伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

J.S.バッハの後期鍵盤練習曲の名作《ゴルトベルク変奏曲》に潜む歌「キャベツとかぶ」について深掘りする。

2022年07月31日 | 2022J.S.バッハ関係

この異常な暑さは台風の影響もあるのであろうか、誠に暑い日本列島は猛暑に見舞われているようである、この暑さは一週間も続くそうで食欲も落ちる。
そこで俄然麺類が多くなるのだが、この小麦が現在のウクライナ戦争で脅かされていて、思うように黒海から出国が出来ない状態で、国内産小麦は日本では改良を重ねやっと栽培されるようになったと聞いたことがある。
さてこの小麦の話であるが、食物の不思議である、海藻の「わかめ」は日本人が好む食材の海藻である、しかし世界的に見ると海外の人々には「ワカメ」は消化が大変悪く腹痛など起こし大変悪しき食材だそうです。
またの日本人は小麦の中のグルテン?と相性悪くパンは食べるな、健康にには米を食えとも言われるが、小麦仕様の麺類も多いが疑問点も相当あろう?

そう言えば筆者の幼少の頃、母型の祖母が釜戸で炊き立ての若干おこげの混じった米に細かく刻んだ塩ワカメをまぶし握る、おやつがわりに頂く塩気の混ざった「おにぎり」は実に美味かった、今の調理器具ではできない味なのでであろう。遠い記憶である・・・。その光景を見た爺さん(祖父)は猛然と祖母を叱る、「出世前の男子に、こげ飯など食わすとは何たる事か」と言い放った言葉は未だ記憶に残る言葉である、長男は実に大切に扱われた時代でもあった。
これは筆者が幼稚園に入学する前の記憶で、今では考えられない言葉ではあるが、考えれば実は戦後当時で、如何にも日本人らしい教育を行っていた様に考えさせられる話で、いつの間にか忘れられた話になってしまった様である。

話は戻るが、同様に特に西洋人はパンと肉とワインが一般的な食材と言われる、日本も戦後米国から支給された給食で出されたコッペパン、食パンであった。このパンの材料が日本人にはどうも悪き食材の様であるらしい、この様に昔から日本人は世界的傾向とは些か違う民族の様である。
その訳は特に日本人には、悪しきはグルテンが消化器系には合わないとされる事が原因のようです。また日本人が良く食すワカメ、海苔等の海産物は海外の人の消化器系には合わないと言われる様です、人間環境により右左される様である。



これは以前にパンは日本人には合わないといえば、日本のパンメーカーが抵抗し、宣伝料を頂くマスゴミが騒ぐ、いつの間にか日本も戦前の日本と違う方向に向かってしまった様である。敗戦後間違った歴史教育を受け、ひたすら真面目に日本を発展させたがここらで米国の占領下時代には休止符を打たなければならない。これを機会に現在政奨励する減反を廃止し、世界に誇る美味しい稲作を推奨し自給率を上げては如何?正に名案であろう。

戦前の日本政府がパンを食えと唱えるような国ではなかったのが日本である、先の戦争(大東亜戦争)の原因も戦後70年以上も経ちやっと最近原因が公開されるようになったのだ、ヤルタ会談では戦争後の取り決めをし戦争を仕掛けた人間及び戦勝国の罪は全く問わない、全くおかしな世界に進んでいった現在である。

今回のウクライナ戦争も仕掛けた人間が居るのに戦争当事国を叩く、日本でも前総理の銃撃事件で解るように統一教会の名前変更に疑惑には蓋をして封じ込めようとする闇は全くのクレイジーな政府機関の問題がある。
あれだけ騒いだコロナ問題も今や風邪と同じ程度の流行病で済まそうとしている、犯人が見えない闇が多すぎるようである。答えは全ての金銭的主義の世界の金融を支配する米国系ユダヤ系富裕層の人達の問題であろう。今回のウクライナ戦争で何れだけの金銭を稼いだのであろうか・・?全くの闇の世界であろう。



確かに異常気候かも知れず以前沖縄のパイナップルを鉢植えすれば、赤ちゃんパイナップルが顔を出したのです。
今の筆者は一応世の中では用済みの人種で僅かな年金暮らしの貧困老人であるが、昔から好きな音楽三昧を再度楽しんでいるが、40代で一度好きなオーディオの趣味は取りやめと同時にオーディオ機器も殆ど処分してしまった、退職後再度格安な機材を揃え細々と貧困オーディオ再開と好きな分野の音楽を楽しんでいる。以前から特に好きだったJ.S.バッハの音楽を中心にあれこれ歴史も振り返り検索しているのが唯一の楽しみである。
筆者同様団塊世代の遊びは戦後少しの余裕が出来為に、車選び、オーディオの趣味人が多い為か最近は中古市場も高値での取引販売が多い様である。特にオーディオフェア等イベントには圧倒的に70歳代が多い事も事実である。

最近興味深く観察しるのJ.S.バッハの後期の作品が多い、中でも筆者が若い頃から一番多く聴いてきた数々の演奏者で聴いてきた曲が「J.S Bach :ゴルトベルク変奏曲BWV988」かも知れない。
しかし、じっくり音楽を聴くには散々苦労し、足掛け2年の歳月を経過して仕上がった筆者のエンクロージャーLS3/5Aでの視聴が一番である、確かにSPENDORの華やかな特徴ある美音も良いが、筆者には全てにフラットな音楽を味わえると思える、流石BBCモニターと言われるLS3/5Aには及ばないように思った。
LS3/5Aの音質の一番の良さは、少し渋めな感じではあるが端正な鳴り方に尽きる、何の色付けも少なく無く全ての音楽を楽しめるブックシェルフ型スピーカーと実感した。


この曲は特殊の場合はのぞいて、ピアノ演奏、チェンバロ演奏とあるがバロック風に感じたいのであれば断然チェンバロ演奏を進める、筆者の二十代当時最初に聴くは多分50年前にバッハに一番近いと言われた鍵盤奏者、指揮者のレオンハルトの演奏が最初に聴くチェンバロの鍵盤楽器の音でした。
オランダ・ヒルフェルスム近郊のフラーフェラントに生まれた。生家は貴族の血を引くスウェーデン系の富裕な実業家の家庭で、幼い頃からピアノを学び始め、15歳の時に父親が購入したチェンバロ、オルガンに親しむグスタフ・レオンハルト(Gustav Leonhardt)であった。

バッハの名作《ゴルトベルク変奏曲》に潜む歌「キャベツとかぶ」このゴルトベルク変奏曲は、まるで大きな建築物のような作品ですが、この曲の最後を飾る変奏に少なくとも2つのメロディが使われているクオドリベットが登場します! そのうちの1つ「キャベツとかぶ(Kraut und Rüben)」(作曲者不詳)という歌について掘り下げてみましょう。なんだか変なタイトルの歌ですね。



この歌詞にある「ぼく」が誰を指しているのかはわかりませんが、どうやら当時からキャベツもかぶもあまり好きじゃない子どもがいたようです。なので、「お母さんが苦手なキャベツとかぶを使って料理したから今日は家に居場所がない」という子どもの気持ちかもしれません。
バッハがそんな歌を最後の変奏に登場させたことによって「もうぼく(バッハ自身)の出番は終わりだね!」のようなニュアンスが生まれます。そのあと、もう1つのクオドリベット「長いことご無沙汰だったね、さぁおいでおいで!」が、最初の主題に対して呼びかけ、この曲の30に渡る変奏は終わり、最初に演奏された主題(アリア)がもう一度登場します。

筆者は下記の「ゴルトベルク変奏曲」の説明記事を見つけ引用する。
ゴルトベルク変奏曲の伝記によると、ドレスデンのロシア大使であるヘルマン・カール・カイザーリンク伯爵が、不眠症を訴え、「きわめて柔和で、いくぶん快活な性格をもち、眠れない夜には少しでも気を晴らしてくれることができるような」音楽を望んでいたとされている。
そして書きあがったこの変奏曲は、才能のある若いチェンバロ奏者であるヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクによって演奏された。伯爵は非常に喜び、百個のルイドール金貨をみたした金の盃をバッハに贈っている。
それは“音楽愛好家の魂の喜びのために書かれた”まるで物語のような話だが(バッハの最初の伝記作家であるヨハン・ニコラウス・フォルケルに感謝したい)、実際、この真偽は定かではない。この変奏曲が出版された際、カイザーリンク伯爵に献呈されておらず、贈られたとされる盃もバッハの家から見つかっていない。1741年にバッハの《クラヴィーア練習曲集》の第4巻(最終巻)として初版されたとき、作曲家自身は単に音楽が「音楽愛好家の魂の喜びのために書かれた」と序文で述べているのだ。



ゴルトベルクに関して言えば、当時まだ14歳であった。バッハ自身が優れたチェンバロ奏者であり、楽曲の演奏の難しさもよくわかっていたはずなので、もしもゴルトベルクがこの曲を演奏したのであれば、非常に才能があったことになる。この変奏曲は、特に手が頻繁に交差するため、両手を自在に操ることのできる名手でなくては弾きこなせない。2段鍵盤のチェンバロであれば、演奏者は片手を上の鍵盤、もう片方を下の鍵盤で演奏すればよいので、それぞれの腕の動きを邪魔することなく演奏できる。しかし、今日を生きるピアニストたちにとっては、非常に演奏が困難となる。鍵盤は一段のみなので、交差の際の動きを理解できていない演奏者は、もつれた編み物のような危険な状態になってしまう。

「ゴルトベルク変奏曲」の基礎となるのは、ト長調の「アリア」であり、事実上、2部分形式のサラバンドである(それぞれの部分で繰り返しがある)。バッハはこの曲で、旋律ではなく、和声の構造に基づいて変奏させている。これは変奏曲全体を通して一定であり、3つの短調で書かれた変奏でも同様である。つまり、この作品はパッサカリアやシャコンヌのアイデアを大規模に取り入れたものなのだ。これらのバロック時代に人気のあった音楽形式は、それぞれ低声部で同一の音型が繰り返され、その上で変奏が行われていくものであり、通常は低声部を含めた全体を変奏するものではなかったため、前例はほとんどなかった。考えられるものの1つは、62の変奏を持つヘンデルの《シャコンヌ ト長調》(1733)だ。その8小節の低声部は、バッハの「アリア」の最初の8小節と同様である。《ゴルトベルク変奏曲》は、バッハの当時流行していた楽曲に対しての「あなたにできることは何でもできる、私はもっとうまくやれる」という皮肉を含んだ反応だった可能性がある。
しかし、彼自身の作品の中で最も近い例は、独奏ヴァイオリンのための《パルティータ第2番ニ短調》(1717-1720)のシャコンヌで、連続する8小節の低声部のパターンの上で行われる変奏曲で構成されている。それは非常に強く感情的に訴えるものがあるので、《ゴルトベルク変奏曲》と容に並ぶ――そして両方の作品の低声部は32回繰り返される。

32小節の低声部を主題とした32曲で構成これは重要なことだ。なぜなら、このような長いスパンでペース、エネルギー、論理を整理するために、バッハは《ゴルトベルク変奏曲》に彼の数学の原理や数秘術に対する興味を反映した、いくつかの構造的なしかけを行っているのだ。作品は、まるで小宇宙が大宇宙に影響を及ぼしているかのように、32小節の低声部を主題とする32曲が展開するのだから。全体は2つに分割され、第15変奏は中間点である。3つの短調による変奏曲の最初であり、手の距離がだんだんと離れていく状態で終わる。第16変奏は新たな始まりだ。壮大なフランス風の二重付点のリズムと華やかな装飾で満たされる劇的なフランス風序曲で、2つ目のセクションではテンポが速くなるというコントラストが作り出されている。
この変奏曲は3つにグループ化される。円を描くように3つおきにカノンが置かれ、その模倣声部の音程は毎回徐々に広い間隔になっていくのだ。最初の第3変奏では1度(同じ音)、続く第6変奏のカノンでは2度、第9変奏では3度……と、音程のずれが順次上行するように配列されている(最終的に3曲ごとに登場するカノン変奏の音程の開きは第27変奏で9度に達する)のだ。これらに加えて、バッハは自由変奏を配置している。多くの場合は舞曲風で、ジーグ(第7変奏)やフゲッタ(第10変奏、ヴィルトゥオジティを魅せるチャンスだ)などがある。3番目の数字はしばしば聖三位一体を象徴しているため、これらのグループ分けは数秘術的に非常に重要である可能性がある。



作品が象徴しているだろうものは他にもまだある。こうしたことは、バロック時代の絵画では普通に行われていることであった。音楽もまた、多くの知識層の聴衆にとって標準的であったと思われる古典や聖書からの引用が含まれ、当時の聴衆によって“深読み”されることがよくあったのだ。今日の私たちのほとんどは、それらの知識を共有するのに十分恵まれているわけではない。たとえば、約20年前に発表されたある学術理論では、プトレマイオス宇宙論の9つの次元を通じた地球から恒星に至る寓話である可能性があり、それぞれの自由形式の変奏曲は、それぞれの惑星の段階を象徴している。叙情的な第13変奏は、愛の女神の惑星である金星を表している。第25変奏は、しばしば「黒真珠」と呼ばれる、これは土星を指していると思われ、親密な痛み、死、そして喪に服する不協和音に満ちている。そして、第29変奏はきらめく星々がトリルによって示されている。

家族や友人たちと共に音楽を作ることは何よりも最高だと示している作品のクライマックスに、バッハは最後のカノンの代わりに「クオドリベット」(羅:quod libet、“好きなように”の意)を書いた。これは、複数人がそれぞれ違う歌を同時に歌うという遊び(バッハは家族で集まるとよくこれに興じたといわれている)であった。バッハはここで当時の流行歌「キャベツとカブに追い出された」と「長いことご無沙汰だったね」の2つを組み合わせた。おそらく、それは家族や友人たちと共に音楽を作ることは何よりも最高だと示しているのである。最後には、私たちが人生で経験したことをパノラマのように見る感覚で「アリア」が戻ってくる。しかしその経験は文脈によって変化していく。T.S.エリオットの「リトル・ギディング」(『四つの四重奏』から)を引用するとしたら:
“…the end of all our exploring
Will be to arrive where we started
And know the place for the first time.”
“…そしてすべての探求の終わりは
出発した場所に辿り着いて
その場所を初めて知ることであるだろう“

最終的には、誰もがバッハの《ゴルトベルク変奏曲》から何か違うものを読み解くだろう。私たちはその哲学をほめたたえたり、単にそのインスピレーションの洪水を楽しんだりすることができる。歴史的に正確な詳細をすべて観察することも、その可能性に制限がないと判断することもできる。見通しがどうであれ、おそらくこの宇宙にはすべてのための十分な余地がある。
とこの様に解説されている、確かにこの作品はゴルトベルク変奏曲 は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハによる2段の手鍵盤のチェンバロのための変奏曲 。全4巻からなる「クラヴィーア練習曲集」の第4巻であり、1741年に出版された。バッハ自身による表題は「2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと種々の変奏」とある練習曲である。
と記事は締めくくっている。このように歴史を含め曲を知ると一層浸し見やすいバッハの人間像が近づいた様に思うは筆者だけなのであろうか?

又参考に鈴木優人が語るゴルトベルク変奏曲を解りやすく解説している画像があるので是非参考にする事も良いでしょう。

ゴルトベルク変奏曲:レオンハルト(Cemb)(1964)
Bach: Goldberg Variations - Gustav Leonhardt - DAS ALTE WERK は 1958 年に発売され、グレゴリオ聖歌と中世フランスの作曲家ギヨーム・ド・マショーの音楽の 7 枚のディスクがリリースされ、歴史に基づいた高品質の録音ですぐに評判を得ました。すぐにスカルラッティのハープシコード・ソナタ、ヘンデルのコンチェルト・グロッシ、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータのLPが続いた。Nikolaus Harnoncourt、Gustav Leonhardt、Frans Bruggen、Jaap Schroder との契約により、新しい時代が幕を開けました。



 01.ゴルトベルク変奏曲 BWV988 : I アリア
 02.ゴルトベルク変奏曲 BWV988 : II Variation 1
 03.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:第3変奏曲2
 04.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : IV Variation 3 - Canone all'Unisono
 05.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:V Variation 4
 06.JSバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:VI変奏曲5
 07.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : VII Variation 6 - Canone alla Seconda
 08.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : VIII Variation 7 - Al tempo di Giga
 09.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:IX変奏曲8
 10.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : X Variation 9 - Canone alla Terza
 11.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XI変奏曲10~フゲッタ
 12.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XII変奏曲11
 13.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : XIII Variation 12 - Canone alla Quarta
 14.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XIV変奏曲13
 15.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XV変奏曲14
 16.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : XVI Variation 15 - Canone alla Quinta
 17.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XVII変奏曲16~序曲
 18.JSバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XVIII変奏曲17
 19.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : XIX Variation 18 - Canone alla Sesta
 20.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XX変奏曲19
 21.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XXI変奏曲20
 22.ゴルトベルク変奏曲 BWV988 : XXII Variation 21 - Canone alla Settima
 23.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988: XXIII Variation 22 - Alla breve
 24.JSバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XXIV変奏曲23
 25.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : XXV Variation 24 - Canone all'Ottava
 26.JSバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XXVI変奏曲25~アダージョ
 27.JSバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XXVII変奏曲26
 28.Bach, JS: Goldberg Variations BWV988 : XXVIII Variation 27 - Canone alla Nona
 29.JSバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XXIX変奏曲28
 30.J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988:XXX変奏曲29
 31.ゴルトベルク変奏曲 BWV988 : XXXI Variation 30
 32.ゴルトベルク変奏曲 BWV988 : XXXII アリア・ダ・カーポ

ゴールドベルク変奏曲のスタンダード!Goldberg Variationsというとグールドのスタンダードとなっているが、本来チェンバロで演奏されることを考えるとチェンバロ版から入るべきなのかもしれない。 ゴールドベルク変奏曲をピリオド楽器で録音したのはレオンハルトが最初ではないだろうか。
曲の姿と決まっているわけではなく、ヴァルヒャ盤の堅固でありながら明るい響きや、リヒター盤の明け方を求めていると違和感があるかもしれないが、このレオンハルト盤も今もって名録音と言うべきだろう。



最近の注目は良く聴くようになった鍵盤楽器演奏者アサコ・ギノヴァ(Asako Ogawa 小川麻子)はロンドンを拠点に活動するピアニスト兼チェンバリストで、室内楽奏者、伴奏者として活躍。小川麻子は、ロンドンを拠点に活動する日本人生まれのチェンバリスト兼フォルテピアニストです。彼女はソリストおよび通奏低音奏者として演奏し、ギルドホール音楽演劇学校のバロックレパートリーコーチです。イギリスを中心に、ソロ、通奏低音、ディレクションなど幅広く演奏活動を行う。ギルドホール音楽院にて、バロックレパートリー講師を務め、装飾法、通奏低音、バロック奏法などを指導する。
2008年よりロンドン・ヘンデルフェスティバルに、レギュラーで出演し、ソロ、アンサンブル、通奏低音、伴奏などを演奏。近年は、ドイツのハーレ・ヘンデルフェスティバルにも招かれ、ソロや、歌手との共演で、リサイタルを行なった。また、ロンドン・ヘンデル・ミュージアムで行なわれている演奏会シリーズには定期的にソロ、アンサンブルで出演、ブリティッシュ・チェンバロ協会主催のソロリサイタルも行う。近年は、セント・マーティン・イン・ザ・フィールド教会 などにて、ブランデンブルグ協奏曲5番を弾き振りし、好評を得た。2016年よりゴールドベルク変奏曲を、ロンドン・セント・アン教会バッハフェスティバル、近江楽堂、などイギリスと日本の各地で演奏、また2018年にはゴールドベルク変奏曲のCDをレリース。



 "彼女は、バッハ の多声部書法のディテイルを全て明確に浮き彫りにしてゆく。その着実な歩みは、エネルギッシュで、リズムの躍動感や、鮮やかなバッハのインヴェンションに溢れている。〜小川は細部を、鮮やかに表現しつつ、しっかりと壮大な全体像の中に組み込みながら着実なペースで弾き進めていくー (略) " と批評家ロバート・フジル氏に高く評された。
ピアノ専攻で、学士を習得後、トリニティカレッジ・オブ・ミュージックより全額奨学金を得て渡英。ピアニストとしてPostgraduate Advanced Diploma、修士号を優秀な成績で取得。その後ギルドホール音楽院からも奨。チェンバロをニコラス・パール、ジェームス・ジョンストン、ローレンス・カミングスに師事。フォルテピアノをスティーブン・ディヴァインに師事。



iTunesの中より掲載があり配信して愛聴するが何故か大変心地よいのです、Asako Ogawa ゴルトベルク変奏曲については全く解説は無いが思わず全曲聴いてしまった。
Aria from Goldberg Variations by J.S Bach ゴルトベルク変奏曲より、アリア

Asako Ogawa (小川麻子)。日本の女性ピアニスト。
チェンバロ奏者。イギリスを中心に、ソロ、通奏低音、ディレクションなど幅広く演奏活動を行う。岐阜県岐阜市出身。岐阜県立岐阜高校卒業。お茶の水女子大学文教育学部音楽科演奏コース、ピアノ専攻で、学士を習得後、渡英。
ギルドホール音楽院にて、バロックレパートリー講師を務め、装飾法、通奏低音、バロック奏法などを指導する。2020年First Hand Recordsよりバッハのパルティータ全曲のアルバムをリリース。2008年より毎年ロンドン・ヘンデルフェスティバルにソロ、アンサンブル、通奏低音、伴奏などで出演。近年は、ドイツのハーレ・ヘンデルフェスティバル、ロンドン・ヘンデル・ミュージアムで行なわれている演奏会シリーズに出演、ブリティッシュ・チェンバロ協会主催のソロリサイタルも行う。2016年よりゴールドベルク変奏曲を、ロンドン・セント・アン教会バッハフェスティバル、近江楽堂、などイギリスと日本の各地で演奏。2018年にゴールドベルク変奏曲で、デビュー・アルバムをリリース。



ロンドンで活躍する鍵盤奏者小川麻子による明快かつ滋味豊かなバッハ
J.S.バッハ: 6つのパルティータ BWV825-830
Partita No.4, D major BWV828, J.S Bach
[CD1]
 第1番 変ロ長調 BWV825
 第2番 ハ短調 BWV826
 第4番 ニ長調 BWV828
[CD2]
 第3番 イ短調 BWV827
 第5番 ト長調 BWV829
 第6番 ホ短調 BWV830
 小川麻子 (チェンバロ)
録音: 2020年8月6-7日、9月2-3日/ ロンドン
ロンドンを拠点にソリストや通奏低音奏者として活動する小川麻子によるバッハの6つのパルティータ全曲。軽やかな響きのチェンバロで明快にかつ滋味豊かにバッハの対位法の綾を解きほぐした好演です。
今後の作品にも期待します、ブラボー!

さて今回はBA2です。久しく聴いて無かったカール・リヒター指揮のJ.S.バッハの作品に人生をささげた、ARCHIV盤(ミサ曲 ロ単調BWV232)1961年録音を探る。

2022年07月28日 | 2022J.S.バッハ関係

今日もバッハの音楽を聴いてます。ミサ曲の演奏です。
 BA1. BWV 1-231 カンタータ、モテット
 BA2. BWV 232-243 ミサ
 BA3. BWV 244-249 オラトリオ
 BA4. BWV 250-524 コラール、歌曲
 BA5. BWV 525-771 オルガン曲
 BA6. BWV 772-994 オルガン以外の鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード)の曲
 BA7. BWV 995-1000 リュート曲
 BA8. BWV 1001-1040 室内楽
 BA9. BWV 1041-1065 協奏曲
 BA10. BWV 1066-1071 管弦楽曲
 BA1. BWV 1072-1080 ひとつの作品の中に異なる演奏形態の含まれている作品や演奏形態の指定のない作品
さて今回はBA2の「ミサ曲 ロ単調」 BWV232作品であります。



カール・リヒター(Karl Richter )1981年2月15日、滞在していたミュンヘンのホテル「フィア・ヤーレスツァイテン」431号室にて心臓麻痺により死去。
死因は過度の忙しさから発症した心臓麻痺と伺った。没してから既に20年以上過ぎたが、大変お恥ずかしい話だが筆者は何故かカール・リヒター演奏および指揮をしたバッハは余り聴いていません。
別に嫌いと言う訳はないが、筆者が20代の頃、何故か古楽器演奏家アーノンクール&レオンハルト等の対等でリヒターは好んで聴く事はありませんでした。が偶にリヒター演奏のLP等聴くと素晴らしい演奏に心打たれた事が蘇る。当時Grammophonから発売のゴルドベルグ等鍵盤曲は今もレコードを大切に保管している。カール・リヒターという名前を聞いてピンとくる方は、かなりのクラシック音楽好きかもしれません。
カール・リヒターは20世紀を代表する指揮者の1人で、オルガンやチェンバロ奏者でもありました。なかでも「音楽の父」であるバッハの作品に人生をささげ、カール・リヒター自身も「バッハの伝道師」と称されるほどでした。
先日いつものCD屋さんを覗くと1961年収録のミサ曲ロ短調があり衝動買いをした。



ここで昔このレーベルのレコードは愛用した物で《ARCHIV》シルバーと青は、アルヒーフレーベルのシンボル・カラー。ドイツ・グラモフォンの社内に置かれた音楽史研究部門として、1947年に誕生し、古楽器の音楽を専門に扱っているレーベルである。
ヴァルヒャ、リステンパルト、レーマンらによるバッハ作品の録音より開始され、その後オリジナル楽器復興として重要な、ヴェンツィンガーとバーゼル・スコラ・カントールムによる演奏や、決定的な名盤になった。

カール・リヒターの代表作と言われる「マタイ受難曲」などを録音。録音、演奏とも高水準を維持してきたわけではないが、その歴史的音楽資料としての価値は計り知れないものがある。
デジタル録音の開始により、サウンドは安定期に入っており、1980年頃からは、ピノック、ガーディナー、ゲーベルらと契約を結び、古楽復興の重要なレーベルとなってきた。
アルヒーフ・レーベルのステレオ時代のレーベルは、銀色のベースにレーベルの周囲に二本の青色の線が印刷された、一般に「ブルーラインレーベル」から始まる。そのなかでも、ステレオ初期盤のレーベルは、12時の位置に「STEREO」の表記がみられる。次の世代になると、この「STEREO」表記はなくなる。



同時にミシェル・ブラヴェMichel Blavet (1700-1768)の作品「Sonatas for Transverse Fluteを見つけSPENDOR SP3/1Pには良い塩梅の音が聴けると思い一緒に購入した。
ブラヴェ:5つのソナタがラフルートを注ぐ-Traversiere
有田正広/ブラヴェ:フルート・ソナタ集

18世紀大のフルート奏者ブラヴェハ、ここたちたフルート奏者にあるなハヴェハ、今日のフルート奏者でもある。 
(1)フルート・ソナタロ
短調作品3の2(2)フルート・ソナタニ長調作品2の5
(3)フルート・ソナタニ短調作品2の2
(4)フルート・ソナタト短調作品2の4
(5)フルート・ソナタニ長調作品3の6
有田正広(フラウト・フルートソ) )有田千代子(チェンバロ)フルート・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の演奏はとても可愛らしい曲が聴ける。



ミシェル・ブラヴェは名前は知っていたが今回曲は初めて聴くことになる、シェル・ブラヴェは木地屋(轆轤師)の家庭に生まれる。フルート奏者として有名。テレマンやクヴァンツが絶賛した。フルートを通例とは逆に左向きに握って吹いたと言われている。



40歳になるまで、ルイ15世の私的な楽団やパリのオーケストラで首席フルート奏者を務めた。あのフリードリヒ2世に宮廷楽団員の地位を打診されたが、断っており、結局ヨアヒム・クヴァンツが高額の報酬を得てその座に就いた。

有田正広のフラウト・トラヴェルソは、とりわけ倍音が豊かで味わい深く感じます。謂わゆる有田節がキラリと光る良き演奏と思えた。

話は戻るが、カール・リヒターは1926年10月15日、ドイツとチェコとの国境近くのザクセンのブラウエンで生まれた。1936年にドレスデンのギムナジウムに入り、その学校の十字架聖歌隊のメンバーとなり、早くも宗教音楽に親しむようになる。



1946年にライプツィヒ音楽学校に入学し、カール・シュトラウベ、マウエルスベルガー等に師事し、バッハへの造詣を深めた。1949年にはトーマス教会のオルガン奏者に就任した。1951年にミュンヘンに移り、理想的なバッハ演奏の実現のためにミュンヘン・バッハ合唱団を設立し、自ら指揮を務めた。
1955年には当時のミュンヘンの主要オーケストラの腕利きを集め、ミュンヘン・バッハ管弦楽団を設立、演奏会やレコーディングでバッハを中心とした作品を披露した。そのかたわら、オルガンやチェンバロの演奏家としても活躍、またミュンヘン音楽学校の教授も務め、多忙を極めた。そのためか、1981年2月15日、心臓発作のためミュンヘンで急死した。

勿論リヒターと言えば何と言ってもJ.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244が大変有名である。
ヨーロッパでは、復活祭前の金曜日である聖金曜日(イエス・キリストの受難と死を記念する日)に、バッハの名作《マタイ受難曲》を演奏する習慣があります。作品の内容は、新約聖書の「マタイ伝」に基づいたイエス・キリスト最後の7日間を描いた劇的な音楽です。バッハのすべてが込められたとでも言うべきこの作品の価値は永遠不滅です。また、19世紀、当時忘れられていたこの曲を弱冠20歳のメンデルスゾーンが100年ぶりに蘇られせた事実は、彼はこの曲の最大の功労者かもしれません。

同じく3大ミサ曲として有名なロ短調の曲BWV232であろう。



マリア・シュターダー、ヘルタ・テッパーエルンスト・ヘフリガー、キート・エンゲン、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ等の有名どころが参加し仕上がりも大変良い。ARCHIV。1961年録音。1曲目12:15。リヒターの指揮でこの曲を聴くと、冒頭の「キリエ!」の切実な叫びに肺腑をえぐられるような感覚を覚える。

今回の本題はミサ曲 ロ短調(1961年)です。「マタイ受難曲」と並びクラシック音楽の最高峰とされるこの曲が、カール・リヒターの卓越した洞察と理解によって、よりいっそう輝かしく鳴り響きます。この曲も全27曲からなる大作ですが、最後まで音楽の崇高さが全く失われず、聴く人の心をとらえて離しません。


旧東ドイツの牧師の息子に生まれたリヒターは、1950年代から70年代に峻厳な気迫を湛えた入魂の演奏で、現代人の心に強くアピールする清新なバッハ像を打ち立てた。
バッハの《マタイ受難曲》は宗教音楽の金字塔というだけでなく、〝人類最高の音楽遺産〟ともいうべき不滅の傑作である。日本の音楽ファンにも、そう確信させたのが1969年5月の東京で、リヒターが手兵のミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団と演奏した《マタイ受難曲》であったかもしれない。バッハの化身とまで謳われ、20世紀のバッハ演奏に大きな足跡を残したカール・リヒターによる《マタイ受難曲》は現在4つの録音があり、本盤は1958年録音盤。レコード発売以来、恐らく日本だけで50万セット以上は売れたであろう、クラシックのレコード史上に輝く作品。

ミサ曲ロ短調:カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団(1961)(2CD)J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
 【演奏】
 マリア・シュターダー(ソプラノ)、
 ヘルタ・テッパー(アルト)、
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)、
 キート・エンゲン(バス)
 ミュンヘン・バッハ管弦楽団・合唱団
指揮:カール・リヒター
録音:1961年2月、4月 ミュンヘン、ヘラクレスザール
独EMIL BERLINER STUDIOS制作2015/16年DSDマスターを使用

 1.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 キリエ 1.合唱:主よ憐れみたまえ
 2.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 キリエ 2.二重唱(ソプラノ/アルト):キリストよ憐れみたまえ
 3.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 キリエ 3.合唱:主よ憐れみたまえ
 4.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 4. 合唱:いと高きところには神に栄光あらんことを
 5.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 5. 合唱:地には善意の人びとに平和あれ
 6.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 6. アリア(アルト):われらの主をほめ
 7.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 7. 合唱:主のおおいなる栄光のゆえにわれら主に感謝したてまつる
 8.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 8. 二重唱(ソプラノ/テノール):主なる神、天の王
 9.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 9. 合唱:世の罪を除きたもう者よ
 10.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 10. アリア(アルト):父の右に座したもう者よ
 11.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 11. アリア(バス):汝のも聖なり
 12.ミサ曲 ロ短調 BWV.232 グローリア 12. 合唱:聖霊とともに

 1.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:われは信ず、唯一なる神を
 2.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 14. 合唱:われは信ず、唯一なる神を。全能の父
 3.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 二重唱:(ソプラノ/アルト):われは信ず、唯一の主、イエス・キリストを
 4.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:聖霊によりて、処女マリアより御からだを受け
 5.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:われらのためにポンティオ・ピラトのもとに十字架につけられ
 6.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:われは信ず、聖書にありしごとく、三日目によみがえり
 7.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:アリア(バス):われは信ず、主なる聖霊、生命の与え主たる者を
 8.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:罪の赦しのための唯一の洗礼を認め
 9.ミサ曲ロ短調 BWV232 クレド 13. 合唱:死者のよみがえりと来世の生命を待ち望む
 10.ミサ曲ロ短調 BWV232 サンクトォス 22. 合唱:聖なるかな
 11.ミサ曲ロ短調 BWV232 サンクトォス 22. 合唱いと高きところにオザンナ:
 12.ミサ曲ロ短調 BWV232 サンクトォス 22. 合唱:アリア(テノール):主の御名によりて来る者は幸いなり
 13.ミサ曲ロ短調 BWV232 サンクトォス 22. 合唱:いと高きところにオザンナ
 14.ミサ曲ロ短調 BWV232 アニュス・ディ 22. 合唱:アリア(アルト)神に小羊
 15.ミサ曲ロ短調 BWV232 アニュス・ディ 22. 合唱:合唱:われらに平安を与えたまえ
カール・リヒターの代名詞的存在である、JSバッハの4大命曲から、ミサ曲ロ短調。
勿論聴けば解るが要するに、この「ロ短調ミサ曲」は、リヒターの初期の録音である、50年代から60年代半ばにかけ、変化があった、テンポは年々速くなり、変わっていった。だがこの作品「ロ短調ミサ曲」ではテンポはかなり落ち着いていて、一つ一つの音をノン・レガートで歯切れ良く克明にアタックする奏法・唱法が取られている。
最近の古楽器演奏家はアーティキュレーションを重んじ、音の機能的な差異を重視から、この様な演奏法は過去の演奏となっている様です。だがこの演奏の一番の特徴は、強烈な精神思考にあるように思う。
このキリエの叫びを皮切りに、「ロ短調ミサ曲」は快い緊張に貫かれて進んでゆく。全ての音に気迫がこもり、抒情は清らかに沸き、輝きと静寂が交互してゆく様を表している。
あとは三日目に甦り・・・・合掌フーガに於ける、充実感である。



この様なミサ曲ロ短調BWV232を味わうなら、高さ約1メートルの添え置き型のタンノイの10吋のユニット(IIILZ Monitor Gold)とGOODMANS AXIOM 80の箱の組み合わせで満足できる、SPENDOR SP3/1P LS3/5a等小型のユニットも良いが、編成の大きな演奏はZAIKA5300と10吋のオールドタンノイの組み合わせが絶妙である。

またタンノイの10吋での音を楽しむなら、タンノイオリジナルの
TANNOY IIILZ in Cabinet mkIIでは到底味わえない据え置き型のタンノイ1967年発売のIIILZ Monitor GoldのユニットとGOODMANS AXIOM 80の箱とのコンビネーションで聴く音楽は別格である、当時タンノイ社もIIILZ in Cabinet mkIIのセットのみを発売で15吋ユニットには色々なエンクロージャーも販売していたのに10
吋は皆さんご存知のIIILZしか売り出さなかったのが疑問に思う。据え置き型にの改造で迫力も有る厳粛なミサ曲が聴ける、ミサ曲だけではなく、勿論オーケストラ、特にオペラ等にも違いが解る。筆者もこの据え置き型に交換し今まで敬遠気味のワグナーの音楽、パイプオルガンも範囲が広まった事は確かで有る。

正に程々の教会に参列し聴いている様に体感する音がオリジナルの箱では到底味わえない教会音楽を魅力をこの据え置き型のエンクロージャーでは十二分体感できるのである。結論から言えばこの10吋ユニットのポテンシャルは未だ想像を超えている。
筆者が感じるこの組み合わせは、じっくり聴けば聴くほど説得力が増す、この辺りが10吋タンノイ(IIILZ Monitor Gold)の本来の姿であろうか、ZAIKA5300との組み合わせは正に完成度も高く真空管の購入には「瓢箪から駒」であったことは間違いないのである。

オーディオ熱もここらで一旦休止符をとは思うのだが、実はLPプレイヤーは未だ中途半端でもあり、MC用対応のトランスを考えなければならない。残る音の入り口の幅を一度真剣に考える時期になったのかも知れない。良いトランスは誠に少なくしかも高額で又大変頭の痛い話である。
悩みは簡単で宝くじでも当たれば一挙解決なんですがね・・・笑笑!



次に筆者好みの演奏を紹介する。1999年にルドルフ・ルッツによって設立された「ザンクトガレン・バッハ財団」の自主レーベル。
教会カンタータのみならず、バッハの声楽作品をすべて録音するプロジェクト。ソリストには日本の櫻田亮氏も参加している。



ロ短調ミサ曲: BWV 232[ドイル/ポッター/ヨハンセン/メルテンス/バッハ財団合唱団&管弦楽団/ルッツ]

ゆるぎない一体性に貫かれた演奏だ。演奏と研究を統合したプロジェクトを実践しているこの団体の《ロ短調ミサ曲》には入念に学習された作品把握があり、それがすべての音楽家たちに共有されている。引き締まった古楽演奏であると同時に、テキストに力を与えつつ作品の深奥に分け入る、信頼性の高い演奏である。


ロ短調ミサ曲 BWV 232
 Disc 1
 1-3.【I.ミサ】キリエ
 4-12.グローリア
 12-16.
 Disc 2
 1-9.【II.ニカイア信条】クレード
 10-11.【III.サンクトゥス】
 12-16.【IV.オザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ、ドーナ・ノービス・パーチェム】

 アーティスト(演奏・出演)
 ジュリア・ドイル(ソプラノ)
 アレックス・ポッター(カウンターテナー)
 ダニエル・ヨハンセン(テノール)
 クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
 J.S.バッハ財団合唱団、管弦楽団
 ルドルフ・ルッツ(指揮者、芸術監督)
 レコーディング
 2016年



バッハ晩年の最高傑作《ロ短調ミサ曲》。1733年の初稿を含め、およそ20年の構想を経て、死の前年に完成されたこの作品は、19世紀初頭、チューリヒの音楽出版者ハンス・ゲオルク・ネーゲリが「すべての時代、すべての国民を通じてもっとも偉大な音楽芸術作品」と呼ぶほどに高く評価されており、現代に至ってもそれは全く変わることなく、数多くの演奏家たちによって演奏され続けています。
ここで《ロ短調ミサ曲》を演奏している「J.S.バッハ財団合唱団、管弦楽団」は、スイスのザンクト=ガレン・バッハ財団が2006年に創設した少数精鋭のアンサンブル。J.S.バッハの全声楽作品を演奏・録音し、内外に知らしめるという目的のもと活動を行っています。バッハの研究者でもあるルドルフ・ルッツが芸術監督、指揮を務め、創設以来、月1回のカンタータ上演に取り組んでいます。

少し時期外れのミサ曲でもあるが、現在年末用の提出物を製作中でこの曲は今まさにうってつけの曲でもある、ブラボー!

暑中お見舞い致します。夏の暑い夜は、涼しげなCharlie Haden(チャーリー・ヘイデン)のジャズを楽しんでみた。

2022年07月24日 | JAZZ・ボサノヴァ

今年の夏は暑さは増しています。夜眠れないとお嘆きの貴兄に、一服の睡眠剤として、寝苦しい夜に癒されるジャズをお届けします。
先日修復して蘇ったSPENDOR SP3/1Pのスピーカーでは未だしっかり試聴してなく、SPENDORが上手く聴こえる音楽を考えた、筆者が思うにどうせ聴くなら雰囲気に合ったジャズとは言えど、クラシック好きが聴いても納得すると思える演奏者で聴いた。しかも夏の夜に癒しに聴こえる正に大人のジャズ音楽を勝手に選んでみました。

筆者も必ず行動しる、オーディオマニアの悪しき癖はか?新しいスピーカーを入手するとそのスピーカーの良く聴こえる音楽探しをしてしまう、この様な癖は多くのマニアが思うことではあるまいか・・・?今回も其の様な悪き癖が出たのであった。



Charlie Haden(チャーリー・ヘイデン)[1937- 2014]1937年8月6日アイオワ州シェナンドア生まれ。音楽家の家庭に育ち、幼少期から音楽を始め10代でベースを弾く。アート・ペッパー、デクスター・ゴードン等と共演を重ね、20代でオーネット・コールマンのバンドに参加。ベーシストであると同時に、優れたオルガナイザー&バンド・リーダー、自身のカルテット・ウエストをはじめ、パット・メセニーとのデュオ録音など多彩な活動で知られたチャーリー・ヘイデン。

ジャズ関係を聴くアンプは現在安定しているLUX-A3500で聴くのが一番適しているようです、古いONKYO M-8000も併用して聴くが音が平面的に聴こえる、但しニュース番組等はONKYO M-8000に繋げ聴いている。



パット・メセニーとの『ミズーリの空高く』をはじめ、多彩なピアニストやギタリストなどと録音した一連のデュオ作品は、ヘイデンの諸作の中でも特に人気が高くロングセラーを続けています。
驚くほど幅広い音楽を演奏していたヘイデンが、最終的に音楽に求めていたものは、音楽を通じて人々が信じ合い、語り合うことだったのでは、という気がしてならない。そしてその根底には、彼が弾くウッド・ベースの太くて温かい音色があった。ヘイデンのそうしたヒューマニティと対話への欲求、ウッド・ベースのすばらしい音色と自由奔放で安定感に溢れた演奏を、最も端的に知ることができる形態は、デュオによる演奏なのだと思う。

パット・メセニーとの共作アルバム『Beyond the Missouri Sky (Short Stories)(邦題:ミズーリの空高く)』で98年度のグラミー賞ジャズ・インストルメンタル部門賞を、2013年にはグラミー賞生涯功労賞を受賞。2014年7月13日に76歳で亡くなった。



「Beyond the Missouri Sky」チャーリー・ヘイデン&パット・メセニー
 チャーリー・ヘイデン(b)
 パット・メセニー(g)
1996年 ニューヨーク/ライト・トラック・スタジオで録音
筆者が思ったクラシック・リスナーに自信を持って贈る ジャズ名盤この1枚と思います。

 01. ワルツ・フォー・ルース
 02. アワー・スパニッシュ・ラヴ・ソング
 03. メッセージ・トゥ・ア・フレンド
 04. トゥー・フォー・ザ・ロード
 05. ファースト・ソング
 06. ザ・ムーン・イズ・ア・ハーシュ・ミストレス
 07. プレシャス・ジュエル
 08. ヒーズ・ゴーン・アウェイ
 09. ムーン・ソング
 10. ティアーズ・オブ・レイン
 11. ニュー・シネマ・パラダイス~愛のテーマ
 12. ニュー・シネマ・パラダイス
 13. スピリチュアル



1940年代にビバップと呼ばれるジャズ・スタイルが出現した時、ほとんどの白人ミュージシャンは、黒人独特のフィーリングに根ざした独創性に圧倒され、その形態をなぞるしかなす術がありませんでした。ウエストコースト・ジャズ? たしかにあれは白人のオリジナルのようにいわれますが、実際にはアレンジやアンサンブルを洗練・強化させただけで、ジャズとしての本質的な部分はビバップの枠を超えるものではなかったと思ってます。
しかし50年代も半ばになるとビバップも行き詰まりを見せはじめ、新たなジャズの表現やスタイルが求められるようになってきます。そんな中、一部の先進的な白人ジャズマンたちが目を向けたのがカントリーやフォークでした。
いうまでもなくそれらは白人の手によって生み出された白人のための音楽。ジャズとは無縁と思われていたがゆえに長らく放置されていたその音楽を新しくすることによって、彼らはジャズの未来を開拓しようとしたのです、一番の問題は白人に受けなければレコード等の売り上げが伸びない音楽的に優れていても稼げないミュージシャンになってしまうのだ。



難解な即興音楽をドラムレス編成による牧歌的サウンドでコーティングしたジミー・ジュフリー。ロック世代ならではの斬新な感性でアメリカの心象風景を解体・再構築してみせたゲイリー・バートン。それでも彼らの試みは、けっしてジャズの潮流にドラスティックな変化をもたらすようなものではありませんでしたが、その遺伝子は形を変えながら、しかし確実に次世代へと受け継がれていくことになります。たとえばチャーリー・ヘイデン&パット・メセニーデュオ・アルバム「ミズーリの空高く」。

チャーリー・ヘイデンとパット・メセニー。この2人は、スタイルやジャンルにこだわらないオープン・マインドな表現行為を続けているという点において似通った志向性を持ったアーティストなのですが、それ以外にもう1つ、その音楽を語る上で絶対に忘れてはならない共通項があります。それは彼らがともに、アメリカ中部で生まれ育ち(詳しくは、メセニーはミズーリ州の出身、ヘイデンは生まれはアイオワ州ですがその後ミズーリに移り住み少年時代を過ごしました)、その土地の豊かな自然から得た知識で、ジャズを創り楽しめる演奏しているということ。もちろんそのあらわれ方は、演奏される音楽の種類によってその音楽の向こうにはどんな時も、アメリカの原風景とも言える景色が見えてくるのです。しかしそこには一般にイメージされるジャズの雰囲気即ち紫煙が充満する地下室とか酒とドラッグに酔った人々の嬌声とか、あるいは人種差別に対する感覚ははまったく感じられません。



よく言えば「アメリカ印象主義」演奏者の自然への愛と感謝が、いつしか民族としてのアイデンティティーの表明にまで高められたかのようなこの演奏を聴くと、ジャズの世界の音楽地図の中に確固たるポジションを確立するに至ったと感じずにはいられません。これは誰もが理屈抜きで感動することが出来る本当に美しい自然は、誰の目にも美しく映るものですから。 夏の日の夕暮れ時、窓を開け放してこのCDを聴いてみてください。あなたにもミズーリの空が見えるかもしれませんよ。



魅せられし心(HAUNTED HEART)
ヘイデンがレイモンド・チャンドラーに捧げた作品。なんとジョー・スタッフォード、ビリー・ホリデ-イのヴォーカル・トラックを挿入。チャーリー・ヘイデンのレギュラー・カルテットの3作目。古きよき時代の都会生活をハードボイルドな情感とともに蘇らせようとした内容,といっていいのかな。ヘイデンの心に残る雰囲気ある名曲がノスタルジックに披露されている。頷ける仕掛けもあり。



CHARLIE HADEN(b)
LARANCE MARABLE(ds)
JERI SOUTHERN(p,vo)
ALAN BROADBENT(p)
ERNIE WATTS(ts)

 1 Introduction  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 2 Hello My Lovely  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 3 Haunted Heart  ジョー・スタッフォード, チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 4 Dance of the Infidels  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 5 The Long Goodbye  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 6 Moonlight Serenade  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 7 Lennie's Pennies  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 8 Ev'ry Time We Say Goodbye  ジェリ・サザン, チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 9 Lady in the Lake  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 10 Segment  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 11 The Bad and the Beautiful  チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト
 12 Deep Song  ビリー・ホリデイ, チャーリー・ヘイデン・カルテット・ウェスト



本作ではカルテッド・ウエストの演奏が聴けるだけでなく
「HAUNTED HEART」ではジョー・スタッフォードの歌をフィーチャー
「EV’RY TIME WE SAY GOODBYE」ではジェリ・サザンの歌をフィーチャー
「DEEP SONG」ではビリー・ホリデーの歌をフィーチャー
ヘイデンの新しいアイデアがとり入れられ実に楽しめる仕上がりになっていて、オシャレ感満載でもある。ブラボー!

SPENDORの音とは・・・ SP3/1Pのメンテナンスを行って見た、音質は如何になるのか・・・・?

2022年07月22日 | 真空管アンプ・オーディオ


先日オーディオ仲間の「Kさん」よりお預かりした、SPENDORスピーカーの事であるが、以前よりこの銘柄のスピーカーには大変興味があり、これ以前世代の有名な「スペンドールBCII」は、英国製のブックシェルフタイプの中で美音を奏でるエンクロージャーで大変多くのファンを持っているそうです。
実に瑞々しい魅力的な音の世界を聴かせてくれる美音と言われるスピーカーで、ウーファーは20cm口径、それに3・8cm口径のドーム・トゥイーターと、さらに小口径のスーパートゥイーターを追加した3ウェイシステムである。以前何度も試聴したが繊細で透明な品位の高い音だ。と言う意識が強く一度は手元に置きたいスピーカーの一つに挙げられるかもしれない。

この度その後継機と言われる、友人のKさんからお借りしたSPENDOR SP3/1Pのエンクロージャーの試聴は本来のSPENDORらしい楽器及び音声の質感がリアルになり、響きが自然にストレス無く出て来ます。特にピアノと弦の音色が秀逸です。艶と粘りのある弦の響き、低音域の 出方が本当に素晴らしい!等賞賛のコメントがあるが、お借りしたSP3/1Pからは残念なことにその様な鳴り方が全く聴けない、原因を調べる為、早速サランネットを外しユニットを調べる、低域用の16cmコーン型のエッジが寿命であるとが判明、そっと触れば硬化したエッジがパリッと破れるようである、これではまともな音は出ない、早速持ち主に連絡する。結果は筆者も興味深くまともなSPENDORの音も聴きたく、買い取ることで話が決まった、エッジの張替えは経験もあるので早速補修に取り掛かった。

欠陥場所は下写真の赤丸部分が硬化したスピーカーエッジであり既に若干は欠落している、触れると破損する状態です。この状態ではマトモな音は鳴らない状態であり、ボリュームを上げると音が破れてしまうのです。



外観は小さな傷、両面テープの糊残り等があり、先ずは箱の修復から始めた。両面テープはコートロンを染み込ませ少しずつノリ部分を剥がし後は塗装の修復です。
WATCOカラーで修復か柿渋液か迷ったが、両方は箱の裏側でテストする、柿渋液が自然な感じに仕上がる様ですので、箱の修復は柿渋液に決定する。中には若干傷の深い場所もあるが今回は塗装補修で済ませた。今後はある程度使ったあとはエッジにブレーキオイル等を塗りエッジをソフトにするメンテも必要であろうしかしエッジは六〜七年でエッジは老化するそうです。

低域用:16cmコーン型のエッジの購入だが意外と選択が難しい。正直エッジの凸タイプのエッジは沢山あるのですがSP3/1Pタイプの凹タイプが見つからなく調べた結果ファンテックにてSPENDOR専用を発見する価格は断然凹タイプが高額であった。コメントを見ると音質は変わらないと案内されていたが、ダンプ状態が同じが良いと思いオリジナル選ぶ、凹タイプなので今回は仕上がりはオリジナルに近い仕上がりにと、凹タイプを注文した。



あとは16cmコーン型のエッジの削除作業であるが、これがこのタイプのユニットはエッジが剥がしやすく糊残りも少なく、たとえ残っても簡単に取れる。
後の注意点はスピーカー接続端子の清掃である、接続端子は丁重に無水アルコールで汚れを落とし後に55-6を綿棒に塗布し端子を磨いた。

16cmコーン型のエッジ交換作業は簡単で最初はスピーカーエッジより接着剤を塗りそして接着し、ある程度乾けば外側に接着剤を塗りセンターに合わせ貼り後は接着部分は洗濯鋏で固定乾けば終了である。接着剤は白色ですが乾けば透明色なり乾きは簡単に目視判別できる。



スピーカーエッジは硬く触れたと同時にパッリっと破れる音がする。音が割れた事は、音が出ない理由はやはり原因はエッジの硬化であった。

スピーカーエッジの交換時期は4〜5年で交換するのが効果的だそうです。意外と短命の様です。一般的にはエッジのエージングは相当の時間が必要のようです。多分3ヶ月ほどの時間は必要である。



エッジの到着までは箱の修正と共にスピーカーネットの補修であり、取り付けのボンドが取れ若干のほころびもある、他箇所もあり全て接着剤を塗り補修する。

考えて見れば購入後20年近く経過するためスピーカーエッジは勿論対応年数は大幅に経過している事は事実である。



注意深くネットを見るとLS3/5aのツイター回りに付属する音質防止のウレタンがネットについているタイプに加工してあり従来の物とは違う様だある、このような形式があるのは、本来はネット付きでの視聴が正解の様である。

形式はカタログ上ではこのアンクロージャーはモニターと称している様です。



スピーカーケーネットに音質漏れのウレタンが付いているのは折角の綺麗な木目を失わず、その点からも気を使った仕上げを感じたであろう。

補修も終了しボンドも乾き完成したネットである。新品同様までは修復は無理だが一応見た目は綺麗な仕上がりになった。



全ての補修及びネットは完成した、後はユニットの修復である。
この様に並べて箱を見ると分かるが、大変木目が美しくモニターと言えどこの辺りの作りは手の込んだ作りをしている事がわかる。



仕上げ塗装及び修復は柿渋液のおかげで上手い具合に仕上がったエンクロージャーの箱である見た目も落ち着き木目が美しい。

あとはエッジの到着待ちである。注文して二日後に到着する、早速梱包を解き改修する事にする、中身は筆、接着剤が同封されている、エッジ交換は何度も経験はある為問題なく処理できる、接着剤が透明になれば大丈夫であるので、コードの繋ぎ部分を清掃し5.5-6を綿棒でよく馴染ませスイーかーユニットを取り付ける、完了である。接着剤の白から透明に変われば固まった事は解る。
一応安全のため一日程放置し接着を確かめ音出しをする。



SPENDOR SP3/1P 1996年発売クラシックシリーズの小型ブックシェルフ型スピーカーシステム。低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。振動板にはポリプロピレンコーンを採用しており、ボイスコイルには2.5cm経のコイルを採用しています。高域には1.9cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。このユニットはスキャンスピークと共同開発したユニットです。エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。入力端子にはバナナプラグに対応したスピーカーターミナルを採用しており、バイワイヤ接続に対応しています。

音質はSPENDOR S3/5よりふたまわりほど大きなスピーカーです。密閉型ではなくバスレフ型で、ポートは背面に設置されています。SP3/1PのP表記はおそらくプロ用であることを示しています。
つまりスタジオモニター用途のスピーカーということでしょうか。音は繊細で緻密な感じで、しっとりと落ち着いた趣があります。小編成のクラシックや大人の雰囲気を持った女性ヴォーカルが最適なのであろう。とても美しい音を聴かせてくれるスピーカーです。
初めてこのスピーカーで好きな歌謡曲を聴いたときは、美しい演奏が、実に細やかに表現されていて聴き惚れてしまいました。この後エージングが進めば低域も良くなるとこを願うが、あと少しきめ細やかさは出てくる事に期待である。

背面バスレフ方式なのでスタンドに載せて壁から離します。スペンドールのテクニカルマニュアルにあるように、内振りに設置して正三角形の頂点で聴くようにします。ニアで聴くことで、さらにこのスピーカーの美点を確認できます。英国らしいスピーカーだと思います。
 方式          :2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
 使用ユニット :低域用:16cmコーン型高域用:1.9cmドーム型
 周波数特性  :60Hz~20kHz
 インピーダンス:8Ω
 音圧レベル  :88dB
 最大入力   :80W
 外形寸法   :幅220x高さ400x奥行280mm
 重量     :9.5kg
SP3/1P SPENDORの好きなところはMDF合板の上につき板を張って作られているエンクロージャー(キャビネット)です。なんと、つき板(自然の木)は左右のエンクロージャーのバッフル面の木目が合わせてあり、極めて美しい左右対称の木目になっています木目調の塩ビシートを貼ったものならば、いくらでも木目?は合わせられますが、天然の木材の木目をあわせるというのはコストをかけ、こだわりをもって製作しているメーカーでなければお見受け出来ませんデザインも大変シンプルで、長年使っても飽きがこない良さがあります。

筆者愛用のLS3/5Aとの音質の違いは構造的に違いSP3/1Pはバスレス方式のためか全体的に若干だが明るい音の魅力はある様に聴こえた。この辺りは好みにもよる、LS3/5Aを後に聴くと若干渋味が漂い暗めに感じるが又演奏楽器の位置はいずれも明確に感じた。



後はUSBケーブルもグレートアップを試みる、AudioQuest Forestオーディオクエスト オーディオグレードUSBケーブル(1.5m・1本)を購入し交換した。
しかし多少は音質向上に期待したが、殆ど変わり映えはしなかった。最近は何故か「伝染病患者」では無くなって様な気がします、ある程度のケーブルを交換しこの程度で良しと思ってからは余り悩むことはなくなった。筆者の場合はケーブルにセットで1万円以上は使わないと決めている。10万以上のケーブルも見かけるがその様な余分な予算は違うオーディオ機器に回したいのが本音で有る。



それと現在使用するAIYIMA TUBE7の最新のオペアンプをしろくま製作所THS4631 デュアル 8Pin DIP小型変換基板実装済みの本製品はTexas Instruments社の高精度低ノイズオペアンプOPA627を8PinDIP小型変換基板に2個両面実装したものに交換してみましたが前回購入した物よりグレートアップのため価格も値上がりした、しかし以前もしろくま製作所のデュアル使用していた為か音質の差はあまり感じなかったが主粛正は若干巻いた様な気がする。

正直音質向上にはオペアンプの交換より真空管の交換が効率は高そうで有る。オペアンプの交換の効果はエージングが必要で有る程度落ち着くまでは時間がかかる様で有る。音質は音の分離が向上し特に高域が綺麗に鳴った事です。



一応筆者の機材も粗修復終了し、早速試聴に入る。
1番目としてAIYIMA TUBE7プリアンプからラックスハーモナイザーにONKYO M-8000を接続したタイプ
  2番目は同プリアンプからLUXKIT A3500因みに真空管は松下製6CA7使用
  3番目は同プリアンプからサンバレー SV-501SE300Bシングルパワーアンに因みに真空管はZaika5300使用

ジャズ系統及びクラシック系統を試聴する。SP3/1P SPENDORの好きなところはMDF合板の上につき板を張って作られているエンクロージャー(キャビネット)です。なんと、つき板(自然の木)は左右のエンクロージャーのバッフル面の木目が合わせてあり、極めて美しい左右対称の木目になっています木目調の塩ビシートを貼ったものならば、いくらでも木目?は合わせられますが、天然の木材の木目をあわせるというのはコストをかけ、こだわりをもって製作しているメーカーでなければお見受け出来ませんデザインも大変シンプルで、長年使っても飽きがこないよさがあります。
SPENDOR SP3/1P 1996年発売クラシックシリーズの小型ブックシェルフ型スピーカーシステム。低域には16cmコーン型ウーファーを搭載しています。振動板にはポリプロピレンコーンを採用しており、ボイスコイルには2.5cm経のコイルを採用しています。高域には1.9cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。このユニットはスキャンスピークと共同開発したユニットです。エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。入力端子にはバナナプラグに対応したスピーカーターミナルを採用しており、バイワイヤ接続に対応しています。音質はSPENDOR S3/5よりふたまわりほど大きなスピーカーです。密閉型ではなくバスレフ型で、ポートは背面に設置されています。SP3/1PのP表記はおそらくプロ用であることを示しています。つまりスタジオモニター用途のスピーカーということでしょうか。音は繊細で緻密な感じで、しっとりと落ち着いた趣があります。小編成のクラシックや大人の雰囲気を持った女性ヴォーカルが最適。とても美しい音を聴かせてくれるスピーカーです。初めてこのスピーカーで好きな歌謡曲を聴いたときは、美しい演奏が、実に細やかに表現されていて聴き惚れてしまいました。



背面バスレフ方式なのでスタンドに載せて壁から離します。スペンドールのテクニカルマニュアルにあるように、内振りに設置して正三角形の頂点で聴くようにします。マニアのように聴くことで、さらにこのSPENDORらしい美点を確認できます。英国らしいスピーカーだと思います。
相性の良いアンプは真空管がBestであり3番目のアンプは別次元の音が聴ける。もちろん2番目のアンプではJAZZもクラシックも満足できる音に仕上がっている、1番目のアンプは楽器等の奥行は感じられなく平面的に横に並ぶ程度が限度である。アンプの違いの影響力の差は大きいと感じた。跡はビクターの業務用デジアンプを試してみる事にと思っている。

往年の中高域がリードするSPENDORの雰囲気を色濃く残していたように記憶しています。またかなり奥に引っ込む定位だったのでその面では現行機とは随分と違いを感じると推察します。



現在設置状態は30mmの石板の上にAIRBOW ウェルフロートボードA4を設置しその上にエンクロージャーを置いた。このインシュレーター効果は意外と効果があり音に抜けの良さを感じ、低音もモタチキはなく締まり気味に感じる。特にピアノ演奏等には効果を発揮する様である。

早速筆者の好きな、赤い鳥、Hi-Fi SET時代の楽曲を含めた山本潤子のベスト・アルバムより「翼をください Junko Yamamoto/The Best」のアルバムから海を見ていた午後を聴く透明度の声は実に清々しく聴ける。ユーミンの歌は荒井由美時代が断然好きだ!

現行機の方は左右のスピーカーの中央にコンパクトに音像を描いてきますし、アンダーでディヌ・リパッテのこの時のリサイタルは、本人はもちろん聴衆もみな彼の病気のことを知っているので、異様な緊張感を持って開始されます。J.S.バッハのパルティータ第1番から始めますが、弾き出してすぐはっとさせられます。なんか指がもつれたのではという感じを2度ほど受けました。SP3/1Pで聴きそれがわかったのである。もしかして相当な緊張ともしかして自分自身でもこれが最後ではという思いもあったのか、凡人には想像すらできません。ウエットな音調そのものに大きな違いは無い感じがしますが中高域の扱いが現代的です。
(これはこれで味とも思いますが)混濁感が薄れてSPENDORなりにすっきり鳴らしてくれます。

SpendorSP3/1Pの雰囲気は以前の音色を残し、音は繊細で緻密な感じで、しっとりと落ち着いた趣があります。小編成のクラシックや大人の雰囲気を持った女性ヴォーカルが最適。修復後はとても美しい音を聴かせてくれるスピーカーです。
筆者は初めてこのスピーカーで好きな小野リサの黄昏のビギンを聴いたときは、美しい演奏が、実に細やかに表現されていて聴き惚れてしまいました。実はこれほどチャーミングな小野リサの歌声ははじめてのことでした、
後はピアノ曲が今まで愛用していたLS3/5aと比べSP3/1Pは大変煌びやかな音で、それも一種独特の高音は涼やかである実にバランス良く実にうまい具合に鳴るが、しかし長い間聴く場合は筆者はLS3/5aを選ぶ可能性が高いと思う。

視聴して感じるが、筆者が感じる音はLS3/5aが密閉箱でSP3/1Pはバスレフ型の音質の差は若干バスレフタイプのSP3/1Pの音が元気が良く感じる女性ヴォーガルは色気を感じるのは何故か?筆者の好きなエラ(・フィッツジェラルド)姉さんの歌う何処か一本調子な歌が何故か上手節回しでジャズ音楽の魅力を余す事なく聴こえて、実に良い塩梅に心に広がる、実に独特のアレンジに舌を巻く、この様に感じるのは筆者だけかも知れないが、エラ姉さんの最大の魅力でもある。彼女しか歌えないジャズの歌の様でもある。
今後エージング終了が楽しみなスピーカーである。ブラボー!

今回はBA1です。J.S.Bach:バッハのアリオーソを深掘りするとカンタータ第156番「墓に 片足入れ」を聴く。

2022年07月14日 | 2022J.S.バッハ関係

今日もバッハの音楽を聴いてます。カンタータの演奏です。
 BA1. BWV 1-231 カンタータ、モテット
 BA2. BWV 232-243 ミサ
 BA3. BWV 244-249 オラトリオ
 BA4. BWV 250-524 コラール、歌曲
 BA5. BWV 525-771 オルガン曲
 BA6. BWV 772-994 オルガン以外の鍵盤楽器(チェンバロ、クラヴィコード)の曲
 BA7. BWV 995-1000 リュート曲
 BA8. BWV 1001-1040 室内楽
 BA9. BWV 1041-1065 協奏曲
 BA10. BWV 1066-1071 管弦楽曲
 BA1. BWV 1072-1080 ひとつの作品の中に異なる演奏形態の含まれている作品や演奏形態の指定のない作品

さて今回はBA1の「カンタータ BWV146作品であります。
今回の参議院選挙は以外な発砲事件と共に終了した。結果的に自公が圧勝で幕は降りたが、余りにも事件は波乱を含めた、まさか前総理大臣が射殺されるとは思って見ない事件があり選挙も弔い合戦的に自公が圧勝で終了した。
今後日本の行く末は実に俯瞰要素が多く心配である。今や社会党(前労働組合)自民党(相変わらず二世、三世議員、タレント議員)共に今の日本には不要の政党になっている様です、もううんざりの顔ぶれである。それにもあまりにも酷いのはマスゴミで報道も全て違う方向に導く、最近はテレビ放映で見ることはスポーツ放送しか見ないのが現実である。
この先国政選挙はしばらくないそうですが、現在は検討史と言われるキッシーでは大変不安を引きずる感じが濃厚で、とても危ない状態である。
期待はNHK党か当選したガーシー砲の炸裂に期待はすれど・・・?あとは参政党の成長に期待、如に事は運ぶかが見もので有る。



最近長年使用した椅子が破損した、10年以上使用したが寿命であろうか?新しい椅子を購入のため464号線沿線にあるデスカウント家具屋に出かける。自宅のトイレの1F、2F共ウォシュレット部分が壊れ電気店にて交換依頼の事もあり久しぶりに家族で出かける。

途中昼食時になり、家具店近場の有名な爆弾ハンバーグ のTHE FLYING-GARDENに立ち寄る、静岡地方の有名なハンバーグの「さわやかに」似たお店である。待ち時間無しで着席出来ご自慢の250グラムの爆弾ハンバーグランチを注文熱々の南部鉄板の上で頂くお肉は、ジューシーで美味い。
しかしこの年にしては250gの肉は食べ過ぎである。そして帰りには家族の希望もあり、夕食はモスのモスバーガーと好きな銘柄のサッポロ黒生の冷え冷えのビールで頂く。久しぶりの肉尽くしであった、



築後30年を過ぎると何かと水回り関係が故障する、そして家電店に立ち寄り、ウォシュレットタイプの説明を受け便座カバーの品と工事を予約して会計をすませてから、家具店に立ち寄り色々椅子に座り座り心地を家族の意見も考慮して
確かめ購入する、上代の約半額であった。帰りはモスに立ち寄り帰宅した。

早速持ち帰り組み立てたが、全ては六角レンチのみで仕上がるが意外と手惑い、大汗をかいてしまいその後はシャワーを浴びた。
椅子の色も机に合わせた感じで座り心地も安定して大変宜しい様である。



以前海外から取り寄せたTELEFUNKENの6BM8のチューブがあり以前一度繋いでみたが当時使用していたPSVANE300Bとは全く相性も悪く片隅に放置して置いたが、SIMENSに交換し好結果を得られたので再度TELEFUNKENの6BM8を試してみる。
あとは他にもPSVANE300Bの時点で試したチューブがあり、隙を見て試してみることにした。特にAMPEREXの笛吹童子には期待したい。

パワーアンプV-501SEを導入時期には多くの銘柄の6BM8を入手したが、PSVANE300B使用時の印象はあまり音の変化は少なく、コメントに記してあるように真空管の費用対抗率はあまり良くないの印象通りであった。良好なものは、松下管、日立菅が相性は良好でしたが今回購入のZAIKA5300とのペアでの試聴はいかにもアバンギャルドな感じをうける。楽しみが増えた様です。
正直下記の銘柄のチューブは高額で音質は期待はずれではあったが今回のZAIKA5300から感じる音は随分印象が好結果が得られた。



300BシングルパワーアンプV-501SEには真空管に対応して調整ボタンがあり新調に調整します。そして音出しを擦り、TELEFUNKENの6BM8はPSVANE300Bでの視聴も同様で幾分ボリューム音量不足の嫌いはあるが、SIMENSと比べ若干の甘味のある音が響く、特に弦楽器の演奏では本領を発揮するのかもしれないと思いしばらくTELEFUNKENを使ったみ見るつもりである。

確かに他の6BM8のチューブ、RCA、海外輸出用のムラード依頼で製作した松下製品と所有している、じっくり聴き比べも面白い事が解るのかも知れない。



やはりZAIKA5300のチューブは他の真空管を見事に違いを引き出すあたりは流石であり、良い三極管である。
先日ヤフオクで岡谷竃機産業HF-300BとJMTECマークの300Bが掲載されていましたが、かなり良いお値段を掲載していた様です。色々調べて見ると実に興味尽きない様ですね・・・!
確かに300Bの国産品は現在高槻電器工業のTA-300Bが特徴としては「クッキリした音というのが第1印象。やや高音側にバランスが寄る様な感もありますが、情報量は多いです。WEより優れているとされる、リップノイズやピアノのペダルの音等が一番良く判る球です。」この様な寸評もあります。

この一本の三極管は正に筆者の病気の根源であった様に思う、これは想像だが最初作ったWE300Bと比べ見なければ答えはでないが、益々深みの泥沼に嵌まる原因であろう。



最新の保守組の参政党はネット状況では賑わって居たが、選挙票は思った様には伸びなかった、筆者毎が岡目八目的に見ると、一般には何か新興宗教如く想える臭いも拭えず、筆者には疑問が付きまとった事は間違い無いのであろう。
確かに参政党の演説など聞けば納得出来るが、未だ実体は無く、今回結果は見事政党として認められて今後の行動を見せ注視してから納得出来るかであろう?と言うのは今までの政党に騙され続けた国民が言葉だけでは納得出来ないのであろう。これでやっとスタート地点に立ったのです。
日本人の誰もが、美しい日本は日本人の気持ちてあり、嘘のない国民と共にわ政治を遂行すれば必ず成功すると、その様な政治を国民は待ち望んでいるのです。

筆者の庭に沢山のカサブランカが咲いた、何気なく玄関に飾って前総理の献花とした。平和の国にはマサカの事件内容であった。



静かな夜に美味しい珈琲など飲みながら聴くのににもぴったりの曲バッハのアリオーソ(Arioso)はそんな曲の一つで、何だか心の底から疲れたなあというときに聴きたくなる音楽ってありませんか。
しかし考えみるとJ .S.バッハの音楽は宗教音楽が多く、一般的には声楽も多いがバッハを聴き出すと声楽の量が徐々に増える、バッハのカンタータを聴き出すと解るが、今まで作曲した器楽曲の多くをカンタータの前奏曲に転用し作曲している、勿論前奏曲にも劣らず声楽部分は実に美しい歌声が聴ける、器楽曲を聴いたこのある方は是非転用したカンタータまで聴いていただきたい。
吉祥寺の有名な喫茶店「バロック」では音楽ソースとして声楽が7割を占めているそうである。J.S.バッハの音楽は極端に言えば、マタイ受難曲とヨハネ受難曲がすべてかもしれないとも思える・・・。最近全く訪れてい無いので近くに行った時には是非立ち寄りたいお店である。

チェンバロ協奏曲は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したチェンバロ協奏曲。1台用から4台用まであり、1台用は8曲(うち1曲は断片)、2台用3曲、3台用2曲、4台用1曲の計14曲がある。なお、現在では独奏楽器にチェンバロではなくピアノを用いる場合は「ピアノ協奏曲」と表記される場合もある。 チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056[編集] Bach, Johann Sebastian:Concerto a cembalo concertato, 2 violini, viola e continuo No.5 f-moll BWV 1056 原曲は消失したヴァイオリン協奏曲 ト短調であるとされているが、この原曲がバッハ自身の作品か、他の作曲家の作品であるかどうか不明である。第2楽章はカンタータ第156番『わが片足すでに墓穴に入りぬ』のシンフォニアと同一の音楽で、「バッハのアリオーソ」として親しまれており、映画「恋するガリア」の中でも使われた。
 バッハとしては、初期のシンプルで古風な様式を示してそ素材の有機的な展開といった点では、かなり巧みな書法が駆使されている。1738年から1742年頃にかけて作曲されたと考えられている。 構成は3楽章からなり、演奏時間は約9分ないし10分。 第1楽章 (アレグロ・モデラート)ヘ短調、4分の2拍子。 リトルネッロ形式による楽章で、同一音形を装飾反復する、ややいかめしい表情をもったトゥッティ主題による。 第2楽章 ラルゴ 変イ長調、4分の4拍子。 弦のピッツィカートの伴奏を背景に繰り広げられる甘美な楽章。 第3楽章 プレスト ヘ短調、8分の3拍子。 リトルネッロ形式による舞曲風の活発なフィナーレ。エネルギッシュでリズミックな性格を特色としている。



最近この曲を癒しの曲の様に聴く、1979年生まれの若干33歳にして、音楽芸術の中心地ベルリンでコンサートマスターを務める日下紗矢子。
もともと高い技術力によって抜きんでた才能を示していた彼女ですが、アメリカ留学、ドイツ留学を経て、その音楽は深い洞察力を持ったスケールの大きなものへと深化しつつあります。2013年4月より、読売日本交響楽団のコンサートマスターに就任。ベルリンと東京のオーケストラのコンマスを兼任することになりました。2006年よりフライブルク音楽大学に留学、ヴァイオリン界の名伯楽ライナー・クスマウルに師事。以後、ドイツで活躍を続け、2008年にベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 第1コンサートマスターに就任しました。彼女の真摯な音楽は、巨匠ギドン・クレーメルにも注目され、2010年にはクレーメル主宰のロッケンハウス音楽祭に招かれて、クレメラータ・バルティカとの共演も果たしています。現在、ベルリン在住。
デビュー作となる今作は、オールバッハ・プログラム。日下が現在、最も意欲的に取り組んでいる作曲家であるとともに、ソロでのシャコンヌ、ピアノ伴奏によるソナタ、自身がリーダーを務める室内管との協奏曲と、多面的に活躍する日下でしかなしえない選曲も注目されることでしょう。古楽器でのバッハ演奏が趨勢をきわめる昨今にあって、モダン・ピアノでのソナタの演奏が新鮮な驚きを与えるはすです。
【演奏】
 日下紗矢子(ヴァイオリン)
 オリヴァー・トリエンデル(ピアノ)
 ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ(3)
【収録曲】
 1J.S.バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1023
 2J.S.バッハ:シャコンヌ~無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004より
 3J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1042
https://www.youtube.com/watch?v=-AdkflRxnm8
 4J.S.バッハ/ウィルヘルミ編:G線上のアリア(原調版)
 5J.S.バッハ:アリオーソ~チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV.1056 第2楽章
 6J.S.バッハ/コダーイ編:リュートのための前奏曲 BWV.999

【録音】
2012年7月19日、杜のホールはしもと/2012年10月2-3日、コンツェルトハウス、ベルリン



皆さんご存知のアリオーソ(バッハのアリオーソ)』は、J.S.バッハ作曲:チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調(BWV.1056)第2楽章のメロディ。この第2楽章は、バッハ:カンタータ第156番『わが片足すでに墓穴に入りぬ』のシンフォニアと同じ旋律が用いられている。

1965年のフランス映画「恋するガリア」テーマ曲として使われたほか、チェロ、ピアノ、ギターなど様々な楽器でカバーされている。なお「アリオーソ ARIOSO」とは、イタリア語で「歌うように」を意味する音楽用語。オペラにおける独唱スタイルの一つで、レチタティーヴォ(Recitativo)とアリア(Aria)の間に歌われる。recitative(レチタティーヴォ=叙唱)よりも旋律的で、aria(アリア=独唱)よりも旋律的でないとの定義。

チェンバロ協奏曲 第5番(BWV.1056)の第2楽章にも用いられていて、バッハの「アリオーソ」として編曲もされて、癒しの曲として一般に親しまれていますが、こうしてカンタータとして聴くと、何故か癒しというより、涅槃、彼岸のかなたから聴こえてくるような気がします。



この他に流石バッハと言われるカンタータ第156番「墓に 片足入れ」(BWV 156 Ich steh mit einem Fuß im Grabe)に転用しているのである。


ヨハン・セバスティアン・バッハ( 1685年3月31日 - 1750年7月28日 ドイツ ) 
カンタータ第156番「わが片足すでに墓穴に入りぬ」BWV.156(1729年1月23日初演・顕現節後第3日曜日)
「降誕節」の次は「顕現祭」です。この日は暦に関係なく1月6日と決まっており、「公現祭」とも言われます。東方の三人の博士(賢人)たちが、西の空に煌めく星の知らせに導かれて、イエス誕生から12日間をかけて生誕の地ベツレヘムの馬小屋にようやくたどり着き、そこでイエスを見い出し、救い主として礼拝をしたことに由来するのだそうです。
イエスが洗礼を受けた日ともされているようです。このカンタータの歌詞は、それを題材としているようで、不治の病に伏している人と神との間の心の対話を歌ったものです。
  私はすでに片足を墓にかけています 
  衰えたからだもすぐに墓に入るでしょう 
  私はすでに家財を整理しました
  私の魂が世を去るべき時に
  私の魂を受けて下さい
  主よ!あなたのみ手の中に
  どうぞ私の終わりを安らかなものとして下さい
筆者持参のアーノンクールとレオンハルトが1971年から1989年までの18年をかけて完成した教会カンタータ全集を聴く。



Disc47
 第154番『いと尊きわがイエスは見失われぬ』 BWV.154
 第155番『わが神よ、いつまで、ああいつまでか』 BWV.155
 第156番『わが片足すでに墓穴に入りぬ』 BWV.156
テルツ少年合唱団
アーノンクール&コンツェントゥス・ムジクス
録音:1985年
冒頭に置かれたシンフォニアから、もう実に美しく清らかで慈愛に満ちた優しい音楽です。今回の銃弾で倒された前総理大臣を偲びご冥福をお祈りしたい。