今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

政治を考える日

2005-07-27 | 記念日
今日7月27日は、「政治を考える日」
1976年(昭和51年)7月27日,、ロッキード事件で、当時の首相田中角栄氏が逮捕され、日本の政治に多大な影響を与えた事から、政治を改めて考えて見ようというもの。このロッキード事件は、アメリカのロッキード社が、日本に飛行機を売り込もうとして、日本の政界に多額のワイロを贈ったとされる疑獄事件である。
1970(昭和45)年、ロッキード社のコーチャン(副会長)が、「トライスター」を日本の全日空に売り込む為、商社である丸紅に売込みを依頼した。 この頃、アメリカの他の飛行機会社2社も、それぞれ日本の別々の商社と組んで飛行機を売り込もうと考えていた。そのため、ロッキード社と丸紅は、当時の総理大臣・田中角栄に、全日空にロッキード社の飛行機を買うよう働きかけてくれと要望し、謝礼にと丸紅の3人の幹部が、5億円を田中総理の秘書を通じて渡した。この事件の解明の発端は、日本政府高官に巨額の金が渡っていたいたことが米議会での当事者(コーチャン副会長ら)の証言があって初めて明らかになったことが特徴的である。右翼の大物や大企業の幹部などが次々と疑惑容疑で現れた。当時「総理大臣の犯罪」として、大騒ぎになった事件である・・・・。「よっしゃよっしゃ」で有名になった首相であるが、最高権力者にあるものが「よっしゃよっしゃ」と疑獄事件の中心人物になっていたというのは前代未聞のことであった。この事件の後、首相の座に着いたのは弱小派閥のクリーンなイメージの三木武夫であり、この疑獄事件も徹底的に究明し、国民の支持を集めたものの足元の与党内から「三木おろし」と呼ばれる激しい攻撃にさらされ、抵抗したが、結局は、退陣に追い込まれている。そして、それ以降も自民党の議員の中からは色んな贈収賄容疑者が出てきた。昨年(2004年)の報道でも、「診療報酬改定をめぐり贈賄罪で起訴された日本歯科医師会前会長らが、自民党橋本派に対し、小切手で1億円を渡していたことが関係者の話で分かった」と報道されていた。選挙に金のかかるのは良くわかるが、その為に、特定の利益団体と結びついていくことが、今の政治を悪くしているのだろう。最近のある政党の議員のように、人のことを非難ばかりしている議員が、架空の秘書の名前を使ってその人に出た給与を使い込んだりする事件もあった。いろんな法律で規制が行われているが、それでも、その網の目をくぐって金のために悪いことをする人が現れる。政治家もどんどん小者になっていく。ここのところは、政治家だけでなく、官僚や公務員の税金の無駄遣い。中には、それは詐欺でしょうと言う事件もあるがそれを犯罪とも思わない無神経ぶり。官も政も腐りきっている。大事な選挙を単に名前が売れてるとか、格好いいとか、女性であるからとか、特定の業界と癒着した政治家などを選ぶ国民にも全く責任がないとは言えない。政治三等国の日本の将来が危ぶまれる。嘆かわしいものだ。今、小泉首相の郵政民営化を巡って、郵政族などを中心に、自民党反対派の抵抗が強く、議案の廃止を画策している。小泉首相は、参議院の結果次第で解散総選挙を匂わせている。郵政民営化は小泉首相の公約である。その公約をした人を国民は選んだのだし、その公約をした人を首相に選んだのは自民党である。民営化の中身の論議は別として、民営化に反対するのはおかしい。又、自民党の抵抗勢力の出方によって、「自民党をぶっ壊す」と公言しているも小泉首相である。解散総選挙になれば、自民党は敗北する可能性大だろう。政治を正すチャンスになるかもしれない。今の民社党も頼りない。一度、ぶっ壊して、政界再編を行い官と政治のあり方を見直す機会にするのもよいだろう。
(画像は、小島功漫画「解散剣」だだの手入れか?。7月17日朝日朝刊)
参考:
ロッキード事件
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/rokkido.htm

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4 コメント

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与えられた民主主義 (Linda)
2005-07-27 10:17:45
よーさん、お早うさんです。

解散総選挙になれば、本当は国民が政治を変えるチャンスなんですから投票率も上がるべきなんですが、恐らく投票率(特に都市部)は上がらないでしょうね。みんな中流意識なのかどうか解りませんが、日本人は怒りを忘れてしまっています。若い人たちには全く覇気を感じられませんし、日本には民主主義がないのだと思います。僕のように世の中に怒りまくっていた学生時代も不幸せですが、何も考えずに男と女のことだけに熱中している学生生活はもっと不幸だと思います。
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怒り (よーさん)
2005-07-28 06:28:15
Lindaさん、おはよーさん

貴方の言うように、今の日本人は、怒りを忘れましたね。GHQに与えられた民主主義、を消化不良のまま、年月がたち、政治に全く無関心になってしまっている。政治だけでなく、あらゆることに、他人行儀で、まるで人事のように評論をしているが、それを自分達がみずから行動してよくしていこうとしない。遊ぶことと男女関係以外は腑抜け人間になってしまいましたね。
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アメリカの策略 (Unknown)
2005-08-08 03:53:04
ローキード事件は、見方を変えればアメリカの策略に、日本のマスコミが踊った結果、とも有る。

当時田中はエネルギー問題で、日本のエネルギー供給全権を持っていた「石油メジャー資本」から脱却しようと、独自のエネルギー外交を目論んでいた(背景には中近東諸国独立激化いわゆるオイルショック)その相手が、日本の経済援助を元に、インドネシヤや産油国直接取引等である、要するにアメリカの逆鱗に触れたのである。

そこで米国発の犯罪情報操作に日本が踊らされた結果がロッキード事件、とも歴史が語る。

その後の政権はアメリカに楯突くことは出来なくなった。

と私は個人的見解。
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ローキード事件 (よーさん)
2005-08-08 05:53:36
ローキード事件の裏には、あなたの仰るようにアメリカの策略であるとの声もありますね。日本のマスコミは、重要な問題について,自ら取材し、問題を解明しようとする努力が不足しているように思う。だから、与えられた情報に振り回されることになる。つまらぬタレントの尻を追っかけまわすほどの努力を重要な問題解明に向けてくれると、世の中、大分よくなるのですがね。ロッキード事件の裏の話は、それを証明するものを持ち合わせないのでことがことだけにか書かないことにした。
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