「ブロッケン現象が見えますよ」という女性の声にそちらに向かう。
太陽が昇る方向と反対側の霧に発生します。霧が薄くて、僅かにしか見えませんでしたが。
太陽もいったん顔を覗かせるとそれからは早い。
明るくなったかと思ったら、ぐんぐんと高くなっていきます。
雲海に朝日が当たると、次々と顔を変えて大スペクタルです。
何時まで見ていても飽きることは無い。手前の杉林も墨絵の様にさえ見えます。
やがて、小出市街が見え始めました。
中央付近の山は、唐松山。20年も前だけれどスベルベママとマックスとで登りました。
大きな望遠レンズを構えて小鳥の姿を追っていた先行者にあいさつして帰る。
思わぬハプニングで、こんな山頂までパトカーとは驚きました。パトカーは何事もなかったように帰りました。
スベルべも満足して、帰り支度です。
我が家から10分余りで、行けるこの藤権現がお気に入りの場所になりました。
(終わり)
カメラマンも一層腕をあげたかのようです。
里が霧で覆われている最後の2枚の写真はすばらしいですね。
ブロッケン現象も見えましたか。田舎で有明山(一応日本200名山なんだとか)に登った時に見ましたが丸い虹の中に自分が入っていて手を上げると虹の中の自分も手を上げるという完璧なブロッケンでした。ブロッケンの怪とか言いますが怪しげですよね。怪しげなのは自分ですが。
写真展を見に行ったり、山古志の写真で知られる高名なカメラマンと知り合いになったりと、
写真に関しては実りある年になりましたね。
奥様の話を聞き、安堵しています。家内にももちろん聞かせていましたから、
快方に向かわれているという話に大喜びしていました。
最近は見えないという話だったけれども、それはそんな早くに山の畑に向かう人が居なくなったからでした。
何年か前に朝早く、ナメコを探しに畑から、その見えたという場所に行くと、出ましたよ。
朝日の昇る方向と、霧の湧く位置の条件が良いとみられる現象なんですよね。
そうです、怖いのは人間で、中でも最も怖いのが自分かも(笑)。