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ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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皇室小説・・・・ねえ・・・出版は難しいよね~~~

2022-05-23 07:00:00 | つれづれ日記

私、「千代田区一番1号のラビリンス」という小説は知らないので何と言えないのですが。

作者の森達也という人はドキュメンタリー作家で数々の本を出している人らしいです。

昭和31年生まれという事は60代。

まあちょっととんがった時代というか、70年代の色々なデモとかにも関わっていたかもしれませんね。

そんな作者が書いた小説がメディアから黙殺されていると怒っているんです。

出版してくれる会社もあまりなくて、やっと出来たとか。

何でもこの小説には上皇夫妻が実名で出てくるんですって。

例えば・・・覚えてます?

2013年の園遊会の時、れいわ新選組の山本太郎が陛下に手紙を渡しました。

陛下は受け取ってすぐに側近に渡された。

それだけの事に

美智子「あと天皇の政治利用だって怒っている人たちがたくさんいる」

明仁「私の政治利用?

   手紙を私に渡すことが、なぜ私を政治的に利用したことになるのだろう」

美智子「利用するとかしないとか、何だか私の夫は国民や政治家たちの道具のようね。失礼しちゃうわ。ちゃんと意思のある人間よ

それから戦争の件

国民の多くが自分たちの過去や歴史に関心がないのなら」と明仁がつぶやいた。

「私たちの存在意義が消えてしまう」

美智子「きっと都合の悪い歴史が嫌なのよ

明仁「ならば、私たちの家系の歴史は、この国の多くの人にとって都合がいいのかな

 <少なくとも私を自分たちの象徴だと思っている日本国民に、聞いてほしいことはたくさんある、……夫はそう思っている。でも今は誰にも言えない。言ったとしても誰もそれを伝えてくれない。だから私が聞く>

 

うーん・・・かなり左翼思想の持ち主かなと。この明仁と美智子は。

実像というより、森氏の願望が語っているような気がします。

あの園遊会でそんな深い事を考えていたら、側近にささっと手紙を渡すはずないと思うんですよね。

むしろあの時、天皇は「私に何の権力があるというのか?何を望んでいると?勘違いされてしまったようだね」程度の話になったと思うんですよね。

リアリティという面ではむしろ「天皇の母」の方があると思うんですけど。

戦争の事を語る上でも、もし私なら

「昭和の罪を背負っていくのは私だよ。みー」くらいにするけどね。

取材力が少ないと言うか、思想的に固まっているんじゃないかな。

 

どのメディアも取り上げず、帯のコメントもない。

という不満を作者は持っていらっしゃる。

でも私からすると「出版出来て重版できたら十分じゃん」と思いますけど。

ただ、帯の「でも私達にはファミリーネームがないのよ」という文言が恐ろしく気になります。

何でそんな当たり前の事を書くのか。

ファミリーネームがない事に何か思いがあるとしたらそれは天皇や皇后ではない。

だって日本に唯一無二の存在だから「名字」がないのです。

これは特権です。

こんな事かいてある本はメディアが取り上げなくていいんじゃないか?

 

いやでもなあ。

仮に「天皇の母」が出版されたら「低俗な韓ドラのような物語」とバッシングされてしまうよね。それを思えばお蔵入りが当然かも。

真実を元に、実際に起こった事を元に書いているのだ・・その中の何が大切な真実かという事は作者が決める事ですが。

現代書館さん。勇気があったのね。

 

 


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6 コメント

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Unknown (コノハナサクヤ)
2022-05-23 07:19:06
私は、「天皇の母」は事実に基づきながらうまく脚色してファクションに仕上げた良い小説だと思っています。
できれば出版なり、まとまった形でのWeb公開なりして、多くの方々に読んでもらいたいです。
いつか続きも執筆していただきたいです。
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Unknown (ゆうこ)
2022-05-23 07:46:47
今の時代日本に日本人として生まれることは宝くじに当たった位ラッキーな事だそうです。・・と在日の外国の方々は良くおっしゃいます。

森達也さんはかなり左がかった人物ですが、そんなに嘘は言わない人です。結構事実を淡々と積み上げて左に持っていく考えの人。
まあ近衛文麿さんみたいな人も公家に居た時代ですから森さんが上皇夫妻をそんな目でみるのも仕方無いか?・・
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Unknown (味彩)
2022-05-23 08:43:21
天皇の母~たのしく読ませて頂いていました。懐かしい。失礼ながら、31年生まれといえば、デモとか下火の世代ではないかと思います。その五年上くらいが学生運動が活発でした。言論の自由さで言えば、当時の方が良かったかも知れません。
災害の平成を過ぎ、コロナの令和は偏りが見られて、病んだ皇室では、皇后第一主義にたいして、唯一健康な御夫妻が浮いて、長女の結婚で長く批判にさらされるのも、また違う意味の言論統制に見えなくもないです。
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Unknown (るり)
2022-05-23 08:47:04
小説というものは、虚実織り交ぜてあっても大事なのは「虚」の部分です。そこは完全に著者の思惑によって書かれているからです。著者にとっての「真実」を伝えたいために書くのが小説なので、そのためには事実を書き変えることさえ嘘をついていることにはなりません。つまり、ドキュメンタリー作家である(存じませんでしたが)森氏が小説で書くということは、この著書の設定のようにドキュメンタリーにできないことを、森氏の想像で世間に出すために書いたもの。文学研究とは、その「真実」を証拠を挙げてあーだこーだ論じる研究なのです。真実は誰にでも同じに見える事実とは違い、当事者の心の中にしかないものです。
私も個人的には大方の評判のように森氏は左翼志向なのだと思いますし、ふぶきさまの明仁・美智子の方が真実に近いのではないかなと思っています。
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下手したら (千菊丸)
2022-05-23 13:53:59
名誉棄損で訴えられるどころか、黙殺以上の事をされそうですね・・
「天皇の母」は、フィクションでありながらも事実を少し織り交ぜた素晴らしい作品だと思います。
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Unknown (かいこ)
2022-05-23 13:59:48
韓国史劇風小説「天皇の母」の続きが読みたいです。
新バージョンでない方です。
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