日々の泡

日々の事、ヨガや空手、チベットの事など、、、 いきばたブログ。

ローチン

2024-09-22 | 空手/武器術
沖縄の武器術にローチンという短槍よりもさらに短い槍を使うものがあります。
















使用者の体格にもよりますが50〜60cm程度の短いものです。
ティンベーという盾とセットで稽古されます。










↑ 既出のローチンの穂先。
沖縄の鍛冶屋に打ってもらった物です。
刃を10cm以下にして、先端を潰し、切れないようにしてあります。






形はバイキングの槍の穂先 ↑ に似ています。
エラを張らずに丸みを持った形でオーダーしたのですが、勘違いされたようで残念。
基本的には鍛冶屋の先生のイメージにお任せしました。

沖縄から持ち帰ったアディク材を削って柄を作り、合体させればローチンの完成!
ですが、今までなかなか手が出ず。。。

この度やっとアディク材に刃を入れてみました。










↑ できたのは110cm強の短槍。
、、、ここからカットするのか、、、


武器の長さが大きなメリットである事は間違いありません。
しかし、型のあるローチンとしてとなれば切らざるをえないのです。
なにせ手の中でクルクル回しますからね。

実戦用なら長いままの方が、、、
と考えてしまいますが、実戦用なんていらない事も本当はわかっています。

ちなみに市販の物や自作する物はかなり軽い物が多い。
クルクル回すので。
でも鍛冶屋がうった穂先とアディク材でかなり重いローチンが完成しそうです?
















↑ 日本のマタギや世界の他の民族の中でも極端に短い柄の付いた刃物は使われています。



ローチン。
そのうち完成させましょう。