伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ エピソードⅧ MX4Dで観る。

2017年12月20日 | 映画・ビデオ

少し遅くなりましたが、シリーズ第8作を観て来ました。

スター・ウォーズ的に云うなら エピソードⅧ が正解ですか・・・

スター・ウォーズを観るならやはり 眼鏡使用の MX4Dで見たいので、近くの柏アリオに予約する。

伝説のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを探し当てた主人公レイがたどる、新たな物語が描かれる。

内容は実に面白い展開が良い、顔ぶれも前作と変わらず

 

「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告


筆者もこの映画はエピソードⅣから40年にもなる。

前日予約して早速ジュニアと一緒に観る。

MX4Dで見ると椅子も動くし、映像は立体に見え 迫力は抜群である。

何時もは余り客は多くないのだが、平日の午後としては意外と混んでいた。そうか?学生は冬休みか?

日本語吹き替えは1日2回で日本語字幕は1回の13時から1回の放映です。

最近は日本語字幕より日本語吹き替えが圧倒的に多くなっているようだが、筆者は昔から日本語字幕で

見ているので

映画はどうしても日本語字幕を選んでしまう、

 

中央の席に陣取りジュニアとポップコーンを食べながら放映時間は約2時間32分我々の席の隣は外人が

見ていた、

長いストーリーも意外とストーリーの展開がよいのか短く感じた。

此処でストーリーの説明はしません、今後ご覧になる方も含めストーリーの展開は実際にに見ないと・・・

椅子が動き、背中にも刺激があり、おまけに顔に風を出すおまけに3Dの映像は実に面白い!

それと艦船の先が手の届くような近くに感じ3Dスクリーンも満足出来る。

でも間違いなく、面白く仕上がってますよ、

でも冷静に判断すれば、最初の頃の3作品が一番面白く、展開も良くテンポもよく、活劇的面白さは

満足する、又最近のスターウォーズは湯水のように金を使い以前と違いストーリー性に欠ように感じる

ルークも歳を取り、レイヤ姫もすっかりオバサンになっている。

でも画面いっぱいにレイヤの顔の大写しもそんなに気にならなかった又登場人物も高齢化しているようだ、

やはりこの映画の歴史の長さを物語ります。

次回エピソードⅨはいつ公開か・・・・・・・・・・・?

 

今回『スター・ウォーズ』のレイア姫(レイア・オーガナ)役、キャリー・フィッシャーさんが亡くなら

れました。

昨年末ロスへ向かう途中で心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまったキャリー。享年60歳

でした。


又新たな情報は ハン・ソロの映画が公開されるようで、其れも楽しみです。

この先も楽しみな『スター・ウォーズ』作品はまだまだ続くとネット上には公開されています。ブラボー!



 


カフェ・ツィマーマンCafe Zimmermann(古楽器使用)が奏でるバッハを聴く

2017年12月06日 | バロック音楽・オーディオ一般

最近筆者が購入し聴いているCDは古いSP時代の演奏者が演奏する曲が多い、

ウラディーミル・ド・パハマン (ピアノ)のショパン、ハンス・クナッパーツブッシュ指揮の

ワグナー、ヘルムート・ヴァルヒャ・バッハのチェンバロ作品集、ワンダ・ランドフスカチ

ェンバロ作品集実に古い録音のCDを聴きスクラッチノイズの酷いものもあるが、音質より音

楽を楽しんでいる。そこには素晴らしい演奏があるからなのかも知れません。

筆者のタンノイIIILZ in Cabinetも此の程度の小編成の音楽は、水を得た魚の如く、良く歌い

ます。筆者のシステムも落ち着き初め、小編成の音楽なら程よく聴けるようになり再度気にな

ったメンバーの音楽を聴くことにした。気軽にバッハが聴きたい、前にも紹介したが、キアラ

・マッシーニが居間で簡単に奏でるようなリラックス気分で聴きたい。

 

前にも紹介したがカフェ・ツイマーマン演奏のバッハがリラックス出来る。ただ全体にテンポ

は速めですカフェ・ツィマーマンはヴァイオリニストのパブロ・バレッティとチェンバリスト

のセリーヌ・フリッシュが結成したバロック・アンサンブル(ピリオド楽器使用)で,グルー

プ名は,バッハが毎週コンサートを行っていたライプツィヒのゴットフリート・ツィマーマン

のライプツィヒのコーヒーハウスの店名Cafe Zimmermannにある。

基本編成は弦楽器5人とチェンバロ1人ですが,曲によりメンバーが入れ替わったり追加された

りしています。基本的には1パート1人で演奏されています。

前にも紹介はしていますが、セリーヌ・フリッシュCéline Frischの平均律クラヴィーア曲集

演奏も大変素晴らしい。

程よいテンポで奏でる平均律も安心して聴ける。

J S Bach, Prelude & Fugue No 1, BWV846

 

カフェ・ツィマーマンによる「さまざまな楽器のための協奏曲集」(現在、第四集まで刊行中)

がそれである。さらに、「さまざまな楽器のための協奏曲集」というシリーズ名は、「ブランデ

ンブルク協奏曲」献呈譜の表紙に仏語で書かれたSix Concerts Avec plusieurs Instruments

(さまざまな楽器のための6つの協奏曲集)に由来しており、各アルバムにはブランデンブルク協

奏曲より一曲ずつが収録されるという粋な趣向。自筆譜にはフランス語でで「いくつもの楽器によ

る協奏曲集」(Concerts avec plusieurs instruments)と記されているだけである。

この自筆譜には、代筆されたと推定されるフランス語の献辞が添えられており、

2年前に伯の御前演奏をした際に賜った下命に応じて作品を献呈する旨が記されている。

しかし、いつどのようにして御前演奏する機会を得たのかは、

献辞に記された日付から1719年のことと推測されるものの、はっきりとは分かっていない。

献辞に示された動機を否定するものではないが、本作品が成立した本当の理由は就職活動だったの

だろうと考えられている。当時バッハが仕えていたレオポルト・フォン・アンハルト=ケーテン侯

は自ら演奏もこなす大変な音楽愛好家で、一諸侯には珍しい立派な宮廷楽団をかかえ、楽団は多く

の名手をそろえていた。

バッハはケーテンの宮廷楽長として一生を終えるつもりだったが、ケーテン侯の妃となった女性が

音楽嫌いであったためにレオポルト侯の音楽熱は冷め、宮廷楽団も縮小される事態に至ったという

 

ケーテン(Köthen)はザクセン=アンハルト州に属する人口3万人ほどの小さな町です。

ドイツの偉大な作曲家3Bの一人であるヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)が1717

から1723年までアンハルト=ケーテン候レオポルトの宮廷楽長として仕えていた町で、バッハファ

ンにとって彼の功績を辿る上で重要な町であり、彼のファンが多い日本人も多数訪問しているよう

です。筆者も機会があれば一度訪れたい所です。

考えて見ればこのバッハのケーテン(Köthen)時代はバッハファンにとっては素晴らしい5年間です

バッハが器楽曲を作り弟子たちの練習曲をまとめた時代がなければ、此のような素晴らしい器楽曲は

聴くことはできなかったかもしれない?何という偶然の産物なのか?

 

最後に作曲されたと見られる第5番については、作曲の時期と動機をうかがわせる、かなり有力

な状況証拠が残っている。1719年、宮廷からバッハに大金が支払われた記録があり、その明細

によると、バッハがベルリンまでチェンバロを受け取りに行ったらしい。

購入されたチェンバロが高価であることから、バッハがそれ以前に一度ベルリンに赴いて、オー

ダーメードでチェンバロを作らせたのではないかと考えられている。新しいチェンバロを前にし

て、バッハが作曲の腕をふるっただろうことは想像に難くない。すでに完成していたと見られる

初稿BWV1050aと献呈稿を比べると、有名な第1楽章のチェンバロ独奏部は献呈稿において初稿

の約3倍の長さ(19小節→65小節)になっており、チェンバロのお披露目を意図した改変である

ことが想像される。通常は通奏低音楽器のチェンバロを独奏楽器群に加えること自体が独創的で

るが、第5番はチェンバロの活躍が著しく、実質的に音楽史上初のチェンバロ協奏曲として、後代

のピアノ協奏曲の出現を準備する画期的な作品となった。

ちなみに、この2回のベルリン行きの際に辺境伯に会う機会があったのではないかとする説も有力。

 

カフェ・ツィマーマンはこの協奏曲集からCD1枚ごと1曲ずつを選び、そのほか3曲ずつを加えて

この シリーズを制作しているため、「ブランデンブルク協奏曲」全曲のほんのに、「管弦楽組曲」

4曲のほか、複数のチェンバロを使う協奏曲も収録、

さらにBWV1055にはたが「チェンバロ協奏曲曲」と「復原オルエエ・ダモーレ版」の双方を聴

き比べられるという凝りようです。演奏も極上、全アルバム分の日本語解説含め、非常に価値の

高い仕上がりとなっています。価格もかなり高額で貧困老人に厳しく最近CDの購入が多く購買を

控えています。

 【収録情報】

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ( 16851750 ):

・チェンバロ協奏曲短調BWV1052 

・オーボエ・ダモエレ協奏曲イ長調BWV1055a 

・ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV1042 

・ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050 

・ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048 

2挺のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043 

 Café Zimmermann Ensemble / Alegro D Minor BWV 1043 

 ・序曲(管弦楽組曲)第1番ヘ長調BWV1066 

・オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060a 

 J. S. Bach - Concierto para oboe y violín en do menor, BWV 1060R - Café Zimmermann 

・ブランデンブルク協奏曲第4番長調BWV1049 

・オーボエ協奏曲ニ長調BWV1053a 

3台のチェンバロと弦楽器のための協奏曲ハ長調BWV1064 

・序曲(管弦楽組曲)第2番ロ短調BWV1067 

・ヴァイオリン協奏曲短調BWV1041 

2台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調

・三重協奏曲短短BWV1044 ・ブランデンブルク協奏曲

2番ヘ長調BWV1047 

・序曲(管弦楽組曲)第3BWV1068 

・チェンバロ協奏曲ヘ短調BWV1056 

・ブランデンブルク協奏曲第6番番ロ長調BWV1051 

3台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調BWV1063 

・序曲(管弦楽組曲)4BWV1069 

・チェンバロ協奏曲イ長調BWV1055 

・ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046 

4台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調BWV1065

 パブロ・バレッティ、アマンディーヌ・ベイエール、ダヴィド・プランティエ(VN

ディアナ・バローニ(フィート)ミヒャエル・フォルム(BFL

パトリック・ボジロー、アントワーヌ・トリュンチュク(OB)ハンネス・ルクス(TP

トーマス・ミュラー、ラウル・ディアス(hr

セリーヌ・フリッシュ、ディルク・ベラルナー、アンナ・フォンターナ(cmb)他

カフェ・ツイマーマン

 

カフェ・ツイマーマン演奏は楽しめますが筆者には少しテンポは速めに感じます。でも演奏

はまとまりかなりリラックス出来、録音状態も優れて聴きやすい。今まではブランデンブル

グ協奏曲、管弦楽組曲とセットで聴いてきた筆者にはこのCDの組み合わせは初めてで新鮮に

感じる。今後益々カフェ・ツイマーマン演奏に期待します、 ブラボー!


ウラディーミル・ド パハマンのフレデリック・ショパンを聴く

2017年12月03日 | バロック音楽・オーディオ一般

一般的にはフレデリック・ショパン「フレデリック・フランソワ・ショパン(Frederic Francois Chopin

 

孔を開けたロール・ペーパーと空気圧を利用して鍵盤を動かす自動ピアノ。

1904年に商品化された「リプロデューシング・ピアノ」は再現の精度が高く、ヴェルテ=ミニヨン、アンピコ、デュオ・アートといった有力ブランドの優れた製品に、まだレコードが黎明期だった当時の多くの名ピアニストや作曲家がその演奏をロールに記録しました。

現在はアメリカのスタンフォード大学にある「コンドン・コレクション」は、オーストラリアのデニス・コンドン(19332012)が、その生涯に収集した7,500本以上のロールの一大コレクションとして知られています。

往年の名手が100年ほど前に残した記録を現代のピアノで蘇らせたシリーズ。

 ウラディーミル・ド・パハマン (ピアノ)

 

 ①リスト:リゴレット・パラフレーズ

 ②メンデルスゾーン:そよぐ風Op.1024

 ③ショパン:ノクターン第7番嬰ハ短調Op.271

 ④モーツァルト:トルコ行進曲

 ⑤J.S. バッハ:イタリア協奏曲BWV971

 ⑥シューベルト:楽興の時ヘ短調Op.943

 ⑦ショパン:ワルツ第6番変ニ長調Op.641「小犬」

 ⑧同:ワルツ第7番嬰ハ短調Op.642

 ⑨同:マズルカ第31番変イ長調Op.502

 ⑩同:マズルカ第34番ハ長調Op.562

 ⑪同:華麗なワルツ第4番ヘ長調Op.343

 ⑫同:マズルカ第45番イ短調Op.674

 ⑬同:前奏曲ヘ長調Op.2823

 ⑭同:即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36

 ⑮メンデルスゾーン:五月のそよ風Op.621

 ⑯ショパン:ノクターン第9番ロ長調Op.321

 ⑰同:バラード第3番変イ長調Op.47

 ウラディーミル・ド・パハマン(ピアノ)

 Chopin Nocturne in E flat Op 9 No 2 Pachmannn Rec 1915.wmv 

 ウラディーミル・ド・パハマン(1848-1933)は繊細なタッチと弱音で知られ、稀代のショパン弾きとして絶大な人気を誇りました。彼の録音はかなりありますが、当時の録音技術ではその「羽毛のタッチ」はノイズに消され、電気録音になってからは老齢でテクニック的に万全の演奏ができませんでした。

ここでは彼の最盛期の、それも規模の大きな作品に触れられる奇蹟のひとときを味わえます。録音のないモーツァルトの「トルコ行進曲」で示す端正な美しさ、バッハの「イタリア協奏曲」での非ロマン的解釈に驚かされます。

此のCDですっかり気持良くってやはり前から気になっていたので舟歌や小犬も聴きたく『ウラディーミル・ド・パハマン 全録音集』を購入してみる。

 

GRAMOPHONE AND TYPEWRITER録音、ロンドン 

ショパン:舟歌嬰ヘ長調 Op.60/夜想曲ト長調 Op.37-2前奏曲 ト短調 Op.28-22/前奏曲 ヘ長調 Op.28-23マズルカ変イ長調 Op.50-2/練習曲変ト長調 Op.25-9 「蝶々」/ワルツ変ニ長調 Op.64-1 「小犬」/ワルツ嬰ハ短調 Op.64-2ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-21907年)

GRAMOPHONE COMPANY録音、ロンドン

ショパン:練習曲 Op.10-12 「革命」/メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソホ長調 Op.140/リスト:リゴレット・パラフレーズ/ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2

190961422日)

VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音、キャムデン

ショパン:夜想曲ヘ長調 Op.15-1/即興曲変イ長調 Op.29前奏曲 ヘ長調 Op.28-23/前奏曲 ニ短調 Op.28-24練習曲変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」/マズルカ変イ長調 Op.50-2マズルカ イ短調 Op.67-4/マズルカ ハ長調 Op.33-3

練習曲 ハ長調 Op.10-1/練習曲 ヘ短調 Op.25-2

リスト:華麗なマズルカ/リゴレット・パラスレーズ/メンデルスゾーン:無言歌ハ長調 Op.67-4 「紡ぎ歌」/シューマン:予言の鳥 Op.82-7/ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2

(以上 19111178日)

ショパン:夜想曲ト長調 Op.37-2/練習曲ホ長調 Op.10-3 「別れの曲」/練習曲 ホ短調 Op.25-5/マズルカ 嬰ヘ短調 Op.59-3ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35 「葬送」3楽章/練習曲 ハ短調 Op.10-12 「革命」/前奏曲 イ長調 Op.28-7

前奏曲 嬰ハ短調 Op.28-10/前奏曲 ハ短調 Op.28-20

夜想曲 ヘ短調 Op.55-1/ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1/バラード 変イ長調 Op.47メンデルスゾーン:無言歌嬰ヘ短調 Op.30-6 「ヴェネツィアの舟歌2」/無言歌ハ長調 Op.67-4 「紡ぎ歌」

(以上 191242526日)

COLUMBIA録音、ロンドン

ショパン:即興曲変イ長調 Op.29/夜想曲変ホ長調 Op.9-2マズルカ イ短調 Op.67-4/前奏曲 ヘ長調 Op.28-23前奏曲 ニ短調 Op.28-24/練習曲 ヘ長調 Op.25-3/前奏曲 変ロ短調 Op.28-16リスト:ポロネーズ第2番ホ長調

(以上 191512月)

ショパン:夜想曲変ニ長調 Op.27-2/マズルカハ長調 Op.33-3練習曲 ヘ長調 Op.25-3/マズルカ ロ短調 Op.33-4ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58~第2楽章/ワルツ 変ト長調 Op.70-1/エコセーズ 変ニ長調 Op.72-3-3シューマン:気まぐれ Op.12-4/リスト:愛の夢第3番変イ長調/リゴレット・パラフレーズ/ブラームス:カプリッチョ嬰ハ短調 Op.76-5ラフ:糸を紡ぐ少女 Op.157-2

(以上 19161月)

VICTOR TALKING MACHINE COMPANY録音、キャムデン

シューマン:ノヴェレッテ第1番ヘ長調 Op.21-1/ショパン:即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36/夜想曲ロ長調 Op.32-1

(以上 19231214日)

ショパン:前奏曲変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」(2種の演奏)

1924526日)

シューマン:ノヴェレッテヘ長調 Op.21-1(2種の演奏)/予言の鳥 Op.82-7/メンデルスゾーン:無言歌イ長調 Op.62-6 「春の歌」

(以上 1924923日)

 GRAMOPHONE COMPANY録音、ロンドン

ショパン:即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36/夜想曲変ニ長調 Op.27-2/夜想曲ロ長調 Op.32-1(パハマンのコメント付き)/練習曲 ヘ長調 Op.25-3/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2前奏曲 ロ短調 Op.28-6/マズルカ ト長調 Op.67-1マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/マズルカ 変イ長調 Op.50-2

(以上 192566日)

ショパン:ポロネーズ嬰ハ短調 Op.26-1/ワルツ変ニ長調 Op.64-1 「小犬」(2種、共にパハマンの前口上付き)/ワルツ 変イ長調 Op.64-3/ワルツ 変ト長調 Op.70-1

(以上 19251215日)

ショパン:前奏曲ロ短調 Op.28-6/前奏曲ト長調 Op.28-3/前奏曲変ニ長調 Op.28-15 「雨だれ」/練習曲変ト長調 Op.10-5 「黒鍵」(パハマンの前口上付き)/夜想曲 ホ短調 Op.72-1/マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/マズルカ イ短調 Op.67-4メンデルスゾーン:前奏曲ホ短調 Op.35-1

(以上 1927113日)

ヴェルテ=ミニョン社のピアノ・ロール録音から

ヘンゼルト:ゴンドラ Op.13-21925年)

バダジェフスカの乙女の祈りに基づくパハマンの即興演奏(1906年)

 Chopin Etude Op 10 No 12 Revolutionary Pachmann Rec 1912. 

 筆者は余りフレデリック・ショパンの音楽は詳しく無いが、彼の作品はピアノ曲が多い、今までその作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた音楽を聴く。

 

勿論パワーアンプは昨日接続部分の清掃を丁寧に行ったAurex SC-M15/SC-M15に繋ぎ聴いてみる、一年に一度の接点部分の清掃は行うと意外と音質が保たてます、何年も放置されてる諸氏は試みることを勧める清掃と言ってもアルコール除菌して接点回復剤を塗布して後は良く拭き取る作業しかできないが・・・?

此のアンプの良さは非常に素直な音質が特質ですが、左右チャンネルの相互干渉を防ぐためモノーラル使用を勧める実に綺麗なピアノの音が再現出来る、ノイマンのRCAケーブルに交換して接続して聴き入るショパンの音楽は詳しくないが、舟歌/夜想曲等は心地よく聴ける。

30年のウィーン演奏旅行中にワルシャワで独立運動が起き、そのままパリに移住。作品のすべてにピアノを使っていて、ピアノ音楽の新しい世界を切り開いた。「ピアノの詩人」と呼ばれる。

 ショパンは幼少の頃末妹は肺結核で少女の頃亡くなり、姉のルイーズは優れた文学的天分があり、此の姉にピアノを習った、ショパンは三人の姉妹がいて、男は一人だった、そうした環境が優男ともにショパンを成長した、極めて繊細な感性な作品を描いたのも幼少の家庭環境が創作したのかも知れない。

恋をすることで、ショパンの音楽はさらに磨かれていったことでしょう。

ショパンは婚約までした若い女性とは破局し、男勝りで夫とうまくいってなかった女性と温暖な地中海の島へ恋の逃避行をします。

 他のプレリュードもこの地で書かれたものです。

「彼が涙を流しながら、すばらしい前奏曲(プレリュード)を弾いていた。とその彼女が後に語っています。彼女が彼の音楽のよき理解者だったのでしょう。

多くの作品がノアンで生まれました。このころが一番、充実した円熟期といわれています。「子犬のワルツ」「英雄ポロネーズ」など傑作が生まれた

 

最後は、彼女(の息子)との関係が悪くなって、体調も悪くなっていきます。晩年のショパンは,恋人ジョルジュ・サンドとの破局による傷心や孤独にくわえて、結核の悪化によってひどく苦しむようになった。そして,ポーランドから姉を呼んで、一緒に帰るつもりでしたが、その願いもかなわず、1849年,パリにおいて,39歳の若さでその生涯を終えた

 評論家諸氏の間では絶賛されるパハマン。「パハマンを聴かずして、ショパン演奏は語れない」「ショパン以上のショパン演奏家」というような趣旨のほめ言葉が並んでいる。

恥ずかしながらパハマンを聴いたことがない私としては、こりゃ、聴かんわけにはいくまい、と購入して、早速鳴らした途端、絶句した。シャリシャリパチパチ、盛大なスクラッチノイズの向こうにピアノが鳴っている。

SPの復刻CDはかなり聴いてきたつもりだけど、これはかなりきつい。

購入したのを後悔した。おそらくCD製作者の意図としては、スクラッチノイズを軽減することによって、本来のピアノの録音が劣化するのを嫌ったのだろうと思う。しかしもうちょっと何とかならんもんだったかと思いつつ、せっかく買ったんだから意地でも聴き倒してやる、と、我慢して聴いていたら、不思議なもので、そのうちピアノの音が前面に出てきて、スクラッチノイズが気にならなくなってきた。

こうなってくると、はるか昔のピアノの音がとてもクリアで、響きも豊かで、とてもSPとは思えない優秀録音のように聴こえてくるから不思議だ(実際、当時としても優秀録音なのだろう)。

甘い香りがたちのぼる柔らかなピアノは魅力的で、まだ全てを理解できたわけではないけど、評論家諸氏の絶賛も少しは納得できた。今は買ってよかったと思う。

ただし、こういう派手なスクラッチノイズや、雑音が嫌いな人、貧しい録音や、ノイズの中から音楽を聴き取ろうすることが面倒で嫌いな人は手を出すべきではないと思う。でも聴く内にスクラッチノイズや、雑音は除外される、人間の耳は実に都合良く出来ている。

 

以前購入したワンダ・ランドフスカの芸術(24CD)の中にインヴェンションとシンフォニアを聴きやはりワンダ・ランドフスカの音質は、やや落ちるが音楽性は素晴らしく、BWV 772-801 BWV787-80130曲は大変感動させられた、パハマンは最高のを聴かせてくれる。

音楽は音質で聴くのでは無く、音楽演唱で聴くものであろう、としみじみ痛感する。

 ショパン:夜想曲第1番変ロ短調作品9ルービンシュタイン 1965 

 今まで筆者はルービンシュタイン聴くことが多く、「夜想曲」等偶に聴いているが音質を求めるならアルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein)が勝っている。ブラボー!