伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

アンジェラ・ヒューイット/ダニエル・ミュラー=ショットの演奏でベートーヴェン: チェロ・ソナタを聴く。

2024年06月11日 | クラシック音楽・オーディオ

例年の如く菖蒲の花が咲き出す、以前水郷潮来あやめ園見学に行った時購入した菖蒲が先始める、記憶では5種類ほどの鉢を購入し今後徐々に咲き出すのであろう。この時期は次々に咲く花があり楽しみな時期でもある。

この様なチェロ・ソナタを聴くには筆者のTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetのエンクロージャーは水を得た魚の如く実に素晴らしい音が鳴るのだ、以前も色々なベートーヴェン: チェロ・ソナタも取り上げたが筆者の優れた一枚に残す出来栄えある様に思う。
今回ファツィオーリピアノ演奏でのベートーヴェンは初めてではあったが切の良い音は切れ味鋭い音とよく合っている様に感じた。



最近聴くピアニストのイタリアの銘器"ファツィオーリ"による新作を目にする、若干派手な音質とも思えるが私好みの音が奏でるバッハの演奏が実に心地よい。ファツィオーリの音質は僅かに高音が煌めく様に聴こえる音はクリスタルの様でもあり何方かと言えばベートーヴェン以前の演奏に向く様におまうが・・・

以前この二人の共演は今回で2度目である、2006年録音の当時若手注目NO.1 チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショットとバッハ弾きとしてますます評価が高まっているアンジェラ・ヒューヒットによるバッハ・アルバム。バッハをあれほど弾き込んでいるヒューイットですら、このガンバ・ソナタを録音し新たなバッハを発見したというほど、この3つのソナタはバッハの他の作品と異なる風合いが展開され仕上がりも良くお気に入りのアルバムであった。ダニエル・ミュラー=ショットが愛用している名器1727年製マッテオ・ゴッフリラーとヒューイットが好んで使用しているファツィオーリはともにヴェネツィア出身で気の合うコンビなのであろう。



ダニエル・ミュラー=ショット(Daniel Muller-Schott)ドイツの男性チェリスト。1976年11月22日生まれ。
オーストリアのチェリストのハインリヒ・シフ、イギリスのチェリストスティーヴン・イッサーリスに師事。優れた確かなテクニックと豊かな知性と感性を持った、世界で最も人気のチェリストの一人である。1992年、若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール(モスクワ)優勝。
これまで、ダウスゴー、エッシェンバッハ、フィッシャー、ギルバート、ヒメノ、ハイティンク、ネーメ・ヤルヴィ、キタエンコ、ネルソンス、ノセダ、オロスコ=エストラーダ、ペトレンコ、プレヴィンらの指揮で、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン国立管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、クリーヴランド管弦楽団、NHK交響楽団、シドニー交響楽団等、数多くのオーケストラと共演している。

最近のことであるが「2020年にJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲を全曲録音することを考えています。自分が21世紀に歩んだ20年間の集大成的なマイルストーンにできたらと思って」と語っていたが、未だ発売はされたないが今後楽しみでもある。是非聴きたいバッハのソロは期待します・・・



ヒューイットとドイツの天才ミュラー=ショット!ベートーヴェンのチェロ・ソナタがハイペリオンから登場!
2007 年8 月より6 大陸25 ヶ国という壮大なスケールで開催されている「アンジェラ・ヒューイット・バッハ・ワールド・ツアー」が遂に完結を迎える鍵盤の女神アンジェラ・ヒューイット。当代最高のバッハ弾きとしての評価を確立し、次のステージであるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集の録音に取り組んでいるヒューイットが“バッハ・ワールド・ツアー”と並行して完成させた最新録音は、ドイツの若き天才チェリスト、ダニエル=ミュラー・ショットとのタッグによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ集の第1 巻!



“チェロ・ソナタ”と言うとチェロがソロ、ピアノが伴奏と考えられてしまうが、ここではベートーヴェンの優れた書法や作品の完成度はもちろんのこと、ヒューイットとミュラー=ショットの高い技術と深い音楽性がチェロとピアノをソロと伴奏としてではなく、あくまでも対等なデュオとして音楽を奏でていくことを実現させている。



ヒューイットとミュラー=ショットは、これまでにもレコーディングやバッハ・ワールド・ツアーのコンサートなどで共演を重ねてきており両者のコンビネーションは万全!またミュラー=ショット愛器1727 年製マッテオ・ゴッフリラーとヒューイットが愛用する銘器ファツィオーリが奏でるサウンドのブレンドもこのデュオだからこそ聴ける大きな魅力と言えるだろう。鍵盤の女神とドイツの天才が紡ぐベートーヴェンのチェロ・ソナタ。素晴らしき感動と美しき響きが聴き手の魂を揺さぶる――。2008 年1 月2 日- 5 日、イエス・キリスト教会(ベルリン)での録音。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827): チェロ・ソナタ第 1 巻
【曲目】
 チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1
https://www.youtube.com/watch?v=GnlGD7-O63k
 チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
 チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 Op.69
https://www.youtube.com/watch?v=Xd8H9chb1WY
【演奏】
 ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ)
 アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)
【録音】
 2008年1月2-5日 イエス・キリスト教会(ベルリン)



『ベートーヴェン:チェロ・ソナタ集 Vol.2』
【曲目】
 ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO.45
 チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 Op.102-1
 モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲 ヘ長調 Op.66
 モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
 チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 Op.102-2
【演奏】
 ダニエル・ミュラー=ショット(チェロゴフリラー)
 アンジェラ・ヒューイット(ピアノ/ファツィオーリ)
【録音】
 2009年3月20-23日 イエス・キリスト教会(ベルリン)



今回はベートーヴェンのチェロ・ソナタの発表された、2009年3月、ベルリン、イエス・キリスト教会にて録音。ダニエル・ミュラー・ショットとアンジェラ・ヒューイットによるベートーヴェン、チェロ・ソナタの第1集。ダニエル・ミュラー・ショットは、1976年ミュンヘン生まれ。チェロをハインリッヒ・シフ、スティーヴン・イッサーリスに師事。新進気鋭の若手チェリストだ。それをアンジェラ・ヒューイットがファツィオリで組む。この第1集では特に『op.69 』が素晴らしい。最終楽章は大変な名演だと思う。勿論演奏は輝くような柔らかな美しさに触れると余計にそう思ってしまう。この曲の愛好家には聴き逃して欲しくない演奏であると思った。ブラボー!

連休は自宅にてベートーヴェン:甘味なヴァイオリン・ソナタを考察する。

2024年05月03日 | クラシック音楽・オーディオ


早くも恒例の連休である、一年中お休みが続く筆者は、賑わう処には行かない、海外からの旅行者も多く桜開花時期からオーバーツーリズムが続く様である、後期高齢者になる筆者は他人には迷惑をかけない為にも混雑する連休は自宅でのんびりが一番である。

最低の岸田政権が続けば続く程日本の民度が下がる様であり、余りにも低脳な岸田政治にはウンザリである、先日岸田は米訪した際にウクライナ問題で米国のウクライナ支援担保補償をした売国奴岸田は最低である。ウクライナが破産すれば最低9兆ドルは日本が保証しなければならないのである。国民を経済制裁しても厭わないのが岸田でもある、お決まりの勿論マスゴミ諸氏は全く騒がずこのまま放置しても構わないのであろうか?

庭には毎年咲く蔓薔薇の蕾が盛んであり、先日蕾が多過ぎ剪定をおこなったが、少々開花の時期が迫ったようで写真に収めてみる。



最近オーディオ雑誌に取り上げられていた据え置きタイプのエンクロージャーの設置方法を見ていると、是非補修を試みたい箇所が見つかる。

それは前から気になった自作のオーディオボードの改良を試みる、つまりオーディオボードを補強し後ろ部分(設置面)にカーペット材を布製の両面テープで貼り付け現在設置方法を替えた、TANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetの幅の置き位置を1.8Mから1.5Mに狭くする勿論試聴しながら少しずつ狭くし良い塩梅の所で定位置に定めた。基本的には音は変わらないが今までの音と比べ若干ではあるが中間の音が増した感じになり若干ではあるが音楽が色濃く濃度の満ちた音が聴こえるように感じた。特に擦る楽器には濃度の増した音が効果的の様に感じた。



移動はジュニアの手を借り移動した、狭い部屋での移動と補修は意外と苦労する、位置移動の僅かな変化で意外と音が変わる事にも驚きであった。
位置の移動後はTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetの表面をビーズワックス(蜜蝋)を塗布し目的は木の表面の乾燥と劣化を防ぎます或程度の木目の潤いは必要である。後は乾拭きをして仕上げた。

ランチを頂き午後から色々音楽を楽しもうと思い、早速珈琲豆を曳き淹れる。銘柄は「いつもの珈琲」である。ブレンドではあるが、最近はお気に入りはブレンドが多い、一般的で癖が少なく。豆のカス並びに余りにも細かな粉を取り除き適温(75度)前後で淹れれば比較的美味しい珈琲は何時でも頂けます。慌てずにゆっくりお湯を落とせが良いのである。



大変申し訳ないが筆者が思うにベートーヴェンといえばまず浮かんでくるのが、学校の音楽室に掲げてある、あの厳つい感じの肖像画。ボサボサの髪に非常に鋭い眼差しが怖そうな感じの印象が残るが、コワモテでちょっと野暮ったくて、才気に満ちた感じはするものの、見るからに女性とは縁が薄そうに感じる。実際、57歳まで生きたベートーヴェンは、一生独身で過ごした様である。

しかし彼の曲にはロマンチックたっぷりな曲が記憶に残る、最初聴いたのはアルテュール・グリュミオー演奏の「ロマンス第1番ト長調作品40」「ロマンス第2番へ長調作品50」と記憶する、甘みなヴァイオリンの調べはあの肖像画は決して想像できない。又今回取り上げたヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24「春」等も可成りロマンイックな曲でもある。
そして色々調べて見ると意外に、本人、女性にあまり興味がなかったのかと思いきや、決してそんなことはなく、ベートーヴェンは生涯、何人もの女性に恋をしました。しかし、これについてはたくさんの友人、知人たちが証言しているのですが、ベートーヴェンはけっこう女性にモテたのだそうです。では何故恋愛関係が少ないように思うが、その理由はベートーヴェンが好きになったお相手はほとんどが貴族出身(あるいは富豪の娘など)で身分が違い恋愛関係には至らなかったと言われているそうです。
勿論筆者等も恋愛には縁は薄く結婚もお見合いで結婚出来ましたので人の事は言えた義理も無いが、作品40、作品50、 Op.24「春」等聴くたびにベートーヴェンの肖像画を想像しニヤリとしてしまいます。

偶には変わった所で季節柄も春なので、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタの中でも非常に有名な曲であり、その、幸福感に満ちた明るい曲想から「春」や「スプリングソナタ」という愛称で親しまれている。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第5番(作品24)は、1800年から翌年にかけて作曲されています。とっても有名な楽曲なので、誰もが一度は耳にされたことがあるのではないでしょうか。幸福感に満ちた明るい曲で「春」「スプリングソナタ」という愛称で親しまれています。聴けばお分かりのように春の息吹が感じられるる、又ベートーヴェン自身のヴァイオリンのテクニックは稚拙だったそうで、ソナタの旋律リズムは、ピアノのものが中心になっているそうです。

色々数あるヴァイオリン・ソナタの演奏を選ぶが古い演奏者が多くなってしまった様であるこれは筆者の趣味的要素が多いのかも知れない。


まずは演奏者は特に筆者好みは(フランチェスカティ/カサドシュのデュオは好みでもある)ヴァイオリン・ソナタ第5番の第一楽章から優雅なヴァイオリンの調べから始まる曲は春そのものでもある。



続いてアイダ・シュトゥッキ=ピラッチーニ(Aida Stucki - Piraccini, 1921年2月19日 - 2011年6月9日)は、エジプト出身のヴァイオリン奏者、1916年にデビューして天才少女として有名になり、アメリカで活躍したヴァイオリニスト。

モリーニがアメリカ・デッカ、ウェストミンスターとドイツ・グラモフォンに行ったすべての録音が初めてまとめて発売されます。指揮者のアルトゥール・ロジンスキー、フェレンツ・フリッ・チャイ、ニコラス・ハーサニー、フレデリック・ワルトマン、ヴァイオリンのフェリックス・ガリミール、ヴィオラのワルター・トランプラー、チェロのラー・スロー・ヴァルガ、ピアノのレオン・ポマーズとルドルフ・フィルクシュニーと共演しています。



 「ニューヨーク・タイムズ」紙の音楽評論家ハロルド・C・ショーンバーグが「たぶん今までで最も偉大な女性ヴァイオリニスト」 ”と書いたことに、モリーニは「ヴァイオリニストはヴァイオリニスト。私はそう判断されるべきです。女性音楽家としてではなく」と語ったということです。 
以前購入しCD13枚組ボックス・セット限定盤を以前入手しました。中より

Disc9 
 ベートーヴェン: 1.ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』 
          2. ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2 
 エリカ・モリーニ(ヴァイオリン) 
 ルドルフ・フィルクシュニー(ピアノ) 
 録音: 1961年3月、ニューヨーク

エリカ・モリーニはウィーン出身、アメリカで活躍したヴァイオリニスト「ただの天才児ではなく、驚くべきことだ」と指揮者アルトゥール・ニキシュはモリーニを高く評価しました。



筆者の装置では一番上手く鳴ったベートーヴェンヴァイオリン・ソナタは
ヴァイオリン・ソナタ全集 : ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)カール・ゼーマン(P)であった。確かに弦楽器を聴くにはTANNOYのユニットは誠にうまい具合に鳴る、他にも英国製のブックシェルフスピーカーも持参するが50年以上前のTANNOYユニットの鳴り方は群を抜く様でもある。

ソナタ全曲録音は、1959年、ウィーン楽友協会(ブラームス・ザール)で伝説のプロデューサー、エルザ・シラー女史により行われました。
 ヴァイオリン ・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1 
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2 
 ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3 
 ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調 Op.12-3 23 Disc2 
 ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』 
 ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1 
 ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2 Disc3 
 ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3 
 ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』 
 ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96 【BDA】 
 
 ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン) 
 カール・ゼーマン(ピアノ) 
 録音時期:1959年5月11日~28日 
 録音場所:ウィーン、ムジークフェライン、ブラームス・ザール 
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

録音史上、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの名演は数多くある。フランチェスカッティ/カサドシュ、クレーメル/アルゲリッチ、いずれもビッグネーム同士の共演で豪華な事この上ない。
このシュナイダーハン/ゼーマン盤は、ヴァイオリンは表現の創造元が作曲家に基づく事を充分に理解してベートーヴェンの前にかしずいている。これを聴けば、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタが決して若書きの作品にとどまるものではない、演奏によっては大変神聖な味わいを持つ事ができると思うのであった。


連休は天気にも恵まれ早朝何時もより多めの愛犬「モジャ君」と散歩を楽しんでいます、帰宅し一緒にシャワータイム、軽めの朝食後はのんびりと淹れたての珈琲を頂きながらの毎日です・・・・ブラボー!

ピエール・フルニエ(チェロ)の演奏でチェロの新約聖書と言われるベートーヴェンを考察する

2024年04月05日 | クラシック音楽・オーディオ


台湾花蓮市で地震・・・! 台湾有事の際の反攻点候補地とも言われる処の被害は大きいと言われる、津波警報も出され皆様の無事を祈るばかりである。

今年の桜開花予想は初期の頃と随分違い大幅に遅れているのである、筆者の暮らす千葉より東京の開花は早く今週末あたりが見頃である。昔役所広司主演のShall we ダンスの映画のロケ地も筆者の自宅から近い(白井木戸公園)北側歩道橋から白井駅まで続く桜並木道の景観もこの時期が一番でもある桜も開花し今後一週間が見頃であろう。お陰で最寄りの公園も後2か所と多く犬の散歩には実に良い条件であるが、常識ではあるがワンコの汚物処理の小道具は必至でもある。

しかも最近は雨の予報も多く桜の見頃は少ないのかも知れない、何時もの様にモジャ君を連れ朝の散歩を楽しんでます、サロンでのカットより丁度一ヶ月が過ぎ一番カッコ良い状態でもあり、曇り空ながら写真に収めた、意外とスマホの写真もバカに出来ない仕上がりに驚く、最近はコンデジも不要になった、この様な最新のテクノロジーには驚きを増すばかりでもある。



確かにOE機器は進化の速度は緩めない様である。確かに我々が耳にする音楽の分野でもOE機器は昔とは違いDAC等をPCに繋ぎ簡単に音楽配信サービスを受ける事も安易になっています。

しかしオーディオ機器についてはみなさん色々新しい装置等は数ある中の機材を繋げて聴く様です。最近細かな個所の補修を行い見事に蘇ったTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetで楽しむ音楽は弦楽器の音が今までより実にリアルに聴こえる様になった・・。ブックシェルフ型に音と比べ10吋のユニットでのチェロの胴鳴きはある程度リアルなチェロ本来の音が再現する事を体感できるのは嬉しい。筆者は技術屋さんではなく電気関係は素人の為詳しいことは解りませんが、オーディオマニアに戻った当初は勿論TRアンプで鳴らしていましたが、昔と比べトランスを代替え品で賄うアンプも増え技術は上がったのですが聴くと不満が出てきた、そこで最近は真空管の様な音が鳴るTRアンプも販売していると聴くが確かにテクノロジ=の変化には上がったが音そのもには対応できない様である。

現在は好みの音が聞きたい欲求から真空管愛好家に戻った様である。真空管の手入れは偶に真空管本体ZAIKA5300の脚の部分とソケットの重なる部分を無水アルコールで丁寧に綿棒で良く磨きあとは同じく綿棒に接点回復剤雨を塗布しソケットを注入して終了である。筆者の300Bのい定番はいつの間にかZAIKA5300が鎮座ましましてます。



この球は実に良い鳴り方をする球で特に弦の再生に於いては実に自然な感じに鳴るとことが優れている、LUXKIT A3500も所有するがTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetをドライブするには三極管ZAIKA5300が勝る様に思う。

筆者好みのチェロの音は一般的にはストリングスにおいてベースパートを担当することも多いチェロですが、ベースからメロディまで幅広いフレーズを弾きこなす魅力溢れる楽器である。それに対して、チェロは後述する「エンドピン」という足で接地しながら楽器を支えるため、音域に対して十分な大きさを確保することができています。また音楽すべての範囲で掲載され幅広い音楽ファンにも愛聴されている様です。

筆者は昔からベートーヴェンの音楽は比較的に多く聴くが、何故であろうかを考えて探ってみた。早速調べると、ベートーベンが好きはどのような特徴がありますか?の問いに、一般的にイメージは「感情の起伏が激しい」「気難しい」「情熱的である」が上位となりやはり、有名な掲げられる肖像画のように、少し近寄りがたいイメージがあるのかもしれません。 ベートーヴェンが怒りっぽい性格だったという逸話が関係している様な事が挙げられていました。確かに私事ではあるが筆者も気短で怒りっぽいかも知れない。

肖像画からは思えないような甘い、ロマンチックな曲(ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番 ヘ長調 作品50)も作り、片思いのテリーゼのためにルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1810年4月27日に作曲したピアノ曲。「WoO 59」の番号が与えられているほか、通し番号をつけて(バガテル第25番)と称される場合もありベートーヴェンのイメージが変わるのかも知れない。



しかしメトロノームの形をしたお墓の下に眠っているベートーヴェンはメトロノーム記号ではっきりと速度を指定することによって、自分が理想とする演奏速度を演奏者に極めて正確に伝えようとしました。また交響曲を壮大なスケールの音楽に変えた作曲家とも言えます。趣味あったのであろうかベートーヴェンは毎日、一杯につき60粒の珈琲豆を自分で挽いて楽しんでいたそうです。 こだわりが強く、他人任せにせず自分できっちり60粒の豆を数え相当神経質だったといわれるベートーヴェンの性格をよく表したエピソードです。

確かに筆者も相当珈琲好きで早朝散後シャワーを浴び着替えをし落ち着いてからの好きな豆を挽き、しかし筆者は60粒は拘らないが一人前100gは計量計で計り、淹れる珈琲は実に上手い勿論そのままブラックで頂く、そして朝の音楽を聴きながらのコーヒーブレイクは毎日のひとつの楽しみでもある。



一般的にはベートーヴェンが最も情熱を注いだピアノ曲等とは異なり、チェロ曲には格別の演奏技術はなかったと言われる。しかしチェロの名手との交流があり、デュポール兄弟などとの親交が動機となっている。チェロソナタ作曲史上「チェロの新約聖書」とされ、多くのチェロ奏者にとって大切なレパートリーとなっている。弦楽器では弦楽四重奏曲やヴァイオリン・ソナタ等に比べると、やや地味かもしれない。

ベートーヴェンは作品5の2曲(1796年)、作品69(1808年)チェロソナタ第1番は、ベートーヴェンが半年をかけてウィーンからボヘミア地方とプロイセンに旅行した1796年の半ばに、5月から7月にかけてベルリンで第2番と共に作曲され、初演はフランスの高名なチェロ奏者デュポール兄弟とベートーヴェン自身のピアノで行なわれた、作品102の2曲(1815年)のチェロソナタ5曲を作曲している。


上記はジャン=ルイ・デュポール(1749-1819)。
作曲家・教育者でもあり、兄とともに当時もっとも高名なチェリストだった。ジャン=ルイが所有していたストラディヴァリウスのチェロはのちに、ショパンの盟友フランショームや20世紀最大のロシア人チェリストであるロストロポーヴィチに受け継がれた。



上記はルイジ・ボッケリーニ(1743-1805)。ハイドンと同時代にヨーロッパを席巻したチェロの名手であり、作曲家でもある。

初期に作品が集中したヴァイオリンソナタとは異なり、チェロソナタに初期、中期、後期の各形式を代表するような傑作を遺している、ベートーヴェン作の室内の中で、この5曲は弦楽四重奏曲に次ぐ成功を収めたとされ、室内楽作品全体を理解する上でこの5曲は重要である。

特に注目されるのは、第3番イ長調作品69は、第五交響曲、第六交響曲、合唱幻想曲などと同じ頃に作曲されている。チェリストであるイッサリースは、チェロとピアノに歴史上初めて同じ比重が与えられた作品である、と評している。この作品は、三楽章で構成されている。やはりチェリストであったグライヒェン男爵に、献呈されている。特に運命、田園、皇帝の作曲された時期と重なって、中期の傑作の森を代表する室内楽です。

演奏も可成多くの有名なチェリストが演奏をするが、
 ゴーティエ・カピュソン /フランク・ブラレイ 
 アンナー・ビルスマ /ジョス・ファン・インマゼール 
 ミッシャ・マイスキー /マルタ・アルゲリッチ
 リン・ハレル/ ウラディーミル・アシュケナージ
 ヨーヨー・マ /エマニュエル・アレックス
 ピエール・フルニエ /ヴィルヘルム・ケンプ
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ /スヴャトスラフ・リヒテル
特に有名な上記の演奏者が挙げられると思うが、其々有名な演奏者が羅列されどの演唱者を選ぼうが各々個人の選択は自由である、と同時にでの演奏を選んでも素晴らしいヴェートーヴェンに出会えることと思います。

最近知った新世代の代表的チェリスト、実力とイケメン人気のゴーティエ・カピュソンが、盟友ブラレイとの共演で、満を持して録音した、チェロ作品の高峰、チェロ作品の新訳聖書ともいわれるベートーヴェンのソナタ&変奏曲集。


特に注目は第3番イ長調作品69は、第五交響曲、第六交響曲、合唱幻想曲などと同じ頃に作曲されている。やはりチェリストであったグライヒェン男爵に、献呈されている。録音も高音から低音まで無理なく聞き取れる。デュオの演奏も、呼吸が合っている。



ゴーティエ・カプソン(Gautier Capuçon)1981年生まれ。生地シャンベリで5歳からチェロを始め、パリ音楽院でアニー・コシェ=ザキーヌにチェロを、クリストフ・エジティアーノにピア ノを師事した。
最新の録音で実に良い音を聴ける、演奏のバランスよ良く1981年生まれのフランス人、ゴーティエ・カピュソンである。録音が2016年だから、当時35歳と言う若さである。フランク・ブラレイと言うピアニストは、1968年生まれなので、48歳であろうか。録音も高音から低音まで無理なく聞き取れる。2人の演奏も、呼吸が合っている。



フランク・ブラレイ (Frank Braley)。フランスの男性ピアニスト。1968年2月4日生まれ。コルベイユ=エソンヌ生まれ。4歳のとき母からピアノを習い始める。10歳でオーケストラデビュー。18歳で音楽に転向するまでは、科学を専攻していた。パリ国立高等音楽・舞踊学校に入学し、パスカル・ドヴォワヨン、クリスティアン・イヴァルディ、ジャック・ルヴィエに師事。



TANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80Cabinetとの三極真空管での音はチェロ演奏には正に水を得た魚の様でピアノ演奏の端切れも優れ特に筆者の好きな第3番イ長調作品69の演奏は放心状態ですが次に演奏者を変えて聴いて見る。

筆者の22~3歳頃購入し今も大切に保管する、ピエール・フルニエ、JSバッハ: チェロ組曲(ドイツArchiv盤)購入時と同じ頃発売された古い演奏ではあるが今聴くも古さはなったく感じなく新鮮な気持ちになる、爽やかとして、同時に温かみのある演奏です。 彼がギターの巨匠セゴヴィアに影響を受けていることが意外で自ら大変影響を受けていると語っているそうです。

現在では生演奏では聴けない古き奏者の演技は筆者の持つ三極管と10吋TANNOYのコンビのバランスの良い音はこの1960年前後の曲の再生には実に長けていて、特に弦楽器は良い音が鳴る様である。そして本日の本題とも言える筆者の好きなピエール・フルニエの三種の演奏に注視してみる事にした。



Pierre Fournier (ピエール・フルニエ)
1906年6月24日、パリ生まれのチェロ奏者。1986年1月8日没。1918年からパリ音楽院でアンドレ・ヘッキングに学び、その後ポール・バスレールに師事。1924年パリでデビュー。1930年前後は室内楽でブイヨン、ペルルミュテールと三重奏団を組み、第2次大戦後はシュナーベル、シゲティとの三重奏、それにヴィオラのプリムローズを加えたピアノ四重奏、ウィルヘルム・ケンプとのソナタ演奏会等活発に活動した。1935年、レジョン・ドヌール勲章を授与された。後は世界的なチェリストの一人であるピエール・フルニエは、ドイツ軍がパリを占領した際にパリに残って民衆と共に耐えたという気骨の人でもある。フルニエは、フルトヴェングラーと同じように、ナチス支配下の母国フランスに積極的に残って活動した。ただし、フルトヴェングラーとはナチスに対するスタンスが異なっていたことは、多くの人が知るところであろう。
気品溢れる優美な演奏で「チェロの貴公子」と呼ばれたフルニエのベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集は、1947/8年(ピアノ:シュナーベル)や1959年(ピアノ:グルダ)もありますが、ピアノ:ケンプとの1965年のパリでのライヴ録音は、1966年度のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。

実は筆者不勉強にてはこの1947/8年(ピアノ:シュナーベル)は知らずApple MusicよりDAC経由にて配信される音楽を聴く事にした。
シュナーベルは技巧よりも表現を重視した演奏を行ったが、大げさな表現をよしとせず客観的な表現に特に重きを置いたと言われているそうです。



ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集 フルニエ&シュナーベル
 01.チェロ・ソナタ第1番 op.5-1:(録音:1948年6月23日)
 02.チェロ・ソナタ第2番 op.5-2:(1948年6月24日)
 03.チェロ・ソナタ第3番 op.69:(1948年6月21日、22日)
Cello Sonata No. 4 in C Major, Op. 102 No. 1: II. Adagio - Allegro vivace
Pierre Fournier & Arthur Schnabel - 5 Sonatas for Cello and Piano (Beethoven) [1947-48 Recording]
 ピエール・フルニエ(チェロ)
 アルトゥール・シュナーベル(ピアノ) 
 すべてモノラル録音

ソナタ2番のロンドを一聴あれ! 完全ナシュナーベルのピアノ主導権。 当時シュナーベルはすでにベートーベンの約束としてピアノ界に君臨、一方フルニエは第一次大戦が明けて一気に売り出したアウェースター、「位」からして当然と言えばしょう。従って、シュナーベルのピアノを聴くと面白いです。
かつ流石に見事です。 お勧めは、ソナタ2番の終焉の楽章のロンド。が「歌える」のスピードで演奏されます。 そうすると、ピアノにはやや「遅めとなり」音楽が間伸びます。 ただし、この演奏はチェロの都合程度はお構いなく、シュナーベルがピアノで最も歌うテンポ要は普通の演奏よりかなり速いということ。 

結果は、ピアノの旋律は非常に心地よく、一方チェロは聴いていても「ついていくの大変そう」というのが如く分かりやすく、面白い演奏ただ、フルニエはちょっとだけど、このテンポ設定のおかげで、普段あまり聴けない、ワクワクな誠実ベートーベンの推進力がシュナーベルのピアノからはっきり聴こえます。当然、同じ曲の1930年代の録音です。モノラル録音が残念なところですが、今回は心地よくきけるソナタ第2番 op.5-2だけでもお得感満載です。


チェロ・ソナタ全集、変奏曲集 
ピエール・フルニエ、フリードリヒ・グルダ
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ
 第1番ヘ長調Op.5 No.1、2
 第2番ト短調Op.5 No.2、3
 第3番イ長調Op.69
 第4番ハ長調Op.102 No.1、2
 第5番ニ長調Op.102 No.2
 ヘンデルのオラトリオ『ユダス・マカベウス』の「見よ、勇者の帰還を」の主題による12の変奏曲WoO45
 モーツァルトの歌劇『魔笛』の「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲WoO46
 モーツァルトの歌劇『魔笛』の「娘か女か」の主題による12の変奏曲Op.66
【演奏】
 ピエール・フルニエ(チェロ)
 フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
【録音】
 1959年6月28日、ウィーン



ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
Disc1
 1. チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
 2. チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 3. チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
Disc2
 4. チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
 5. チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
 6. 『マカベウスのユダ』の主題による12の変奏曲 WoO.45
 7. 『魔笛』の主題による7つの変奏曲 WoO.46
 8. 『魔笛』の主題による12の変奏曲 Op.66

 ピエール・フルニエ(チェロ)
 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

 録音時期:1965年2月
 録音場所:パリ、サル・プレイエル
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)
 SACDシングルレイヤー

一般的には1965年2月パリ、サル・プレイエル録音場所があり一般的にはヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)が有名でもあろうがこの際是非聞き比べてみる事にする。
早速聴き始めると最初に紹介のゴーティエ・カプソン盤も良いと思ったが、比べて聴くとまるで品格が違うのです、フルニエの演奏が気高く品が滲み出ている様な響きを感じたのである。

筆者の22〜3歳頃ピエール・フルニエ・バッハ、JS: チェロ組曲(ドイツArchiv盤)購入時と同じ頃発売された古い演奏ではあるが今聴くも古さは感じなく新鮮な気持ちになる、意外とキレのあるシャープなチェロ演奏に改めて驚いたのです。爽やかとして、同時に温かみのある演奏です。
彼がギターの巨匠セゴヴィアに影響を受けていることが意外で自ら大変影響を受けていると語っているそうです。

フリードリヒ・グルダのピアノ演奏はどちらかと言えばいかにもドイツ流のしっかりとしたぶっきらぼうにさえ聴こえる打弦、分厚い音のならし方などと言われるが本作品は良い感じであり、ヴィルヘルム・ケンプを聴くと限りないまでに敬虔で気高い精神に満たされており、その澄んだ一音一音の表現はさすがでもある。又モーツアルト(グルダ)弾きの演奏者がベートーヴェンを演奏したアルバムとバッハ(ケンプ)弾きの演奏者がベートーヴェンを演奏した違いの様に感じた。ケンプのベートーヴェンのピアノソナタ109を聴けば解ると思う。

この様に聴き比べ楽しむ事が出来ることは、時間のある老後の身の上の事もあり好きな楽器の音の聴き比べは真空管の玉転がしの様相でもある、この辺りがオーディオ・マニアとしてのお遊びの面白さでもある、この様に未だ知らない世界が多く未だ不勉強を感じて止まない様に思う・・・ブラボー!

まるで水を得た魚の様に・・・久しぶりに聴くハイドン:弦楽四重奏曲をジュビリー四重奏団で検証する

2023年11月09日 | クラシック音楽・オーディオ


前回少し遠方での一瞬の歴史観光は実に見るべきものが沢山あった、やっと忙しいローテーションも終わるが、本日から続いて4日間第2段の作業が始まる。
勿論毎朝モジャ君と散歩は欠かせない、先日サロンで2ミリカットした、サッパリしたが今朝は一段と涼しくなり散歩でモジャ君は元気に走り回った若干寒いのであろうか?元気いっぱい走るのである。

帰宅して帰宅後の写真可愛く撮れました。アンプ等に火を灯しシャワーを浴び挽きたての珈琲を挿れ早速頂きながら、咲夜見つけた新しいレーベルの弦楽四重奏曲を聴く。



フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(Franz Joseph Haydn)は、現在のオーストリア出身の音楽家であり、古典派を代表する作曲家。また、弟ミヒャエル・ハイドンも作曲家として名を残している。 数多くの交響曲、弦楽四重奏曲を作曲し、交響曲の父、弦楽四重奏曲の父と呼ばれている。ハイドンの弦楽四重奏曲は可なり多くハイドン作品目録(HV)以来、長らく83曲と考えられてきたが他にも多くの作品があると言われる、Op.54等も十字架上のキリストの最後の7つの言葉の編曲とされた曲である。
話題であるが筆者の知るヨーゼフ・ハイドンの妻マリア・アンナ・アロイジア・ケラー、モーツァルトの妻コンスタンツェ、そしてチャイコフスキーの妻アントニーナ・イヴァノヴナ・ミリューコヴァと「音楽家の三大悪妻」だそうです。



今回ハイドンの弦楽四重奏曲は初めて聴くジュビリー四重奏団(Jubilee String Quartet)によるハイドンの弦楽四重奏曲3曲(Op.64のNo.4、Op.54のNo.2、Op.20のNo.2)を収めたアルバムである。
収録はイングランドのロンドン北西の海沿いの街、サフォーク(Suffolk)のポットン・ホール(Potton Hall)でのセッション録音。
初めて聞くクァルテット名に聞きなれないレーベル名、英RUBICONン。レーベルのロゴには川の流れのような波も見えますネットで調べるも最近イギリスで設立されたレーベルだそうです。



ジュビリー四重奏団は2006年、ロンドンの王立音楽院の生徒だった4人によって設立されたクァルテット。メンバーはチェコ、カナダ、スペイン、イギリス出身者で今日取り上げるアルバムがデビューアルバムさそうです。

第1ヴァイオリン:テレサ・プリヴラツカ(Tereza Privratska)
プラハのジンドリッヒ・パズデラの指導の下、プラハ音楽院を卒業しました。その後ロンドンに移り、英国王立音楽院でモーリス・ハッソンとジャック・リーベックに師事し、BMusを優秀な成績で、MMusを優秀な成績で修了しました。

第2ヴァイオリン:ジュリア・ルークス(Julia Loucks)
モントリオール生まれのカナダ人ヴァイオリニスト、ジュリア・ルークスは、王立音楽大学でイツァーク・ラシコフクシーとローラ・サミュエルとともに大学院での研究を続けるためにロンドンに移住しました。彼女は、2015年に受賞歴のあるジュビリー弦楽四重奏団に参加した後、2017年にウェールズ国立歌劇場管弦楽団の副首席ヴァイオリンに任命された。彼女はソリスト、室内楽奏者、オーケストラ奏者として、ロンドン、スイス、フランス、オーストリア、ドイツで演奏している。

ヴィオラ:ロレーナ・カント・ヴォルテッシュ(Lorena Cantó Woltèche)
1997 年に音楽家の家庭に生まれ、5 歳のときに両親と一緒にヴィオラを学び始めました。2007 年に、彼女は Conservatorio de Torrent (スペイン、バレンシア) に入学し、勉強を続けました。彼女はスペイン、ベルギー、スイス、ドイツでヴィオラと室内楽の多くのマスタークラスに参加し、レオ・デ・ネーヴェ、バーバラ・ウェストファル、フェリックス・シュワルツ、ジュリア・フー、ロベルト・ディアス、マキシムなどの教師に師事する機会を得た。

チェロ:トビー・ホワイト(Toby White)
1993年にノースヨークシャー州リポンで生まれたトビーは、2017年にギルドホール音楽演劇学校でルイーズ・ホプキンスのクラスで優秀な成績で修士号を取得し、現在もアーティストディプロマコースで勉強を続けている。



2006年にロンドンの王立音楽アカデミーで創設された気鋭のクァルテット、ジュビリー弦楽四重奏団のデビュー・アルバムが登場。
グループ名はメンバーが住んでいたロンドンの地下鉄「ジュビリー線」から付けられたそうです。

音出しをして驚くは、随分音色が良い塩梅に聴こえる、それぞれの楽器のアンサンブルのバランスが良く見事は音色を味わえる。
一般的には、弦楽四重奏はその中心を占める音楽ではあるが、ちょっと地味なイメージがありますが、嵌れば病みつきになる様です。弦楽四重奏は音楽の最も基礎的な形態で、オーケストラの原点でもある様に思うのですが・・・。室内楽はどうしても敬遠されがちですが、その魅力に一度気付くと音楽の幅が広がる様に思います。結成から17年経過し油が乗り出してきた様に感じるジュビリー四重奏団の音色は何か心和ませる音が聴けます。

筆者が思う弦楽四重奏曲を一般的に聴くは、やはりハイドン:ひばり、皇帝、モーツァルト:狩、不況和音、ベートーヴェン:弦楽四重奏第13番、14番、15番あたりは必修である。、ドヴォルザークと続く様であるが、筆者は最初モーツァルト:狩に嵌った事が弦楽四重奏を聴く最初でした。これらの曲の中から試聴して、気に入った物があれば、そこから弦楽四重奏を聴き始めれば入りやすいかもしれない。そのような意味合いからも、音出しは当時は聴き易い手頃な箱に収まったオリジナルTANNOY IIILZ Monitor Goldのシステムは手頃なエンクロージャーかもしれない。何れにせよ弦楽四重奏の再生は難しい事が多い。



これはまるで水を得た魚の様に・・兎に角この様な演奏の音出しはTANNOYは得意中の得意である、四重奏の個々の楽器の音色が澄み実に美しいハーモニーを味わう事ができる。特に筆者の10インチTANNOY IIILZ Monitor Goldのユニットから流れ出る音は弦楽四重奏曲は打って付けの音質でもある。
一体型のユニットは特に指向性も高く正確な音質の聞き分けをするにはこのタイプのエンクロージャーはありがたいユニットでもある様です。

箱はご存知GOODMANS AXIOM 80の空き箱に捩じ込み調整したが、やはり素性は隠せない様である。オリジナルのTANNOY IIILZでの視聴も良いがチェロ等の低音は    A.R.U.アコースティック・レジスタンス・ユニットがZaika5300とのマッチングは効果的で実に演奏会の特等席で楽しむ心に沁みるハイドンの弦楽四重奏団の演奏が心地よい。

TANNOYを聴くために石のアンプも色々試しては見たが、矢張り真空管に勝るアンプはお目に適ったアンプはありませんでした。このユニットは能率は良いため2〜3Wも有れば十分能力を筆記するところが有難い。



ゆったり聴くは確かに大人の楽しい時間の過ごし方でもあろう・・・。

この様な演奏を聴くには電源を入れて程よく真空管が暖まり次第で気軽に聴ける現在の音響装置は大変ありがたい、しかしJAZZ系統の音楽はプリアンプで若干補正したのが良く聴こえる様でその辺りの調整にて間取りを感じる。

弦楽四重奏曲第32、58、66番:ジュビリー・カルテットJubilee String Quartet
 ハイドン:
  ● 弦楽四重奏曲 第32番ハ長調 Op.20-2, Hob.III-32
  ● 弦楽四重奏曲 第58番ハ長調 Op.54-2, Hob .III-57
  ● 弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.64-4, Hob.III-66

さて、肝心の演奏です。
特に興味深く聴くはデビューアルバムでこの曲を持ってくるとはなかなか玄人好みの様です。
解説では(これまでの伝統的な演奏は響きの深さとハイドンの意図した構成の展開の面白さを高次元に両立させたものですが、ジュビリーの演奏は小気味良い新鮮さをベースとした爽やかなもの。鳥のさえずりのような軽やかさによってこの曲のまた違った面白さを感じさせます。1楽章はこの新鮮さが心地よかったんですが、続くアダージョでは、いま少し深みが欲しい気になってきます。楽章間の対比がもう少しつくとこの名曲の真髄に迫れるでしょう。逆にメヌエットはもう少し弾んで欲しいところ。この曲の聴きどころはもちろん驚くべきアイデアに満ちたフィナーレ。ここにきて表現の幅を広げて聴かせどころにふさわしい表現力を発揮します。この楽章での表現の深さのためにそれまでの楽章をあえて淡々とした演奏でまとめたのかもしれませんね。)



確かに聞き慣れないジュビリー・カルテットの演奏は確かにRUBICONと言うレーベルの録音のテクノロジーも相当高いのであろう、今後注目したいグループ名でもある。
シューベルト: 弦楽四重奏曲第10番&第15番のシューベルト作品も出てるが、対照的な2つの四重奏曲を合わせた大変興味深い作品でもある。ブラボー!


今後演奏されるパトリシア・コパチンスカヤの新しい音楽を興味本位で視聴する、狂気の沙汰の演奏を考察する。

2023年08月11日 | クラシック音楽・オーディオ

未だ早朝に朝顔の花に癒されてます、少し前までより確実に日の出、日の入りの時間が秋めいてきた様である。
暦の上では既に秋に移り変わっているそうであるが、今年は猛暑であり、雨も少なく不安であったが、台風が心配である。現在台風の6・7号が日本列島に近ずきノロノロ運転中で8月15日頃のお盆は台風上陸とまるで笑えない状況である、お盆は外出は控え自宅でのんびりする事が最良の方法でもある。

またそれ以上深刻な問題はニュース解説もまともに出来ない大手マスゴミ他、日本の政治屋秋本議員収賄疑惑、木原官房長官、松川るい挙げればキリがない、悪徳中古車販売業者ビックモーター、悪徳損保会社等数々の悪行の醜態となって問題箇所ばかりが目立つは如何なものか?このままでは本当に日本は終わってしまうか・・・・一番心配なこと次に選ぶ政党も無いことも心配は尽きない。



その様なこともあり少し雰囲気を変える意味もありまるで狂気の沙汰のような演奏をするヴァイオリニスト:パトリシア・コパチンスカヤを深掘りした。

パトリシア・コパチンスカヤの裸足の妖精、健在!ステージを踏み鳴らし、飛び跳ねる姿は印象的でした。



最近筆者のSUNVALLEY SV-501SE 300Bのボリュームを回すとガリ音が出る早速蓋を開けボリューム部分に以前作り置きした上記写真の様な意外と効果的でもあったレプトンパワーチップスを設置した接点復活剤が良い結果を得る想像以上の効果であった塗布しヴォリュームを幾度もよく回し接点を掃除するとガリ音は無くなり以前より静寂な感じになる。
筆者のように古いオーディオ機材を愛用するファンには一度は試される事を進める、パーツ交換も古い機器のパーツは入手できないデメリットがあります。

勿論写真では判断できないような事ですが、オトキチの筆者には大変な問題でもある。上記のような方法を3〜4回程実施し音質を確かめたが、概ね良好となる大手術は必要なかっ多様で一安心する。
将来はこのボリュームの変換器の交換も視野にしなければならないのであろう。交換するのも場所か狭いので相当の準備をしなければならない様である。兎も角今回は無事復調したので暫くは此の状態で聴く。



それと筆者の定期清掃のため耳鼻咽喉科を予約する、定期的に耳掃除に行っている、綿棒等での清掃は危険と言われている為に実施している。正しく後期高齢者の様子が伝わって来る感じである。

また筆者好みのヴァイオリニスト、最新情報に於いてはヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)のニコロ・パガニーニ:24の奇想曲 第24番(ニコロ・パガニーニのあまりのヴァイオリンの上手さに、「悪魔に魂を売り渡して、引き換えに演奏技術を手に入れた」と噂がでます。特にヴァイオリニストとして有名でした。現在でもそのイメージは強く残っています。それというのも逸話が凄い。5歳からヴァイオリンを始めたのですが、13歳にしてもう学ぶものがなくなったというほどである。)最新アルバムが発売せるそうですがこれも大変楽しみな次第である、デモを聴いたが期待できる出来栄えの匂いが伺えます。

筆者の好きなベートーヴェン のヴァイオリン協奏曲を聴きながら、気になる演奏を深掘りした。この演奏は普通で実に音質も良好である。
パトリシア・コパチンスカヤはモルドバ出身のバイオリニスト、モルドヴァ生まれ。作曲とヴァイオリンをウィーンとベルンで学ぶ。2000年シェリング国際コンクール優勝、02年「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞」ほか受賞多数。



2022/23シーズンには、ヘルベルト・フリッチュらによるオペラ《Vergeigt》に参加するほか、電子音楽における最も重要な研究機関であるSWRエクスペリメンタルスタジオのアソシエイト・アーティストを務めるなど、ジャンルの垣根を越えて活躍。またリゲティの作品にインスパイアされたプロジェクト《失われた音楽を求めて》の世界初演、アンナ・プロハスカとのプロジェクト《Maria Mater Meretrix》による欧州ツアーや、ファジル・サイと再びデュオを結成してのリサイタル・ツアーも注目を集めている。22年には、イル・ジャルディーノ・アルモニコやブダペスト祝祭管弦楽団等と欧州ツアーを行ったほか、BBCプロムスにも登場。カメラータ・ベルンのアーティスティック・パートナーも引き続き務めている。

近年では、現代作曲家とのコラボレーションに力を注ぐとともに、ステージ・パフォーマンスによるコンサート・プロジェクトにも積極的に関わり、マーラー・チェンバー・オーケストラとの《バイバイ、ベートーヴェン》などで成功を収めるほか、シェーンベルクの《月に憑かれたピエロ》では、彼女自らピエロを演じている。まるで狂気の沙汰か?
筆者にとってはかなり刺激的でスリリングある演奏に思える、視聴後の爽快感を味わった瞬間でもあった。

パトリシア・コパチンスカヤ:ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61の演奏は迫力満点で好感を持てる。




 Violin Concerto in D Major, Op. 61
  1.(22:41) I. Allegro ma non troppo
  2.(09:13) II. Larghetto
  3.(09:05) III. Rondo: Allegrototal(40:59)
————————–————————–————————–
 4.(07:28) ロマンス第2番 ヘ長調 Op. 50
  Romance No. 2 in F Major, Op. 50
————————–————————–————————–
 5.(06:01) ロマンス第1番 ト長調 Op. 40
  Romance No. 1 in G Major, Op. 40
————————–————————–————————–
 6.(07:35) ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 WoO 5 (断章)
  Violin Concerto in C Major, WoO 5 (fragment)

 パトリシア・コパチンスカヤ – Patricia Kopatchinskaja (ヴァイオリン)
 シャンゼリゼ劇場管弦楽団 – Orchestre des Champs-Elysees
 フィリップ・ヘレヴェッヘ – Philippe Herreweghe (指揮)

2007年の比較的新しい録音で音質も大変良い具合である。また筆者の好きなロマンス第2番も楽しくことが嬉しかった。確かにヴァイオリンの音色もからり迫力満点で特にヴァイオリン協奏曲はお勧めしたい曲である。



次は、注目は以前も挙げたが鬼才と言われるピアニストのファジル・サイとの第二弾の共演も記憶い新しい、パトリシア・コパチンスカヤの共演である。
解説部分の紹介は次の様に記載され地ます。
(今や鬼才の名を欲しいままにしているヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。2008年にリリースされた彼女のデビュー・アルバムでパートナーを務めたのが、こちらも当時から鬼才の呼び声高いコンポーザー・ピアニスト、ファジル・サイでした。その後も共演を重ね、名コンビとしての評判を揺るぎないものにしているこの二人が、およそ15年ぶりに録音に臨んだのがこちらのアルバム。お互いに「火山のように不屈の精神力とエネルギーを持つピアニスト」、「公演の度に異なったキャラクターと新しいストーリーを自然に繰り出してくる変幻自在なヴァイオリニスト」と評する二人がここで聴かせるのは、バルトーク、ブラームス、ヤナーチェクによる全く異なった性格を持つソナタ3曲。2つの個性が時に寄り添い、時にせめぎ合いながら紡ぐ音楽は、他では味わえない陶酔感と火花が飛ぶような激しさを併せ持つ唯一無二のもの。特にコパチンスカヤが「始まりから終わりまで実に素晴らしい」と評するバルトークがハイライトで、終楽章の緊張感溢れる掛け合いは格別です。)



ヤナーチェク、ブラームス、バルトーク: ヴァイオリン・ソナタ集

 【曲目】
 1-4. レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ

 5-8. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op. 108

 9-11. ベラ・バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op. 21、Sz. 75、BB 84

 【演奏】
 パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
 ファジル・サイ(ピアノ)

【録音】
 2022年8月テルデックス・スタジオ、ベルリン

今や鬼才のヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。ファジル・サイもその後も共演を重ね、名コンビとしての評判を揺るぎないものにしている、およそ15年ぶりに録音に臨んだのがこちらのアルバムである。
バルトーク、ブラームス、ヤナーチェクによる全く異なった性格を持つソナタ3曲。2つの個性が時に寄り添い、時にせめぎ合いながら紡ぐ音楽は、他では味わえない味わいである、特にコパチンスカヤが「始まりから終わりまで実に素晴らしい」と言われ散る様です。



今や鬼才の名を欲しいままにしているヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ。2008年にリリースされた彼女のデビュー・アルバムでパートナーを務めたのが、こちらも当時から鬼才の呼び声高いコンポーザー・ピアニスト、ファジル・サイでした。その後も共演を重ね、名コンビとしての評判を揺るぎないものにしているこの二人が、およそ15年ぶりに録音に臨んだのがこちらのアルバム。お互いに「火山のように不屈の精神力とエネルギーを持つピアニスト」、「公演の度に異なったキャラクターと新しいストーリーを自然に繰り出してくる変幻自在なヴァイオリニスト」と評する二人がここで聴かせるのは、バルトーク、ブラームス、ヤナーチェクによる全く異なった性格を持つソナタ3曲。

2つの個性が時に寄り添い、時にせめぎ合いながら紡ぐ音楽は、味わい深く素晴らしい」と言われる事であり、筆者の趣味とは少し違った音楽も何故か新鮮で味わい深い思い出でもあった。ブラボー!