ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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二匹めのドジョウ

2009年10月16日 14時51分52秒 | Weblog
いまさら、言うまでもなく、石油ビジネスは節目を迎えて、
経営環境は年々変化していますね。

SS淘汰や販売業者の統廃合は御覧の通りリテールではさらに一段と厳しさを増しています。

しかし、一方では、灯油配送ビジネスのように利益が出ている業態もあるわけです。
「昨年度は市況により突発的な利益が出たのだ、毎年あんなに上手くはいかない。」という見解もあるようです。

今年はどうでしょう?
はたして、柳の下にドジョウが二匹いるのかな・・

今年のほうが、ドジョウが採れそうだという方は、
あまり、うまくいきすぎると、またまた灯油外販の販売競争が激化するので、困る。
という意見もあります。

やはり、灯油拡販は「顧客囲い込み」が原則。
「巡回曳き売り」の業態では、いつまでたっても毎年同じことの繰り返しという事です。

その辺のマーケティング手法がビジネス勝負の明暗を分けることになります。
当社のユーザーにも「巡回、曳き売り」中心のユーザー様がいらっしゃいますが、
やはり、最近の方向性としては顧客囲い込みによる安定化を目指していらっしゃいます。

「曳き売り業態」に関して、何かいい方法はと言われますが、
ビジネス手法としては、音楽を流しながらマイクで安売りするしかない訳です。
これでは、工夫も何もありませんから、明日からでも競合業者が出てくるというわけです。
九州の某地域のように、威勢のよい販売員同士が睨みあったり
挙句の果ては、値下げ競争という事になります。

まだまだ、芸のない、腐った頭の石油業者が多いわけですから、
それらの業者の断末魔の安売り競争に飲み込まれないことが大切です。

灯油の場合、いくらで仕入れて、いくらで販売すれば、
利益率はどの程度か、プロであればすぐに理解できるわけですから、
後は、中身の濃い売上ができるかどうかなのです。

さあ、ドジョウがでるか、ウナギとなるか・・・・

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