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帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

奥久慈で蕎麦を打つ

2022-04-25 11:48:11 | できるかな

涸沼湖畔で張ったテントは朝露でびしょ濡れだった

乾かしている間に涸沼しじみを煮詰めて飲み、昨夜のアルコールを飛ばす

今日は常磐の秋蕎麦を使って蕎麦を打たせてくれるそば道場へ

水の配分、練り、伸ばしなどたっぷり一時間指導を受ける

 

 

職人が作るものを、素人が小一時間で習得できるわけがないが、何とかそれらしきものが出来上がった

それは、そばの香りがするうどんのようなシロモノではあったが確かに甘くて美味い

常磐秋蕎麦の実力を思い知った

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初詣とオリンピック

2020-12-26 09:55:00 | できるかな
初詣どうしましょ。

密は避けたいですが行かないわけにもいかないわけで。

うちの爺(実家が神社)に聞いてみたら「そんなんいつでもいい」とのことでした。

聞くと、年内ならいつ行っても初詣になるんだとか。

調べてみたところ、今のスタイルの初詣は明治時代に鉄道会社のキャンペーンで流行らせたものでした。

東海道線の開通で川崎大師へ行けるようになったからなんだとか。

恵方巻や成人式みたいに意外と歴史は若いですね。

正統的には住んでいる町内の寺社へ籠もったりするみたいですが、寺と神社のどちらへ行くべきか。

これも明治以前は神仏習合だったので、どちらに行ってもいいそうです。

昔は寺だったのが神仏分離で神社になった、という例は多いですからね。

お賽銭の歴史もこれまた若く、戦国時代に貨幣が一般に流通するようになって鎌倉の鶴岡八幡宮が賽銭箱を作ったのが始まりなんだとか。

で、ちゃりんと銭を入れて「願い事をする」のは長く続いた武家社会の悪癖で、

金銭の見返りとして願いを叶えてもらうことを要求するのではなく、一年間無事に過ごすことができたことを感謝するのが本筋とのことです。

または、これからの一年をどのように過ごすか、その決意を具体的に表明し、それをお見守りいただきたくお願いするのが正しいんだとか。

しかしまあ、日本は八百万の神の国ですし、もともと神も大乗仏教も一緒くたなんですからゆるーくいきましょう。

新潟の神社へ行ったら、地元民たちが柏手を4回打っていて仰天したことがありましたが、そんなローカルルールも存在するくらいガバガバなんです。


ガバガバといえば、東京オリンピック大丈夫かな。

国も都も絶対やる、としか言わないけど。

ついにコロナ変異種が日本に来た、とニュース速報で流れ、多くの国民がこれはダメそう・・・と感じている今でも、誰もやめられない止まらない。

もはや日本のお家芸である大本営の様相を呈しておりますので、神であるバッハの聖断を再度、仰がねばなりますまい。

それにしても、オリンピックもリニア新幹線も、昭和のジジイの夢につきあわされて、若い人たちがかわいそうでみてらんないよ。

これらまさに負のレガシーですものね。

鬼が笑いますんで、このへんで。











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冬キャンプ対策

2020-03-14 09:43:00 | できるかな
コロナショックで日経平均・ダウ・ベトナム指数が暴落し、一時は茫然自失となっていたよしざるは、例によって酒の力を借りて失神し、全てをなかったことにすることができました。(白目)

テレビをつけるとどの局もおっかないことばかり言っているけど、すっかり気分が晴れたよしざるには馬耳東風のどこ吹く風、このところはせっせと山にでかけていました。

友人たちが山に行きたいと言うので、せっかくだから厳冬期のテント泊も経験しとかなきゃと、寝袋やテントを引っ張り出して、奥多摩の河原のキャンプ場へレッツゴー。



オープンカーと山道具。それは悪趣味な組み合わせ



標高の高い多摩川上流は昼間でも肌寒かった
テント泊は俺一人、皆はバンガローに泊まる。
夜になると、寒さが一層堪え、一気に氷点下8度、地面からの冷気もひどく、凍えて朝まで眠れず。
寝返りを打つこと3,000回、冬の夜の長さを思い知ることになった。


朝テントから出ると、フライシートがバリバリに凍っていた。

テント内では寝袋が外気温との差の夜露で、べちゃべちゃに濡れており、羽毛が潰れてしまっていた。
これでは寝られないはずだ。いや、眠ったら死んでしまったかもしれない。

いい経験になったので、ここは防災の備えも考慮して、緊急対策をすることにしよう。


対策1
 寝袋の中にシーツを入れる

欧米人がドミトリーでよく使う封筒型シーツの導入、これでプラス5度は暖かくなる。
素材はぜひともシルクにしたい。
俺は寝るときのシルクの肌触りが大好きなので、寝具はバンコクに行くときにシルクの生地を仕立ててもらっている。
1メートルあたり400円位なので、ニトリで買うより安くつく。

だからといって山ん中でパジャマを着てふらついていたら、それは阿呆か気狂いなわけで、せめてシーツ素地くらいはシルクにこだわりたい。
ユザワヤでシルク生地を求め、ミシンでがーーっと封筒型に縫ってインナーシーツを作った。(家人が)


対策2 マットを重ねて地面からの冷気をシャットアウト

これは物理的にマットを増やすだけ。
銀シートとサーマレストのマットをもう一つ購入。

対策3 シュラフカバー

これが一番重要。俺のシュラフのリミットはマイナス10度までいけるはずだが、羽毛が濡れてしまっては空間が潰れて保温が効かない。
自分の身体の発する水蒸気を逃してくれて、冬の窓のように結露するテントの水滴からシュラフを守ってくれる素材は無いか。
水蒸気を逃し、水は通さない、という防水透湿といえばゴアテックスが一般的だが、あれでできたカバーはシュラフ本体がもう一個買えるほどに高価で、しかも1kgくらいするからいやなのだ。
もう若くないので、登山する時の重量は出来るだけ軽くしたい。

ある日、テレビでボーッと中国人がコロナウイルスを消毒している映像を見ていて思いついた。



化学防護服や建築用資材に使われるタイベックいけるじゃん?

タイベックならゴアテックス並みの防水・透湿素材だし、軽量で、ものすごく安価。

早速、ミシンで袋縫いにしてシュラフカバーをがーーーっと縫う。(家人が)



現場仕事の人が仮眠用に作った何かみたいな・・・

まあ、裏返しにして使えばいいんじゃないだろうか。


というわけで、実証実験は、日光の麓の河原にレッツゴー。

キャンプ場は相変わらずスノーピークとドッペルギャンガーの豪壮なテントでいっぱいだ。
煙突を出して暖炉を焚いているテントもある。

そんな中、俺の使うのはエスパースのカッコ悪い緑色の山岳テント。
浮いているけど、まあいいか。





外気温マイナス5度、強風の中でもぐっすり眠れました!

ネックウォーマーとホカロンがぬっくぬくでいい仕事をしております。
タイベックのカバーも効果抜群、シュラフはふかふかです。
インナーのシルクもサラサラで心地良い。

うれしくなった俺は、冬キャンプをしてきたよと、これらの写真を職場の子にLINEで送ったら

「一体何をしているのですか?」と返信されました。


こういうのをキャンプというのでは?


俺は登山からキャンプに入ったので、昨今の豪華なキャンプブームの人たちとは装備がまるで違うのです。

暖炉なければタープも無い、木のテーブルも、椅子もない、張っているのは薄くて軽くて飛んでしまいそうなテント。

でもね、衣食住を自分で背負って山を縦走できる、という範囲内で装備の大きさと重量を考え、ギアを取捨選択し、無ければ自分で作るのもキャンプの醍醐味なわけですよ。。

まあ、自分が家族とぬくぬくキャンプしてて、ふと隣を見たとき、アマガエルみたいなテントの中で、建築資材にくるまって震えているおじさんがいたら、これは相当不愉快。

気を付けます、次からは深い森か山の上で張ることに致します。
近頃はソロキャンプ専用サイトというのもあるらしいからな。
サンキュー、ヒロシ。








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南部鉄器に湯垢をつける

2019-01-27 10:02:00 | できるかな
年越しに風邪をひいて以来、なんだか身体の芯に冷えが残っているようで調子が今ひとつよろしくなく、足が冷えるなんていうことは沖縄では一回も経験したことがなかったので、どうやらまだこちらの風土に順応していないようだ。

体質改善をせねばならない。

このようなときは、飲む整体ともいわれる「白湯」を飲むのがいいらしい。

白湯は意識高い系のひとたちから絶大な支持を集める憎いやつだが、パイタンと読んでやればとたんに意識が低くなるからおもしろい。

サイトの情報によると、鉄瓶で白湯を作ると尚のこと身体によろしい、アーユルベーダ的にも最も優れた飲み物ななるということなので久しぶりに南部鉄器を購入することに決めた。

よしざるは20代の頃、火鉢を使って鉄瓶で湯を沸かしてコーヒーを入れるような気持ちの悪い若造だったので、南部鉄の扱いには慣れている。

たしかにあれで入れるお茶やコーヒーは甘く、格別な味だった。
燗酒をつくるのにもよさそうだ。

早速ECサイトで探してみたら




なんか結構お高くて、調べてみると外国人観光客の間で南部鉄器が流行っているらしく、昭和の時代よりも売れて在庫不足なんだとか。

数千円の安いやつは内側がホーローでコーティングされているので、手入れは楽だけど二価鉄が水に溶けず味も落ちるので候補外だし、中国製のものは鉄以外の重金属が溶け出してきそうで、これは論外である。

ちゃんとした工房のものは6ヶ月待ちという状況なので、そういうときはメルカリで宝探しだ。

意識の低い奴らのガレージセールに思わぬお宝が転がっていることがあるのは前にも報告したが、今回も戦果あり。

盛岡の老舗の刻印入りの南部鉄瓶を2,000円で出品している阿呆がいたので、即落札。

「実家に昔からあったものです。錆びているので使えるかどうかわかりません」

というコメントがついていたが、南部鉄器のサビは無害で、手を入れてやれば独特の深みのある黒い艶がしっかり蘇るのだ。




鉄瓶がすっぽり入る鍋で湯を沸かし、お茶をひとつかみ入れて煮出し、一昼夜放置。



お茶のタンニンが鉄に反応し、真っ黒な液体になるけど、こいつがサビを止めてくれるの。
鉄瓶の中で炭火をおこして酸化皮膜を作ってやるという方法もあるけど外は寒いので却下。

毎日毎日お湯を沸かしているとやがて内側に白い結晶がついてくる
これは鉄瓶の窯元が一年間使った物なんだけど、ここまで白くすると一晩水を入れっぱなしでもサビが広がることはなくなり、何より水の味が甘くまろやかになるので、茶の湯の人たちは「湯垢がつく」「釜を育てる」といって大変珍重します。
釜の内側は一生触ってはいけない、という人もいます。

手をかけてじっくり育ててやる楽しみもあるが、そんなことをしていたら冬が終わってしまうし、年号も変わる。

体質改善が急務であるからして、ここは科学の力を借りてインスタントに湯垢をつけることにしたい。

湯垢の成分である電気ポットなんかにつく白い水酸化カルシウムのイオン結晶とはわずかに成分が違うけれど、要は硬水を煮詰めて炭酸カルシウムやマグネシウムといった炭酸水素塩類を鉄瓶の内側に付着させれば良いのでは。
沖縄で培った熱帯魚飼育のスキルが使えるので、各種検査薬を引っ張りだそうとしたけど、そんなことしなくたって近所のドラッグストアに硬水売ってたっけ。



120mg/L以上であれば硬水なんだけど、コントレックスはなんと1475mg/Lの超硬水!

フランスのコントレックスと盛岡の南部鉄器の間には深い谷間があるけれど、2つを結ぶ架け橋になってやろうではないか。

コトコトと1時間ほど煮詰めてやった。
むしゃくしゃしてやった。だれでもよかった。って犯人はみんなそういうけどほんとかな。



湯垢がしっかりつきました! 

甘くとろける白湯を飲んで一週間、冷えが止まるばかりかなんと体重が3キロも減ってくれて嬉しいかぎりです。


(コントレックスは炭酸カルシウムでも水酸化カルシウムでもなく硫酸カルシウム。飲みすぎると腹を下します)





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高野豆腐の鍋

2016-04-03 18:32:00 | できるかな
で、チャレンジした「高野豆腐の鍋」の結果ですが。

ジッポーくらいの大きさの高野豆腐を鍋に入れ、5分間煮込んでみたところ。





本物の豆腐大に巨大化しました。

たべてみたところ。



・・・・激落ちくん? 






もぐもぐもぐ、キシキシキシキシ。



とりあえず歯はピッカピカになったかもしれない。

それと胃の中は大掃除で、つるっつる。


こんなん作ってひとりで食べて、夜は枕を涙で濡らしました。

孤独のバカグルメ。



高野豆腐の箱には「絶対に煮こまないでください」って書いてありましたが。

絶対にするな、といわれるとかえってしたくなるのが漢という生き物なんだよ!


あ、でも、ダイエットにはいいんじゃないかしら。

そんなこんなでなんとか生きてます。










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