江戸時代、幕府から5日以内の「参勤」という無茶な難題を、知恵と工夫で何とか果たした湯長谷藩。藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)率いる一行は帰途に
就く「交代」の道中、湯長谷で一揆が起きたという知らせに仰天する。彼ら敗北した老中・松平信祝(陣内孝則)の逆襲によるもので、一揆を鎮めるため
大急ぎで帰郷した政醇たちだったが、城は奪われており・・・・ と、前作からの流れで始まる。 前作で大いに笑わせて頂いたので今作もと期待して
リターンズなので参勤交代の交代部分、帰り路が超高速で、その途中に難題が待ち構えていて、如何にクリアーしていくのかをコメディで観せてくれるか?
と思っていました。残念な事にそこは軽く流して、物語でいう横糸にに重点が置かれています。ただ横糸だけにそれぞれがなんだか軽い。
各所にミニコント的な笑いを散らばせてくれているので、全体ではそれなりのコメディになっています・・・納得のいかない所を先に言いましたが、でもね
湯長谷藩の殿様はじめ、その家臣たちの活躍を描き入れ、緩い笑い劇の中にビシッと中骨を注入しています。確かに活劇シーンを付け加えた分、
コミカルシーンは前作から比べると半減するも、お約束の古井戸シーンでは、皆が思った通りの演出で満足です(笑い)。
斬新な切り口で楽しませてくれた前作に対し、この続編も決して引けを取っていたとは思えない充実ぶりで大いに楽しませてくれる良作だと思います。
コメディー映画としてね・・・時代背景は無視!して下さい。。
陣内さんの悪役ぶりが最高です。 ★★★