伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性、オフェリー・ガイヤールOphélie Gaillard・ Bach:無伴奏チェロ組曲を聴く

2017年10月31日 | バロック音楽・オーディオ一般

先日スピーカーケーブルの交換で良く聴こえる感じになったKEFQ300でチェロを聴く。

大好きなBachの無伴奏チェロ組曲筆者は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータより好きです。

 

作曲年代は明らかでないが、その大部分はケーテン時代(1717-1723年)に作曲されたと思われる。

ケーテンの宮廷オーケストラは12人の楽師で構成されており、宮廷ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者でチェリストも兼ねていた、クリスチャン・フェルディナント・アベールのために書かれたという説もある。

筆者は特にパブロ・カザルス・ピエール・フルニエのが好きで良く聴くが最近チェロは何故か聴いてない。

先週から仕事が忙しく、音楽も聴けず、運転中に車の中でのスマホ内のCDを楽しんでいるが、音質は最低でも車内からランドフスカやアンジェラ・ヒューイットが手軽に楽しめるのはありがたい。

今回はOphélie Gaillard1974613日生まれ)は、フランスのチェロ奏者です。

 

パリ生まれ。パリ・コンセルヴァトワールでチェロをフィリップ・ミュレール、室内楽をモーリス・ブルグ、バロック・チェロをクリストフ・コワンに師事、その全てにプルミエ・プリを獲得。

ソルボンヌ大学ではチェロと音楽学の学位を授与される。

今回11年ぶりの再録音肩の力がぬけてどこまでも自然慈愛とバッハへの敬愛、音楽をすることへの喜びに満ちたガイヤールのバッハを聴く。

 

ガイヤール、11年ぶりのバッハ無伴奏組曲の再録音の登場。背伸びをせず、チェロを弾く喜びにあふれたバッハ。

バッハが連ねた音楽史上もっとも美しい音型のひとつひとつを丁寧に丁寧に紡いでいます。慈愛に満ち、そして舞曲の生き生きとした躍動感にも満ちており、ページをめくるたびに思わず顔が輝いてしまいそうな美しい絵本のよう。

目を閉じると、木造りの部屋でガイヤールと差し向かいにくつろいだチェアに深くゆったりと座り、彼女が自分のためにだけ弾いてくれているような気分になる、親密な空気に満ちた、実に贅沢なバッハです。

 Ophélie Gaillard, Bach, Prelude, Cello suite n. 1 

【ガイヤール自身の言葉(ライナーノーツより抄訳)】

再びこの組曲を録音したのは、11年前の時と同じく、インスピレーションが湧いたからです。

この組曲を録音するということは、大きな賭けでありますが、今回の録音という偉大なる冒険に際して私は幸運にも力強いパートナーを得ました。

それは楽器です。このような素晴らしいチェロを弾けるだけでもすでに十分に幸福なのですが、じっくりと楽器との関係を築きながらこれらの組曲と向き合うことで、ことができるだけで、まったく新しい展望が拓けたのです。

「人が旅を作るのではなく、旅が人を形成する。人は自身を飾るために旅をするのではない。

旅が人から無駄なものを一切洗い落とし、すすぎ、乾かしてくれるのである」という言葉がありますが、まさに自分が今回この組曲を再録音する中での道のりもこうした旅のようでした。

 

【収録情報】

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

CD1

  ・第1番ト長調 BWV 1007

  ・第2番ニ短調 BWV 1008

  ・第3番ハ長調 BWV 1009

 phélie Gaillard, Bach, Gigue, Cello suite n. 3 

CD2

  ・第4番変ホ長調 BWV 1010

  ・第5番ハ短調 BWV 1011

  ・第6番ニ長調 BWV 1012

  オフェリー・ガイヤール(チェロ)

 使用楽器:フランチェスコ・ゴフリラー(1737年)、第6番のみピッコロ・チェロを使用

 録音時期:20105

 録音方式:デジタル

 録音技師:ニコラ・バルトロメー

 確かにカザルス等は録音も古く音質も悪いので最新の良い録音状態のオフェリー・ガイヤールの演奏も良く一度は聴きたい無伴奏チェロ組曲かも知れない。

 Ophélie Gaillard, Bach, Gavottes, Cello suite n. 6 

オフェリー・ガイヤールの世評はというと「フルニエ、トルトゥリエら、フランス・チェロ楽派の正当な継承者ともいえる存在」なんだそうで、バッハ、ヴィヴァルディ等バロックを本格的な古楽の演奏で聞かせるアルバムを何作もリリースしてきていますが、一方でシューマン、フォーレ、ショパンといったロマンティックなものも手がけていて、実は私はそちらのほうの彼女の演奏が好みなのであります。

Toquinho & Ophélie Gaillard - teaser 

映像を見ると確かに古楽器用の弓を使った演奏で、モダン楽器を曲により替えているようだ現代の演奏が実に良い!このような楽しいフェステバルに行ってみたいですね。

此れで益々筆者のKEFQ300も実に美味いこと鳴っていますが、やはり不満が出てきます。

あと少し、本来のチェロの音の厚みが出れば・・・・KEFもそうですが、やはり良く聴くと低域不足はIIILZ in Cabinetも同様です。ごく自然な低域がでればいいのですが・・・さしあたっては、エンクロージャーの交換が最適なのかも知れない?

いま仕事中に考えるは取扱い注意のGOODMANS AX10M80の事が多いようです。

調べれば調べるほど、難しそうなエンクロージャーのようだが、中身はIIILZ in Cabinetですから意外と上手く鳴るかも知れない?その期待のために、自宅の部屋を片付けスペースを確保したい。

GOODMANS AX10M80の位置を確保しなければならない。此れも楽しみの一つでしょうか?此れで愈々泥沼の入口到着である。此処からがイバラの道になるのかも知れない?

昔、代理店時代に社のカメラマンとの付き合いでニコン、キャノン程度しか知らなかった筆者が、ハッセル、ライカ、コンタックスを偶には機材を借り、ロケハン程度している・・・・・此の時代コンタックスを購入したが、交換レンズの高額のため、ニコマートを購入した記憶がある。

ニコンを使うと確かに報道写真としては良い塩梅だが、ボケ味、等此方の要求には対応してくれない?ニコマートは処分した記憶が残る、趣味とはそう言うものです。

唯一自分の要供が通せる、其れが趣味の世界だから・・・内にカメラの実情を体得して、自分に合った物を物を求めるようだ。カメラも嵌まると実に厄介な世界で、金食い虫であり、貧困老人には此れも深入りすると危険な趣味である。

久しぶりに紅葉の写真を撮ってみる。やはり紅葉の赤みの少し派手さはLEICA独特の色合いが良い。せめてレンズはLEICAを使用しています、色合いが好きなんです、LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm F2.8-3.5を装着して撮影しました。趣味の入口の世界です、

其処から先は途方も無い泥沼が待ち受けるが、それが何故か楽しみなんですネ。ブラボー!


SPケーブルは銀メッキがいいのか?GOODMANS 『AX10M80』について調べて見ました。

2017年10月28日 | クラシック音楽・オーディオ

年末近くなるとやたら忙しくなって来る、今週も休みなく本日は休養日先日注文したスピーカーケブルが届く。

INAKUSTIK (インアクースティック)PRM-1.5S (1M) スピーカーケーブル30年以上前から高性能オーディオ・ケーブルとして高い評価を得てきたドイツの門ブランド「モニターPC」、意外とドイツ製の言葉に弱い。

高い技術水準で製作される同芯撚線は、素線の一本一本が均一な接点を持ち特性インピーダンスの変動がほとんどありません。

名スピーカー・ケーブルは今も多くのオーディオ・ファイルに愛用されているそうです。確立された理論と高い技術水準で製作されるインアクースティックのオーディオ・ケーブル。インクースティックのコーア・マテリアルである純銀コートのOFC成分を最も手軽に楽しむハイ・パホーマンス・モデルです。銀特有のアドヴァンジェである優秀な高域特性が、システムに艶と煌びやかさを加えます。

筆者が以前オーディオに熱中したいた時代から銀線ケーブルは音煌びやかで良いと言われいましたが高額で使用しなかった。

 

M氏より以前弦楽器を聴くなら銀メッキ線PRM-4S / 2.5S / 1.5Sが良いと教えて頂き意外と安価でしたので早速注文した。

確かに高域全体が良くなった。しかしTEAC MA-7のアンプに繋ぐとTEAC MA-7のアンプ独特のマイルド感が減退するようだ。但し銀メッキ線は高域が何かスッキリして聴きやすいなるがTANNOYよりむしろKEFには良く聴こえる。

良く聴くとそれはやはり現代調の音質のように聴こえる又最近の録音には良く聴ける、古い録音や、バッハ等を愛聴する筆者には純銅のWEのスピカーカーブルが良い味をです。

形式スピーカーケルブル(型番PRM-4S / 2.5S / 1.5S)

純銀コートOFC0.30mmスクア/PRM-4S,0.25mmスクア/PRM-2.5S,PRM-1.5S

使用実数84本(PRM-4S)、50本(PRM-2.5S)、30本(PRM-1.5S

芯線断面積4㎟(PRM-4S)、2.5㎟(PRM-2.5S)、1.5㎟(PRM-1.5S

コピーPVC備考1ロール100mPRM-4S)、1ロール120mPRM-2.5S)、

1ロール180mPRM-1.5S筆者は8M注文し、早速配線し試聴してみました。

バナナプラグに取付繋ぎ試聴する、具合が良さそうである、特にKEFQ300に繋ぎAUREXSC-M15/SC-M15K2BTLモノラルでノイマンRCAケーブルにPRM-1.5S (片方4M) スピーカーケーブルに交換して聴くKEFQ300にはTEAC MA-7のアンプには癖があり余り良くない、素直なAUREXが良く聴こえる、Yehudi Menuhin.Wanda LandowskaBWV1014を聴くと、以前感じた少し古い音質が少し現代調に聴こえる。

特に弦楽器には相性が良い、WE16GA撚り線のケーブルより良く感じる、Y氏もKEFには良いかも知らないとおっしゃて頂いた言葉は当に事実でした。この辺りの細かなセッティングは実に微妙なことだが、重要な事のようです。

しかし、此れで聴き続けると、不満が出る、特に古楽器の音色がどうも現代楽器のような鳴り方をする、

例えば、ランドフスカのチェンバロの音が少し違って聴こえる、確かにJAZZ系統は切れも良くドラムのアタックなどは良くなった。更に現代音楽は確かに良く鳴るが、SP時代のような音質とは違う気がしてならない。

確かにエンクロジャーをB&WのようなアキュレットなSPにすれば評価も違って来るのでが・・・・・・・筆者の嫌いなカラヤン指揮のCD1枚があり、Herbert Von Karajan: Berlin Philharmonic Orchestraの演奏には良い結果が得られた、金管楽器もオルガンの音も冴えてかなりクリヤーに聴け迫力も十分伝わる、この辺りの音への作り方が実に美味いのがカラヤンの特徴か?

デビュー当時のカラヤン・カラスのカルメンは興奮して聴いたが、今はただの指揮者になってしまったようである。

筆者の好きなHelmut Winschermannのオーボエを聴いてみる、実に良く鳴る、KEFには銀メッキ線が正解のようです。アンプは素直なアンプが相性は良さそうである。

好きなHelmut Winschermannも実に良く聴こえる、弦楽器も良くなったが、木管楽器もスッキリして音のまとまりが良い、TEAC MA-7とTANNOYを聴くのとは此方の音が何故か現代調である。最初は物珍しく良く聴こえるが、何度も聴く内にこんな音じゃないと思うようになる。実に音とは怖いもののようだ!

 Albinoni / Helmut Winschermann, 1965: Oboe Concerto in C major, Op. 9, No. 4

最近益々懐古主義ではないが、昔の演奏を聴くことが多い、オーディオの世界は年々新しい技術で音質等は良くなっているようだが、筆者の様な昔の機材を使っているファン少な必ずいるようです。

五味先生も『AX10M80』のスピーカーは可成り苦労していたスピーカーで有名です、筆者もGOODMANSの名前は知っていますが、昔所有したSPにフェログラフF-1も中域はGOODMANS製の記憶がある。

GOODMANSの『AX10M80』というスピーカーユニットは1960年代にイギリスのスピーカーメーカー、GOODMANS社で作られ、その個性的な音色は当時一世を風靡した。

ただ調べるとGOODMANS社のオリジナルアンクロージャーはなく図面しか無いそうです

ARU付は各種のパーツを単体で発売していたようです、GOODMANSはこれが此の箱の特徴です。

音色も個性的であるが、その造りも特性も他に類を見ない独特なものである。

後にタンノイの伝道者となる五味康祐氏も、1953年、時代小説「喪神」で芥川賞を受賞した折りに、その賞金の一部を充て、S(当時の新潮社社長といわれる)所有のグッドマン30cmフルレンジのモノラル装置を譲り受けている。

当時、わが国のユニットも徐々に良くなってきたとはいえ、未だ及ばぬ所もあり、酒好きの通人がスコッチにこだわるのと同様に、英国製品への願望は、今日の比ではなかったようだ。

此の『AX10M80』の箱にエンクロージャーにTANNOYにⅢLXを移植して使うと素晴らしく優れものになるとのことで、本日休日のため色々『AX10M80』 SYSTEMについて調べました。

1960(昭和35年)『AX10M80』 SYSTEM24cmフルレンジスピーカーシステムARU国産化した『AX10M80』のコーナー型システム。67年前の音ですか?

このユニットを真っ先に目をつけ、自家用としたのは、弱冠22歳の(オームさん)瀬川冬樹氏である。1953年当時のことだから正確な情報などある訳がなく、頼れるのは粗悪な印刷の写真だけ。

それも、母と妹を扶養しなければならぬ身で、彼は原稿料の一部を2年間積み立てて手に入れた。そこまで彼を駆り立てたのは、その姿に、波長のようなものを感じたからであろう。このユニット異端的な性格は、右の特性図を見比べると良く分かる。比較の「P-610」は、ご存知ダイヤトーンの名作ユニット。

『AX10M80』は、1kHz当りから上昇し、4kHzで一気に10dBを超える。これでは、鳴らすアンプやカートリッジの弱点を浮き彫りにするようなものである(特異な形のラウザーのフルレンジも同様の特性)。

そうとは知らぬ瀬川氏は、ユニットをコーナー型の箱に収め、当時もて囃されていた不帰還の自作アンプで鳴らしたそうである。それが良くない、というより酷い音である。それでも試しにと、たまたま試作したシングルアンプに繋いで音が一変。

我が意の音が鳴りだした。かくして『AX10M80』は、瀬川氏の求める理想の音の源流になったのである。まだ、モノラルが主流の時代のことであった。此のエンクロージャを手がけた方曰く『オートグラフよりも面倒くさい』と音を上げながらも、熱中してとうとうこしらえてしまった。 

DECCA社が本格的に製品化できなかったのも、複雑な作業工程のせいか。何しろ日本の職人でさえ、難儀したのだから。

『厚い板で頑丈にするなら、誰でも出来るけれど、それではAXIOMが死ぬ。 

響きのたちの良い薄い板でこさえるから難しい。』

TANNOYの製品もそうだが、昔のイギリスのスピーカーは箱を共振して音を出す物が多く、その辺りがキモであろう。多分その辺りが自作するのは相当難しい、やはり箱はオリジナルが一番と言われてきた、勿論筆者もそう思い自作は避けてきた。

 

又此のGOODMANS(グッドマンズ が正しい読み)の 『AX10M80』。スピーカー史上に名高い伝説的な技術者、E.J.ジョーダンが設計したと言われている。

だが、真実は、このスピーカーの特質を最大限に発揮するために特異な形のエンクロージャーやARUユニットを開発したこと。

『AX10M80』のユニット自体はすでにGOODMANS社で軍用に開発されていたというのが真相だ。

軍用にハイファイ・スピーカーを開発する訳はないから、当初はおそらく、主に前線基地の指令室や、航空母艦や戦艦等での指令の伝達用として開発されたものと考えられる。 ダブルコーンで中高域が10dB以上も盛り上がった特性は、戦闘や射撃の大騒音下でも確実に指令が伝わることを目的に設計されたのではないか。 しかし、この優れたスピーカーを、戦後のハイファイの黎明期に何とかハイファイ用に転用すべく、E..J. ジョーダンが起用され、伝説とまで呼ばれるに至ったスピーカー・システムが出現した。

スピーカーの音はユニット単体ではなく、それを収める箱の設計次第で大きく変貌する。 とりわけ『AX10M80』のような特異なスピーカー・ユニットでは箱の造りと構造とが再生音を決定すると言っても過言ではないから、

このユニットの特性を最大限に発揮させるシステムを完成させたE.J.ジョーダンの功績が伝説とまでなったのも無理からぬことだ。

ネットで『AX10M80』の写真を調べると当に色々な作り方があり基本は同じようですが、一品物で作った物と理解出来る。

 現在拙宅にはIIILZ in Cabinetがある、所詮ブックシェルフ型のもので、ワグナー等、オペラ、ベートーベン等の交響曲を聴くには限界を感じているのは明らかだが、TANNOYIIILZ in Cabinetの弦楽器等の音色、特に木管楽器の音色は格別である。も『AX10M80』の箱にエンクロージャーにIIILZ in Cabinetを装備して上手く鳴ればと・・・・実に夢が膨らむ。

調べると中にこの様な文章も見つかりました。

 

『さて、我が管球式アンプ、ラックスSQ-38FD、で鳴らしてみると、

驚くべきほど繊細でおもったより柔らかな音が鳴り響いた。

次にバックロードエンクロージャーのホーンの喉元にグラスウールを多めに詰めると

充実した中音で中域が埋められた。次々バッハのバロック音楽レコードを鳴らすと、 

バッハはこんなに華麗な音で聴いていいのだろうか?

とおもうほど、麻薬的魅力ある音で鳴り響いた。そういえば誰か、

「このスピーカーは正しくない。生の音楽はこんなに美しくは聴こえない。」

といっていたのをおもいだす。』

上記の様な記事内容を読み今後この先短い人生、長く飽きない聴ける音を求め、高さも900mmと胸の位置の高さまであり、スタンドも必要ない高さです。

『AX10M80』の箱に代わりにIIILZ in Cabinetを装着して上手く鳴ればと期待してしまう、昔ステレオサウンド誌もIIILZをコーネッタの箱に入れ素晴らしい音の紹介記事も読み、又『AX10M80』ARU付のエンクロージャーにIIILZに入れて聴いている方もいるそうで興味は湧きます。

『AX10M80』ARU付の紹介記事にこのARU付を付けた事に賞賛の記事があり、中低域の充実が伺えます。今更ながらTANNOYのオートグラフもバックロードホーン形式で鳴らしている、最近はトール型のバックロードホーンをあり自然な中低域が聴きたければバックロードホーン方式のスピーカーが良いのかも知れません?

今回の物は『AXIOM 80 』ARU の物ですが、さてどの様な音が出るのかとても楽しみです。此の改造でふっくらした低域が響き後はあの燻銀の音が出れば確かに飽きのこない美しい音が響くのかも知れない?現在最新の市販しているスピーカーには出せない音が筆者の部屋で鳴ればいいのですが・・・・・・?

この際、IIILZ in Cabinetユニットを骨の髄までしゃぶって見ようと思います。ブラボー!


ポール・デスモンドPaul Desmondアルトサックスを聴く。

2017年10月24日 | JAZZ・ボサノヴァ

すっかり秋めいて来ました。台風21号の猛威をふるいました。ふと見るとススキが風にゆれて・・・早速久しぶりに写真におさめました。

庭にはピラカンサスの実が付きます。すっかり秋たけなわ・・・

実は又明日から仕事で今月は休めるのは28日だけのようです・・・

  今日はノンビリしていますので、最近のシステムにに合うJAZZ?でも聴いて見ます。

筆者のJAZZは意外と耳障りが良いスイングJAZZが多いのですが・・・・・

今の装置TANNOY IIILZ in Cabinetにトーレンスの銀線RCAケーブルと、スピーカーケーブルはWestern Electric 16GA(撚り線)single(緑)に繋いで聴くJAZZは・・・

 

ポール・デスモンドはあいそうですヨ、メロディアスな即興演奏家として、またクールなジャズ・サックス・プレイヤーのベンチマークとして、彼の天才として広く認められています。彼の温かみのあるエレガントな音色は、乾いたマティーニのような音を立てようとしていました。

彼とアート・ペッパーはチャーリー・パーカーの影響を直接受けていない、世代の唯一のアルト選手でした。デズモンドはレスター・ヤングの影響を受けましたが、それをさらに熟練した調和の世界に持ち込みました。DesmondDave Brubeck Quartet1959-1967と悪名高い曲「Take Five」で長年知られています。

チャーリー・パーカーやジョン・コルトレーンのようにジャズの流れを変えるような巨人ではありませんでした。

それどころかファンの中には、繊細なサウンドで鼻歌のように吹く彼のプレイをさして「軟弱!」という人もいるほどです。

 

Bridge Over Troubled Water: 明日に架ける橋明日に架ける橋

ドン・セベスキーがアレンジとプロデュースを手掛けたサイモン&ガーファンクル・ソングブック。

ハービー・ハンコック、ロン・カーターはもとよりジェリー・ジェモット、ジーン・ハートンシーニなど通も唸る意外な注目盤。

デスモンドらしい品の良さが光る。

 Paul Desmond-Bridge Over Troubled Water (Track 10) 

 ポール・デスモンド(as)

 ハービー・ハンコック(p)

 ロン・カーター(b)、アイアート・モレイラ(ds)

 ドン・セベスキー(arr) 他

1969年 ニューヨークで録音

 筆者も大好きなEasy Livingです。ポールは、忙しいデイブとの活動の合間を縫って、アヴァキャンの元でジムとのクァルテットのアルバム作りに集中した。

963年から65年まで16回に及ぶスタジオでの録音は、4枚のアルバム「Easy Living」「Take TenGlad To Be Unhappy 」「 Bossa Antigua 」に別けて発売された。

又此れはポール・デスモンドの若い頃の写真ですが、女性関係には・・・・今風にイケメンですな

これらのアルバムで聞かれるデスモンドの音は柔らかく甘い。アヴァキャンのプロデュースで制作されたものは、すべての録音がそのような音で録られている。本来備えていた叙情性をさらに強調するようなやり方で録音されていて、一説にはミックスの際に音色のコントロールが行われたとも言われている。

この一連のアルバムの響きは、デスモンドの分岐点と言える。

これを境にデスモンドの音のイメージが柔らかく甘いものと認識されるようになった。

 Paul Desmond - Easy Living 

 Easy Living

 Paul Desmond (as) 

 Jim Hall (g) 

 Eugene Cherico (b) 

 Connie Kay (d)

RCA 

あの娘の顔に慣れてきた/ポール・デスモンド 

デスモンドのやわらかな音色、唯一無二と呼ぶ訳も分かって頂けたでしょうか。

このような音でアルトサックスを吹いた人は他にいません。

またこのアルバムではジム・ホールのギターのとの、音のブレンドがたまらない魅力になっています。

MJQのベース(パーシー・ヒース)、ドラム(コニー・ケイ)のサポートも完璧です。文句なしの名盤と言えるでしょう。

極端なことを言えば、クラッシクファンにも楽しめるアルバムだと思います。

因みにリード楽器ですので木管楽器なんです。クラッシクではアルトが使用される事が多いのですがポール・デスモンドはJAZZにアルトを持ち込み、いい音出しますネ。勿論音量を絞って囁く様なアルトサックスを此の程度のJAZZになると、

拙宅のシステムでもしっかり楽しむことができます。ブラボー!


音楽愛好家の『壺中の天』harpsichordの宝庫ワンダ・ランドフスカの芸術の考察

2017年10月22日 | バロック音楽・オーディオ一般

英語でハープシコード(harpsichord)と呼ばれるこの鍵盤楽器は、ドイツ語ではチェンバロ(Cembalo)、フランス語ではクラブサン(Clavecin)と異なる呼称をもつ。

「チェンバロ」「クラビチェンバロ」「クラビア」「クラブサン」ともいう。鍵付きの弦楽器の一種です。

先日ワンダ・ランドフスカのCD24枚が届くが仕事で開封して未だ聴いてなく、生憎の天候(台風)も悪く家でモノーラルのワンダ・ランドフスカのCDを聴いて見ました。

勿論、正式にはWanda Aleksandra Landowska187975 - 1959816日)は、20世紀初頭にハープシコードの人気を復活させるために演奏、指導、録音、執筆が大きな役割を果たしたポーランド・フランスの聴衆演奏家でした。

当時からチェンバロの鍵盤楽器での演奏者としては珍しい存在でした。

彼女は、ヨハン・セバスチャン・バッハの「ゴルベルグ・ヴァリエーションズ」(1933)を初めて録音した人物である。

彼女は1938年に帰化してフランスの市民になりました。最初筆者が感動した曲です。

 Wanda Landowska plays Bach (1953) 

今から85年前の録音、音質も決して良いとは言えないがそれでも途中では止められない、そこには間違いなく素晴らしい音楽が鳴る、録音された時のノイズも多いが間違いなくバッハが鳴っているようだ。

ワンダ・ランドフスカ(1879-1959)は、ほぼ絶滅していたハープシコードという古楽器を20世紀に復活させた立役者にして、この楽器の女王だある。

彼女がチェンバロで奏でるバッハを聴き、ショックを受けた有名人にはブゾーニ、トルストイ、チュルリョーニスといった鋭敏な感受性を持つ芸術家も多く、世の中への多大な影響という点で、まさにハープシコード革命を行なったと言えるのかもしれない。

 

ランドフスカの演奏スタイルは、現代のハープシコード奏者のそれと比べると現在の観点では、確かに幾分古めかしさを感じる部分があるが、それでもハープシコードの裾野を広げた先駆者の演奏として決して無視できないものがある。

当に『壺中の天』である・・・。

現在拙宅の黄金の組み合わせでTANNOY IIILZ in Cabinetにトーレンスの銀線RCAケーブルと、スピーカーケーブルはWestern Electric 16GA(撚り線)single(緑)に繋いで聴く。

このシステムで聴く限り、十分満足していつまでも聴いていたい感じになる。

往年のチェンバロ奏・ランドフスカは、ピアノの普及により20世紀初頭、バッハの作品は少ない、ハープシコード作品についてはほぼモダン・ピアノ演奏の選択と状況でした。

19世紀末の1889年に開かれたパリ万博では、プレイヤー社とエアー社がチェンバロを出品して連続演奏会が開かれるなどていものの、あまり注目されることはありませんでした。

ランドフラスカも、1892年、13歳でバッハ作品をメインにしたプログラム ピアニストとしてデビューするなど、当初はピアノでバッハを弾いていました。

その後、民俗学者の夫から影響などもあってランドフスカはハープシコードに強く関心を持っているように、各地の博物館なども回って保存されていた楽器などを研究して楽器も購入、24歳の時にはチェンバロの奏者としてのデビュー演奏会を開き、以後、チェンバロのスペシャリストとして知名度向上。

問題を解決した新人チェンバロ「ランドフスカ・モデル」を完成してドイツのブラスラウ音楽祭で披露するに至ります。

この楽器は、かごでヘンデルなども使用していた大型チェンバロや、ランドフスカによる研究成果などをもパリのピアノ製作メーカー、プレイエルが製作した2段鍵盤モデルで、頑丈なピアノの筐体技術や弦の強引な張力を利用して、16笛弦と7つのレスターオペレーションペダルまで備えていました。

ランドルフはこの楽器を主に使用するため、ハープシコード復興のための活動に乗り出します。

やはり此の曲が感動したBach BWV988ゴールドベルグ変奏曲でした。

Wanda Landowska1879-1959

JSバッハ:イタリアの協奏曲、BWV 971

クロマチックファンタジーとフーガ、

BWV 903 ゴルトベルク変奏曲、BWV 988

20世紀前半には、バッハのゴルトベルク変奏曲はほとんど聴けなかったようです。

Claudio ArrauWilhelm Backhaus1930年代にピアノを公に演奏したが、19335月、Landowskaはこの作品をハープシコードで初めて演奏した。

6ヵ月後、彼女はHMVのためにパリでそれを録音した。

これはゴルトベルク変奏曲を初めて録音したもので、リリース時にはほとんどの人が全く聞いたことがなかったため、またPleyelのハープシコードでは全く影響しませんでした。

彼女の録音はほぼ独力でその作品を復活させ、それを一般の意識に戻した。

現代批評家は次のように書いています。「Landowskaのパフォーマンスのうち、最高のものしか話せません。

今聴いてもモノーラル録音、しかも音質も今の技術で良くなったとはいえ、ナローレンジの音質だが、何故が全曲聴かずにはいられない。

J.S.Bach, Wanda Landowska, Harpsichord Goldberg Theme & Variations BWV 988

J.S.バッハ、ヘンデルと同年、イタリアに生まれた。父親はナポリ楽派の創始者として重要視される作曲家、鍵盤楽器音楽の革命家アレッサンドロ・スカルラッティ。

少年時代に始まる音楽活動の前半期はオペラや教会音楽が主な作品である。

500余曲を数える「ソナタ」は後半生、ポルトガル王女マリア=バルバラ(後にスペイン王妃)の教育目的で作曲された練習曲である。

急速な同音連打や大きな跳躍進行など、当時としては極めて斬新な鍵盤音楽の演奏技巧を開発した。

スカルラッティの「ソナタ」は主にチェンバロで弾かれることを想定して作られたものであり、現代ピアノで弾く際には、ピアノ音楽への「翻訳」を行なうセンスが必要となろう。

K. 19までの作品とは対照的に、後半が前半の3分の1程度と短く、前半の殆どの楽節が割愛されている。

K. 11などと同様に、両手共に高音に集中し、低音域の使用はカデンツに限られる。長短調の突然の交替や、明るい響きの2声の平行から上声の旋律と低声の伴奏というギャラント様式に特徴的な書法への変化など、音楽は流動的に変化していく。スカルラッティ:20のソナタも実に素晴らしい演奏である。

 Domenico Scarlatti, sonatas, side 1, Wanda Landowska 

現在のJ.S.Bach: Violin Sonata 録音は、ハープシコードに加えて、ビオラ・ダ・ガンバの伴奏を持っている点で非常に特別です。

バッハ自身の手の一部である18世紀半ばの2つの音源は、この楽器をミックス「se piace」に追加することを主張します(望むなら、それを選手の自由裁量にヴィオラ・ダ・ガンバはベースラインに力を与えて、ハープシコードには不十分なものを提供します。任せます)。

これの例はソナタのNo2Aメジャー、BWV 1015には18バールのペダル・ポイントがあり、このビオラにはチェンバロに連続性がありません。コインの逆に、ソナタ253回目の動きでは、ダ・ガンバは肯定的な貢献をしておらず、省略されている。

Menuhinの演奏がデビュー間近なのか、初々しく聴こえる。

 J.S.Bach: Violin & Harpsichord Sonata No.1 in B minor BWV 1014 1. Adagio [Landowska/Menuhin]

キーボード演奏者のワンダ・ランドソフカ(Wanda Landowska1879-1959)は、ピアノの最も重要な祖先であった楽器であるハープシコードの復活を担当していました。ヨハン・セバスチャン・バッハ、ジョージ・フレデリック・ヘンデル、フランソワ・クープランンのようなバロック時代の重要な作曲家(c.1600-1750)は、ハープシコードを念頭に置いて、より大きな作品のソロ・キーボード作品とキーボードパートを書いた。

現代のハープシコード演奏者は、Landowskaに大きな負債を負っています。

筆者が未だ良く聴くのは BACH: THE WELL-TEMPERED CLAVIER, BOOK 1 BWV.846~869 (全曲)

BACH: THE WELL-TEMPERED CLAVIER, BOOK 2 870~893 (全曲)

彼女は独創的に楽器の構造を研究し、建築家から新しい事例を依頼し、演奏スタイルを調査し、ハープシコードの使用を促進する論説記事を書いたそうです。それは5年のコンサートのキャリアの上でそれです。

彼女の影響力は、古典音楽の聴衆が、過去の音楽がしばしばそれ自身の言葉で最も高く評価されている。

今回のCD盤の中では比較的音質も良く、又筆者が昔から好きな練習曲です、最近愛聴してるのはJ.S.Bach 15Two-Part Inventlonsの練習曲をよく聴きます。

一日でWanda Landowskaを聴くのは無理ではあるが、音質は良くないが永く聴き続ける演奏者ではある。

やはりWanda Landowskaはまさに、壺中の天の宝庫です。ブラボー!


IIILZ in Cabinetでモーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩」を聴く。

2017年10月20日 | クラシック音楽・オーディオ

最近急に寒く?なり始めた、半袖から薄手のジャケット?夏から冬です・・・体調に悪いですね!

この時期には遅く咲き出したパッションフルーツの花が可哀想に見える。

実家の妹より早出しの「みかん」が届く、未だ所々青みがある、早速頂くと 口が曲がりそう

酸っぱいみかんです。

幾ら蒲郡みかんと言えど、少し熟さないと食べることはできないようです。(笑)

 最近筆者のサブパワーシステムをじっくり聴いている、TANNOYYIIILZ in Cabinet

AUREXSC-M15/SC-M15K2BTLモノラルでノイマンRCAケーブルにWestern Electric16GA

撚り線single(緑)のシステムにて各ケーブル等の馴染みもあると思い、色々聴いてみた。

此のアンプは以前聴いて来たが、少し白痴美人的に特に高域が綺麗に鳴り過ぎ

本物らしさが何か失われた感じに聞こえたが、ノイマンRCAケーブルに変更しじっくり聴くと

実に良い鳴りっぷりを発揮した。特に声と弦が好くなりTANNOYの本領発揮したかのようだ!

今回は弦楽四重奏曲をじっくり味わってみた。

弦楽四重奏曲第17番変ホ長調K.458『狩』は、モーツアルトによって、1784年に作曲された。

ハイドン・セット全6曲中の第4作。

昔から好きだったモーツァルト:弦楽四重奏曲第17番≪狩≫&15番です。

 

しかし今新しいオーディオ再生装置又録音方法もかなり進歩して来たが、不思議な事にスピーカ

ーは余り進歩していない?例えば筆者の所にあるかなり癖のあるTANNOYIIILZ in Cabinetだが

40年前の物だが、今もある程度の音楽再生には満足させられる。

筆者がTANNOYYIIILZ in Cabinetが好きな点は、ピアノで音の立ちあがりや切れ込みの鋭さを好

む人の装置では、

ほとんどの場合、弦楽合奏の再生は無理である(その音は冷たく金属的に響きすぎて、馬の尻尾で

弦をこする感じには鳴りにくい)。

その辺りはこのIILZ in Cabinetはあり程度のピアノ音も、ヴァイオリンの演奏も程々に聴けるのが

良いのかも知らない。

アンプもやはり価格も手頃の火屋の温もりを感じたい、前から欲しかったサンバレーのアンプを観る。

JAZZBossa Novaも好きな筆者も流石最近はコンサート会場の程よい席で聴く感じの楽しみなっ

ている。例えばアルテックの音のシャワーに浴びサッパリした感覚は無いが、だから熊手でドラムを

擦る音などは出ない、又オーケストラの圧倒的なパワーは全くお手上げだが、小編成の音楽には誠に、

塩梅よく鳴ってくれる。最近も久々にオーディオショップに除きB&W等色々聴いたが、どれも五十歩

百歩で余り代わり映えは感じなかった。

但し金額が桁が一桁違いその様は再生装置を揃えると、建物まで変える必要が・・・と思う、貧困老人

には到底無理の世界である。アキュレットな聴き方をする方はやはり今のの機種に軍配が上がるが、で

も筆者は、人間、バッハ、ベートーベン等の恩恵を受けたく、

音源の悪いランドフスカ、クナッパーズブッシュ、アルフレッド・コルトー、ジャック・ティボー等の音

に感動をし、何度も聴き入っているための装置は、少し癖のあるTANNOYIIILZ in Cabinet十分かも知れ

ないと思う。

戦前のSP時代は勿論、蓄音機で聴いていた時代は弦楽四重奏団程度のアンサンブルが工合よく聴こえたの

かも知れない。

音楽性からいえば、フルオーケストラで奏でる交響曲、オペラ等がより音楽性は素晴らしい。

やはりTANNOYIIILZ in Cabinetの魅力を活かすのは、弦楽四重奏団のレコード盤です。

当時は感動したろコード盤にスメタナ弦楽四重奏団モーツァルト:弦楽四重奏曲第17番「狩」があります。

此の1枚は未だにレコード盤を保存しています。当時、それまでの弦楽四重奏団のレコードは音源が遠く感じ

たがこのレコードに至っては目の前で演奏しているかの様に聴こえ、デジタル録音なるものに感激した。

今から45年以上前に日本コロムビアは1972年にPCM(デジタル)録音機を開発し、

4月に青山タワーホールでスメタナ四重奏団によるモーツァルトの弦楽四重奏曲《狩》、KV421を録音し、

同年10月第1PCM録音レコードとして発売された。その時の記念するれコード盤です

このレコードは彼らの演奏の素晴しさもあり、「音が透明で、メンバーの息遣いまでも生々しく聞こえる。」

とデジタル録音の優秀さを世に認識させ、商業的にも成功を収めたようだ。

此後筆者も日本コロムビアPCM録音盤を購入したが、音は良いが演奏の良いものが無く

未だ此のレコード盤のみ残り、後は数枚処分した記憶がある。

 

この録音の偉大なところは、最盛期のスメタナ四重奏団のアンサンブルをデジタルでとらえた点にあり

ます。

録音当初の記録の限界も、最新のリマスタリングによってリフレッシュされており、

弦のみずみずしい音色や弓に擦れる音、ホールの量感までしっかり捉えられています。

音楽用のコンパクトディスク(CD)が発売されたのが1982年ですが、その10年前に既にデジタル録音は行

われていました。

実は世界初のデジタル録音を成功させたのは日本で、会社は日本コロムビア、今のDENONでした。

此の10年後この後オランダのフィリップス社の光ディスク技術を取り入れて誕生したのがCDです。

プラハ音楽院で室内楽を学んだJ.リベンスキー(1ヴァイオリン)

L.コステツキー(2ヴァイオリン)

V.ノイマン(ヴィオラ)

A.コホウト(チェロ)4人で1943年に結成された。結成当初の名称はプラハ音楽院弦楽四重奏団である

最近の弦楽四重奏団を聴くがやはり、音質も相当向上している。

最近はハーゲン四重奏団を良く聴く。

長年に渡り室内楽の世界の中枢で注目を集めてきたオーストリアの弦楽四重奏団、ハーゲン四重奏団は、

ドイツ・グラモフォンで45枚に及ぶアルバムを制作しています。

しかし、2011年、結成30周年を記念して、彼らが新たにパートナーに選んだのは個性派エンジアでもある

シュテファン・カーゲンが確立したドイツの小さなレーベル、ミリオス(MYRIOS)でした。

激しい演奏体験を積重ね、練り上げられた合奏がありますかす大胆な音楽表現が持ち味でもあるあるハーゲ

ン四重奏団の魅力をフルに味わうには、優秀な録音技術が欠かせないが、ミリオス・レーベルばらができる

と考えられた結果としての、リリースのスターターなのかしれません。

ハイドン・セット(ハイドン四重奏曲)は、モーツアルトの作曲した6曲の弦楽四重奏曲

K.387K.421K.428K.458K.464K.465 )である。

まとめてハイドンに献呈されたので、「ハイドン・セット」または「ハイドン四重奏曲」

と呼ばれる。モーツァルトが2年あまりを費やして作曲した力作であり、古今の弦楽四重

奏曲の傑作として親しまれている。

**♪ハーゲン弦楽四重奏団 演奏会 / モーツァルト:弦楽四重奏曲第14K.387,15K421,21K.575 

 現代を代表するカルテット、兄弟4人のハーゲン四重奏団の新カットリング、モーツァルトと

ハイドンの室内楽名曲集です。「狩り」は快活な主題が狩猟を連想させるために標題が付され

た、平明快活な曲想で人気の高い作品。

「ディヴェルティメント」では18世紀の奏法を積極的に採取しての名演が展開されています弦楽四重

奏曲は、18世紀の多くの作曲家たちが大切にした音楽フォーマットですが、

特にはハイデンの作品はその完成度の高さと内容の深さで傑出しているようです。

精細なアンサンブルと豊かな響きで人間味あふれる演奏となっています。

 1.モーツァルト:弦楽四重奏曲第1 7番変ロ長調K.458「狩」

2. モーツァルト:ディヴェルティメント第1番ニ長調K.136125a

3. モーツァルト:ディヴェルティメント第2番変ロ長調K.137125b

4.モーツァルト:

ディヴェルティメント第3番ヘ長調K.138125c5.ハイドン:弦楽四重奏曲第67番ニ長調op.64-5Hob.III63「ひばり」

ハーゲン四重奏団録音時期:19885月( 5)、19903月(2-4)、19984月(1

 録音場所:ケルン(5)、ミュンヘン(2-4)、アーバーゼー(1

 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 

ハイドン/弦楽四重奏曲第1番変ロ⻑調 Op.1-1 Hob.Ⅲ:1「狩り」 

モーツァルトがウィーン時代にヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)を⾃宅に招き、

「ハイドン・セット」のニックネームでおなじみの6曲の弦楽四重奏曲を献呈したことはよく知られているが、

 ハイドンは弦楽四重奏という形態をひとつのジャンルにまで押し上げ、交響曲と同様、その基礎を築いた人物

であった。

4つの弦楽器が、和声(和音の動き)をつくるときの基本をなす4つの声部を一人ずつ担当するという編成は

とてもシンプルだが合奏としては十分完結しており、

古典派から近現代にいたるまで多くの曲が書かれるとともに、数多くの優れた弦楽四重奏団が誕生した。 

この様な話があるようです。

欧米のレコード会社や放送局のモニタールームに立ち入ればわかるが、

彼らはモニターはけっして大きな音で収録(あるいは再生した)音を聴こうとしない。

モニタースピーカーからでているのは、ほんの聞こえるか聞こえぬかの微々たる音量だ。

そのほうがヴァイオリンとヴィオラの差を的確に感知させてくれるし、つまりはモニター監視・調整の役割を

果たすことになる。

筆者の聴き方も実は音量は絞り気味で会話しても差し障りない程度の音量で聴く事が多い。

今まで難関でした弦楽四重奏曲が塩梅良くかなり満足して聴ける様になったのは実に嬉しい。

機械音痴の筆者には解りやすい本を購入して読んだが余り役にはたたないようでした。

当に弦楽四重奏曲など聴くと良く分かる、現在にシステムでは弦楽四重奏を聴くにはすこぶる相性が良い。ブラボー!