日々の泡

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生きとし生けるものが幸せでありますように。

2022-01-29 | 生き方
『幸せに向かう』というタイトルで書いた記事の中で「生きとし生ける全てのものは苦しみから脱出して幸せになることを望んでいる。」と書きました。

自分が幸せになりたいと思っているように、周りの皆(人類に限らず)が同じようにそう思っているのだと自覚するのは大切な事です。

しかし、自分が幸せになれれば他の人間は不幸でもいい。他人の不幸は自分の幸せ。と考えている人もいます。
盗んだり騙したり自分勝手な理由で殺すような人達です。

語られない、できたらそうは思いたくない部分もしっかり認識していきましょう。

その上で、

私達はどうしたらいいのでしょうか?

他人の幸せの手助けができるならそれにこした事はありません。
私達は地球という船に乗った家族です。
家族の幸せが自分にどう影響するかは、わかっていただけると思います。
もしかしたら、もっともっと大きな船に乗っているのかもしれませんが。
そう考えれば皆が幸せになること、世界が平和になることを願う心になんの矛盾もありません。

そう考えることはできても、実際に何かアクションを起こすのは大変なことです。
それは本当に難しい事だと思います。

まずは他人の幸せを妨げるような事をできるだけしないという事。
これだけでも考えてみませんか?

「できるだけ」というのは、どんなに意識していても恨まれるようなことはあるし、完璧にしようとして自身が苦しむようならば本末転倒だからです。

人生は思い通りにならないことばかりです。

日常生活において私達の幸せを蝕む最も強い感情は「怒り」でしょうか。
思い通りにならないと湧いてくる「怒り」
悟りを開こうが、それはやってきます。
怒りに全てを奪われないように。
湧いてきた怒りにすぐ気付いて下さい。

そんな時にもいつも口にするマントラが役に立ちます。

「生きとし生けるものが幸せでありますように。」

悪い方向に向かっているなと気付いたならば、何度もそう唱えて下さい。

私達仏教者は常にこの言葉を唱えますが、これは神様や仏様にお願いするような言葉ではありません。

自分自身になじませていく為に唱えている言葉なので、宗教や思想が違う人でも使うことができます。

怒りなどネガティブな感情をしっかりと認識すること。

人生は思い通りにならない事ばかり。
上手くやっているように見えるあの人も全く一緒です。

カッとなったりイライラしたり、悲しみでウジウジしたり、、、
それらは自身を焼き尽くし、腐らせようとする炎です。

その炎を察知したならば、ひとつ大きく息を吐いてから「生きとし生けるものが幸せでありますように。」と唱えてみましょう。

これで炎を消し去る事はできませんが弱める事はできます。

心の中で何度でも。
鎮まっていくのを感じながら。

声に出しても構いませんが、周りに人が居ないのを確認した方がいいですね。
ビクッとされます。

うまく使ってみて下さい。







生きとし生けるものが幸せでありますように!

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