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映画「ヘッドライト」を見た

2013-09-20 15:43:31 | 日記
フランス映画の
「ヘッドライト」を
ケーブルテレビのイマジカで
観ている。
往年の名画だ。
白黒である。
私は昔仏文科の学生だったので、
今この映画を見ると
学生の頃の気もちになる。
ジャン・ギャバンと
フランソワ―ズ・アルヌ―ルが主演だ。
才子あるが家庭が不調和な中年を過ぎたトラック運転手と
家庭に恵まれなかった
若い娘との愛が
切ない。
でもよく二人の人と人生を
描けている。

まだ途中だが
こうした愛は
良い方向に
向かいそうにない。

娘は妊娠し
その後死んでしまうが、
トラック運転手は
家庭に戻り、
仕事を続けているところで
FINとなった。
特にどうということはない
真面目な運転手の人生の一つのできごとを
とても自然に描いている。
やはり名画だ。


エロスとサナトス

2013-09-20 14:17:24 | 日記
(参考 おのれに背くもの カール・A・メニンジャー著、草野栄三良訳 日本教文社)
人の心というものは、
激しいショック
あるいはストレスを受けたり、
愛する者を奪われたりしたときに、
それまでは積極的なプラス思考で
頑張ってきた人でも、
うつ病やうつ状態に
陥ってしまうことも
あるのである。
心が物ごとをマイナスへマイナスへと
考えるようになり
被害妄想的になることだってある。
これはメニンジャーが
「おのれに背くもの」という本の中で、
書いていることであり、
今まで外に向っていた愛が
愛の対象を失うと
それが逆に
神経症的自己毀損といって、
自己を破壊する方向に
転じてしまうのである。
私達は誰もが
具体的に人を愛していて、
それが生きがいになっているのだが、
愛の対象を失うという事態は
誰しも必ずあるものであるから、
この心理学というか
人間心理のカラクリである
「エロス(愛の神)とサナトス(死の神)」について
心得ておくことは
必要なことであると思う。