福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画とホルと老人

2020年11月07日 |  〇映画・映画音楽
69세   「69歳」 〇〇---
(1238)



2020年に公開された社会派映画。

強姦の被害に会った69歳の女性が、様々な逡巡を
乗り越え、勇気を振り絞り被害を警察に届け出る。
しかし、証拠があるにも関わらず警察や検察の
動きは鈍い。

それでも、彼女の屈辱や悔しさを理解してくれる
知人らとともに、加害者である二重人格的な青年
(表面的にはまじめで優しい人間を装っているが、
その実、顔色一つ変えず嘘のつける変質的で悪辣な
人間)に対する正当な処罰を求め、あきらめずに
闘い続ける決意を固めたところで映画は終わる。

観る者の心の中に重苦しい余韻を残して終わる
映画だった。いっそのこと、きっちりと復讐を
果たして終わってほしかったものである。

ところで、この映画では、主人公の老女が口に
した若者言葉が印象に残った。

一時期は韓国のいとこたち(母方)のマネをして
「ヲタク」の子どもさえもが口にしていた

驚いたりあきれたり、不満を感じた時などに使える
便利な感嘆詞で、最近では使用年齢も上に向け
どんどん幅を広げているようだ。

しかし、少なくともまだ、老人が口にすると滑稽な
言葉ではあるようだ。


△主人公が「」を口にした場面。英訳は「OMG」。<映画より>

ここに関連シーンの会話を紹介しておく。

헐? 방금 헐이라 그랬어요?
하하 노인네가 쓰니까 진짜 웃긴다.
(主人公に対し)
マジかよ?今、マジかよって言ったの?
ハハ、年寄りが使うとホントおかしい。


(終わり)