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帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

台湾公会堂

2015-05-18 12:20:00 | 戦跡巡り
台湾の林さんの案内で台湾公会堂へ。




日本統治時代に台湾総督府の井手薫の設計で建築され、ここで1945年の日本敗戦に伴う第10方面軍司令官・安藤利吉の降伏調印式が行われました。

 
現在は中華民国政府により台北市中山堂と改称され、隣には瀟洒なホテルが建っています。


外壁はなんとタイル。空襲対策の反射防止のために縦スジが入れられています。


階段、アラブ様式の窓、シャンデリアなどは80年前の当時のまま。



さすがに菊の御紋は取り外され、台湾のマークの梅の花に替えられています。



ドラマ「天皇の料理番」を彷彿とさせるシックなレストラン。
コーヒーしか頼まなかったけど。



晩飯は林さんおすすめの店へいくことに。

で、つれてこられたのが



店名は嫌な予感しかしないです・・・。




案の定、グチャっとした焼きそばがでてきた。 
盛り付けは、、もっとこう、、あるのではないか。




古くて早い味て・・・あーもういいや。なんでもいいや。

ウチ帰って沖縄そば食べに行こ。

那覇空港まで1時間、3000円ほどで帰れるので、気分的には東京から横浜中華街へ行って店をはずしちゃった、くらいのダメージですみました。






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四式陶製手榴弾

2014-12-05 14:32:00 | 戦跡巡り
なんやかんやどったばたしているうちに、もう師走。

今月も引き続きてんやわんやな予感です。


さて、先月のことですが那覇の自衛隊を見物してきました。

一角に手榴弾コーナーがあって、戦時中につかわれた陶器製の手榴弾が展示してあり、焼き物が好きなよしざるは非常に興味がわきました。

終戦間際、極端に物資が不足した日本軍は陶器で手榴弾を作っていたのです。





ちょっと質問をしてみました。

「あの~、これはどこの窯で焼いたものしょうか」

「えっ・・(タジタジ)・・ん~、たぶん萩焼かとおもうんですが」


そんなこと聞かれても困りますよね。 すんません。

どうも有田焼っぽいので、ネットで調べてみると・・・。


驚愕の展開だ!!

売れるぞコレ。


埼玉方面在住者は、至急調査タノム。


以上、報告終わり。













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昔の沖縄

2014-09-15 11:47:00 | 戦跡巡り
ウィッキーさんという軍関係者らが1950~60年代の沖縄や東京の写真をピカサで公開してくれていて、これがなかなかシブくて素敵。

ウィッキーさんの写真集

Okinawa1963-64

昔の東南植物園とか


こういうのを公開してくれるのは好事家にとってありがたいことだけど、それにしても度胸あるよなぁ。







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カモテス諸島にて その4

2014-08-25 13:16:00 | 戦跡巡り
婆が造ったココナツワインもどきの味を一言でいえば、


 




そして、うがいをしても臭いが消えないという新手の恐怖を味わいました。

アジア各地で鍛えぬいてきた我々の鼻腔口腔を一蹴する、想定外の味とはいったいどのような類のものかを拙い筆でお伝えしきれないのは残念ですが、とにかく筆舌に尽くし難き混乱だったといっておきましょう。

孔明の罠は、我々を混乱のるつぼに陥れたわけで御座います。

俺にはもう財宝探しをする元気は残っておりません。

町の人に経緯を話したところ、本物のココナツワインはとっても爽やかな飲み物だし、15Pだなんてそんな値段で買えるものではないよ、たぶん婆さんに出来の悪いやつを掴まされたんだよ、とケラケラ笑われました。

さすがは孔明、婆を使って我々から無事にお宝を守りぬきました。 


ほぼフルボトルのままの残りは速攻で捨てたかったんだけど、食べ物や飲み物を捨てる時の、ちくりとした心の痛みが不愉快なので、ココナツワインもどきの恐ろしい液体がいつの日か立派な椰子の実洗剤へ化学的に変化してくれるよう祈りつつ、こっそりとホテルの部屋の片隅に放置して我々はチェックアウトをしました。

夜、町に戻り、効きすぎるクーラーの風に震えながら、島のひとたちがお祭りの宴で、こんがりと焼かれた豚を分かち合い、月明かりの下で、若い男女が甘く爽やかなヤシのお酒を酌み交わしている、そんな光景を想像しつつ俺は丸くなって寝たのでした。




現場からは以上です。












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カモテス諸島にて その3

2014-08-24 12:28:00 | 戦跡巡り

財宝探しは一時中断、婆から15Pで買ったココナツワインをいそいそとホテルに持ち帰り、早速SA氏と試飲会開催。



白濁しつつプツプツと微発泡している様は、俺の酒「はるよし」を彷彿とさせます。





               くんくん・・・ ん?
                  うへっ
              臭いを我慢してグビリ・・

                


                (・・・・)




  ゲボーー!!



腐敗しているのでしょうか、それとも一服盛られたのでしょうか。
これはワインではありません、のんだら死ぬで!的な何かです。

やばい結果はうすうす感じていたものの、ここまでの酷さはまったくの想定外で、そこにはハッピーやラッキーましてやデリシャスなどは一片の欠片もありません。
20年前に飲んだときは美味しかったのに、どうしたことでしょう。
味のなかに何か光るものがないか再度探してみる勇気はもはやなく、カップを縦横にかざしながら眺めるのが精一杯。

いったいどのような味かといいますと・・・

それはたとえれば

・夕べの味噌汁に、刻んだたくあんと納豆をぶちこんで日向へ1時間放置
・生まれて一度も風呂に入っていない野良犬を捕らえ、蒸し器でふかした
・イカの塩辛を食べてしまった老猫の口臭

で、それらの全てを乗っけ盛りにして出来上がったのは、茶髪鼻ピアスの若者どもがすき家で注文するような、馬鹿なやつほどあたまの大盛り、紅しょうが過剰の牛丼で、かあちゃんせっかくテイクアウトしてきたのにちゃぶ台の上で丸一日ほったらかし、食べても大丈夫かな、とちょっと臭いをかいでみたところ、発酵と腐敗がMajiでKoiする5秒前?とでも申しましょうか、あぁもう何を言いたいのかちょっと自分でもわからくなってきた。

という感じで、俺は猛烈に混乱していたのです。


つづく








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