伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

暑い夏に涼の気持ちにさせていただく音楽を、J.S.バッハ:教会カンタータに基づくオルガン協奏曲を聴く

2023年07月25日 | J.S.バッハ制作音楽

毎日暑い日が続く、今年は何故か「スイカ」を良く買って来る、スイカは勿論一個買い、現在暮らす千葉県が有名ではある。
八街西瓜は昔から有名で、最初購入の産地は千葉県富里産の西瓜、次に千葉八街西瓜、そして今回も今年で3年続け山形尾花沢西瓜と続く、暑さのせいか味は甘み十分のり何れも美味しい。
筆者は山形尾花沢西瓜のさっぱりした味と、綽綽感が強く食べ心地の後味が実にケレン味がなくスッと消える感じがする尾花沢西瓜一番好きである、実は山形に親戚がいて一度送って頂きこの味わいが好きで毎年購入している。この様に重いものはネット販売を利用するが手軽で大変ありがたい。

我が愛用のオーディオ機器も暑い夏に聴くは誠に大変でエアコンを付けないと聴いてはいられない様相である、しかし音質は随分纏まってきた様である。最近の傾向としては音質に何か深みを感じる様に思う。



Rudolf Lutz指揮のBW V48no演奏です、参考にしてください。

新譜では無いが2019年発売のオルガン曲を聴く、勿論筆者の好きなJ.S.バッハ(1685~1750):教会カンタータに基づくオルガン協奏曲の再構成のものである。ここで言うオルガンとはあの雄大なパイプオルガンでもなくRudolf Lutzがコンサート等で演奏する簡単に言えば小学生の頃に教室に置いてあった足踏みオルガンの高級品です、勿論パイプオルガンと違い音域は狭いが何故か懐かしい音が好きです。



バルト・ヤーコプスの名前は初めて聞く名前である、どの様な方と思い調べるが結果的にはよく分からず資料を写させていたさく。
演奏するのは古楽大国ベルギーの俊才が集う「レ・ムファッティ」、注目すべき秘曲発掘の連続をへて今回は満を持してバッハ作品を録音。バッハのオルガン協奏曲といえば、若き作曲家がヴィヴァルディらイタリア人作曲家たちの協奏曲の様式を学ぶべく、自らオルガンひとつで弾けるように編曲した作品群が有名、と思いきや、本盤はそれらとはまったく違う内容。バッハ自身、かつて自ら作曲した教会カンタータなどの音楽を編み替えて協奏曲に編曲することが多かったのに倣い、ここではオルガン独奏を含むカンタータの序曲やアリアなどを原曲に、オルガン独奏と弦楽合奏・通奏低音からなる協奏曲を新たに4曲も編作。バッハらしい音作り。数々の名盤で古楽鍵盤奏者としての技量を立証してきたバルト・ヤーコプスの自在なタッチが、寺神戸 亮を指揮に迎えたレ・ムファッティの自発性あふれる音作りと交錯する注目盤だそうです。



寺神戸 亮は1961年生まれ。桐朋学園大学に学び、在学中の83年に日本音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第3位入賞、84年同大学を首席で卒業すると同時に東京フィルハーモニー交響楽団にコンサートマスターとして入団、所謂モダン・ヴァイオリニストとしても将来を嘱望される存在だった。しかし、在学中より興味を抱いていたオリジナル楽器によるバロック演奏に専心するために86年に退団、オランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学、シギスヴァルト・クイケンの下で研鑽を積む。同院在学中から演奏活動を始めると、直ちにその才能は広く認められる所となり、「レザール・フロリサン」「シャペル・ロワイヤル」「コレギウム・ヴォカーレ」などのヨーロッパを代表する古楽器アンサンブルのコンサートマスターを歴任、現在はシギスヴァルト・クイケンの絶大な信頼を得て「ラ・プティット・バンド」のコンサートマスターを務める。



解説は表記の物を引用しました。
J.S.バッハがソロオルガンのために書いた少なくとも5つの協奏曲を私たちは知っていますが、オーケストラ伴奏付きの現存するバッハのオルガン協奏曲はありません。これを 200 以上のカンタータと比較してください。そのうち 18 曲にはオルガンのオブリガートが含まれており、バッハはアリア、合唱セクション、シンフォニアでソロ楽器として使用しています。最も顕著な日付は 1726 年です。その年の 5 月から 11 月にかけて、バッハはオルガンに顕著なソロの役割を割り当てる 6 つのカンタータを作曲しました。これらのほとんどは、バッハがワイマールとケーテンにいた時代に書かれた、失われたヴァイオリンとオーボエの協奏曲の楽章を再加工したものです。なぜバッハがこれほど短期間にこれほど多くのオブリガート・オルガン・カンタータを書いたのかは不明のままです。考えられる説明の 1 つは、1725 年にバッハがゾフィーエン教会の新しいシルバーマン オルガンでコンサートを行ったドレスデンにあるかもしれません。一部の学者は次のように考えています。他のオルガン作品に加えて、彼はオルガンを披露するためにオブリガートオルガンと弦楽器を使用したオルガン協奏曲、またはシンフォニアの少なくともいくつかの初期バージョンも演奏しました。上述のカンタータと、関連するヴァイオリン協奏曲およびチェンバロ協奏曲から、このタイプの 3 楽章のオルガン協奏曲を多数再構成することが完全に可能です。この方法を使用することで、バッハが 1725 年にドレスデンで演奏したと思われる音楽の一部をこの CD で蘇らせたいと考えています。



Organ Concertos After Cantatas: Bart Jacobs(Organ)Les Muffatti
(J.S.バッハ:教会カンタータに基づくオルガン協奏曲の再構成)

【曲目】
J.S.バッハ(1685~1750):教会カンタータに基づくオルガン協奏曲の再構成
 1-3.オルガン協奏曲 ニ長調〔チェンバロ協奏曲 第2番〕
~教会カンタータBWV 169およびBWV 49による
 4-6.オルガン協奏曲 ニ短調
~教会カンタータBWV146・BWV 188およびチェンバロ協奏曲 第1番 BWV 1052による
 7.シンフォニア ト長調 ~教会カンタータBWV156による
 8.シンフォニア ト長調 ~教会カンタータBWV75による
 9.シンフォニア ニ長調 ~教会カンタータBWV29およびBWV120aによる
 10-12.オルガン協奏曲 ニ短調
~教会カンタータBWV 35および
チェンバロ協奏曲 第4番 BWV1055による
 13-15.オルガン協奏曲 ト短調〔チェンバロ協奏曲 第7番〕
~ヴァイオリン協奏曲 第1番 BWV1041および
チェンバロ協奏曲 第7番 BWV1058による

【演奏】
 バルト・ヤーコプス(オルガン独奏&楽譜校訂)
 寺神戸 亮 (指揮)
 レ・ムファッティ(古楽器使用)
 寺神戸 亮、マリー・ハーフ、カトリーヌ・メーユス(ヴァイオリン 1)
 マリー・モーイ、ラウレント・ヒュルスボス、ヨルレン・ベガ・ガルシア (ヴァイオリン 2)
 マニュエラ・ビュヘル、シルヴェストル・ヴェルジェ (ヴィオラ)
 コランタン・デリクール (チェロ)
 ブノワ・ファンデン・ベムデン (コントラバス)
 バルト・ロデインス(チェンバロ)

【録音】
 2018年5月
 聖母・聖レオデハル教会
 ボルネム(ベルギー)

録音状態も大変宜しくすっかり堪能できました、パイプオルガンも音とも違った様に聴こえたオルガンの音が実に新鮮でもあった。



筆者の世代の頃に小学生時代に親しむ当時のミシン同様の足踏みペタルのオルガンの音は記憶の中に残る音なのでしょう、妙に懐かしくも思う。
2018年録音のこのようなアンサンブルの組み合わせもあるのかと改めて新鮮な気持ちになりました。鍵盤楽器も色々ある中でオルガンの音がやけに心に響く、此れは確かに新しい解釈もしれない。J.S.バッハの音楽の奥の深さが感じさせられる作品の様です。
特に古楽鍵盤奏者としての技量を立証してきたバルト・ヤーコプスのオルガンの演奏がいつまでもこころに残る様である、ブラボー!

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2 コメント

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ありがとうございました (ashita45th)
2023-07-26 10:49:07
こんにちは
今朝ほどは、中村八大の記事にコメントを頂きましてありがとうございます。
いつも貴兄のブログを興味深く読ませていただいています。
中村八大のピアノ・ソロアルバムのことや、東北地方への楽しい旅のご報告、それに有田焼のファインセラミック・フィルターのお話など、最近の記事の中でも色々参考になることがありました。
私も珈琲が好きなことから、その関連の情報には興味があり、貴兄のブログを拝見した後、直ぐにセラミックフィルターを購入しました。

暑い夏が続きます。
どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
今後とも宜しくお願いいたします。
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ありがとうございます。 (金ちゃん)
2023-07-26 12:31:09
珈琲好きの後期高齢者一年生です。
1950年代のジャズが好きで懐かしく聴いてますが、
好みもあまりハードな物は遠慮がちになります。
いつも「いいね」ボタンを押して頂きありがとうございます。
今年は秋口まで暑さが続く様で
身体には注意して乗り切りましょう。
今後とも宜しくお願いします。
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