はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

アンデシュ・ハンセン著『運動脳』

2024年05月30日 | 
2024/05/30


この本を読むと
ああ、運動って大事だなあ~と
つくづく思うのです。


本書の結論という所から
引用するのがわかりやすいでしょう。

・・・〈科学が示す「現時点での最新の結論」〉・・・

脳は身体を活発に動かすとドーパミンを
放出して気分が爽快になるように
プログラムされている。

それは「狩り」が生存の可能性を増やすからだ。

脳は一万年前からほとんど
進化していないため現代の私たちにも
このメカニズムが残っている。

私たちがランニングやウォーキング
をして家に戻ると
脳は食べ物や新しい住み処を
探してきたのだと解釈し
報酬として多幸感を与えてくれる。

幸せな気分になれるのは
生存の可能性を増やす行為をした時だけだ。

座りがちでいると調子が悪くなる
『お仕置き』をされることも
それで納得がいく。

1日中座ってばかりいれば
獲物は捕まえられず
新しい住み処も見つからない。
座ってばかりいると生き残れない。

多くの現代人が
心や身体を病んでしまう理由は
『脳』と『私たちの環境』の矛盾、そこにある。
(p.348∼349)

・・・・・・・・・・・・・

 


私は以前にも運動と脳の関係について
ブログに書いています。


これも改めて読みかえしてみたら
とても興味深いのです。

この2冊の本は
著者も別ですし、国も違っていますが
運動こそが脳によいという点で同じです。

脳を鍛えようとクロスワードパズルや
記憶力のトレーニングをするより
ランニングやウォーキングのほうが
脳の働きがよくなるのです。


〈身体を動かすと、
気分が晴れやかになるだけでなく、
あらゆる認知機能が向上する。
記憶力が改善し、注意力が研ぎ澄まされ、
創造性が高まる。
それどころか知力にまで影響が及ぶ。〉(p.2)

〈脳の老化を予防するなら、週5日、20~30分歩こう〉

長時間歩かなくても
1回20∼30分でいいそうですよ。

〈この本を閉じて、今すぐ外に出て走ろう〉
という言葉には
それもそうだ、と思ってしまいました。

 


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