日々の泡

日々の事、ヨガや空手、チベットの事など、、、 いきばたブログ。

瞑想 眠気

2024-04-16 | YOGASAMGHA 
瞑想実践についてよく受ける質問のひとつが眠気についてです。

どうすればいいのでしょうか?と。

私の答えは、『前の晩にしっかり寝て下さい』という事です。

睡眠が足りなければ眠くなるのは当然です。
それをどうこうしたいならば、足りていないものをしっかり補ってやる必要があります。

実はもうひとつ、考えられる事があります。
瞑想は基本的に目を瞑って行いますが、私達の日常生活において目を瞑りじっとしている時間というのは他にあるでしょうか?

そうですね。
睡眠です。

これも眠気に襲われる原因のひとつと考えられます。

シンプルに、目を瞑ると習性として睡眠に向かってしまうのです。

シャヴァ・アサナの時にもよくお話しますが、特に仰臥位(仰向けの形)で目を瞑るなど、寝ろと言われているようなものです?
シャヴァ・アサナの難しさのひとつです。

では、眠気に負けずに瞑想するにはどうすればいいのでしょうか?

目を瞑って坐り、集中し続ける事に慣れることです。
慣れる為には、挫けずに実践していく以外にありません。

ウトウトしてしまっても落ち込む必要はありません。
誰もが通る、瞑想実践の為の道です。
気持ちを切り替えて坐り続けましょう。

根気強く!


















瞑想の必要性

2024-04-12 | YOGASAMGHA 
瞑想は必要な人がすればいいだけのものです。
ブッダもそうですし、仏教の先達もヨガの先達も、皆、必要性を感じて自ら行うのです。

興味がなければ瞑想する必要はないし、したくなければする必要はありません。

シンプルな話です。

興味があれば坐ってみれば良い。
それを必要だと思ったならば続けて行けばいいだけの話。

瞑想はどこかからやってくるものではないし、そこにただあるだけのものでもありません。


※ YOGASAMGHA(ヨガサンガ)では、していただきます。






瞑想姿勢

2023-12-30 | YOGASAMGHA 
広島県三次市のヨガスペース『YOGASAMGHA(ヨガサンガ)』における瞑想の基本姿勢について説明します。
仏教の伝統に則した坐り方であり、私自身が実践している瞑想姿勢でもあります。

一緒に瞑想されている方はもちろん、瞑想を始めたい方、瞑想を見直したい方は参考にされて下さい。

※下記は基本姿勢として案内しているもので、必ずこのように行わなくてはいけないというものではありません。
最後まで確認して下さい。



瞑想を行う時に求められるのは安定していて快適な姿勢、心を落ち着けて坐っていられる坐り方です。

・土台を安定させましょう。
この坐法でなければいけませんという決まりはありません。
何時間でも坐っていられるような坐り方で。
といっても、すぐに見つかるようなものではないので色々試してみて下さい。
また、日によって違和感を感じるのも普通のこと。
臨機応変に坐り方を変えてみます。

・へその下辺りで手を重ねます。

・両腕は鷹のようにします。
上半身との間にスペースをつくり、余計なこわばりを手放しリラックス。
胸が拡がり、呼吸が楽になります。

・背筋は矢のように。
背骨は柔らかいS字を描きながら伸びていきます。
初めは身体の真ん中に円柱が立ち上がるイメージを使ってもいいかもしれません。
腰に力を入れすぎると腰を痛めます。
頑張り過ぎないことです。

・頭部は背骨の上にバランスよく乗せて下さい。
前過ぎても後ろ過ぎても強張りが生じて疲れてしまいますよね。
力ではなくバランスで頭部を乗せてみて下さい。

・顎も引き過ぎず上げすぎずで、気道と頸骨を圧迫しないように気を付けます。

・口の中で舌は上顎に軽くつけるような心持ちで。

・目は閉じます。
閉じるのが怖い、すぐ眠くなってしまうetsという方は、無理をせずに目を開けて坐って下さい。



大切なのは安定していて快適である事。
心を落ち着けて坐っていられる事。
つまり無理がないという事です。

結跏趺坐、蓮華坐でなければいけないなどという事はありません。
同じ人間でも、一人ひとりが本当に違います。
他の人にとって最良のものが自分にとっても最良だとは限りません。
あなたの為の瞑想姿勢を見つけるべきです。

色々試してみましょう。


以前にこのブログで瞑想時の坐り方について書いたもの(もっと簡単に)があるので、参考に。→ ★★★