伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

音楽之友社の発売の「快音」怪音?真空管ハーモナイザーの導入し試聴する。

2018年05月29日 | 真空管アンプ・オーディオ

今回音楽之社より「おまけ付きの本」を購入した。その名も「快音」・・怪音?かもしれない本文は10P程でメインには本体部品が入っている、(オマケ)が中身は製造はLUXMANが手がけたそうである音楽之社本のおまけ付きの本、

真空管ハーモナイザーを購入、果たして音は変わってくるのか・・・・・?

正式には「VACUUM TUBE HARNONIZER LXV-OT6」が此の本体の名称である。

参考資料の解説を読むと、真空管のウォームな音と倍音を付加した深い味わいの音にする・・・?製造は日本を代表するオーディオメーカー「LUXMAN」今も真空管アンプ現行製品を手がけるメーカーでもある。

解説によると、増幅率は1対1なので、音量を上げるものではなく、音に味付けをするものです。例えばCDの音が固い、つまらないという場合にこれを通すとほぐれて、ゆったりと鳴る?

一般的にスペックを上げれば上げるほど音は良く感じたアンプが案外ロースペックだったりする、どうしたら聴いて心地良い音になるのかは疑問である。そんな魔法の箱か?昔から言われた、元来余分なものを加えると音質は劣化する、コントールアンプも使わないのが良いと聞くが?まあ逆に言えば音楽性豊かなコントールアンプがあれば加えた事による音は聴きやすい事となる。

一番価値のある使い方は石のプリメインアンプの前に真空管ハーモナイザーを導入しすることが一番よう方法かもしれない。そこで真空管を通過させた出来上がりの品物が「ハーモナイザー」なるものだそうです。また真空管を交換して音の向上を目指し、オーディオの楽しみも体験できる。

本文に気持ちいい音にして、「もう一度音楽にどっぷりハマってみませんか。」のコピーが興味をそそる・・・?

機械音痴の筆者にも意外と簡単に組み立てできる、工具もプラスドライバー1本あれば組み立て可能だ、組み立てというより、説明書を読みカバーを取り付ければ終わる程度で簡単作業で30分程で完成する一応躯体にはLUXMANの表記があり、付録の小冊子を見ると多少の期待ができるかも・・・

価格は13,000円で消費税は別途となっていて売り出して間もないのに現在、Amazonでは早くもプレミアム付きで販売中である(笑)。

早速組み立て、接続して取り付けて聴いて見ました。果たして音が出るのか?心配だ!

・・・・・・・・電源を入れ音出しまでは緊張します・・・・・・・・・・

小冊子の案内には「真空管の良いところを再生音にプラスするという考え方」と唱ってある御茶ノ水のディスクユニオンは店頭にて本品を追加注入して試聴して好調な感じを報じているようです。この小冊子は、実にけしからん事を書いてある、プリ管は自分の好みで交換するのが良い?真空管の値上げが目的か?

(付属するのは中華製安価な割には一般的には聴きやすい)要するにギター用のプリ管ですが考えて見れば、いくらプリ管でもビンテージ管なら相当高額になる、本体より高いかも・・・?

このハーモナイザーはこの添付のプリ管でチューニングしてあるのだろうあか・・・?ビンテージ管に変えればそれなりのチューニングが必要か・・・・疑問は残る?12AU7(ECC82)なるMT菅の種類は大変多く、例えば当時発売していた未使用管のMullard 真空管は1本3.5万円の価格が表示されている、

後日簡単にできるチューンアップを教えて頂くが、後日掲載します。まさに真空管の秘密です、簡単に言えばCD盤の音をレコードで聴くような感じで聴ける、その辺りが真空管の良さを引き出す感じですかね?

最終的には下記の様なヴィンテージ管を購入してしまいましたが・・・・(笑)簡単に10万円程の予算が必要で玉転がしも大変である。

此の他に国産のTOSHIBA、松下、マツダ、日立、NEC等も購入してしまったのですが・・・・・(笑)矢張り一本のプリ管でどこまで音質が変わるのかは大変興味深いところです。

疑問は残るが、プリ管の足をアルコールでよく清掃して差し込み通電する、最初はハム音がするがしばらくして時間がたてば消える又プリ管を新品に交換すると同様の音がします。

ここで真空管の足部分の清掃は歯ブラシで歯磨き粉を付け良く清掃し後は水洗いと同時に歯磨き粉も同時に洗い流し後は接点回復液で清掃が一番綺麗になるようです。新品のプリ管は少なくとも電源を入れ半日程すると音が落ち着くようです、音質もある程度は時間が必要ですが、見た目は小さなガラス越しの窓から真空管がみえるのも良い雰囲気である。それと一番肝心なことは真空管のため鳴らし運転は必要で、プリ管を交換しての音質は疑問だが最低2〜30時間の時間経過は必要に思う、特に新品はその傾向が強い。昔と違い後ろからLEDで照射し見た目にも良い雰囲気が伺える、昔筆者は、真空管のア(technics30A・40A・ラックスMQ60・注文した真空管モノラルパワーアンプ等)を使ってましたので、今思えば何故か懐かしく思える。

MT管のエージングは必至で最低でも20時間程は必要のようである、安定した音質はエージングは欠かせません。

真空管は中華製でギターアンプとして売られているものが付いているそうです、プリ管も千差万別で価格もピンからキリで高額なビンテージ物はウン万円もするそうだ、TELEFUNKENなどの刻印付きは高値の花です早速結線して音出しを試みる。結線に使用したアナログケーブルはWEを使用する、ベルデンが良いのか?疑問はつきまとうが取り敢えず音出しまで実施する。電源を入れ小一時間ほど過ぎてからテスト音を出す、中華製の球も意外と綺麗?な音がする、

驚いた事に試聴すると何故か懐かしい様な音である、石のアンプでは聴けないようなノルスタジーのある懐かしい音が鳴る、何故か若干ではあるが自然の低域が鳴るように感じる・・・・?

一応接続部分は接点回復剤を塗布し周りの余分に付着したところは拭き取った、これが一緒に同封されている、真空管です、中華製品ですが・・・笑えるのはCHIINA(支那)の表記笑う!この程度の球で音質が向上するなら、ビンテージ球はさぞかし良いのかも知れない・・・・愚問かな?

現在ロシア製の球が意外と安定して来たそうですので、一般的にはエレハモ辺りが良いかもしれない?と思うのが此れがこの世界の泥沼にハマる入り口なんです、筆者のように不定期な仕事をしていると自由の時間がありそうで、実際はあまり無いのが現状なので、球の交換程度と思ってしまう・・・

「玉転がし」は高いものになりそうである、でも3〜4種類は聴いてみたいですね!国産品と海外製品との違いも面白く、筆者は意外と一般的に良さを感じたMT管は国産品の東芝製、松下製が塩梅良く鳴っていました。

真空管の足の部分は、特にアルコールで良く清掃し勿論接点回復剤を塗布しました。特にベートーベンの交響曲等は実に快く鳴るようだ、ハンス・クナッパーツブッシュのワグナーも良い、

薄暗い部屋で見ると小さな12AU7管の赤い火がノルスタジーを感じる、視覚的にもいい感じ実はこのプリ管の下部にLEDを仕込み一層雰囲気を盛り上げている心遣いは付録とは思えない嬉しいのはCDがレコード盤の音に近くなった様に感じる。

ハイレゾにも効果はある躯体の雰囲気も真空管が見え筆者にはレトロ感があり好印象です。音は兎も角雰囲気が良い(笑)

此れは筆者がよく聴く古い演奏者のCD音楽を聴くのには、必需品かもしれない・・・?

特に全体的に声がシャ・シュが違う、ワグナーの声は実に自然な感じが伝わる。すごく微妙な違いがでる、例えば五輪真弓のCD「恋人よ」など聴くと実に自然に聴こえる、五輪真弓独特の透明感が出る。

それと久しぶりに かぐや姫の「神田川」なども実に自然に聴ける、何故か妙に聴いてしまった。

注意事項は付属する真空管の足はアルコール等で良く汚れを落とし接点回復剤を塗布して差し込むことは重要です。

解説には12AU7を交換するだけで音の改造が簡単にできるのが嬉しいまたその種類も実に多く、

TELEFUNKEN ECC82・MullsrdのECC82等は興味深い、実はこのMullsrd管は安価で慌てて注文した結果ロシア製のまがい物と判明AmazonMullsrdの偽物、比べると国産品に劣る様である!

むしろ東芝・松下・NECなどの国産品も良いそうです。特に国産品は解像度が高い様です、欠点は録音が悪いと露骨に出るところがあるようです、現在の製品より国産品のMT管は音質その他支那、ロシア、チェコ製よりよい結果が得られたが未使用品は意外と価格は高騰しています。

又意外と価格が手頃なSIEMENは狙い目かも知れない?金額も購入可能なようですが流石、TELEFUNKEN刻印付きはは高額のようです、特にTELEFUNKEN E802CCは高額の花ようです。

因みに、TELEFUNKEN E802CCは三万円ほどで売買している状況です。SIEMEN、TELEFUNKEN管は偽物無も多く、見分け方は裏側に刻印があり偽物も多く、最も偽物が多いのはMullsrd製で注意は品薄で価格が相当高額です。信頼できる新空間パーツ屋さんで購入をお勧めします。

余談ですが、写真アップのために真空管の写真の切り抜きは意外と面倒でした、(笑)!

昨日も仕事で大泉学園の方面に出かける、途中停車駅に石神井公園があり静かな公園がある、当時は五味康祐氏もこの石神井公園界隈に住んでいたようです。

筆者も大泉学園は40年前に住んでいたが、偶に石神井公園は散歩に行ったところです、

 

それと先日注文したジョコンダ・デ・ヴィート(Gioconda de Vito)CDが配送された彼女は、僅か20年にも満たない活動期間(1942~1962)でありながら、

その大らかながらも緻密さを併せ持つ特異な芸風から、彼女がEMIに残した音源を聴くジョコンダ・デ・ヴィート()イタリアのヴァイオリニストです

中流の葡萄園主の娘として生まれ、バロックから近代まで演奏範囲であるが、しかもごく一部の曲に限られ、中でもバッハとブラームスを最も得意としたらしい五味康祐氏「西方の音」に掲載のブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108は絶賛している。

 

 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」

  1 I. Vivace ma non troppo_10.36

  2 II. Adagio_8.13

  3 III. Allegro molto moderato_9.05

 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調作品108

  1 I. Allegro_7.41

  2 II. Adagio_5.02

  3 III. Un poco presto e con sentimento_3.00

  4 IV. Presto agitato_6.00

 ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)

 エドウィン・フィッシャー(ピアノ)

 Brahms: Violin Sonata No. 1, de Vito & Fischer (1954)

ブラームス ヴァイオリンソナタ第1番 デ・ヴィート&フィッシャー 

ジョコンダ・デ・ヴィート(1907~94)は、“ヴァイオリンの女王”とまで言われた人。イタリア人特有のカンタービレも行き過ぎず、鳴らし方を熟知した彼女のヴァイオリンは、どこまでも気品が高い。巨匠フィッシャー(1886~1960)との共演は歴史的な出来事でもあったようです。

 

確かにラックスマン製の真空管ハーモナイザーを仲介して聴き出し、2時間後以上過ぎたあたりから、最初の聴き出しより音源が近づいた感がある、CDの音が質のよいレコード盤を聴くような感じの音になってきたような気がする。

ジョコンダ・デ・ヴィートの奏でるヴァイオリンの音が実にシックリ聴こえる、定価13,000円(消費税別途)の付録は結構楽しめ、色んな事もあるとは思うが音の変化は面白い、

この先、真空管が馴染むのにある程度時間は経過しないと詳しいことは分かりませんがヴァイオリンのジョコンダ・デ・ヴィートが止まりません、(笑)

今後ビンテージ管に繋ぎ変えどのようは音に変化するかは実に興味深いところです。このように聴き出し音が良くなると、ラックスマン製の真空管ハーモナイザーは手放せません(笑)

と同時にほんの微かに今まで平面的な音から立体感のような奥行きが感じられるような気がする?

早速ECC82・12AU7の真空管を出来ればビンテージの他社の物と入れ替え確かめなければ・・・欲求が高まる音の微妙な変化が味わえるのかも知れません、このようなプリ管1本で変化する・・・此れは大人のおもちゃですヨ!

現在他社の12AU7を仕入れ中です、もし音質等変化すれば報告させていただきます。今の状態でもほんの微妙にヴァイオリン(特に弦楽器)ユニゾンが美味しく鳴ります。

これは開けては行けない扉を開けてしまったかも知れない・・・?特に最新のハイレゾの音、PC関係のソフト、CD等の音楽を聴くにはは効果があるようだ一旦ハマると、オーデイオはすぐには出られない迷宮の世界かも知れない。

筆者は現在使用する真空管にゴムのような材質のカラスの鳴り止めを付けて試聴するが、聴き込めばこのゴムは取り除いて聴く事が好いと思われるように感じた。ブラボー!


平均律クラヴィーア曲をエトヴィン フィッシャーの演奏で聴く

2018年05月22日 | バロック音楽・オーディオ一般

旧約聖書とも言われる平均律クラヴィーア曲集(Das Wohltemperirte Clavier)J.S.バッハがが作曲した鍵盤楽器のための作品集、について再度見直しました。
1巻と2巻があり、それぞれ24の全ての調による前奏曲とフーガで構成されている。

第1巻 (BWV846~869) は1722年、1720年にバッハは1冊の音楽帖を書き始める。これは長男のフリーデマンが9歳になってクラヴィーアの練習を始めさせるために書かれたもので、長男の成長とともに充実されていったが、やがて 「インヴェンションとシンフォニア」(BWV772~801)と「平均率クラヴィーア曲集第1巻」(BWV846~869)に発展していく。


J・S・バッハのクラヴィーア曲集(1722,44)。原題《Das wohltemperierte Klavier》。

第1巻、第2巻があり、それぞれ24曲で構成され、すべての長調・短調を用いた前奏曲とフーガから成る。

バッハは第1巻の自筆譜表紙に次のように記したものがある、指導を求めて止まぬ音楽青年の利用と実用のため、又同様に既に今迄この研究を行ってきた人々に特別な娯楽として役立つために、当にこれぞ真の教育者であろう、バッハの曲の凄さは教育曲なのにそれぞれ聴いて美しく、楽しくさせてくれるただの教育曲でないところが素晴らしい所のようです、第2巻には「24の前奏曲とフーガ」とだけ記した。

現代においてもピアノ演奏を学ぶものにとって最も重要な曲集の一つである。

この曲集とベートーベンのピアノソナタを、それぞれ、音楽の旧約聖書と新薬聖書と呼び、賛賞しているようだ。

第1巻(Erster Teil, BWV 846~869)長短24調による前奏曲(Preludium)とフーガ(Fuga)からなる曲集。1722年成立。

単独に作曲された曲集ではなく、その多くは既存の前奏曲やフーガを編曲して集成されたものである。特に前奏曲の約半数は、1720年に息子の教育用として書き始められた「ヴィルヘルム・フレーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」に初期稿が「プレアンブルム」として含まれている。

様々な様式のフーガが見られ、中でも3重フーガ(嬰ハ短調 BWV849)や拡大・縮小フーガ(嬰ニ短調 BWV853)は高度な対位法を駆使した傑作とされる。この他に、クラヴィーア曲としては「フランス組曲」(BWV812~817)等がこの時期に書かれている。

第2巻(Zweiter Teil, BWV 870~893)

長短24調による前奏曲とフーガからなる曲集の第2巻。

第1巻同様に単独に作曲された曲集ではない。初稿を伝えるものを初め、多数の原典資料が現存する。

ロンドン大英博物館に現存する自筆浄書譜は1738-42年頃に書かれ、1742年に完成した。

しかし弟子のアルトニコル(Johann Christoph Artnicol, 1719-1759)による1744年の筆写譜は、バッハによる散逸した修正稿に基づくものと考えられている。

新バッハ全集(Neuen Bach-Ausgabe, NBA: V-6/2. Durr校訂, 1995年)は曲ごとに自筆譜と筆写譜のどちらを採用するかを決め、従となる譜も併録する方法を取っている。

練習曲としての性格が強かった第1巻に比べ、より音楽性に富んだ作品が多くなっており、前奏曲にはソナタに類似した形式のものも見られる。フーガにおいても対位法の冴えを見せ、二重対位法を駆使した反行フーガ(変ロ短調 BWV891)などは「フーガの技法」に勝るとも劣らない高密度な作品である。

第2巻 (BWV870~893) は1742年に完成した。

筆者も今までに色々な演奏家でこの曲を聴き楽しんできましたが、今までは此の頃の楽器を使ってのチェンバロ演奏が多く、チェンバロも音色も好きで聴いてきたが、考えて見ればチェンバロと言う楽器も近年レプリカで制作され演奏するようになったので、チェンバロの無い時代はやはりピアノで代用していたわけですネ!

特に音質には問題はあるがWanda Landowskaの演奏等は実に素晴らしい、音質は悪いが・・・彼女はパリでチェンバロによる最初のリサイタルを開いた。

ピアノ製造会社のプレイエル社が彼女のために近代的なメカニズムによる大型チェンバロを作ったこともありやはり今聴いてもWanda Landowska素晴らしい演奏ではある

そしてRalph Kirkpatrick Gustav Leonhardt、Zuzana Růžičková、Ton Koopman等は良く聴く演奏家である若い頃はやはり、古い楽器演奏はあまり無く、でも当時のチェンバロでの演奏が良いと思い、ピアノではあまり聴かなかった。

近年やっとピリオド演奏とかと独自の古楽器の演奏も注目されているようですが・・・・

最近になりJ.S.バッハの曲をピアノ演奏も聴くようになりVladimir Ashkenazy、Angela Hewittなども聴いているが偶然ネットからエトヴィン フィッシャー Edwin Fischerのとこを知る古い録音(モノーラル)であるが、未だ鑑賞には堪える。

録音の鋭さより、演奏の素晴らしさやユニークさを楽しむ人には良いと思う。

Edwin Fischer : Das Wohltemperierte Klavier, Book I, BWV 846 (Bach) 

筆者も大変無知で呆れるが、此の演奏家は名前は聞いたことある程度でしたが全く内容を知らなかった。早速iTunesで検索すると、多くの配信がある!

この様な古いレコードまたはCDの再生は古いタイプのスピーカーで聴くと味がでるのか凄い疑問だ?

再生装置によっても受ける感動は違う、LPレコードのモノーラル等はortofonのAタイプのモノーラルのチョイスもあるが最近はハイレゾ、CDとソフトも進化してオールドファンはどの様な装置が良いのかかなり迷う処ですが、音質重視の装置で聴いても何か味気ない、最近の悩みです。

勿論今から80年前の録音ですので勿論モノーラルです。でもそこにはバッハが聴こえる生で聴くことができない私たちにとって大きな遺産だ、折角なら少しでもいい音を求めたくなる。

今は、ただじっと聴き、心に染み入ってくる愛と美を、感謝と共に受け取る事しか出来ません・・・・

Edwin Fischer - Bach 

エトヴィン・フィッシャー Edwin Fischer(1886.10.6 - 1960.1.24) スイスのピアノ奏者,指揮者。元・ベルリン高等音楽学校教授。バーゼル生まれ。フーバー、クラウゼに師事する。1905~14年シュテルン音楽院教授、31~33年ベルリン高等音楽学校教授を歴任。

この間’28年よりバッハ協会指揮者として指揮者活動も始め、フィッシャー室内管弦楽団を組織し、ヨーロッパ各地で演奏旅行を行い、名声を高めた。その後、’42年スイスに帰国、ルツェルン音楽祭の主要メンバーとして活躍。バッハ、モーツアルト、ベートーベン等を得意とし、ロマン主義的な柔らかく、温かい演奏で20世紀屈指のドイツ系ピアノ奏者の一人とされた。

特に平均律クラヴィーア曲集を聴けば分かる、全体テンポは聴いた瞬間は少し早めですが曲が進むと速さの事など忘れ平均律クラヴィーア曲集の快い演奏に心奪われる人間性あふれるもので、内面的であると同時に深い音楽性がその特徴として挙げられます。

フルトヴェングラーやワルターといった当時の大指揮者と親交を深める。

また、1932年に室内管弦楽団を組織して、ピアノを弾きながら指揮もした。1942年にスイスに帰り、ルツェルン音楽院で教鞭を執りながら、ヨーロッパ各都市でバッハの没後200年を記念して鍵盤楽器用協奏曲全曲を演奏するなど、活躍を続ける。1955年演奏活動引退。勿論クラヴィーア曲 全集は購入してみました。

それと3枚組の平均律クラヴィーア曲集も一緒に購入して早速聴いてます

Edwin Fischer plays Bach Concerto no. 5 in F minor BWV1056 

E.Fischer EMI Recordings(12CD)にはここの5枚のフルCDはフィッシャーの華麗なバッハの解釈に捧げられています。

ブランデンブルク協奏曲第5番D; 3つのキーボードのためのCの協奏曲; 

ハープシコード・コンチェルト; 

Cマイナーのファンタジア、Dマイナーのファンタジアとフーガ。モーツァルトのピアノ協奏曲第20番「Dマイナー」の参加作品。

ピアノ協奏曲第25番(C)DのRondo、GのMinuet、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番とピアノソナタ第23番より、Schubertの4 Impromptusと6 Moments Musicauxから、ブラームスのピアノ協奏曲第2番「フラット」フルトヴェングラーの交響曲第4番「交響曲」よりが収録されています。

此の時代の有名はピアニストはヴィルヘルム・バックハウス(Wilhelm Backhaus,1884.3.26 - 1969.7.5)彼もも同じ時代に活躍していたが、控えめなエトヴィン・フィッシャーは余り知らなかった。

云うまでもないが、その後バックハウスのベートーベン109も聴いた、最近はかなり前の演奏者ばかり聴いているような気がしますが、音質も優れませんが一度は聴いて見ても良いと思いますので・・・・・・

イタリア生まれのヴァイオリニストの

ジョコンダ・デ・ヴィート(Gioconda de Vito)とのブラームスは有名です。

イタリア生まれのピアニスト

のマリア・ティーポ(Maria Tipo)は後々紹介しようと思ってます

今我が家は雑草からバラの花が咲いているのでカットで入れてみました、ブラボー!


TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)でダビッド・フレイのショパンを聴く

2018年05月16日 | クラシック音楽・オーディオ

先月から意外と仕事と天候不順により風邪引きで苦労したがどうやら体調も回復した、昨夜で仕事も一段落、休息を取る。

朝は、先日購入したハワイコナ珈琲を挽き淹れたてを頂く、焙煎した豆を挽くと実に良い香りがする、現在ハワイのキラウエア火山の噴火で今後のコナコーヒーに影響はあるのか・・・?心配である。

昔ハワイ島で飲んだコナコーヒー製造所のワンビーンズは実に美味かった、あの時の匂いが蘇る・・・香りは独特の上質の香りがします。そう豊かな香りの良い上質な甘味がする葉巻の香りがする間違いなく、昔ハワイ島の現地で飲んだ香りが漂う・・・・・コナコーヒーです。

高島屋で購入のハワイコナ独特の味を楽しむ、自宅近くの珈琲専門店で買うハワイコナと味が随分違う、全くの違いに驚く!客は文句を言わないのか?

疑問である・・・

香り、味、飲んだ後の余韻・・・焙煎方法が違うなか?全く不明・・・これが、あのコナコーヒー?それともハワイコナの豆の割合の違いか?でもブレンドはもっと安価だ。高島屋の物は価格も倍近く違う現在珈琲業界は第4次珈琲ブームに突入したようです・・・益々新しい珈琲が増えるのは楽しみです。

 

先日五味康祐氏の「人間の死にざま」の文中でこの様な内容に興味深く再度読み返しました。

五味先生のオートグラフとは比べ物にもならないが、筆者もTANNOY好きで、最も安価な物ですが昔苦労して入手した、TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)を未だ大切にして聴いている。

一般的にはChevening以前のTANNOYをヴィンテージのタンノイと言うらしいがTANNOYの工場火災が発生以降、ファウンテンが心臓発作に倒れ彼が保有する株式は売却され事実上倒産か?其れを米国のハーマン・インターナショナルに会社に身売りし一時盛り返しその後2002年にTCグループの参加となり現在に続きTANNOYの名前は未だに販売を続けているようです。

 

オーディオにおけるスピーカーTANNOYは英国では比較的新しいメーカーであるそうです、英国のオーディオの歴史は古く昔から音楽輸入国としても有名である、昔は音楽は楽譜を購入が作家の収入源とも聞く、オーディオ機材は最初は、グットマン、ワーフデールが注目されていたようです。

勿論五味先生も当初はAXIOM301を鳴らしていたようですが相当苦労されたようです。

TANNOYをと言うよりオリジナルオートグラフを最初に日本に持ち込み紹介したのは五味康祐氏と聞く、生前TANNOYのオリジナルオートグラフを持ち込み創案したフォンテーン氏に会うために渡航するが、急病でフォンテーン氏が倒れ渡航手続き済ませた後なので、急遽LONDONのTANNOY工場見学にいった内容です。

勿論筆者も一度どの様な工場で造られているか大変興味深く?もう過去のことなので五味氏の文章より想像するしかない 『実見してその工場のチャチなのに二の句がつけなかった裏町の町工場もいいところだ。名機と讃えられるスピーカーがこんなむさい場所で造られるものか、もっとも英国DECCA本社を訪れた時、その規模の小さいのに唖然とした・・・途中略

工場で働く人は半数は黒人だった。ちっとも構いはしないが、彼女らの品下った、まるで娼婦が足をあらって工場に勤めるといったそれも自虐落な性分は改まらず、卑猥なお喋りを絶え間なくつづけながらスピーカーの生命ともいうべきコイルを巻き、ナットを締めている。』

 勿論工場は火災で失い筆者所有のCheveningは(薄手の西ドイツ・クルトミューラー社製コーン紙を使用できるように再設計された新型ユニットHPD(High Performance Dual concentric)シリーズを開発TANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)はそのような時代に製造されたようだ。

 

ところで筆者所有のCheveningは右左のパーツが違うようだ、しかし上記の様子を読めば当時の事は想像はつきます、余りにも手抜きの組立ですが、製造検査は合格している。

その様な作り方をしたオリジナルTANNOY IIILZ in Cabinetも国産箱の物よりオリジナルが音質が良いと五味先生は好評されている、勿論国産箱入りはオーディオショップでしか聞いたことはなく音の違いは未だ不明です。以前ステレオサウンド誌でIIILZの記事での事が掲載されたいたので夢中になって読んだ記憶が残る。ラックスの真空管アンプの38Fとエンパイアのピックアップと IIILZの組み合わせの音を絶賛していた。「黄金の組み合わせ」と命名されていた。

勿論現在もプリメインのラックスの38Fは未だ販売するロングランな機種である。 現在はデザインも発売時の雰囲気を残す真空管プリメインアンプLX-380
伝統的なノブのレイアウトと木箱ケースが懐かしく感じる。

サインのあるシールがエンクロージャーに添付されているので間違いは無いCheveningのエンクロージャーは筆者が塗装し直し現在は両方同じようにしました。

此のエンクロージャーは同じ様に補修し整備したのですが現在は箱の交換を行い、当分お蔵入りになる予定です。

以前英国人は大変ケチな人種でオーディオに大金を投入する事はしないと聞く、勿論オートグラフ等は特殊と言われたようであり、東洋の日本でTANNOYの売上が多くびっくりしていたのであろう、製品にもいい加減に出荷して、工場管理も良い加減であったのであろう、日本人が想像する、三菱、日立のスピーカー工場と同じTANNOYの工場との違いの差は全く想像と違うのであろう。

勿論ジムランの4344のスタジオモニターも数多く売れ、アメリカのJBLは日本には多くのスタジオが多いのと思われたそうで異常事態が起こっていた事は事実であり、確かに狂った様に高額商品が売れた狂った時代だったのであろう。

でもマイナーチェンジは実施して、小さな改革は行われたようでインピーダンスを8Ωに変更したりエンクロージャーはバスレフ方式(以前は密閉型)となっており、幾分低域が出るようになったようです。

不思議なことに疑問は右と左の部品パーツが違ったり、サランネットを外すと片方は黒に塗装されて、もう一方は塗装されてなかったり。検査がいい加減なのか音は同じの為良かったのであろうか、疑問がつきまとう。

又スピーカーターミナルのプラグは右左違った物が付いている。此れでも一対なのが呆れる、

此れが日本のメーカーなら出荷出来ないであろう商品なのだ。

それでも明記として購入された方も多く日本でTANNOY IIILZは売れた商品なのであろう、40年以上前の商品ですが、メンテナンスを行い出荷時の状態に戻せば又あの美音を聞くことは出来ると思っている。

其れでもCheveningを聴きアンプがどうの、カートリッジがどうの・・・と云うが此れで音が悪ければ怒るが、まずまずの音で聴けるので文句も言えまい。

40年以上経過してしまったCheveningを未だ大切に聴いています。

アンプも本来なら火屋のアンプが良いのは事実だが、どうも好きななれない中国製、ロシア製の火屋ならと、現在は石のアンプを使っている。でも石のアンプでもアンプの違いの相性はあるようです。

友人もたとえ火屋を揃えても火屋を変えると音も違いメンテナンスが大変と云う、機械音痴の筆者には火屋のアンプを維持することは、どう考えても無理の世界である、メンテが出来ないであろう(笑)

ただ、Cheveningへの不満もある、好きなワグナーなどは最初から低域不足がつき纏う迫力ある演奏のフランツ・コンヴィチュニー(指揮)のベートーベンのオケなど、まるでお手上げ状態です

そのような不満解消に、師匠筋のY氏より今回AXIOM80の箱を頂き、やっと整備して、今回10吋のHPD295を移植する、勿論銘機のAXIOM80と穴の寸法は同一の10吋、アンテークな佇まいと落ち着いた雰囲気を醸し出すAXIOM80 ARU付です。IIILZのユニットがピッタリ嵌まるんです。

昔の説明書を読むとこの箱は ARU付がミソのように書かれているようです。 ARU付だけでも表彰物のようですこの際スピーカーターミナルも新しい物に交換する予定です。

早速注文したが?ハンダ付けの技術は経験不足のため自信はないが試みます。

最新も機器も聴いては見ましたが、少人数で奏でるアンサンブル、等の演奏を聴くと、特に陰影のある小編成の演奏、古楽器を使った演奏、チェンバロソナタ、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ等の弦楽器は十八番でCheveningの独壇場である。確かに箱が大きくなりホール感に圧倒される音に変化した。

最近感じた事は、色々調整しコード、アンプ等を取替てみるとピアノ演奏も良く聴こえる、ピアノソロの残響感の素晴らしさでも、群を抜いている。

でもピアノをクリヤーにしすぎるとヴァイオリンが宜しくない、その辺りのさじ加減が面白い、音いじりの腕の見せどころかも知れない。

 

ショパンと言えば、ウラディミール・ド・パハマンVladimir de Pachmannが最高とされているがしかも最近は最新の録音技術で蘇っている、筆者もパハマンは何枚かは所有している

パハマンの演奏はパハマンはまた奇人として逸話の多い人で、演奏中ブツブツと呟いたり、演奏の前に前口上や自由な和音を入れたりして、それらが一部の録音に残されているのも楽しい。

最新のCDでこれまで記録された最高のピアノを聞くことができる、やはり感動ものだ。

パハマンノクターンショパン

 

最近のピアニスト、ダビッド・フレイ(David Fray)などは更に良く聴こえる。

1981年生まれフランス人一口にノーブルな美しさを持ったピアニスト。

演奏はとても雄弁で、キラキラした音色も見逃せない。こうして色々聞くと解るが、10吋のTANNOY IIILZのユニットの深い味わいは今も現役である。

David Fray records Chopin Piano Works: Mazurkas, Nocturnes, Farewell Waltz 

容姿端麗なだけでなく、一度聴くと他の曲も聴きたいと思わせる不思議な魅力がある。

筆者などは昔から進んでショパンは聞かなかったが、TANNOYのユニットで聞くようになり改めてピアノの音に再度興味を覚えて事は事実です。ピアニストとして揺るぎない幹を築きはじめているフレイが、勿論バッハも良いが、ショパンを聴き、独自のピアニズムを味わう、独特な解釈、確実なピアニズムで高い評価を得ているピアニストショパン作品集。

バッハ作品のレコーディング(パルティータ)において、その独特な音楽性に注目が集まったフレイ。モーツァルト、シューベルトを経て、ピアノ作品の中でも人気の高いショパン作品のレコーディングに挑んだそうである。

筆者のTANNOY IIILZ in Cabinet(Chevening)の歴史を考えてショパンを聴くと最初姉にピアノの手ほどきを教わったショパンの曲が愛おしく聴こえる。

スピーカーターミナルの注文もしたので今月は暇は時に待望のAXIOM80にアッテネータから交換工事に入ります。ブラボー!

追伸

庭にバラの季節が来ました、それとやっと蔓バラの良い写真が撮れました。色も薄いピンクが実に綺麗!

庭には昨年購入の黄色いバラの蕾が大きくなりだしました。

此のバラの開花が楽しみです。


J.S.Bachの息子の教育用に作曲したいわれる、6つのトリオ・ソナタBWV525〜530を違う演奏で聴く

2018年05月10日 | クラシック音楽・オーディオ

最近仕事も忙しく、又天候不順のためか風邪で珍しく病院に行く、咳もおさまり仕事も一段落の様相です風邪の治りは良くなく、全体に治りが遅い、やはり歳を感じます。

庭先には昨年京成バラ園にて購入した蔓バラが花を付けまだ蕾も次々出てきます、蔓バラにしては花が大きく残念な事は花がさく頃には大きい花で満開になると下を向いてしまう、色も淡いピンク色でとても可愛らしい。

今次々と蕾が出て当分バラの花が楽しめる。花の咲く時期は長く続くようです

午後から晴れ早速写真を撮ってみる。最近修理から戻ったカメラにて撮影この様な薄いピンク色は撮り方が難しいです!

庭にはまさにバラが蔓を這わせ古い我が家も豪華に見えます。

蔓バラの花の時期は蕾も未だ沢山ありますので今後当分楽しめそうです。

本日はやっと午後から暇になり久しぶりに音楽を楽しみます。今月は「キリストの昇天」を記念し祝う。昇天祭だそうです。

此の昇天祭のことが『父の日』になったそうですが、ご存知でしたか?

昇天祭には関係ないが筆者が大好きなバッハのトリオ・ソナとを聴きます、

6つのトリオ・ソナタ BWV525-530は、Johann Sebastian Bachが作曲したオルガン曲集である。勿論室内楽作品としても人気で、様々な編成での演奏、録音が行われています。

アメリカ、フィラデルフィアをベースとするピリオド・アンサンブル、の演奏を聴くテンペスタ・ディ・マーレ(Tempesta di Mare Chamber Players)ディレクターの1人であるリチャード・ストーンの編曲により、リコーダー、トラヴェルソ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、チェンバロ、リュートなどの組み合わせによる、変幻自在のトリオ・ソナタを披露。テンペスタ・ディ・マーレによる、清新で溌溂としたバッハです。

実はバッハの曲の面白さ、音楽性の豊かさはこそ当たりにあるようです。

 

  第1番 変ホ長調 BWV525
  第2番 ハ短調 BWV526
  第3番 ニ短調 BWV527
  第4番 ホ短調 BWV528
  第5番 ハ長調 BWV529
  第6番 ト長調 BWV530

 【収録情報】

 J.S.バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV.525-530(様々な編成による室内楽版)

 テンペスタ・ディ・マーレ

 録音時期:2013年8月26-29日

 録音場所:アメリカ、フィラデルフィア、チェスナット・ヒル長老派教会

 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

オルガン演奏の場合は 右手パート、左手パート、足鍵盤パートが、完全に独立した3つの声部となっており、バロック音楽における室内楽合奏曲の一分野であったトリオ・ソナタ、すなわち2つの独奏旋律楽器と通奏低音の3パートの合奏形式で作曲されたものをオルガン1台で演奏するという、野心的な試みがなされている、このあたりは流石バッハである。

この曲は息子の音楽教育用に作曲されたと言われている。各曲は急-緩-急の3楽章構成で作曲されているが、第4番のみ、1楽章の冒頭にアダージョの序奏部が加えられている。

この辺りがJ.S.Bachの音楽の楽しさのようである、室内楽曲としてみても非常に魅力的な音楽であるため、この曲を敢えて通常のトリオ・ソナタの形式に編曲し直して、ヴァイオリン、フルートと通奏低音(チェンバロと、チェロまたはヴィオラ・ダ・ガンバ)などの組み合わせで4人で演奏することもしばしば行われ、そのような編曲の録音も行われている。

最近忙しく、オーディオ関係の事は小休止していますが、でもオーディオインシュレーターのことで衝撃吸収素材、ソルボセインを購入したが、結果頗る良い広さによって振動を防止する、重さによって振動を防止する下記の素材を購入した。

早速サブスピーカーKEF Q300使用してみましたが意外と効果があり、他にも使用する。

そこでAurex SC-M15/SC-M15に3センチ角に小さく切って使ったソルボセインを使用勿論レコードプレイヤーにも使ったが高音が澄み、音がしっかり聴こえる音の輪郭がしっかり聴こえる勿論TEAC MA-7にも使用する、実に良い音になる。そんな事をしながら聴くと全体的に音が締まるメリハリが良いオルガンも良くなって聴ける、嬉しい悲鳴です。全体に音がしっかりしました。

特に高域が美しく鳴る、音がしっかりし、全体に音質が向上した為か特にオケに効果大である。

 

しかし色々この曲トリオ・ソナタを聴くとやはり基本はオルガン曲が良い自然体で奏でるトン・コープマンのオルガンも聴いて見ましたがやはりオルガン界の巨匠ヘルムート・ヴァルヒャ(1907-1991)の熱演が圧倒的に良い、バッハの鍵盤曲作品を全曲暗譜で弾くと(勿論オルガンも含め)言われた盲目の演奏家。

1947年から1952年にかけてレコーディングしたバッハのオルガン作品全集。

Helmut Walcha - J.S.Bach - Trio Sonata No.1 in E flat major, BWV525 - 1. Allegro 

第二次大戦で深刻な打撃を受けたドイツですが、ヴァルヒャとアルヒーフのスタッフたちは厳しい環境の中で収録作業をおこない、打ちひしがれたドイツ国民を音楽で元気付けるべく、ドイツの象徴ともいえるバッハのオルガン作品全集の制作を敢行したと言われています。

その気迫とゆるぎない構築力、祈りにも似た瞑想の深さには、当時の社会情勢とヴァルヒャの芸風が重なってみえるかのようで、世評高いステレオの全集とはまた違った魅力をこの全集に与えているものと思われます。

なお、音質はさすがに古さを感じさせるものの、この時期のモノラルとしては上質なもので、ヴァルヒャが選んだ北ドイツの歴史的なオルガンの音色の魅力を堪能できます。

即興演奏の大家でありながら、決して装飾音過多に陥らなかったヴァルヒャならではの、吟味された音による含蓄深いバッハが味わえる歴史的な名盤といえるでしょう。

聴けば解ります、ヴァルヒャのバッハが一番バッハに近いのでは・・?と思う・・・・?

後一人のお薦めは

デイヴィッド・ニューショルム (devid newsholme)1583年生まれ。1625年没。

英国の作曲家、オルガニスト。「最高の指を持つオルガニスト」と呼ばれ、ウェストミンスター寺院のオルガニスト、ジェイムズ1世の私室ヴァージナル奏者として当時の頂点に立つ音楽家。作品はアンセム、マドリガル、オルガン、ヴァージナル等多数。

ここでオルガンを演奏しているニューショルムはウースター大聖堂の聖歌隊で歌い、ソールズベリー大聖堂のオルガン奨学金を得て、その後はカンタベリー大聖堂のアシスタント・オルガニストと女子合唱団の音楽ディレクターを務めている人です。丁寧な音作りに定評があります。

少し古いがCDで聴く限り実に良く聴こえ、一度は聴きたい(devid bewsholme)のCDでした。

久しぶりに音楽に浸り風邪が早く治るますように、J.S.Bachにブラボー!