白頭山より北の中朝国境を流れる豆満江に、季節によっては簡単に
歩いて渡れそうな個所があちこちにあることは、グーグルの衛星
画像をもとに当ブログでも確認した。
一方、白頭山より南の中朝国境を流れる鴨緑江でも、激しく蛇行する
中流域の各所で、歩いて渡れそうな浅瀬や砂利の通路があることを、
グーグルマップで確認できた。
冬場、河が凍結する時期には、かなり「自由」に往来できそうだ。
「ヲタク」が思っていた以上に、中朝国境の「壁」は低い。
グーグルの衛星画像が精度を増していけば、中朝国境の実情は、
さらにつまびらかになっていくことだろう。
ところで、鴨緑江の中流域には、1942年、日本が工事を始めた
ものの敗戦により工事が中断し、工事を再開させた中朝が1965年に
完成させた雲峰ダム(中朝共有)がある。
このダムの下流側など、季節や放流の具合によっては、河床が完全に
干上がってしまうことが、衛星画像で確認できる。
△雲峰ダムの下流域
無責任な感想にはなるが、実におもしろい国境があったもの
である。
両岸に住む住民たち(異国人同士)は、はたして国境をどう意識
しながら暮らしているのだろうか?
また、どういう風に交流しているのだろう?
非常に気になるところである。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
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