
カラマンシーはフィリピンの代表的なフルーツで、フィリピンレモンと呼ばれ独特なさわやかな香りとマイルドな酸味が特徴です。
日本のすだちやかぼすに似た味わのいの柑橘系の果物で、一年中入手出来ます。
カラマンシーは東南アジアで開発され、特にフィリピンで非常に人気がありますが、欧米ではacid orange、calamondin orange、Chinese OrangeやPanama orange等の名前で知られています。
カラマンシーは四季を通して結実することから中国語では四季橘(シキキツ)と呼ばれているそうです。
また沖縄では四季柑(シキカン)と呼んでいて、主にシークヮーサーの代用として台湾から輸入した果汁が販売されています。
カラマンシーはミカン科の常緑低木で、果実は小型でスダチに似ていて、果肉には酸味があるので、ジュースにしたり料理に利用されています。
またカラマンシーは優れた抗菌抗酸化作用を持っていて、脂肪燃焼や生活習慣病に役立つ健康果実とも言われています。
最近日本で美容と健康に良いと評判になっている「シネフリン」、壊れやすいビタミンCの吸収を助ける「ヘスペリジン」、毎日の活力を作る「クエン酸」など、カラマンシーにはこれらの健康成分が豊富に含まれています。
ネットで知ったのですが、日本の居酒屋チェーンとして知られる「笑笑」ではこのカラマンシーを使った飲み物があるそうです。
「カラマンシーサワー」、「カラマンシーコーラ」、「カラマンシージンジャー」が定番の飲み物メニューにあって、日本人の間でも爽やかなカラマンシーの味が好まれているようです。
以前タイで暮らしていた時にタイには「マナオ」というカラマンシーのような果物がポピュラーでした。
このマナオはタイ料理にはなくてはならない存在で、「トムヤムクン」にも使われていて、タイ料理の酸っぱい味、たとえばソムタムという青パパイヤで作るサラダにも使われています。
フィリピンのカラマンシーはホットのジュースにして飲んでも、ソーダで割ったり、冷たく冷やして飲むのも美味しくいただけます。
下の写真のような市販のカラマンシーソーダやジュースもポピュラーな飲み物です。
やはり健康志向から言えば、フルーツを絞った生ジュースなど美味しいし身体に良いですね。
それなのに、若者を中心にコーラなどの飲料が愛飲されるのは、飲み物のファッション化なのでしょうか。
カラマンシーのもう一つ有難いことは「価格」が安いことです。
写真の一枚は市内のスーパーで撮ったものですが、1キロの値段が35ペソ(約80円)という財布に優しい商品でもあるところが特長です。
どこの庭にも植えてあるようですね。
沖縄では「シークワーサー」と呼ぶのでしょうか?
明日から行ってきますので、価格や香りなどの違いをチェックしてみます。
カラマンシーはフィリピンを代表する柑橘系の果物で 大きさ・香りもシークヮーサーと良く似ていますが、別物のようです。
今日から沖縄とのこと、是非シークヮーサーとカラマンシーの味の違いを確認して来て下さい。