秀紀に向かって、淳は「一体どうしてそんな風になってしまったんだ」と叫んだ。
思わず二人は息を飲む。
青田淳のそんな姿など、およそ目にしたことが無かった。
淳は遠藤と秀紀を睨みながら、凄まじい形相で言葉を続けた。
「兄さんが‥!誰より現実的だった兄さんが!あんなにでかい口叩いてたくせに!」
顔を青くして後退る二人も構わずに、淳は溢れる怒りをぶつけ続けた。
「結局こんなザマかよ?今の状態分かってんの?!遠藤さんに全て台無しにされたんだぜ?!」
「兄さんの人生も!」
「今の俺の状況も!」
「俺にあんな風に言っておいて、自分のしてることは一体何だよ!」
怒りを露わにして叫び続ける淳に、遠藤も秀紀も圧倒されていた。
なりふり構わないその姿は、いつもの冷静沈着な彼のイメージとはかけ離れていた。
心の海が決壊し、その扉のタガが外れて感情が溢れ出る。
なだれ落ちる理性に、淳は振り回されていた。
「こんなのありえない。こんなの間違ってる。全部滅茶苦茶だよ」
内省するように淳は呟いた。
暗く密やかな場所に一人取り残された、まだ子供の彼がそこで立ち竦んでいる。
指標を失ったその子供は、地団駄を踏みながら今の状況に苛立っていた。
自分の思い通りにならない現実を、信じていたものの崩落を、彼は受け入れることが出来なかった。
「あんたのせいだ‥」
それは誰かのせいだと、その子は決定付けた。
視線の先に、あの人間が居る。
遠藤がビクッと体を揺らした。
自分を見つめる淳の瞳が、尋常でない視線を彼に絡ませる。
ゆっくりと淳は遠藤に近づいた。その手を彼の方に伸ばしながら。
「全部‥全部あんたが‥雪に‥」
遠藤が後退りするより早く、秀紀が淳の体を押さえつけて止めた。
「淳っ!お、落ち着け!落ち着いてくれ、頼むから!修くんに何するつもりだよ!」
離せ、と言って淳は秀紀の腕を振り払おうとした。
しかし秀紀は必死になって彼を押し留める。
「なぁ‥なぁってば!謝る立場のくせに喚き散らしてごめん。俺が悪かった!」
秀紀は彼を宥めるように、優しく淳に声を掛けた。
本当にごめん本当にごめんと、秀紀は何度も言った。ひたすら腰を低くして彼を窺う。
「俺が代わりに何でもするから‥ど、土下座するか?そしたら少しは気が済むか?」
遠藤は呆然としながら、秀紀が謝る姿を見ていた。
何度も淳に向かって頭を下げ、懇願し、機嫌を取ろうとするその情けない姿を。
「ほら、俺ら昔すごい仲良かったろ?幼馴染に免じて今回だけどうか‥な?頼むよ。
今回だけ許してくれよ‥」
「な?」
遠藤は、そんな秀紀の姿が堪らなかった。
自分を庇い、ここまで情けない姿を晒している彼が、愛おしくてしょうがなかった。
自分に持てない強さを、彼は持っている。
愛情のために、大切な人のために自らを犠牲に出来る優しさを、彼は持っている。
遠藤は涙を流しながら、秀紀に向かって「もういい‥」と言った。
俯きながら掠れた声で、嗚咽を押し殺しながら。
「もう止めて‥止めてくれ‥。そんなことするな‥」
秀紀が遠藤の肩を抱き、その背中を擦る。
二人は傷つき合ったつがいのように、互いの傷をなめ合った。
淳は二人から目を逸らすと、急激に感情が冷えていくのを感じた。
潮が干いていく。心の海が、水位を下げていく。
淳は冷めた気持ちのまま、二人の方を眺めてみた。
秀紀は、立派だったかつての「兄さん」は、もうただの負け犬に見えた。
こんな負け犬に、労力使って何になる?
淳は侮蔑を孕んだ視線で、この惨めたらしい二人を俯瞰した。
「いいよ」と淳は一言口にした。
思わず秀紀の顔が上がる。
淳は秀紀の懇願を受け入れたが、「ただし」と前置きして交換条件を二つ提示した。
「こういうの二度と俺に見せないで欲しい。それと、家に帰ること」
秀紀は二つ目の条件に対して、声を上げた。
「えっ?!」
なぜ、という秀紀の問いに、淳は「雪にもこういう二人の姿を見せたくないから」と答えた。
でなければ、と淳は更に秀紀に対してその交換条件を飲むよう仕向ける。
「俺が兄さんの家に直接話そうか? 今の状況」
相手の弱みを利用して己の欲求を叶える。
幼い頃から身についてきたその術で、淳は秀紀と遠藤を、自分と雪から遠ざけようと画策した。
秀紀は黙り込んだ。
様々な考えが脳裏を巡る。しかし実は心の端でずっと考えていたこと‥実家に帰るという選択肢を、
最終的に秀紀は選ぶことにした。
「分かった」
秀紀の答えに遠藤は驚愕したが、
彼は俯いたまま、その答えを変えることはなかった。
淳は呆れた表情のまま、最後にかつての「兄さん」に向かって口を開いた。
「‥真っ直ぐ歩きなよ、人生」
淳はそう言うなり、背を向けて去って行った。
二人は半ば呆然としながら、その背中が小さくなるまでその場に佇んだ。
後ろ姿が見えなくなると、遠藤は思い出したかのようにカッとして、秀紀に向かって声を荒げた。
「なんだあいつ!何様だよ?!お前もどうして簡単に従っちまうわけ?!お前本気で‥」
遠藤が言葉を続けようとした時、秀紀が優しく肩に手を置いた。
「修ちゃん‥怒らないの」
秀紀の表情が、それまでの彼とは違っていた。
怒りでも、動揺でも、哀しみともまた違った、その表情。
「あたし達、もう怒るの止めよ‥」
現実を憂うのも、状況から足掻くのも、秀紀は諦めた。
長い暗闇のトンネルを歩き続けることから、彼はリタイヤしたのだ。
遠藤は秀紀の出した結論を知り、俯いた。
そんな彼に、秀紀は優しく言葉を掛ける。
「今日もう疲れたでしょ?」
そう言って微笑む彼が、優しければ優しいほど堪らなかった。
遠藤は堪えきれず、涙が溢れてくるのを感じた。
帰ろう、と言って秀紀は遠藤の背中に手を回した。
「遠回りして帰ろ」
秀紀の瞳から、涙が零れ落ちた。
二人はもう知っていた。家へ帰ったら、話合いが済んだら、二人の関係が終わるということを。
今はせめて遠回りして、優しい時間を分かち合っていたい。
後から後から流れ出る涙が、目の前を霞ませて前が見えない。
‥その方が良い。
時を止めて、このまま一緒に居られたなら‥。
そんなささやかな願いが、叶うのならば‥。
遠藤と秀紀は、泣きながら並んで歩いた。
時が止まればと願うのに、無常にも日は暮れていく。
いつしか空には夜の帳が落ち、暗く寂しい時間がやって来る‥。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<彼の本性>でした。
青田淳の本音、というか本性が垣間見えた回でしたね。
地団駄を踏んで「ヤダヤダ」言う子供のようでした、先輩。
そして記事を書くうち、遠藤さんと秀紀兄さんに感情移入して本当切なかった‥!(T T)
秀紀兄さんは本当に器の大きな人です。一見遠藤さんの方がリードしている関係のように見えますが、
実は秀紀兄さんが感情の起伏の激しい遠藤さんを常に寛容して来たんですよね。
今回も自分の感情のままに淳に食って掛かる遠藤さんと、遠藤さんの為に何度も頭を下げる秀紀兄さんは、
見ていて対照的だなぁと思いました。
さて、本家版連載再開されましたね!もういきなりの大波乱で心臓持ちませんでした‥。(@@;)来週が気になるー!
次回は<彼女の本音>です。
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思わず二人は息を飲む。
青田淳のそんな姿など、およそ目にしたことが無かった。
淳は遠藤と秀紀を睨みながら、凄まじい形相で言葉を続けた。
「兄さんが‥!誰より現実的だった兄さんが!あんなにでかい口叩いてたくせに!」
顔を青くして後退る二人も構わずに、淳は溢れる怒りをぶつけ続けた。
「結局こんなザマかよ?今の状態分かってんの?!遠藤さんに全て台無しにされたんだぜ?!」
「兄さんの人生も!」
「今の俺の状況も!」
「俺にあんな風に言っておいて、自分のしてることは一体何だよ!」
怒りを露わにして叫び続ける淳に、遠藤も秀紀も圧倒されていた。
なりふり構わないその姿は、いつもの冷静沈着な彼のイメージとはかけ離れていた。
心の海が決壊し、その扉のタガが外れて感情が溢れ出る。
なだれ落ちる理性に、淳は振り回されていた。
「こんなのありえない。こんなの間違ってる。全部滅茶苦茶だよ」
内省するように淳は呟いた。
暗く密やかな場所に一人取り残された、まだ子供の彼がそこで立ち竦んでいる。
指標を失ったその子供は、地団駄を踏みながら今の状況に苛立っていた。
自分の思い通りにならない現実を、信じていたものの崩落を、彼は受け入れることが出来なかった。
「あんたのせいだ‥」
それは誰かのせいだと、その子は決定付けた。
視線の先に、あの人間が居る。
遠藤がビクッと体を揺らした。
自分を見つめる淳の瞳が、尋常でない視線を彼に絡ませる。
ゆっくりと淳は遠藤に近づいた。その手を彼の方に伸ばしながら。
「全部‥全部あんたが‥雪に‥」
遠藤が後退りするより早く、秀紀が淳の体を押さえつけて止めた。
「淳っ!お、落ち着け!落ち着いてくれ、頼むから!修くんに何するつもりだよ!」
離せ、と言って淳は秀紀の腕を振り払おうとした。
しかし秀紀は必死になって彼を押し留める。
「なぁ‥なぁってば!謝る立場のくせに喚き散らしてごめん。俺が悪かった!」
秀紀は彼を宥めるように、優しく淳に声を掛けた。
本当にごめん本当にごめんと、秀紀は何度も言った。ひたすら腰を低くして彼を窺う。
「俺が代わりに何でもするから‥ど、土下座するか?そしたら少しは気が済むか?」
遠藤は呆然としながら、秀紀が謝る姿を見ていた。
何度も淳に向かって頭を下げ、懇願し、機嫌を取ろうとするその情けない姿を。
「ほら、俺ら昔すごい仲良かったろ?幼馴染に免じて今回だけどうか‥な?頼むよ。
今回だけ許してくれよ‥」
「な?」
遠藤は、そんな秀紀の姿が堪らなかった。
自分を庇い、ここまで情けない姿を晒している彼が、愛おしくてしょうがなかった。
自分に持てない強さを、彼は持っている。
愛情のために、大切な人のために自らを犠牲に出来る優しさを、彼は持っている。
遠藤は涙を流しながら、秀紀に向かって「もういい‥」と言った。
俯きながら掠れた声で、嗚咽を押し殺しながら。
「もう止めて‥止めてくれ‥。そんなことするな‥」
秀紀が遠藤の肩を抱き、その背中を擦る。
二人は傷つき合ったつがいのように、互いの傷をなめ合った。
淳は二人から目を逸らすと、急激に感情が冷えていくのを感じた。
潮が干いていく。心の海が、水位を下げていく。
淳は冷めた気持ちのまま、二人の方を眺めてみた。
秀紀は、立派だったかつての「兄さん」は、もうただの負け犬に見えた。
こんな負け犬に、労力使って何になる?
淳は侮蔑を孕んだ視線で、この惨めたらしい二人を俯瞰した。
「いいよ」と淳は一言口にした。
思わず秀紀の顔が上がる。
淳は秀紀の懇願を受け入れたが、「ただし」と前置きして交換条件を二つ提示した。
「こういうの二度と俺に見せないで欲しい。それと、家に帰ること」
秀紀は二つ目の条件に対して、声を上げた。
「えっ?!」
なぜ、という秀紀の問いに、淳は「雪にもこういう二人の姿を見せたくないから」と答えた。
でなければ、と淳は更に秀紀に対してその交換条件を飲むよう仕向ける。
「俺が兄さんの家に直接話そうか? 今の状況」
相手の弱みを利用して己の欲求を叶える。
幼い頃から身についてきたその術で、淳は秀紀と遠藤を、自分と雪から遠ざけようと画策した。
秀紀は黙り込んだ。
様々な考えが脳裏を巡る。しかし実は心の端でずっと考えていたこと‥実家に帰るという選択肢を、
最終的に秀紀は選ぶことにした。
「分かった」
秀紀の答えに遠藤は驚愕したが、
彼は俯いたまま、その答えを変えることはなかった。
淳は呆れた表情のまま、最後にかつての「兄さん」に向かって口を開いた。
「‥真っ直ぐ歩きなよ、人生」
淳はそう言うなり、背を向けて去って行った。
二人は半ば呆然としながら、その背中が小さくなるまでその場に佇んだ。
後ろ姿が見えなくなると、遠藤は思い出したかのようにカッとして、秀紀に向かって声を荒げた。
「なんだあいつ!何様だよ?!お前もどうして簡単に従っちまうわけ?!お前本気で‥」
遠藤が言葉を続けようとした時、秀紀が優しく肩に手を置いた。
「修ちゃん‥怒らないの」
秀紀の表情が、それまでの彼とは違っていた。
怒りでも、動揺でも、哀しみともまた違った、その表情。
「あたし達、もう怒るの止めよ‥」
現実を憂うのも、状況から足掻くのも、秀紀は諦めた。
長い暗闇のトンネルを歩き続けることから、彼はリタイヤしたのだ。
遠藤は秀紀の出した結論を知り、俯いた。
そんな彼に、秀紀は優しく言葉を掛ける。
「今日もう疲れたでしょ?」
そう言って微笑む彼が、優しければ優しいほど堪らなかった。
遠藤は堪えきれず、涙が溢れてくるのを感じた。
帰ろう、と言って秀紀は遠藤の背中に手を回した。
「遠回りして帰ろ」
秀紀の瞳から、涙が零れ落ちた。
二人はもう知っていた。家へ帰ったら、話合いが済んだら、二人の関係が終わるということを。
今はせめて遠回りして、優しい時間を分かち合っていたい。
後から後から流れ出る涙が、目の前を霞ませて前が見えない。
‥その方が良い。
時を止めて、このまま一緒に居られたなら‥。
そんなささやかな願いが、叶うのならば‥。
遠藤と秀紀は、泣きながら並んで歩いた。
時が止まればと願うのに、無常にも日は暮れていく。
いつしか空には夜の帳が落ち、暗く寂しい時間がやって来る‥。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<彼の本性>でした。
青田淳の本音、というか本性が垣間見えた回でしたね。
地団駄を踏んで「ヤダヤダ」言う子供のようでした、先輩。
そして記事を書くうち、遠藤さんと秀紀兄さんに感情移入して本当切なかった‥!(T T)
秀紀兄さんは本当に器の大きな人です。一見遠藤さんの方がリードしている関係のように見えますが、
実は秀紀兄さんが感情の起伏の激しい遠藤さんを常に寛容して来たんですよね。
今回も自分の感情のままに淳に食って掛かる遠藤さんと、遠藤さんの為に何度も頭を下げる秀紀兄さんは、
見ていて対照的だなぁと思いました。
さて、本家版連載再開されましたね!もういきなりの大波乱で心臓持ちませんでした‥。(@@;)来週が気になるー!
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皆さんのコメントや分析が面白くて頷きながら見てました(笑)私も分析したいんですが脳みそが追いつかないので、今回も皆さんの待ってます( ´θ`)ノ←
と言いつつ一言…
尊敬してたであろう人が昔と比べてずいぶん変わってしまって絶望する気持ちはわかる気がしますが、やっぱり淳は自分のことしか考えてないように見えてすごく残酷だな~て思いました…まー好きですけどねw
最後に秀樹兄さんにいった「真っ直ぐ歩きなよ、人生」は淳自身にも言いたいです。
雪といることで少しは変わったのかと思いましたが、やはり秀樹兄さんの言うとおりもっと悪くなってしまったのでしょうか…
なーんて色々考えてるんですが上手く書けませんでした…
とりあえず率直に言いますとみんな仲良くしておくれ、です(笑)あとこの回の遠藤さん好きです(笑)
本家の方みましたーーー今日復帰なこと忘れてて叫びました(^∇^)
ハングルちょっとしか読めなくて翻訳機使いながらなんとか見ましたけど、んもぉおおぉおおお!気になる!!また1週間待つなんて地獄ですよ;;;;;;;;;
でも楽しみですね(((o(*゜▽゜*)o)))
なるほどー。
一個前のところで色々シックリしたんで、この件のところ理解しやすかったです。ありがとうございます…!
兄さん大学諦めれば解決じゃないんですかね…?ホント青田淳の言いなりにならなくてもいいのに。
そして青田淳は雪に兄さん達の関係を見せたくないってのは…?自分の嫌いなことを見せたくないってことですか?よろしければどなたか解説など、なんて…。もじもじ
先輩は都合悪いとまず他人のせい。それが一番ラクな道
都合悪いことを避け続けても、いつかはしっかり向き合わなけらばならないですね。それが、間も無く最新話の続きでやってくるのか…はたまた大切なものを失ってからなのか…。
ホント先輩どう出るんでしょうか…!
人の事やいやい言ってしまいましたが、チートラを通じ自分を見直す機会になってたり。
なんと奥深いマンガ…!
自分を否定されたようでぼろぼろ・・・。さっき雪ちゃんが傷ついた気持ちを解ってくれればいいのですけど。
嫌なこと、嫌な人と関わりたくない、一人で静かにしていたい・・・
小さな淳くんなりに、自分を守るのに必死だったのだと思います、きっと・・・。
どうすれば関わらないようになるかと考えた結果、相手の弱みを利用する方法をとるようになってしまったのだと想像します。(指標だった兄さんを変えてしまった原因は、“済んだこと”にいつまでもこだわって蒸し返す遠藤さんにある、と思ってしまう気持ちも解らなくないような・・・。)
とはいえ、それぞれのポリシーを持った大人同士の中で一緒に社会生活をするのだから、先輩も大人にならないとね。これ以上変な人になった先輩は見たくないですから。
ところで昨日、りんごさんがおっしゃっていたYukkanen師匠の記事のタイトルについて、私もずっと、すごいな素敵だなと思っていました。時々、「彼、再び登場」→「彼、再び退場」みたいな面白いのもあって、それがまたばっちりですし!さすがです!
初めまして、しいと申します。チートラにハマってしばらくしてからこのブログを知り、ほぼ日参しています。本家の記事ですし、ただ読み返すよりも理解を深めることができて…いつも楽しませていただいております。
さて今回勇気を振り絞って初コメントさせていただいたのは、本日の記事が私が一番大好きな遠藤さん・秀樹にいさんのことが大きく動いた、日本語版を読んで本気で涙したとても思い入れがある回(今回も記事を読んで涙が…)なので…りんごさんの疑問に対して、私なりの考えをお伝えしたいなぁと思ったからです。
雪ちゃんに秀樹達の関係を見せたくない理由ですが、淳は遠藤さんと秀樹の関係を(遠藤さんが相手ということもあいまって)信じられない、理解できない、ありえない…まっとうな道をはずれている…言い方がとても悪いですが(TT)、汚らしい、おぞましいとまでも思っていそうです。
そんな2人組が自分はもちろん、自分の彼女…雪ちゃんの近くに存在するなんて、精神衛生上良くないに決まっている。
……という感じの独りよがりの思い込みからあのような発言に至ったのかなぁと思いました。
雪ちゃんは2人の関係を知っても(もう知ってますが)驚きこそすれ、非難や侮蔑のようなことはしないだろうしそんな感情も抱かないと思うので、独りよがりと言わせていただきましたが…。どちらかというと淳自身がもう見たくないって思いが大半な気もしますし。
最後の2人はホントに……泣いてしまいます(TT)遠藤さんに感情移入してしまって。。。Yukkanenさんの語り口(?)も本当に…絶妙で……
とと、長々と失礼いたしました。。。
それでは、これからもコメント欄含め(笑)、楽しみにしております~~。
今日一日、淳じゅわ~が頭の中をグルグル。
天下の青田潤がまさかのホリケンとコラボ。
誰よ、そんなアホなコト言うの!って見たら
その名もゆきちゃん(笑)
そして気になるしいちゃんの
「コメ欄も含めて」の後の(笑)。←見逃さない
これからよ、これからまた始まるわ。
水曜深夜にyukkanenさんが暴走して
壊れる姿が見れるわよー!
ん~感無亮。ジュンじゅわ~
私ももう思い残すことは…いやいや、まだありますね。
これはもう、この二人でのスピンオフ作品をスンキさんにぜひお願いしたいところです。
http://www.youtube.com/watch?v=YiPfjRUh0lw
題名は、「ブルーチーズ・オン・ア・プレート」略してチーサラでどうでしょう?
再連載。!
記事見て分かりました!
ありがとうございます!!!!
勿論お腹が痛くなるほどの面白いコメの時も大大好きですが、皆様のご意見を拝聴できるこういった雰囲気も大大大好きなYukkanenであります!敬礼!
さて今回の遠藤さんと秀樹兄さんに対してキレる淳。
私の考えも皆様の解釈と一緒です。うんうんと頷きながら拝見致しました。
ゆきさんの”淳は自分のことしか考えていない”、
りんごさんの”先輩は都合が悪いとまず他人のせい”、
どんぐりさんの”自分を否定されたようでボロボロ”、
そして初めましてのしいさん!
ようこそいらっしゃいました~!重たい話の中で入って来られるのは勇気が要ったでしょうに‥ありがとうございます!
しいさんの”そんな2人組が自分はもちろん、自分の彼女…雪ちゃんの近くに存在するなんて、精神衛生上良くないに決まっている。”
という皆様のご意見をまとめつつ私の解釈も入れますと、やはり淳は”自分が間違っているということを絶対に認めたくない”という強い意志があるように感じます。
以下結構言い切る形で解釈書きますが、私個人の感想なのでそう思って流して頂ければ幸いです‥(^^;)
淳には、「自分」と「他人」の間に絶対的な線があります。
今の彼にとって自分サイドは淳と雪であり、他人サイドにその他大勢の人々がいると考えてください。
かつて自分サイドに居た秀樹兄が今回彼的に”ありえない”存在になってしまったことで、秀樹兄をかつて信じ、彼を生き方の手本としていた自分の価値観が揺らいでしまいました。だからこそあんなにも取り乱し、彼の本性である子供のような本音が出たのです。
そしてそうなった原因は、他人サイドに居る遠藤のせいであり、”だから遠藤さんが悪い”と淳は遠藤に近付き攻撃しようと手を伸ばす。すると秀樹兄が遠藤を庇い、二人しておいおい泣いた‥。
彼らを見た時の淳の表情、あれは彼がこう悟ったゆえの表情です。
”秀樹兄は自分サイドの人間から、他人サイドの人間になったのだ”と。
そしてあの見下したような視線とその表情こそが、他人サイドの人々に対する彼の態度なのです。
そのスタンスは秀樹兄の言葉通り「他人を理解できなければすぐに見下す。知ろうともせず」であり、彼らの気持ちに寄り添ったり共感したりすることが出来ない。それが彼の欠陥です。(しかしそうなってしまった原因を考えると淳を責めるのも可哀想になってしまう‥)
淳は、他人サイドに位置することになった秀樹兄に、かいつまんで言うと「俺と雪(自分サイド)から姿を消せ」と命令しました。なぜなら他人サイドの人間は自分サイドからしたら”間違っている人々”であり、自分サイドを疲弊させるからです。自分サイドに居る雪にも近付くなと言ったのは、そういった彼の考えからではないでしょうか‥。
最後の「まっすぐ歩きなよ、人生」という台詞に、”自分は微塵も間違っていない”という思考が読み取れますね。
‥というのが私の解釈です。なんだか長々とすいません(^^;)共感して下さる方がいらっしゃったら嬉しいなぁ‥。
関西にいるくせにお笑いにうとくて‥。姉様が拾って下さってよかったです‥!あとは大阪のめぐさんに期待かな‥!(勝手に‥)
そして青さん!いいんですよ!感無亮、言っちゃって下さいよ~~!
本当ユンソプとジュヨンの回がここまで盛り上がるとは‥これも青さんの地道な布教活動の成果だと思います!
「ブルーチーズ・オン・ア・プレート」略してチーサラ、すごい良いですね!本当にありそうです。そして読んでみたい!
yumさんって、yunさんのことでしょうか?!
それとも別の方‥?!(@@)
何にせよ昨日本家更新されましたよー!
また一週間ジリジリする日々が始まりますね‥嬉しいけどもどかしい‥!
始まりから2分くらいでイケメンのじゅんじゅわ~が見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=0GvDwcy9_K4