点だったと個人的には思います。時間帯も一般的に得点が動きやすいと言われている後半開始後に失っているので、選手たちの心の隙が影響していたと言っても過言ではありません。最近の試合では天皇杯の鹿島戦やルヴァンカップの川崎戦&リーグ戦の第24節長崎戦など、大塚監督体制で前後半開始&終了直前で失点し勝敗の行方が変わってしまう場面が目立っていたので、この流れは残りの試合で見せないようにしたいですね。

良かった点は後半からの戦い方。ウタカ選手やアダイウトン選手がいた前半は彼らがボールを持たなければチームの仕掛けがスタートしなかったのに対し、三平選手や宮崎選手が絡んだ後半のチームの仕掛けは非常に組織的でした。相手のペースを狂わすような前線からのプレスができていたし、単独突破だけではなく連携を駆使した仕掛けが生まれていました。さすがにフィジカルの強度の面では前半のメンバーからは劣りましたが、攻撃のクオリティでは後半の方が仙台の選手は怖かったと思います。もちろんウタカ選手やアダイウトン選手が絡む攻撃も良い点はあるのですが、今回は後半からのメンバーの方が効果的で、2点差を追いつく原動力となっていましたね。


…この引き分けによりヴァンフォーレの今シーズンの成績は、10勝9分け12敗の勝ち点39となり、順位は13位と変わらず。6位以内のJ1昇格プレーオフ入りを目指すヴァンフォーレにとって勝利が求められる状況は変わっていないので、今回の引き分けでその目標達成はさらに厳しくなりました。しかし勝ち点1獲得で首の皮一枚は繋がっていると思うので、残りの試合での白星を信じて希望を持って戦ってほしいと思います。



【ベガルタ仙台×ヴァンフォーレ甲府|ハイライト】2024明治安田J2リーグ第32節|2024シーズン|Jリーグ


ピックアップベガルタ仙台戦!

2024-09-22 | Weblog

ヴァンフォーレが戦った試合で特に印象に残ったプレーやゴール&応援など、X(旧Twitter)やYouTubeに上げられたヴァンフォーレ関連の記事や動画の投稿を少し緩く紹介していくこのコーナー。なお試合日翌日に更新予定です。

今回の対象試合は9月21日にアウェーで行われた2024年明治安田J2リーグ第32節ベガルタ仙台戦です。





1点差にする三平選手のゴールシーン。このゴールを決めたときに実況がオウンゴールかもしれませんって言ってたのでラッキーと思っていたのですが、よくよく見るとCKのボールを膝のあたりに当てて押し込んでいるちゃんとした三平選手のゴールでしたね。ヴァンフォーレはクロスボールをゴール前で合わせるシュートが少ないと感じていただけに、このようなパターンが増えてきたらゴールのバリエーションももっと広がっていきそうです。三平選手は今シーズン4得点目。このまま残りの試合で波に乗ってくれたら嬉しいですね。







YouTubeショートとホームゴール裏角度からの中山選手直接FK弾の様子。このゴールは後半アディショナルタイムのまさにラストプレーで生まれたもの。土壇場で追いつくFKを決めた中山選手の度胸と思い切りは凄いと思います。そして荒木選手が中山選手の横についていたことも相手を惑わせるポイントになっていて、相手GKは荒木選手が左足でカーブをかけて巻いてくると予測してキックの瞬間に左側に体を動かしておりその分の反応がセービングで遅れていたと思います。中山選手ナイスゴールでした!





試合結果を伝えるクラブ公式のポスト。試合的には2点差を最後の最後に追いつく素晴らしい展開で、しかも強豪仙台相手に敵地で勝ち点1をもぎ取ったことは通常であれば評価できるのですが、ヴァンフォーレが今置かれている状況はJ1昇格プレーオフを視野に入れることで、それに対して現在13位にいるヴァンフォーレが勝ち点1獲得だけでは物足りないので、今回の結果は残念と言わざるを得ません。でもこの勝ち点1で首の皮一枚繋がったとも言えるので、残りの試合で再び希望を持って戦っていきましょう。





今回のビジター側のサポーター席。スタジアムの隅の一角ですが、それでもたくさんの方々が仙台に駆けつけて応援していることが分かりますね。このスタジアムの四隅に陣取る形式はACLのブリーラム戦を思い出して熱くなりますよね。





イオンモール甲府昭和では今シーズンのアウェー戦恒例となっているパブリックビューイングが開催されました。動画は試合終了間際の中山選手同点ゴールの瞬間盛り上がるサポーターたち。素晴らしい雰囲気だ!


…以上です。


試合結果【ベガルタ仙台戦】

2024-09-21 | Weblog

【2024年明治安田J2リーグ第32節】

◇試合結果◇
△ベガルタ仙台2-2ヴァンフォーレ甲府△
※土壇場中山直接FK弾で2点差を追いつく意地のドロー

◇得点者◇
前半13分(仙)中山仁
後半2分(仙)真瀬
後半23分(甲)三平
後半53分(甲)中山陸

◇試合会場◇
ユアテックスタジアム仙台(宮城県)

◇入場者数◇
1万1272人

◇今シーズンのホームゲーム累計入場者数◇
11万9900人(1試合平均8564人)

◇データ◇
     仙台 甲府
50% ボール支配率 50%
10本 シュート数 13本
411本 パス成功数 459本

◇今シーズンの成績◇
10勝9分け12敗(勝ち点39) 13位(暫定)

◇今シーズンの勝ち星表◇
→◯◯✕◯△△✕◯✕△
 ○✕✕○△✕✕✕△△
 ✕△✕△○○✕○○✕
 △
※今シーズンリーグ戦の試合をこなす度に◯△✕で結果を積み重ねていきます。一番右&下段が最新の結果です。

◇ヴァンフォーレ甲府メンバー◇


◇試合ハイライト動画
2024.09.21 2024明治安田J2リーグ 第32節 vs.ベガルタ仙台