日々の泡

日々の事、ヨガや空手、チベットの事など、、、 いきばたブログ。

30年

2019-06-05 | 雑記
30年前の6月4日、中国北京の天安門広場を中心に、のちに六四天安門事件と呼ばれる虐殺事件がありました。
人権、民主、自由を求めて集まった学生を中心とする中国人民達を中国共産党(中国政府)が武力弾圧した事件です。
何千人ともいわれる人達が自国の軍隊に殺されたのです。
この事件の直前に私も北京に居たという話は毎年この時期にはしていますね。
あれから30年。
私の中では本当に大きな、非常にショックな出来事でした。
中国政府はいまだに自分達が行った虐殺事件を認めようとはしません。
もちろん当時天安門に向かったかつての若者たちはそこで何が起き、虐殺が何によって何の為に行われたのかを知っています。
しかし彼らがそれを語る事はできません。
中国において真実を語るのは生命に関わる非常に危険な行為なのです。
今を生きる中国の若者たちは事件自体を知らない。
いまだにそれだけの情報統制(隠蔽)がされているという事です。
映っていたNHKの画面が突然ブラックアウトするような映像を見たことありますよね?
あれは中国政府にとって好ましくない真実が報道されるからです。
中国共産党は嫌いです。
でも中国は好きです。
だからいまだに訪れるのです。
美味しいもの、面白いもの、優れた文化、魅力的なものがたくさん!
ただ、だからといって30年前のあの虐殺事件を忘れることはできないし、なかった事にすることもできないのです。
当時殺した人たちの遺族に対して謝罪もなく、今も監視し批判し苦しめている、、、
もう終わりにするべきです。

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