五十の手習い足払い

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裁判員裁判で判決の死刑囚、初の執行

2015年12月18日 | 日々のつれづれに
裁判員裁判で判決の死刑囚、初の執行 法務省
本日、裁判員裁判で判決を受けた死刑囚の一人が、裁判員制度が始まって以来初めて死刑執行されました。

具体的な名前とか罪状はリンク先の記事をご覧いただくとして、実際の裁判員だった方々には特別の感慨があることでしょうね。
理由はともあれひとりの人間の命を人為的に絶つことを選択せざるを得なかったわけですから。

それでなくても、裁判の期間中は罪状に関する様々な証言などを知らなくてはならず、長期間心を平静に保つことが大変だったことは想像するに難くありません。

こんなことを書くのも、身近に裁判員の候補になった旨の通知を受け取った方を知っているからなのですが、死刑にするかどうかみたいな裁判を担当することになったら、ずいぶんと悩むことだろうなと思いました。

※裁判員の候補になったことも公表してはならないそうなので、あまり詳しいことは書けません。


ある女性の方が、裁判員裁判の中で残虐な遺体の写真を見た(見させられた)ことで、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したとして国に賠償請求をした件では、控訴審でも棄却されてしまいました。
しかし現在では「遺体を見たくない」という理由で裁判員を辞退することは認められているようです。

そのせいかどうか、昨年度実施された意識調査の実績では、「参加したい・参加してもよい」は12.3%と過去最低を更新し、逆に「あまり参加したくない・義務でも参加したくない」は87%で過去最高を更新しました。

裁判員制度の実態が知られるにつれて、国民が拒否するのは必然なのかもしれません。
裁判員制度は廃止されるべきなのでしょうか。


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