伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

やっとチェロの唸りが響く、J.S.Bach:無伴奏チェロ組曲BWV1007~1012全曲を考察する

2018年07月29日 | クラシック音楽・オーディオ

今日は筆者も昔から好きなJ.S.Bachのチェロ組曲を聴く、最初購入したのが、フルニエ、そしてカザルス、シュタルケルと買い求めた記憶がある。

今回装置も随分聴きやすくなり試聴のつもりで再度この無伴奏チェロ組曲をじっくり聴いて見たくなり、ここに試聴の感想を述べる公平なソフトと思いiTunesでソフトを吟味して試聴を始める、実は此の試聴は本日で3日目になる(笑)

又最近AXIOM80の箱に移植したIIILZ inCabinetのスピーカーから良い音が響くようになった考えて見ると「音が響く」とはスピーカーから部屋に音楽が行き渡ることで今回その感じの音楽が鳴る、

TANNOYの“燻し銀のような”音と表現してるが正にチェロの弦の音は頗る響きが良くなり、馬の尻尾で擦り音を奏でる感じがチェロの弦の音が本体を伝わりやすくなったことが事実である。

このチェロ組曲、作曲時期は不明なのですが、おそらく、器楽曲が花開いたケーテン時代と言われています。

そうなると、ケーテン宮廷のチェロ奏者、アーベルのために作曲されたということになりますが、果たして彼がこんな難曲を弾けたのか?ということもバッハ研究者の疑問になっていると言われる。

自筆譜は惜しくも失われ、後妻アンナ・マグダレーナの美しくも、バッハと見分けがつかないような写譜で伝えられています。

曲中のサラバンド【saraband】は教会での演奏は出来なかったと聞きますが今だに不思議です、筆者は此のように思いつたことを書き記します。 ご存知の方は教えて下さい。

17~18世紀にヨーロッパで流行した古典舞曲、起源について定説はないが,16世紀のラテン・アメリカやスペインで歌を伴う舞曲として存在し、17世紀前半にヨーロッパ各地の宮廷に普及した。

性格も地域や時代によりさまざまであるが、主として緩やかな3/4拍子または3/2拍子の荘重な趣をもち,弱起を用いないのが通例で、第2拍に長い音符をおき、アクセントがつけられる。

一七、八世紀にスペインをはじめヨーロッパ各地の宮廷で流行した、ゆるやかな速度の三拍子の舞踊。および、その音楽を様式化した器楽曲 古典組曲中の基本的な曲。

此のような今で言う快楽的要素の有ることで演奏出来なかったかも知れない。

現在でもこの曲はテレビCMソングでも多く使っている正式名は知らなきてもこの曲を聴けば皆さんがご存知の曲を、ここで現代楽器よる演奏者を思いつくまま挙げるが演奏者も相当多い、特にバッハの曲は今風に言えば練習曲が多いが、その曲が素晴らしい曲なのが興味深い

パブロ・カザルス・ピエール・フルニエ・ポール・トルトゥリエヤーノシュ・シュタルケル・ムスティスラフ・レオポリドヴィチ・ロストロポーヴィチ、ミッシャ・マイスキー・ヨーヨー・マなど

次に古楽器による演奏者も最近は多いアンナー・ビルスマ・ピーター・ウィスペルウェイ・鈴木秀美・ヴィーラント・クイケンなど

最近の発売のバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲~シックス・エヴォリューションズ~天才女性チェリストジャクリーヌ・デュ・プレの使用していた楽器は、現在ヨーヨー・マが後を引き継いでいるようです、音が良いのは楽器も良いようです。

ヨーヨー・マ演奏の3回目の録音を聴く、最新録音のためか頗る良好です。これだけ聴けば納得してしまう程チェロの音が楽しめます。良く響く仕上りになっています。

Yo-Yo Ma - Bach: Cello Suite No. 3 in C Major, Bourrée I and II 

そして次づいてヤーノシュ・シュタルケル、

 オーソドックスな組曲の形式を採りながら冒頭に前奏曲が置かれており、さらにサラバンドとジーグの間にはメヌエットやブーレなど別の舞曲が挿入されているバッハの《無伴奏チェロ組曲》は、「チェロの旧約聖書」といわれる名作です。昔からシュタルケルの唸るような演奏に何時も感動を覚えます。

20世紀に活躍した名チェリスト、シュタルケルの壮年期のこの演奏は彼の代表的名演のひとつであり、抜群のテクニックを駆使して悠揚迫らぬ演奏を聴かせています。

これを聴くと前の演奏を霞む?

バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)/ヤーノシュ・シュタルケル(vc)/欧PHILIPS:820 008-9 DTY/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード 

続いてパブロ・カザルスこの演奏は全く師匠の格と言いますか別格の匂いがあります。

J S Bach 無伴奏チェロ組曲第1番 

続いてピエール・フルニエ端正かつ気品あふれる表現で「チェロの貴公子」と評された名チェリスト兎も角美しい実に気品がありこの演奏にはなくてはならない存在で有る。

素晴らしく独特の透明度の高い演奏は是非一度は聴いてほしい、部屋がチェロの響きで癒やされます。

スピーカーをAXIOM80(A.R.U.付き)の箱移植して、不思議な事はJ.S.Bachの曲って此のように美しかったのかと思った、その辺りが弱点かな?

Bach: Cello Suite No. 5, Fournier (1960) バッハ 無伴奏チェロ組曲第5番 フルニエ 

続いてアントニオ・ヤニグロ1989没この無伴奏チェロ組曲は、ヤニグロ36歳の時の力強い演奏を、生々しい音質でセッション録音したもので、11歳のときに母の尽力でカザルスのレッスンを受けて天分を認められ、16歳でパリのエコール・ノルマル音楽院でカザルスとアレクサニアンに師事することとなります、考えれば60年以上前の録音であるが、実に水々しい演奏です。

魅力的な歌いまわしと堅牢なフォルムを併せ持った見事な演奏を聴くことができた。

最近バッハのチェロソナタは聴くのはヤニグロが多いのかもしれない。

以前は拙宅のタンノイⅢLZで鳴らすと意外と美音に聴けるチェロの音ですが、不満はもう一声低域が出れば最高なんですが、あと少しの低域の響きが足りなく、やはり弦の演奏はタンノイのスピーカーの限界を感じていましたが、それ以上に音に深みがあり黙らせてしまう。

でももう少し良質な低域が鳴れば最高なのだが・・・・と思ってはいたが今回のAXIOM80に移植したIIILZ inCabinetでは実に旨い事響くが、ジャシンサと比べ容積は三倍になり、堂々の据え置き型のエンクロージャーとなった。


このような曲を楽しむのは、やはり綺麗な自然に鳴る低域は必需品のようです。なにか威風堂々のIIILZ inCabinetに変身しました。

Bach, Cello Suite No 1,3, Janigro 

後は女性のディッタ・ローマン - Ditta Rohmannペレーニの秘蔵っ子! 麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏も良い。ローマンのバッハは、優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。

当演奏ではいわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。

続いてガヴリエル・リプキンGavriel Lipkind2000年からは演奏活動を休止。ドイツの山中に籠もり芸術的精神を向上させるため、ひたすら音楽と向き合う日々を選択。自身のプロデュースによるこの「Lipkind Productions」レーベル。

2006年にリリースされたバッハの無伴奏と小曲集「ミニアチュール&フォークロア」も興味深い

要約しますと上記の4人(パブロ・カザルス・ピエール・フルニエ・ヤーノシュ・シュタルケル・アントニオ・ヤニグロ)と昔からの演奏者がやはり良く感じた、最新の演奏が気になるヨーヨー・マでしたが皆さん全ては古い演奏者を選んでしましましたが、

古楽器演奏も良いが良い演奏ですが、良い音を響かせる事は古楽器、現代楽器関係なく、良いものは残るようです、今後の演奏者に期待します。

 

話は変わりますが。RCAケーブルに付いても此のような魔界からの囁きがありました。(笑)最近WE18GA単線シングルに変更し越に言っていたがそれならRCAケーブルはこれが最高!

此のような囁きを聴いた、回答はスピーカーによって変化するものなのでしかたないですね。

以前TANNOYオリジナルキャビの場合はノイマンの少し濃いめの味付けが合うと思いおススメしましたが、AXIOM80箱になって18GA単線の方が好みに合うとわかりまたので、それなら透明感と粒立ちの良さやフラットな音質にするなら、これはもう単線でしょう、という具合です。

それはBELDEN 5320FJというケーブルのようです。此の様に解説して頂いた。

BELDENの説明も、高性能な純銅単線ケーブルをカスタマイズしたケーブルで、中域の押し出し感が非常に音楽的で、且つ圧倒的なピント描写とエネルギーバランスを有する単線とは思えないサウンドを実現しています。

XLRバランスケーブルタイプでは、その素の音をしっかりと出し、RCAタイプは敢えてのWAGNUS.Specialとして「フラット」には一切拘らず、積極的なサウンドデザインを施し「音楽性」を重視。但し、バランスを崩すことでの味付けではなく、ナチュラルさをキープしつつ音楽を堪能いただける仕様となっています。と締めくくっています?

単線仕様とはいえ音の硬さはなく、とてもウォーム質感とクリアさを共存させた単線にしか出来ない音質です、此のようなコメントがあり興味をそそりますが、今月は少し衝動買いも多くの決済があるため支払いに間違いがないように、

少し時期を遅らせて購入し試聴してみようかと思います?・・・・・ブラボー!

 

追伸、本日東北の友人が生酒を送って頂いた、早速2階の冷蔵庫に冷やして、昨夜は小生帰りが夜中でしたが、味見寝酒と称して一杯頂く、旨い。

いわば辛口なんだか実に口当たりが良くスッキリしたのぞ越しが快感、当に夏の夜に相応しい飲み心地でした、注意しないと飲み過ぎになる!

本日家族で酒盛りとなろう、肉系等も魚系統もさっぱり洗い流してくれそうなお酒です。

大変ありがとうございました。盛岡の銘酒「桜顔酒造」である・・・!ブラボー。


100時間以上のエージングは必要だが、有名なWE18GA ブラック 単線シングルスズメッキは ビンテージケーブルだった・・・?

2018年07月25日 | オペラ・歌劇・カンタータ・オーディオ全般


先週より日中の仕事で軽い熱中症の症状になり、大事をとり、安静にするが音楽は聴く、この程度音楽を楽しめる事は病状は大した事は無い。

WesternElectric 18GA単線シングル ビンテージケーブル単線シングルスズメッキの入手である、ここで再度ウェスタン・エレクトリックWesternElectricについて調べてみた、流石は老舗だけのとこはあるようです。

WEは1920年代から30年代にかけて設計・製造した音響機器は、未だ耐久性と音質のよさからオーディオマニアなどのコレクション対象となっている。これには、大規模映画館用の巨大なスピーカーもあり、比較的低出力の真空管アンプで駆動される。

下記は日本電気株式会社当時のロゴのようです。大変良く似ている。

このウェスタン・エレクトリックWesternElectric会社を調べるとどうやら1928年、WesternElectricは初めて受話器と送話器が一体化した電話機を開発した。

(それまでの電話機は本体に送話器がある燭台型だった)。同様此のような電話の音をなるべく良く伝えようとした、電話線を製作して製品が今や貴重品になった、WE独特の鏡面は絹巻又は綿巻で被覆しいかにも大切に扱われるケーブルは見た目もビンテージらしい、当時の製品が未だ現役で流通しているのですが技術革新とは何であろうと疑問にさえ思う。

このモデル「102」は本体底面が丸いのが特徴で、1930に登場した後継の「202」はほとんど同じ形状だが底面が楕円形になっている。

次の大きなアップグレードは1937年の「302」である。工業デザイナーである(ヘンリー・ドレフュスとも、英国: Henry Dreyfuss)の設計によるもので、いわゆる黒電話の原型となった四角い底面が特徴である。

なお、「302」より前の電話機は別に回路を収めた箱が必要だったが、「302」ではそれを電話機本体に内蔵している。1949年以降はモデル「500」がリリースされ、適宜更新されていった。細かい改良として、ダイヤルをより静かによりスムーズにしたり、回路基板をプリント基板にしたりといった更新が行われた。

モデル500は1986年に押ボタン式電話機に完全に取って代わられるまで、製造が続いた。世界でも最も多数製造された電話機である。

ウェスタン・エレクトリックは通信関係で発達した会社で通信ケーブルは性能の良いものが多い、地域ベル電話会社のものであり、AT&Tのものであり、同時にWesternElectric自身のものである。

結果としてWesternElectricの電話機の新機種投入頻度は少なく押さえられた。戦後電話の普及によりWesternElectricは、海外資本として日本で初の合弁事業を立ち上げた会社であった。1899年、日本電気(NEC)の設立当時、WesternElectricは株式の54%を保有していた。日本でのWesternElectricの代表としてウォルタ・T・カールトンーが日本電気社内に席を構えた。当時の電電公社電話のケーブル電話機に関する電電公社との繋がりは深かったであろうと思う。

1992年まで使用されていたNECの旧ロゴのデザインは、上記のロゴですがWesternElectricのロゴが由来となっている。書体は実に良く似ている。1980年代から(マイコン)ブームの先駆けとして、現在はPC関係に移行して、今はソフト部門ではファーウェイ等と競い合っている。

最近NECの前身である日本電気株式会社表記のあるプリ管の中からWEの影響の強いロゴのプリ管のパッケージケースの中に入っていた検査証を見つけた44年と表記があり、昭和44年すなわち1969年50年前の製品、思わず納得してしまう。当時は真空管の時代でトランジスターはまだ将来の物だったんですネ!

ロゴなどはまだWesternElectricの英文字表記は近く、NEC以前の製品なんですね・・・・・50年前の物を今見ると 進駐軍の事が思い出され妙に懐かしくなってしまう。これは大切に保管しようと思う、ロゴはWEの日本版である、此の様に歴史を含め考えると何故か身近に感じるではありませんか?

プリ管の音質はWEの音に近いのか全く不明ですが思わず期待してしまいます。(笑)日本の真空管製造工場は新日本電気(NEC)を最後に、全て閉鎖されてしまった。アメリカでもその元祖であったWestern Electric社でさえ業務用の補修用に細々と製作していたが、1988年にはWE-310A WE-300A並びに300B等業務用信仰雨間製造は終了してしまった。

筆者の従兄弟が昔、電電公社に勤めていた頃、何処で情報を得たのか不明ではあるが、スピーカーケーブルようにと電話線を頂いた事がある、当時入手しづらく貴重なスピーカーケーブル用に10メートル程頂き、配線したが、単線の銅線であったように記憶する。

音質は良くなった記憶があるのは遠い昔の話で、現在はNTTの前進であり公共機関であった、多分新日本電気(NEC)の製品であったのであろう。

涼しい部屋で、安静にしながら音楽は聴く、勿論淹れたての珈琲を頂きながら、香りはいいのですが今日は残り少なくなったブルーマウンテンのブレンドを淹れたが筆者は余り美味しく感じない、味は昨日飲んだハワアン・コナが旨く感じる。

自宅近くの焙煎店にもコナ・コーヒーは販売しているがこれがハワイアン・コナと称して販売しているがクソ不味いので此の店での購入はすべて辞めた(笑)

昔従兄弟が電電公社に勤めていたときに頂いたケーブルは今思えばNECの製品だったのかも知れない、現在使用のインターホンコードと良く似てた。記憶をたどれば間違いなく単線であり、太さもインターホーンコードとよく似てた記憶がある、今回は現在では実に珍しい、Y氏より紹介され、WEの単線スズメッキ単線を入手してみました。早いも勝ちのようでスグに完売してしまったようだ。

正式名は「WesternElectric 18GA ブラック 単線シングルスズメッキ」というらしい、ただWEの名前だけで高額になっている現状は消費者には非常に痛手である。特に当時の真空管のWE300Bなどはプレミアム価格100万の話を聴く。

スピーカーケーブルはまだその様な事は無いが将来は不安である、資料によるとALTECのA5やA7等といったアメリカンヴィンテージのシステムと相性が良いそうです。

此のケーブルはヴィンテージスピーカーには頗る相性が良いらしい、撚線も良いが、単線が効果的と言われる可なりの癖はあるので、ただし全てに適合するとは言えないが、古いヴィンテージエンクロージャーには相性は良さそうであるらしくオールドTANNOY駆動には期待は出来る。

それと注意は100時間ほどのエージングが必要であることがわかった。

同じWE18GAにも撚線もある、こちらは色が黒と赤になっているようです、勿論復刻版のようで、この撚線にも古い物が価値があるようで、新しく低コストのため技術革新は製品の品質が落としたと聞くWEは現在は閉鎖されて商品在庫も少なくなり、ヴィンテージコードとして取扱してるようです。

WE18GA撚線について調べると「ウエスタンエレクトリック(以下WE)のケーブルも基本的にヴィンテージスピーカーを使用している場合は単線がお薦めである。特に今回紹介する18GAはとても汎用性が広く、見つけたら即買いをお薦めする。」などの紹介記事もあった、此のような書き込みも見つけたから早速20メートル程注文する、貧困老人にも手が出せる価格送料込みで20メートル約¥12,000考えて見れば高額なケーブルです。

更に注意事項として復刻版についての注意書きがある非常に気になることが書いてありました。

 サイズ14GA:低域が力強い

 サイズ16GA:低域から高域までバランスが良い

 サイズ18GA:広がりがある、ツイーターや内部配線向き

という説明がされていました。

下の写真がWE(Western Electric)の14・16・18GA、A.I.W.社による、より線の「復刻版」だそうです確かに復刻版は撚線で単線とは違う、単線シングルスズメッキのオリジナルの品物です。

もし、WEの復刻版スピーカーケーブルを購入しようと思った方がおられたら、WEのスピーカーケーブルの正しい使い方はこうです。単線も同様である。

 サイズ14GA:5~6mほどの長さで使うこと

 サイズ16GA:3~4mほどの長さで使うこと

 サイズ18GA:2mほどの長さで使うこと

特に1950年代前後のものは希少である。WE、それは単に古いだけでなく、現代でも追いつけることの出来ないノウハウを持っていた企業なのです。1987年製と、細かい年式が明らかなこのケーブルは、綿巻きに樹脂巻、錫メッキのケーブルである。WEのケーブルは古いほど音は良くなるそうだ、そこはタンノイも同様である新しくなるほど絶縁にコストダウンが見られ質は落ちたようである。これほど技術が進んでもWEのケーブルが重視されるのも可笑しい話ではある、

でも使う素材は確かに良いようだ銅の質は単純なタフピッチ銅(純度99.9%程度)と見られる。これで十分である。屋内配線はすべてタフピッチ銅だ。これが一番安定しているのである。純度と音は関係ない。一番関係するのは絶縁の仕方だ。ビニール系の高分子化合物は静電気を誘発するのでイケない。

「例えばこんな経験はないだろうか。特に汚れた環境では無いのにケーブルの外皮が汚れる。これは電気が流れることで静電気が発生し、細かい汚れを付着させるからである。」

WEのケーブルは1940年代にはそのことが分かっており、この会社のノウハウは素晴らしい静電気が極力起きない絶縁材を使用していたのである。

此のためエナメル皮膜に絹巻、又は綿巻きである。現在日本でも70年以前に作られた戦艦大和は擬装の部分は今の技術だけではは出来ないそうです、造船技術以外の分野で例えば46センチの砲身、三連の主砲等、体験を元に技術も向上する、技術とはそのようなもののようです。

アンプ変更時の簡素化のため、本来ならFURUTECHのバナナプラグを使用したいが、高額なのでオイデヤ電気のBP-208CG 金メッキ波形バナナプラグを代用しています。

価格も安価で仕上がりも良いので筆者はこのプラブは定番にしていますが後にBP-208CRhロジウムメッキバナナプラグに交換しています。今回のWE撚線18GA ブラックは昔のヴィンテージ物なので注文すると早速配達された。現在使用しているプラグはネジ止めする為シッカリ接続され重宝しています。

今回のWE18GA単線シングルスズメッキケーブルと筆者のシステムとは実に良い組み合わせのようだ、丁寧に2メートルにカットして繋ぐ、この音が出るまでのドキドキする瞬間は何時も興奮を覚える・・・

しかし冷静に考えれば、40年前の機器を聴く為に、このような些細なとこに真剣に取り組んでいるのが実に馬鹿げた話ではある、接続コードに可なりつぎ込んでしまったようだ、(笑)

最近もフルテック オーディオグレードUSBケーブルを注文してしまった。以前からオーディオインターフェースに接続ケーブルを交換すると音質が良くなるというコメントが気になった。

どのような音がでるのか?現在アナログケーブルはWEを使用しているが、BELDENに交換したが今回のスピーカーケーブルの違いは少なかった、現在在庫でBELDEN8428・BELDEN88706があるがBELDEN88706がいい感じがした、ゆっくりの試聴が必要か?

庭にはホテイアオイが水槽に一杯で片隅に咲く睡蓮の花に癒やされます。

筆者も以前のブログにWE16GA(撚り線)single(緑)を使用したが音は良く気に入ったが今回のWE18GA単線はそれより細い、早速スピーカーケーブル・コネクター装着し、試聴する、この細い単線はTANNOYの端子には此の細さは穴に入りやすい細さで大変ありがたい。

交換し改めて試聴する、次はWanda Landowskaのゴルドベルグ変奏曲を聴く、聴きなれているはずなのに、驚いたことに音質が全体に良く聴こえる特に豊かなまとまるの良い低域に驚く?

今回此のWEの単線スズメッキWE18GA撚線ブラックを繋ぎ視聴する全体的に音の密度が上がった気がするこのたびオリジナルのWE18GA撚線ブラックを購入して、指定のように2メートルのコードにカットして繋ぎ試聴してみた。結果その差に驚く。

「部屋中にまろやかな音楽が響く・・・」これぞ望んだ音かもしれない・・・・?

以前BELDENのコード?やFOSTEXも良いとされ、種類も色々変えてはみたが、納得は出来WE16GAに留まる銀メッキが良いと言われ、銀メッキコードにも交換したが、筆者のシステムには合わず、変更を繰り返すうちに最終的にははWE16GA(撚り線)single(緑)を使用していましたが換える前まではもうこれ以上良い音は望めないと思ってましたが、こんなに簡単に上回る製品があったのだWE18GAは断トツに情報量が多く、音がしっかり聴こえます。

あえて言うならば、少し音源が近づくのが問題箇所ですかネ♪

特にジャズのヴィブラフォンのアタック音はまさに生っぽいの音、低音もさらに低く伸びた感じの音、自然な低域まで充実した音、こんなに細いスピーカーケーブルで・・・Western Electric恐るべし。全く驚くようなケーブルでアッパレである。これはヴィンテージスピーカー専用かも知れない。

TANNOYのレベルボタンはARU付きAXIOM80箱に移植してからはフラットな状態で聴いている又今回の18GA撚線ブラックは単線なのでスピーカーのプラグに繋ぎやすいのもありがたい。

しかし流石WE18GA単線スズメッキのケーブルは万能では無いのかもしれない、筆者のサブSPのKEF Q300に繋ぐにはWE16GA撚線が相性は良く、単線はなにかスッキリしない。

写真のケーブルAE線はインターホーンのケーブルの写真ですがこれも単線コードであります。

此の安価なコードのこのケーブルが意外と良い音を出すのです。此のコードも単線なんです、やはり単線は古いヴィンテージスピーカーには相性が良いのかアルテックのスピーカーも相性は良いと聴く以前使用してたAE線(1.2mm)@200のインターホーンのケーブルですが、此のケーブルは外の地中に埋設される厳しい条件の中で対応しなければならなく、導体の回りを耐燃性ポリエチレンで絶縁しているものです(ポリエチレンはビニールより絶縁力が強く非常に優秀です)。(注)

これは筆者が感じた意見ですがその回りは、 鉛フリーのビニールが囲っております。

これが安価で安定した音質が堪能できるケーブルです。このケーブルは長く使用していたケーブルです。今は大切に保管しています(笑)

フランツ・コンヴィチュニー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団特に筆者お勧めは余り馴染みのないベートーヴェン交響曲第七番の泊力ある演奏は光る。

AXIOM80に移植したIIILZ inCabinetである程度ボリュームを上げて試聴する。

特にベートーヴェン交響曲はオーケストラの爆発のような響きが出ると素晴らしいが低域オーケストラの厚み深さが増し、今回のCDを視聴し、決してスマートではないが、ごつごつした、骨太のベートーヴェン。

しかし、細部もゆるぎなく構築されている確かにオーケストラの演奏などは情報量が多くなれば再現される音質も上がるようです、第七番の迫力ある演奏は見事である。この先、隠れたケーブルが出てくるか楽しみです。

勿論此の後は交響曲第3番変ホ長調「英雄」交響曲続いて筆者の好きな第四番を聴く、

ベートーベン 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60 コンヴィチュニー Beethoven Symphony No.4

ロバート・シンプソン曰、「交響曲第4番はギリシアの乙女ではない。

巨人がとても軽快に滑らかに体操をしている。交響曲第4番には、鋼の筋肉が潜んでいる。」と言いました。

交響曲第4番はベートーヴェンの他の作品と比べると乙女に感じるかもしれませんが、作品そのものを聴くと力強さに溢れています。

今回のWEのケーブルは筆者のシステムと良くマッチしたケーブルに思える、サブスピーカーのKEF Q300に接続したが結果は同良好であったが以前の撚線WE16GAが相性は良い。

ケーブル1本の違いは驚きである。でも相性は現在メインで聴くAXIOM80に移植したIIILZ inCabinetが最も良く聴こえる

前にも紹介したが年々数が減るWEのケーブルは「WE18GAはとても汎用性が広く、見つけたら即買いをお薦めする」のコメントは事実である。

又プリ管の話に変わりますが、国産の古い管50本を仕入れたが、相当違う種類の物が混載している時間を掛けて選別したが、不明な管も多く取り敢えず、代表的な日立、NEC、東芝、松下等購入し試聴したがその中で使用可能なプリ管は1.5割ほどでしたが、各社のプリ管が揃いましたが、余分な管が余ってしまった。

筆者の思惑通りに、日本のメーカーは一般的に聴きやすく余り癖の無いのが特徴のようです・・・・・全体的に平均的な感じで聴きやすい綺麗な感じの音で疲れはい音が特徴かな?

又各社さすが日本製品で作りも非常に丁寧に作ってある様です。考えると国産品もヴィンテージ管に分類されると思うが、どのメーカーも遜色なく聴けた、実に穏やかな音がする国産のプリ管は一度じっくり聴き分けるように試聴していきたいと思いますが、ただしヴィンテージプリ管TelefunkenECC82、SIEMEN E81CCに比べると明らかに違いが分かる、

キラッとする弦のユニゾン、今まで聴きにくかったコントラバスの低音等は再現は違いがあるようですが・・・一般的に音楽を聴くのには良い、

又最新の支那(中華)製、ロシア製より良く聴こえる、ブラボー!



追伸
以前購入した電源ケーブル「SAC REFERENCE1.8」を購入して100時間以上は経過し当初と比べ細かなニュアンスが良くなった感じがする、勿論この電源ケーブルもWE製品でエージングは必要で、使用する機材(真空管)も含めエージングも済良い状態になる、WE18GA ブラック 単線シングルスズメッキから色々スピカーケーブルを交換し、エージング100時間以上経過して結果はエージングの時間はかかったが、特にWE製品(ケーブル)には内なる秘密があるようで、恐ろしい存在です。

決してハイファイ的な音はしないが、音楽を聴かせ、納得させる音が鳴る、比べて聴けばわかる長時間聴くも疲れないところは流石だ。特に1950年代以前の演奏を聴かれる方には素晴らしさを発揮するように思う。

拙宅のアンプ501SEは上から見るとプラス・マイナスが判別しにくく接続は要注意位であるが、PSVANE300Bも馴染み良い方向になった。



やっと全ての音楽が素晴らしく響く、以前CAT8LANケーブルを自作して聴いたが、音楽を楽しむならこのWE18GA ブラック 単線シングルスズメッキが上回る。

不思議に思うはCAT8LANは8本の単線構造で4本をまとめスピーカーコードにしているがWE18GAはその1本分と同じ太さだ、そのコードより試聴すると断然音楽を楽しむには上回っている、演奏者が近くで演奏している様だ、まさにWEマジックだ!
一つ注意はケーブルの長さは3M以内で使用する事、それ以上必要な場合はWE16GAが良いとメーカーは指示している、筆者は2.2Mで使用中である。

使用上注意点は1年に1度程度は接続部分を無水アルコールで良く清掃して後は接点回復剤を塗布の手入れは必至のようである。



そうすれば、勿論Jazzも間違いなく塩梅はよく聴けるのだ!SV-501SEパワーアンプに交換し1年にもなる。今言えることは現在使用しるオーディオ装置及び繋ぐケーブル等のマッチングが良い結果だとも思う。

演奏は実に生々しく聴こえる、Zuzana Růžičkováの平均律第一集を試聴するが、このような水々しい音は今まで聴けなかった、今の装置のバランスも良いのであろうが、ケーブル1本での音質の変化には驚く、エージングに1年以上もかけた結果が今聴けた!

当然製造は1920年頃の製品だがエージングをすれば徐々にその特質は良く聴こえると思う、WEは出荷時そのままでは真価は発揮しないようですので十分はエージングを進める。

映画 若きハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーを観る!

2018年07月18日 | 映画・ビデオ

今回の作品はもっと早く観たかったが、実は前作のスター・ウォーズ/フォースの覚醒

を観て余りストーリーが面白く無くなってしまった。

でもやはり気になりネットで調べると、午後から放映は「おおたかの森で」上映中のようです

自宅から近くに4〜5軒の映画館は便利です。場内も綺麗で是非一度は行きたかった場所です

ここの場所は広々としたフロアーも気分が良いですね!

早速、入場券、とポップコーン飲み物を購入して観覧する。

前回のスター・ウォーズの展開に面白さを欠き、人気急降下になったようだ。

勿論映像等は迫力満点でCGも最近のテクノロジーを駆使して見所は多いが肝心のストーリーが心配だ

前々回の「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」に続く「スター・ウォーズ」は

以前より期待していたがシリーズの知られざる物語を明らかにするアナザーストーリー第2弾

で、本編の出来が悪く躊躇したがハリソン・フォードが演じたシリーズ屈指の人気キャラクタ

ー、ハン・ソロの若き日の姿を描くSFアドベンチャー。

シリーズ第1作「スター・ウォーズ 新たなる希望」でルークやレイアと出会う前のハン・ソロ

が、アウトローながら内に秘めた正義感で数々の試練に立ち向かっていく姿を描く。

若き日のハン・ソロに扮したのは、「ヘイル、シーザー!」で注目された新星オールデン・エア

エンライク。

観客数も少なく、ゆったり観れるのはありがたい。同時に公開中のジュラシック・パークは混雑

している模様、若き日の悪友ランド・カルリジアンをドナルド・グローバーが演じ、エミリア・ク

ラーク、ウッディ・ハレルソンらが共演してるが適役かもしれない。

ハン・ソロの無二の相棒となるチューバッカも登場する 今回水に濡れるチューバッカのシーンはかな

りスリムでした、普段は毛で隠されて、もっと肉好きは良いと思っていたがスリム体型に驚いた(笑)

今回の作品は全体に実に面白くスター・ウォーズを描けているように思った。本編より面白い!

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」日本版特報

SWシリーズ屈指の人気キャラクターであるにもかかわらず、

ダース・ベイダーやルーク・スカイウォーカーのように特別な力(フォース)を持つわけではない。

だが、予測不可能な大胆さで、あらゆる世代を魅了し続ける男、ハン・ソロ。

ハン・ソロの恋人のキーラが又この物語を益々面白くさせるキーマンかも知れない?

キーラの着けている首のペンダントに関わりのある人物との関わりが深いようです。

本編をご覧になってのお楽しみですが、最後に明らかになる彼女の正体、まさに女は魔物ですね(笑)

評判より良かった、筆者は今回のストーリーは正にテンポの良い展開と辻褄が合って面白く楽しめた 

キーラ役のエミリア・クラーク、イギリス出身、今後の展開に興味ありますね、

ハン・ソロ:オールデン・エアエンライク

ベケット:ウッディ・ハレルソン

キーラ:エミリア・クラーク

ランド・カルリジアン:ドナルド・グローヴァー

チューバッカ:ヨーナス・スオタモ

監督:ロン・ハワード

「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」US版予告

 まだ気づいていない人がいるかもしれないので念のために言っておくと、

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の新しいテレビ予告が2本公開された

ほんの数カ月前まで、ルーカスフィルムの関係者でなければ作品の映像などチラリとも見ることはできなかったのだ!

Solo: A Star Wars Story "Crew" TV Spot (:45) 

『ハン・ソロ』は実は“生い立ち”の話ではない

情報源:物語を書き上げた男たち

信憑性:「生い立ち」という言葉をどう解釈するかによるかも……

実際のところ:『ハン・ソロ』の脚本を手がけたローレンスとジョナサンのカスダン親子が、

ルーカスフィルムがYouTubeで提供する『スター・ウォーズ・ショー』でトークを繰り広げている。

大人気のキャラクターの生い立ちをどう創作したかという裏話だ。

ハン・ソロがいかに独自に完成されたキャラクターであるか説明するなかで、

若い方のカスダン(ジョナサン)が、

「ソロはこんな映画が製作されるなんて絶対に嫌がるだろうね」と冗談を言った

(ということは、その点ではソロは多くのファンと同じように感じているわけだ)。

ジョナサンは「『新たなる希望』のハン・ソロは本当に皮肉っぽい男で、

そこから自然に『ハン・ソロ』のテーマが導き出されたんだ。

つまり、彼はなんであんなにシニカルになってしまたんだろうということだ」と続ける。

ローレンスは、自分が旧三部作におけるソロをどれだけ好きか熱弁を振るう。

そして、『ハン・ソロ』では「生い立ち」を語る代わりに、ソロがなぜ『新たなる希望』

で描かれたような男になったかを見せたかったと話している。

インタヴューではこんな小ネタも明らかにされた。実はチューバッカの台詞はすべて、

実際に台本に書かれているという。スター・ウォーズ伝説も此の辺りが潮時かもしれない、

自宅に帰ると娘からお届け物、完熟マンゴです、早速食後にいただきました、旨い、

その後物語はタトゥイーン (Tatooine)でジャバザ・ハットと共に危ない仕事をしてその後エピソードⅣで

ルーク等と知り合い最後は息子に殺された、ハン・ソロの危ない人生、これも愉快かも知れない、

スターウォーズの物語を観て感じるのは、見慣れたせいか?演技力の違いか?

思えばやはりハン・ソロはハリソン・フォードが一番の適役ですかね、(笑)ブラボー!


これがGOODMANSの実力か?我が家のエンクロージャーをAXIOM80 TANNOYと命名する。

2018年07月16日 | クラシック音楽・オーディオ


最新のオーディオ状況を考えて秋葉原の電気店の展示室で音を聴くが、筆者の若い頃とかなり違い、展示してあるシステムで聴くに耐えられない装置はまず置いてない、よく聴くと今の音に少し疑問が感じられる、スピーカーの価格も一桁違った価格にも驚くが音質の向上にも驚く、と言うのは最新の音に拒否する筆者に驚く、なぜなのか今後解き明かしていきたい。

現在よく店内試聴室で鳴っているスピーカーの音が筆者には少しアキュレット過ぎて粗探し機種のように感じるが・・・、此れでは大切な音楽が楽しめる様には思えない、機種が多く感じるのは筆者だけなのか、まるであら捜しエンクロジャーである音の追求者であろうか。

絵に例えると見せたい部分はくっきり描き、後はソフトにボカシた感じの表現が好きだ。最新の機器は全てアキュレットに鳴りすぎの感じで音に不満さえ思える、特に弱小のメーカーは最高のパーツを求めアンプ等の最近技術テクノロジーでそれも異次元お良い音を目指していると説明を受けた。

そこで今回紹介のGOODMANS AXIOM 80は1964年頃発売された伝説のユニットでもあり、このユニットを装着する箱を設計しているがGOODMANS ARUと言う名のアコースティック・レジスタンス・ユニットを装着して発表したこの頭文字をARUと言うバスレフとも違うがより音質に影響を与えた様に思える、装着済みのAXIOM 80の箱にTANNOYのユニットを装着して聴くと今まで体感できなかった豊かな、より自然な低音が感じる事ができる、箱の容量も大きくなりARUの影響はsy馬らしいプレゼンスを与えてくれる様である。但し設置方法は微妙で相当気を使わなくてはならず、置き方を間違えると最悪の結果となり要注意である。

最近10吋のTANNOYユニットをやっとARU付きAXIOM80箱にユニットを移植終了して調整もほぼ終了したので早速音出しした。後日このシステムを載せる据え置き台は定評あるウェルフロートボードが良いがこのスピーカーのタイプは重量もあり大型のため高額でもあるので、自作した物を使っています。

自作したボードを使用し視聴すれば、これぞヴィンテージスピーカーか?と思う程音全体の音の質が上がったようです?一口に言って又IIILZ inCabinetの音にプラス自然な重低音が聴ける、miniオートグラフ的変化にマジックのようです!

今まで夢に見たような音が聴こえた、昔五味さんが言っていた、英国のスピーカーの繊細な所と米国のダイナミックな表情の融合である。

これで間違いなくオーケストラ、オペラが聴けようになる。基本的にはタンノイの音で、そこに自然に聴こえる低音部が加わり演奏が快く響く様になった、運送途中某運送会社の破損事故も重なり、一時はどうなることかとかなり心配しましたが、約4ヶ月以上の補修作業を終え筆者の手元に戻る、実に長い修理だった。

補修後も点検するが、塗装は余り芳しく無いが木工部分は概ね良好なので全体を塗装することに、ついでにサランネットの材料にも再塗装及びサランネットの張替えも済、箱の補修に6ヶ月もかかってしまった。

その間に又IIILZ inCabinetの補修(再着磁)この作業は5年に1度程すると劣化しなく、音質も低下しない良いと言われるが?組み込みを終了しやっと聴ける様になった我が愛機である。

馴らし運転もおわり、丁度三連休なので此の休みを利用し直し終わったスピーカーの音を再チェックする、部屋の温度調整は27度に設定、勿論淹れたて珈琲を飲みながらの鑑賞、庭には睡蓮の花が咲く、特に睡蓮の淡い花の色は好きで癒やされます。

現在今鳴っている音楽に嬉しい疑問を持ちながら聴いてます、実に以前と違い、驚きの音である、自然な低音が自然に聴こえる、重低音が鳴ると言うより響くという表現が正しいのかな?

TANNOY IIILZより更に一昔前の気品ある英国サウンドを楽しんでみるのも面白いかもしれない。この、GOODMANS AXIOM80というスピーカーユニットは1960年代にイギリスのスピーカーメーカー、GOODMANS社で作られ、その個性的な音色は当時一世を風靡した。ただしGOODMANSのオリジナルボックスは無く、皆さん自作したと聞く、そのその多くはYAMAHA楽器でエンクロージャーは作り販売したと聞く。

故、五味先生も12インチのGOODMANS301をS氏から譲り受け、瀬川冬樹こと(オームさん)もAXIOM80を愛用したそうです。GOODMANS301も鳴らす事は相当難しく大変苦労したと伺う、音色も個性的であるが、その造りも特性も他に類を見ない独特なものであろう。

LP初期のモノラルの時代からステレオの時代に入った60年代にかけて、当時わが国で最も知られた英国のスピーカーブランドといえば、無論「タンノイ」などではなく「グッドマンズ」であり、次いで「ワーフデール」であったそうだ。

後にタンノイの伝道者となる五味康祐氏も、1953年、時代小説「喪神」で芥川賞を受賞した折りに、その賞金の一部を充て、GOODMANS301をS氏(当時の新潮社社長といわれる)所有のグッドマンズ30cmフルレンジのモノラル装置を譲り受けている。

当時、わが国のユニットも徐々に良くなってきたとはいえ、未だ及ばぬ所もあり、でも此のスピーカーを調べるとオリジナルは不明のようで、特に箱は、材質、木工技術も大切で強度の点もどれが正しいのかは分かりません。

筆者の頂いたAXIOM80此の箱は当初は神戸で購入された箱と伺う、叩くとコンコンと如何にも頑丈そうなしっかりしたしかも複雑な作りである。筆者の世代(1940年~50年代)は当に夢は米国であり英国品でもあり、事欧州へのあこがれは強いようでした。

そのグッドマンズが、半導体アンプの普及とともに、ARタイプの超小型システム「マキシム」と、その同系システムのラインナップを登場させて、話題をさらったが、次第に力を付けてきた日本製品、中でもテクニクスブランドの第1号モデル「Technics 1」と、もろに競合し、反対に人気をさらわれてしまった。

12センチのウーハーは標準的なシステムに匹敵する低音が得られた。ツイーターは価格を超えた名作「5HH17」以来、数年を経て、伝統のブランド「GOODMANS」を目にしなくなってしまった。

それに起因してのことであろうかそうような事を読みながら、最新の音響製品には少し抵抗がある感じになったのは、此の頃であろうか?徐々にスピーカーの小型化が始まりブックシェルフ全盛の時代にり、小型スピーカーでの作られた低音を聴くようになったが、

GOODMANS、LS3/5A1980年代中期頃のモニター英国放送(BBC)研究部門によって設計された小型モニタースピーカーシステムを発表している。LS3/5Aはロジャースを始めとする複数のメーカーにライセンスが与えられ、GOODMANSでも特別ライセンスの基に生産されました。低域には11cmコーン型ウーファーを搭載し、また、高域には2cmドーム型ツィーターを搭載。

程度の良いLS3/5Aがあればぜひ一度は手懐けてみたいエンクロージャーである、今回、筆者は現在IIILZ inCabinetヴィンテージ製品で音楽を楽しんでいますが、AXIOM80の箱に移植し長年楽しんだオリジナルTANNOYの此の箱は丁寧に塗装をしておやすみ頂いた。

筆者は今までTANNOYオリジナルの IIILZ in Cabinetで長く音楽を楽しんで来ましたが、ブックシェルフ型のスピーカーでは音に限りがあり、アンプ等いくらパーツを交換しようが、オーケストラ等のエネルギーを得ることは出来ない、交響曲、歌曲、オルガン曲などは、筆者の所有する、TANNOY IIILZ inCabinetでの再生は無理で特にワグナーを聴くには音量を絞り聴くなら小さな音で聴いていたが、致命傷は低域不足は不満に思い続けてきたこの様な壮大な曲は遠慮がちになる。

昔から知人、音響雑誌等でタンノイはオリジナル箱で聴かないと効果が無いと言われ続け、ステレオサウンド誌などのIIILZをコーネッタに改造した記事などは夢中で読んだが改造はしなかった、そのような事情もありタンノイで聴く音楽は小編成の音楽を中心に聴くようになる、交響曲は聴きたくても我慢して小さな音量で聴いていた。

私と同じ考え方をした文章を読みました、又、筆者の使用している部屋は10畳ほどの洋間の中に超大型のエンクロージャーは入れたくない。

むさい部屋でも、エンクロージャーは家具のような感じで部屋に溶け込むような感じが理想だ、そのような矛盾を解消出来る方法があると魔界からの囁きが聞こえた、(笑)

そこで条件を調べると、日本家屋の木造建築という事で条件は合っているようだ。

今回、縁がこの箱の製作者は神戸の松波氏に関係する方がお持ちになっていた由緒正しいものと聞きます、このARU付きAXIOM80箱を頂き、最初AXIOM80にIIILZを移植した人の記事も送って頂き参考になりました。

此の箱にIIILZの移植で大変効果あり言われ送っていただくが途中、某運送会社が乱暴に扱い大切な正面に大きな傷が出来た、交渉の末、傷は運送会社で直して頂く、運送屋での修理は長く約3ヶ月を要した、届いた箱は傷も分かりづらく補修してあるが塗装に不満がある。

多分色の印象が違うその後は自分が納得するように修正と塗装を実施、まずは全体にペーパー磨きが始まった、と言っても筆者にはさほど木工技術があるわけでもないが、補修は履く全体を几帳面にサンドペパーで磨く、平滑度を出し隅々まで良く磨く失敗はしたくないので隅々までよく調べ、全面塗装に取り掛かる。

今は塗料も手軽に揃う、特に裏面は長年補修などは粗さが目立つ、若干は砥粉で修正し、サンドペーパーも荒目のものから周りに馴染む様に仕上げた、この作業は大変であった。

その後サランネットの整備し、全体の塗料は今人気のあるワトコイルエボニー W-10を使用した(分解して取付の木の部分の塗装、新しいネットの貼り直し、箱全体のサンドペーパーでよく磨き、塗装も2度塗り直し仕上げた、)仕上げはレモンオイルを滴たらし良く拭き、磨く?

サランネットを外した部分は、黒(マット)色を2度塗り塗装施し落ち着いたシックなマットブラックで凄く良い感じになった。

箱全体にペーパーを掛け磨く上げるには労力と時間を要したが、楽しい時間でもあった。そのようにメンテナンスを進めて行くと、運送屋がギズつけた場所も全くわからなくなった、写真は傷をつけられた箱で右側部分の傷は殆ど見えなくなったようです。

こうして塗装仕上げを見ると木工製作の大変さが分かる。以前より少し明るめの色になり満足出来る仕上がりになる。素人にも塗り替え出来るワトコイルエボニー W-10は大変良かった。表面はウットラックとマスキングテープで中にゴミが入らないように保護した。

2回塗りを施し水ペーパーでよく磨き後はウエスで綺麗に拭き取るとアンテーク調の木目に仕上がり、色も前と比べ若干明るめになり、素人の塗装にしては上出来の仕上りになりました。素人が塗装するにはワトコイルエボニー W-10が意外と簡単に塗装でき仕上りも満足出来るスグレモノです。

後は風通しの良い日陰の場所で、塗装が完全に乾くまで2日間お休み頂き、その後部屋に持ち込みセットした。年に2度程レモンオイルで拭くと長持ちするそうです現在お掃除用のワックスと併用している。若干お高いが大島産の椿油もより効果があり、自然な風格の色合いになる。

TANNOY製品お持ちの方はレモンオイルは便利ある程度のメンテナンスは大切、特に木製の箱に年一度程度のメンテナンスが大切に思う。やはり外観もいつまでも綺麗に保存したい。筆者はブリティッシュビーズワックスを一ヶ月に一度程で定期的に塗ってます。


此の箱を送って頂き実に長い時間が立ちましたが、補修と、これでほぼ移植は完了しました。機械音痴の筆者はかなりの時間をかけてやっと音出しまでこぎつけましたが、床にそのまま据置音出しすると、全く低音が被って良くない、その後吸音材等、当初インシュレーターは簡単に考えたが、試聴しながらのセットは可なりの時間を要した。

当社インシュレーターに使ったものは、金属製品はこのエンクロージャーには合わないと思い、除外した

色々インシュレーターを試行錯誤して今回の音が聞こえるようになった!正に感激物てある!

現在は写真のように2重構造にしました、ハイテク衝撃吸収素材、ソルボセインを60mm角に硬い木で同じく60mm角の材料の上にキューブインシュレーターの下にも薄い3mmソルボセインを貼る、上下に貼り地震対策のために固定してAXIOM80の箱を持ち上げ安定させました。

設置して2日目辺りから落ち着きインシュレーターの効果はよく、音も格段と良くなり音楽が楽しめる状態です。30mm角はアコースティック・リバイブ社のヒッコリーキューブインシュレーター30mm角使用しました、最初直置きした頃は、特に低域が籠もりとても聴いていられなかったが、いろいろ改良を加え、現在のスタイルに至るが、今はホボ満足して聴けるようになる。

将来は大理石模様の石を全面に引きその上にセットするのが最高なのかも知れないが一番用方法は価格は高額だが重量用のAIRBOW ウェルフロートボード使用が一番のようだ。当面はこの写真の様なインシュレーターで音楽を楽しみます。

特に此のような古い物は真空管アンプで鳴らすのが良いと思うが、筆者も昔は火屋のパワーを使っていた、現在は石のパワーで駆使するが、特に左右チャンネルの相互干渉を防ぐため、モノーラルで使うかダブルモノラル構成の物を使用のパワーアンプを使うとこがこの手のスピーカーは旨く鳴るように思う石のアンプ使用の貴兄は一度BTLでモノーラル使用をおすすめする。

やはりCD、iTunesなど聴くにはLUXから出した挟み物を入れパワーからの音出しが心地良い、最近ハーモナイザーなる挟み込みのプリ管を介入して聴くが、プリ管のメーカー次第では良い塩梅に鳴るこれが、そこそこいい音楽が聴け大変重宝している。

笑い話になるが、交換ののプリ管は本体より高価になったが(笑)全体としての音質は驚くべきほど繊細でおもったより柔らかな音が鳴り響いた。プリ管の相性は全体的には欧州のプリ管との相性が良さそうな結果となる、国産は今後試す予定である。

今回は先日購入した刻印付きのTelefunken製のチューブのプリ管を接続して試聴する。ただしTelefunkenの刻印入は1本1諭吉以上する高額な品です。購入には随分気合を入れた(笑)ただ此のヴィンテージ管は刻印のある本物使用をすることを進める。本物の音は全く響きが違う。

次にバックロードエンクロージャーのホーンの喉元にグラスウールを多めに詰めるたが効果大のようである。次々バッハのバロック音楽レコードを鳴らすと、勿論IIILZ inCabinetの麻薬的魅力ある音で鳴り響いた?

そういえば誰か、「このスピーカーは正しくない。生の音楽はこんなに美しくは聴こえない。」と言った人がいたそうです、聴いてみて決してオーバーな表現では無いと思った。兎に角自然な低域が響く、低域は何者にも変えられない、ラウドネス効果ではなくあくまでも自然なファーと響く低域の鳴る音楽の土台だと言うことを改めて認識することになった。やはり此の程度のフロアー型のエンクロージャーでないと音楽が自然に聴こえないのか。

今までの低域の音とは全く違う、自然な低音部の音が響く音楽は想像を超える、実に美しい。

このユニットのバスレフの開口部にはARU(アコースティック・レジスタンス・ユニット)が取り付けられ、ユニットのARU付効果が効くのか?もやはりバランスが伴う大きさが大切なようです。

思えばARU付きが此の箱の秘密部分になるように思います、美音を聴かせる不思議な装置なんですかね?特にこの装置は当時かARUとして日本でも販売したたようです、種類も3種類程あったそうです、AXIOM80の箱の自然な重低音を出すのには欠かせない装置のようです。

此のシステムにしてからは管弦楽やオペラを聴くことが多くなっているようです。特に注目はヴォーガルが素晴らしい、先日聴いたウエストサイドストーリーのキリテ・カワナがセンターでTonight歌う感じが聴けた。思わず納得してしまう。

バックロードホーンでは無いがやっと安定したオペラが聴ける、多分筆者が思うにオートグラフで聴けば此のような厚みのある音が聴こえるのが想像できるが、今回感じた事は音が鳴るから音が響く、此の差はとても大きい!でも本当は後少し(50センチ)程前に箱を移動すると理想の音が楽しめるかもしれない?

筆者の部屋にひっそり据え付けた佇まいのAXIOM80 TANNOYインシュレーターも2段で最終です。筆者の部屋で音楽を聴くには現在とても良いバランスに音が響く感じになりました。以前も紹介したがヴィクターの業務用アンプはJAZZを聴くにはうってつけのアンプのようです。アタック音が素直に鳴ってくれる、デジアンプの良さは別の楽しみもあるようだ。

後方は壁に最低1.5メートル以上離して設置すると良い音楽が聴ける、もし部屋に余裕があれば後方は空間を沢山取れば音色は上がるが、10畳程の部屋では限界である。マリア・カラスが中央で歌うカルメンが聴ける、それとJAZZが、ウットベースの音が自然に響く、これはたまりません。

現在ジャズはスイングジャズ限定で後はクラシック全体は聴ける音になったようです。現在ソフトはハイレゾ、CD、レコードと色々聴くが本日iTunesのソフトがバージョンアップの案内があり早速アップデーターインストールし試聴したが、少し全体的に音質の向上がされたようだ。

正にグットタイミングでした。将来はやはり球WSE300B、又はKT88のアンプを使って聴きたいが300Bの球だけでも法外な価格ではむりですかね?

視聴のつもりでジャクリーヌ・デュ・プレ(Jacqueline du Pré)のチェロを聴く当時の使用楽器は彼女の名付け親で支援者のイスメナ・ホーランドから贈られた1673年製ストラディバリウス。

ストラディバリが制作した60余りのチェロの中でも指折りの銘器と言われる1713年製ストラディバリウス“ダヴィドフ”を贈られる。デュ・プレはその後、生涯を通してダヴィドフを用いて演奏を行い、その「予測不能さ」に悩みかつ愛した。

天才女性チェリストとして人気も高く、旧EMIに数多くの録音を残したジャクリーヌ・デュ・プレ、「彼女は明らかにチェロを演奏するために生まれました」と、1967年のニューヨークタイムズ紙で絶賛され、それからわずか5年後28歳の若さで悲劇的な難病に罹り42歳でこの世を去りました。

10歳からプリースに師事し本格的にチェロを学ぶ。61年にロンドンでデビュー。その後パリでトルトゥリエ、モスクワでロストロポーヴィチに短期間師事し、国際的な活躍を始める。67年にニューヨーク・デビュー、その年バレンボイムと結婚。百年に1人の天才といわれたが、71年から体に違和感を覚え、医師に多発性硬化症という難病と診断され、徐々に体の自由が利かなくなり、42歳で死亡。

今回はドヴォルザークのチェロ協奏曲 森の静けさを聴く エルガーの作品も良いSilent Tone Record/ドヴォルザーク:チェロ協奏曲,

森の静けさ/ジャクリーヌ・デュ・プレ、ダニエル・バレンボイム指揮シカゴ交響楽団/サイレント・トーン・レコード 

 天才女性チェリストとして人気も高く、旧EMIに数多くの録音を残したジャクリーヌ・デュ・プレ、「彼女は明らかにチェロを演奏するために生まれました」と、1967年のニューヨークタイムズ紙で絶賛され、彼女のキャリアは病気によって悲惨に短くなった。没後30年を迎えるにあたって、

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲なども実に深みがあるチェロの音色が良い。

Jacqueline du Pré - Cello Suite No.1 in G BWV1007 - PART I/II 

彼女の演奏を聴き終わり暫く動けなかった丁度バッハのBWV564トッカータ、アダージョとフーガハ長調の演奏が終わりこんなに美しいチェロのの演奏は?違うんじゃないか?このエンクロージャーから出る音は綺麗すぎる・・・・・?実に深い美しいチェロの音がした、思わず聴き直し思ったこれは綺麗に鳴りすぎる?なお彼女の使用していた楽器は、現在ヨーヨー・マが後を引き継いでいるようです。

最新録音のヨーヨー・マの「無伴奏チェロ組曲」も迫力があり演奏も良かった、今後このシステムでの音楽鑑賞は特に編成の大きい演奏、歌曲、オペラは楽しみである家庭で音楽を鑑賞するには、これで十分であると思う、当分これで落ち着いて音楽を楽しもう、難を言えば低域が曲により伸び悩みの様な箇所が、でも以前と比べIIILZ inCabinetの音に自然な重低音が加わり自宅の部屋に音が響くように聴こえる

今後今までとは違ったジャンルの音楽も多く聴きたい。やはり将来は300B真空管の音を楽しみたいと思いますね!

此のAXIOM80の箱を頂いた友人に大変感謝する次第です、ブラボー!


待望のヴィンテージプリ管TelefunkenECC82、SIEMEN E81CCが届き早速視聴する!

2018年07月06日 | 真空管アンプ・オーディオ

何か配達に遅れ気味なTelefunkenとSIEMENのプリ管が届く永きに渡りハーモナイザーのプリ管での玉転がしも最終を迎える購入は5月末でしてからの視聴に約40日間をようした、プリ管の研究から楽しい毎日でした使用した金額もさることながら刻印付きのTelefunkenってどんな音がなるのか興味深々であった実は到着して三日間過ぎたが真空管はある程度なじませないと決してまともな音が鳴らない。

それと以前に購入した、プリ管とも比べながら音楽ソースをiTunes配信のソースと筆者のPCに取り込んだCDの限定にして比べて見ました。

勿論ポップからクラッシクからジャズボサ・ノヴァまでを聴き比べました。

ご存知あの五味康祐氏も最初はGOODMANSで聴かれていたと本で読んだことがある、1953年、時代小説「喪神」で芥川賞を受賞した折りに、その賞金の一部を充て、S(当時の新潮社社長といわれる)所有のグッドマン30cmフルレンジのモノラル装置を譲り受けている。

筆者のSPサブはKEFQ300TANNOY IIILZ in Cabinet入のGOODMANS AX10M80の箱に移植した物で交互に聴き比べた事を述べます。勿論個人所有の装置でのことですので結果は参考程度になればと思ってます。

良く言えば此の装置でヴィンテージの音を楽しんでいます。TANNOY IIILZの音が綺麗過ぎる感はする・・・・?今このAX10M80の箱に入れた音は、例えばMJQのジャンゴの最初トランジットの良いヴィブラフォンが鳴り次にベースの音がドーンと鳴る、この深いベースの低音が聴ける様になった、IIILZ in Cabinetの鳴り方とは随分低音部が違う豊かな余裕のある低音が実に自然に近い音に響く、今までとまるで次元の違う音が聴こえる。

奥底から聴こえる自然な低音、今までには味わえなかった音楽の魅力何でしょう!

これがバックロードホーン的の音なのか?これがARU付のGOODMANSの音なのか言葉にはならない・・・・

それとパイプオルガンも自然なバランスの良いい感じの豊かな音が出るようになった、すごい改良点です。

以前TANNOYはオリジナル箱で聴くのが一番で箱を変えては殆ど失敗するの記事が頭に残り変えなかったが移植したSPは低域だけ強くなったのではなく、バランスの良い余裕のある音が実に聴きやすくなった。

最初はモノラルで聴いていたやっとステレオで聴けるようになり暫く聴き出してみた感想は「麻薬的魅力」の匂いの音が響く、当に音が、いや音楽が原寸大で体感できる感じになった。

確かに癖の強いTANNOY独特の艶のある弦の音に自然に聴こえる豊かな低音の響きは今までのⅢLZからは想像できない又筆者の装置の殆どは年代物の40年以上前の装置です、ソフトは最新のソフトを使用しています。

先日、立ち寄った某オーディオショップの方と話したが、今やオーディオ機器を揃えるならヴィンテージで揃えたのが安価だそうです、最新のSP機器等は今や千万単位で一桁違っている、言われればその通りである某ショップの方もヴィンテージ機器で揃えているそうです、所有しているものはオートグラフと行っていた。

筆者のような貧困老人はこの先どうすれば良いのか全く迷路に迷い込んだようである、それでも「いい音でいい音楽は聴きたい」と願うばかりです。

筆者は未だ国産のプリ管は聴いていませんので試聴範囲は狭いと思いますがご了承ください。

一般的に現在ヴィンテージ管と言われ流通している物は1950~60年台の物のようである。60~70年前で考えれば戦後間もない時期で我が国の技術も国際的ではなく、輸出の大半はコットン製品の時代発展途上国の様相を呈した時期でであり、海外のメーカーの技術を見習いあるいは海外のメーカーの下請けした多くの国産の球もあると聞きます、そのような国産の音にも興味はあります

東芝、マツダ、松下、NEC、日立等のプリ管も今後試聴していきたいと思いますが型番は忘れましたが秋葉原の真空管店の店主が東芝製の球は凄く良いと言っていたのを思い出す。

考えると当時TelefunkenSIEMEN等は多分千円程で販売していたと思うが1950年今から6〜70年前大学卒業の初任給は一万円にも満たない時代の千円は現代においては一万円以上の価値と同じである、とすれば筆者の購入金額は適正かも知れない。

付属でついている支那のプリ管が1,500円前後で売られているが、Telefunkenは約10倍の価格だが音質は10倍良くなったかといえば、ほんの少し良くなった程度であるが、その辺りの差が大きい現在真空管のWE300Bのオリジナルの価格は三十万もすると言われるが納得してしまう数字かも知れない。

現在チェコ、ロシア、支那管と共産圏で盛んに真空管が造られ年々良くなっていると聴く有名はエレハモ辺りは一度は聴きたいと思います、なお最新情報でエレハモ使用で、御茶ノ水のディスクユニオンのジャズコーナーで毎日ハーモナイザーよる試聴が行われているそうです、

話はそれたので本題に入ります。早速Telefunkenの裏側の刻印を確認する、今回SIEMENにも刻印らしき印があり、筆者所有の2本のSIEMENには刻印はなかった早速歯磨きで丁重にに磨き、良く汚れを落とし、ガラス管はシルク印刷がすぐに消えるので取扱は注意する、なおプリ管の交換は直接は触らず、薄い綿の手袋をはめて交換をします。

ここで注意することは、手袋を嵌めると大変滑りやすいので球を落とさないように注意です。

前日よりRCA製12AU7クリアトップ Y104でジャズを聴いていたがジャズにはとても相性が良いジャズ部門でナンバーワンも獲得して絶好調の歌姫、ダイアナ・パントンを聴く

[Trailer] DIANA PANTON : COTTON CLUB JAPAN 2017

2005年のアルバム・デビュー以来、ホリー・コール、ダイアナ・クラールに続くカナダ出身の逸材として頭角を現し、現在まで計9作をリリース。

今秋、2年ぶりとなる待望のニュー・アルバムも予定している。

「今までに聴いたことがないほどスウィートな歌声」と賞賛されたダイアナ。此のようなジャズには実にRCA製12AU7クリアトップはコケティッシュな声、微妙にヴィブラートする歌のスタイルは、良く表現する音域は決して広くないが、実にスイングする音には魅力的である、欧州のSPもこの程度のジャズは文句なく聴ける

そこでプリ管Telefunkenへの交換、火を入れ半時程まちエディット・ピヒト=アクセンフェルトのチェンバロを聴く、勿論Bach: The Well-Tempered Clavier中々良いですよ!そこで前回聴いたベートーヴェンOp.59ラズモフスキー四重奏曲聴を同じく、ヤニグロがチェロでBWV1007チェロ・ソナタを聴くが英国管に似た感じがする裏面のTelefunkenの刻印が付いている

違うことは音がシッカリしてTelefunken管が全ての音楽に対応する感じがする、ジャズも良かったがやはり得意はクラシックの演奏でなかでもオペラには最も威力を発揮する、まずは歌声が特に生々しい昔のDie Walkure, Wilhelm Furtwängler: RAI Symphony Orchestra Romeなどを聴くにはうってつけかも知れない。

Walkureの音楽が実に水々しく聴ける

AX10M80の箱から流れる低域人の声等は美し過ぎる、こうして聴くといつまでも聴きていたい・・・Hans KnappertsbuschのDie Walkureも聴きたくなるこれで23日は過ぎてしまう(笑)

そして最後にはWagner: Parsifal まで聴いてしまう、ワグナーのオペラを聴くに良い、古い演奏を忘れる

後はSIEMENS E81CC 高信頼管を聴くが聴き出したときには前から持っていたSIEMENS ECC82 とあまり変わらない印象でしたが、聴き込むうちにE81CC 高信頼管が細やかなとこをを表現することに気づくSIEMENSにも刻印がある事を見つけた。

勿論全体的には変わらないが言葉に言い表せない細かなとことが違った、音楽一般的に聴くにはSIEMENS ECCは実に良いプリ管と思う、勿論ジャズからクラッシックまで卒なく鳴らします

特にWagnerなど聴きだしてしまうと、聴く時間が長くなる、というより途中で止めたくない・・・

結論的にはプリ管一本での音の違いは驚きであり当に病気の世界を覗いたようである。

此の辺りのプリ管は一応それなりに音楽の陰影が感じられ感銘はする、SIEMENS製のプリ管は安定している。

最後にSir Georg Solti指揮のWagnerも前のWagnerとは年代の違いか音質も頗る良い此の辺りの年代からSPからLPに変わったり音響の進歩が著しく変わった時代のようである。

Sir Georg Solti Wagner - Der fliegende Hollander, 'Overture'

流石録音した年代の違いが明らかではあるが、感動を与える演奏は何れかと自問する!勿論モーツアルト、ベートーヴェンのオペラも聴かなくてはいられない。

でもWilhelm Furtwängler Hans Knappertsbuschの演奏は時代を超えている感じがします。

ここ五日間程ヴィンテージ、プリ管を聴いてきたが、この刻印入のTelefunkenECC82を聴き

思ったのは、麻薬の匂いを嗅いだ感じがした、刻印なしのTelefunkenとの違いに驚くのだ。

特に音楽の陰影の違いが分かる、特にあのTANNOYの燻し銀の奏でる音が聴けた、そんな感じを受けた、個人的にはこのTelefunkenのプリ管が一番かもしれない。

しかし2本2万四千円は高額でしたが価値はありますなお筆者は個人的には定番的にはRCA12AU7クリアトップ(米国)の程度の良いヴィンテージ管は全体にジャズからクラッシクにおいて良い音が聴けた筆者好みの音がした、でも音域は全体にナローレンジですが、安定した音を聴くことが出来る。

一つ残念なことは程度のよいMullard(英国)のプリ管が見つからず少しインチキ臭いMullardを聴くが、此の球を調べたが何れも高額でAmazonをのぞいいていたらお値打ち価格のMullardを見つけ購入した。

今回のヴィンテージ管と比べ全ての点で疑問符が残った、今後程度の良いMullardに出会いたいものです。詳しく調べるとムラードの名前と商標は、New Sensor Corporationによって取得されています。

筆者のMullard管は多分間違いなくロシア製であろう・・・本物のMullardは此のような感じであろう?此のMullardのECC82も存在しているが、Mullardのインド工場で生産されているようです。

この新製品Mullard 12AU7チューブは、ロシアのサラトフにあるXpo-Pul工場(Reflektorとしても知られています)で製造されています。

New Sensorはアメリカの会社であり、この工場の所有権を取得して以来、現在の生産管の品質が着実に向上しているそうです。1956年当時、Mullard 松下(National)製造の球がPhilips経由でMullard に納められていますが,何と,東芝,日立からも納められています.他を見ると,Tungusuram(ハンガリー)をはじめ,スペイン,イタリア,インド,アルゼンチン,ベネズエラ,ポーランド,チリ,ブラジル,ペルーが製造国としてあげられています.もちろん,ロシアも大量に入っています。

Philips に供給されたMullard はPhilipsの子会社ですのでMullard製は探すのが難しいようです。こうなると国産のチューブも聴きたく鳴ります、Mullardの下請けしてた、松下を聴くかな・・・(笑)

こうして益々病状は進む、こうなれば一層国内メーカーのヴィンテージのチューブ揃えようかな・・・

下の写真のように国産品を集め視聴して並べて写真でも撮ってみようかな?6社ほど集めてみよう!

ここで以前購入したVALVO ECC82も良いプリ管でである、少し控えめなVALVOだが芯はしっかりした音は出すが、TelefunkenとSIEMENの丁度真ん中辺りの音です。

筆者の好みな音がする。しかし何れも箱から出し入れするだけでもシルク印刷部分が薄くなっていくのが残念な点である。

今回はBRIMAR13D5(英国)も気に入りのプリ管、やはりヴィンテージ物が良かった、最近は季節柄エアコンなしでは耐えられない、この小さなプリ管も部屋の温度は上昇する、冷房無しはあり得ない特に今年の暑さは異常です。

でもこのエアコン2年前に交換したが音が五月蝿い、早く涼しくならないかな、ブラボー!