巨大なタワー、拳銃使いの戦士、魔術を操る黒衣の男が現れる悪夢を見続けていた少年ジェイク(トム・テイラー)は
ある日夢で見た中間世界と呼ばれる異界が現実世界とつながっている場所を発見する。中間世界に導かれたジェイクは
世界のバランスを維持するタワーの守護者であるガンスリンガーのローランド(イドリス・エルバ)と、タワーを破壊しよう
とする黒衣の男ウォルター(マシュー・マコノヒー)の戦いに巻き込まれてしまいう。。
第1巻の発行から22年を費やして完成させたそうです。全7部からなる超大作。原作は未読。だからだろうか?
まず、ダーク・タワーとは何なのか?現在と中間世界との関係性も結局よくわからなかったし、何のためにガスリンガーは
タワーを守ろうとしているのか?など、今ひとつ入り込めなかった。
物語は少年ジェイクの夢物語から始まります。少年は毎晩悪夢にうなされる少年で、彼はその夢を絵にして残していた
その絵には「天を貫くタワー」「黒い服を着た男」「銃を自在に操る男」がいて、ピラミッドのような施設では少年少女が
謎の装置に入れられていたジェイクはその正体がわからないまま時を過ごし、それを話すと周囲からは色眼鏡で見られた。
養父に至っては精神病と決めつけ施設に送ろうと考えていて、母もそれを受け入れつつあったそんな折、ジェイクは施設へ
の強制を寸前で察知し、夢で見た一軒家を目指して逃亡を始める・・・そしてそこにはポータルという謎のゲートがあった
そして、ローランドと言うガンスリンガーと出会い、ローランドは又、ジェイクとの旅の中で本来の自分を取り戻していく
ジェイクはローランドの強さに守られながら、自分の使命を自覚する。。。しかし、敵味方の背景ほとんど不明のままです
ウォルターはなぜ世界を滅ぼしたいのか?ウォルターの秘密組織と化け物の正体はなに?
ローランドの復讐=タワーの守護にならないのはなぜか?何故にタワーをひとりで守るのか? 背景が見えて来ない・・・
そもそも7部作の原作を90分超でまとめようとしたところに限界があったように思う。
その分クライマックスに無理に持って行ったと感じても致し方なし、といった所でしょうか? モヤモヤが残る作品でした
それなりに楽しめましたがもう少し背景説明が欲しかった ☆☆★