帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

ティッコーチュン

2021-06-27 15:28:00 | 食い物
娘は中高の6年間、部活で弓道をやっていた

高3になり、このほど部活動が終了したという

年に一度だけ父兄参観があったのだが、平日に行われるために毎年タイミングを逃し続け、一度も参加することができなかった

昨年来のコロナ騒ぎもあって、大会の見学も厳しく制限され、とうとう娘が弓を引く姿を一度も見ることができずに終わってしまって、がっかりなダメおやじである


大学行っても弓道やるか? と聞くと

「部活なんてやるわけないじゃん、ダンスのサークルにでも入ろうかな」



ふてくされて蒲田へ行く


カオスな街の価格破壊王、キシフォート

ダメおやじは、ひと夏分のビールをまとめ買いしたので機嫌が良くなった

さらに肉のハナマサでスペイン産の豚肉をブロックで2キロ買ったからますますゴキゲン

これで何を作ろうか

豚肉のビール煮? それはちと安直すぎはしまいか

蒲田は外国人が多く住んでいて、彼らのテリトリーの商店で調味料を物色してみよう

中国系の友誼商店という店に入る

ここんちの冷凍庫には豚の尻尾や烏骨鶏、時には犬の肉なんかが入っているので定期的に巡回している



ベトナムのごちそう、ティッコーチュンの素を入手

ティッコーチュンは旧正月などに食べられる豚の角煮で、沖縄のラフテーを少し甘酸っぱくしたような風味は、ご飯がものすごく進む


前々から作ってみたいと思っていたけれど、味付けにココナツやカラメル、パームシュガーなんかを使うので二の足を踏んでいたが、ミックススパイスがあればやれそうだ

料理方法がベトナム語だが、グーグル翻訳アプリを使えばなんとかなるだろう

文字にカメラを向けるだけで翻訳されたものが写し出されるという、神アプリだ

ほい、パシャっとな



そうか、そうか、店に水をあげればできるのだな、簡単そうだ

原材料にはさりげなく「尿」とある
「私」も入っているようだ

もしかしたらベトナムでは私の尿を入れるのが本格派なのかもしれないが、なんだかやる気が失せたので適当に肉をマリネし、煮込んでいる間にミネを散歩に連れて行きました

豚の角煮というものは、やる気の有無や調味料の多寡にかかわらず、全ては時間が解決してくれる、そういう種類の料理だと思います






ニョクマムがなくて、代わりにナンプラーを使いました

東坡肉のように肉の全方位を焼き付ける作業もなく簡単に作れたうえに、結局はものすごく美味しくできたので、これから我が家の角煮はこれでいきます

ごちそうさまでした!








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