江戸時代。越後・丹生山藩の役人の息子として平穏に暮らしていた間垣小四郎は
ある日突然、自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎだと知らされる。
しかも実の父である一狐斎は、小四郎に国を任せて隠居してしまう。庶民から藩主
へと大出世したかに思えたのもつかの間、丹生山藩が25万両(今の価値で約100億円)
もの借金を抱えていることが判明。頭を抱える小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を
命じる。それは借金の返済日に藩の倒産を宣言して踏み倒すという案だったが、実は
一狐斎は小四郎に全ての責任を押しつけて切腹させようと企んでいた。
ストーリーはシンプルで捻りもなくわかりやすい。 堅苦しさは一切なく、とても
気軽に楽しめる。 演出も、かなり大袈裟で、めっちゃベタな感じですが、だから
こそ観ていてそれなりに楽しい・・・ように見せている
全力でふざけているコミカルなお芝居から、繊細でシリアスなお芝居まで振り幅の
ある演技と演出。 時代劇が苦手な人でも、肩の力抜いて気軽に楽しめる作品には
なっています。 と、この作りはブレてはいないのが良いのですが・・・
もうちょっと重厚感があったてもよかったんじゃないかと思いますね
ちゃんとした時代劇を期待したら(期待する人はいないだろうが)、かなり肩透かし
を喰らいますよ。まあ、いろいろ言いたいことはあるけど、この手の映画としてブレ
てはいませんね。 まあ、観ている間はそれなりに面白いですが、ちょっとふざけすぎ
かなぁ。 演出もセリフも展開も効果音も全て、はしゃぎすぎですかね。
ずっと長いコントみたいでした。
観賞される場合は緩い感覚で観た方が楽しめると思います ☆☆★