ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● オンブバッタの一生 ・ バッタ目 オンブバッタ科

2019-11-09 |    バッタ、コオロギ他
〈 オンブバッタ 〉
体長 ♂ 22~25ミリ  ♀ 40~42ミリ  分布:北海道~沖縄

成虫の出現期は8~11月。
最近は、食草のイネ科が繁る草むらに踏み入っても小さなオンブバッタ(♂)しか見ることが出来ませんでしたが
今日はもう、その♂をも見ることが出来ませんでした。
きっと、子孫を残す大役を経て静かに永遠の眠りについたのでしょう!

体色は緑色か褐色ですが♀ の方が茶色の確率が高いらしい。
幼虫期に高温の環境で育つと茶色になるらしいのです。

面白いのは、糞をしたらその糞を後ろ足で蹴り飛ばすという。

一見してオンブバッタとみられる、大きな♀の背に小さな♂が載っている姿。
繁殖期でもないのにこの光景が見られるのは♂が♀を確保するための行動ということです。

5月になると幼虫が生まれ、5回脱皮して成虫になり、一度目の脱皮は土の中から這い出た時に行う。
翅は3令幼虫以降に生えて来る。
5回の脱皮を終えた幼虫は成虫となり8~11月に見られるようになり
気温が下がり始めた秋頃には♀が土の中に卵鞘(らんしょう)という泡状の覆いをかけながら
産卵する・・・そして♂ ♀ 共に一生を終えるようです。






















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