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ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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【6】.実践版 灯油販売戦略・配送スタッフのマンパワー

2009年10月19日 06時37分48秒 | Weblog
灯油配送ビジネスは待ちの商売であるSS店頭ビジネスと異なり配送スタッフの個性や営業能力に影響されます。

宅急便などの業務とスタッフの業務をイメージしてみるとわかりやすいと思います。
配送スタッフに作業しながらの営業センスがあれば、圧倒的な成果を生み出すことができるわけです。

一般的に、灯油配送スタッフの資質についてはあまりこだわらない企業が多いと思いますが、配送サービスの「質」と内容がポイントとなります。
成功のポイントはまず、マンパワー、人的資質が大切と心しましょう。

SS店頭オペレーションと異なり、見えないところで仕事をするわけですから、販売や配送の成果を適正に把握して、
報酬に対するインセンティブなども考慮する必要があるでしょう。
灯油配送ビジネスはスタッフによる成果の格差が予想以上に大きい大きいのも特徴なのです。

その意味では、灯油は「定期配送」などと「ひき売り」では全くビジネスのオペレーションも異なるわけです。

灯油による「顧客囲い込み」から今後のビジネス展開の可能性を前提とした場合、やはり、マンパワーは大切です。

大手企業では、退職したSSのベテランマネージャーなどの再雇用や季節雇用が盛んです。
留守宅への配送、気配りなどでは、ベテランスタッフへの信頼度や安心度が大きな効果を生み出しています。
競合他社との「格差」もこの辺でつきやすい。

事実、退職後のSSスタッフや廃業したSS経営者などによる灯油ビジネスの成功率はかなり高いようです。
SSを閉鎖しても既存の顧客データを活用しての灯油ビジネスが可能です。

「質の高い配送サービス」と付随ビジネスの展開により高い租利益率を見込める灯油ビジネスですから、今後色々な手法が模索されるはずです。

事実、SS業界では
灯油配送ビジネスを起点とする、地域制、企業の特性を生かした、
「新たな宅配ビジネスモデル」がスタートしています。

これらの事例については、該当企業の努力と創造性を尊重し、
もう少し推移を見守る必要があると思います。

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