伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

「ある老人の1日のスタイル」をお伝えする・・・意外と変化の無い定期的な行動でもある。

2023年12月23日 | バロック音楽・オーディオ一般

今年も色々あったが後一週間程で新年を迎える、筆者の義母が亡くなり今年は初詣は行かない予定でもある。

最近は仕事も控え暇にしている時間が増え、自宅で過ごす日々が増えている、愛犬モジャ君との朝夕の散歩に費やす時間は、毎日粗2時間程度であり、現在日の出は朝6時以降なので毎日6時30分位は散歩に連れ出す、帰宅しシャワーを浴び、急いで身支度しモジャ君の毛繕いをドライヤーを乾かし、肉球に蜜蝋を塗布する、あとはブラシで解かす、そして少量の餌を与える順序である。

その後本人の朝食である、珈琲を淹れながら自分の部屋の暖房を入れ、アンプにも火を入れる。食事が終わり薬を飲み8時30分頃は部屋に入り、PCを点灯しネットでニュースをチェックする、と同時にメールもチェックする。何時も大紀元ニュース 香港は欠かさずチェックするが支那の情勢は徐々に悪くなっている、しかも今は支那人から習近平の不幸なことが起きることを望んでいる様である、その為何処でテロ騒ぎが起きても不思議でないと吐露するが、現在邪悪な疫病再来で火葬場が混雑し、若い人の突然死が増えていることを伝えている。

これが毎日のルーティーンであり以前と変わらないが、前の犬、麿君(Mダックス)は散歩嫌いで大変飼いやすかったが、モジャ君(Mシュナウザー)は排泄は自宅ではなく外でするので散歩は雨の日も必修なのである。ある程度の散歩は健康にはと自分に言い聞かせはいるが・・・と思っているのだが・・・?


メールボックスに仕事がなければ、その後自由時間となるが、朝の一時はゆっくり淹れたての珈琲を飲みながら、暮れも近づき机の前も写真の如し本が積まれ部屋も随分乱れているので、或程度片付けようとは思うのだが・・・以前購入したステレオサウンド誌2019年11月18日別冊ステレオサウンド菅野沖彦著作集この本は半世紀に渡りオーディオ評論家として活躍された故・菅野沖彦氏が季刊「ステレオサウンド」で執筆した記事を厳選し集大成の特にタンノイ研究(1)〜(6)は彼独自の思入れも含め参考になる詳細であろう。

菅野沖彦は1932年9月27日、東京生まれ。幼い頃から音楽が大好きで、卓上型の蓄音器でSPレコードによる音楽を聴くのが楽しみだったという。長じて、録音制作の仕事に就きたいとの希望から『朝日ソノラマ』を出版する朝日ソノプレス社に入社し、録音、編集、マスタリングなどの仕事に長年従事する。
その後、フリーの録音制作家を経て、オーディオ・ラボを設立。1971年から「オーディオ・ラボ」レーベルにて、今なお名演奏・名録音として名高い数多くのジャズレコードなどを制作・発売された様である。



この本にも掲載されているリュート奏者ジュリアン・ブリーム Julian Bream(g)演奏のロドリーゴ:アランフェス協奏曲、ブリテン:グロリアーナ、ヴィヴァルディ:リュートと弦楽のための協奏曲が良いとも公表している。iTunesにて配信されているため早速資料する。実は筆者の悪い癖ではあるが、この様な興味深い本はネットで衝動買いをするが、到着すると机の前に積んで置くのだ、当茶すれば表題を見直す程度で本文は気分が乗らなければその本は埋もれて行く、暮れも近づき積み重なった本の整理でもと、今回見直し事になって本記事を見直している状態でもある。

勿論ジュリアン・ブリーム(87)イギリスのギタリストとは知っているが、世界でも最も有名なギタリストの一人とも言われる、英国というか世界を代表するギタリストの一人、ジュリアン・ブリーム(Julian Bream 1933-2020)イギリスのウィルトシャーのご自宅にて。英国のメディアも次々と報道していますが、安らかな死だったそうです。87歳没。



9歳の時、ジャンゴ・ラインハルトの演奏を聞いてギターを始める。
その後セゴビアに出会いクラシックギターへ。ロイヤル・カレッジではピアノとチェロを専攻(ギターを教えられる教師がいなかったから)。ギターを学校に持ち込まないようにと何度か警告を受け退学。クラシックギターで生計をたてられた人間はほとんどいなかったが、1951年にウィグモアホールにデビューし、やがて世界に名前を轟かすようになった。1984年に交通事故で右肘を骨折し再起が危ぶまれたがリハビリを経て復帰。2002年に引退。

この作品は良く聴く馴染みある作品が多く、実に聴きやすい、また相当前の作品ではあるが、録音状態も大変よく小編成の美しい演奏に心和ませれる。


菅野沖彦がお勧めの勿論BGM程度の少量の音でこのCDを流しながら読み出す。YouTubeでも配信があります。
Concerto in D Major for Lute and Strings, RV 93: I. Allegro

ジュリアン・ブリーム:ロドリゴ、ヴィヴァルディ、ブリテン


演奏内容
 ホアキン・ロドリゴ:アランフェス協奏曲、01-アレグロ・コン・スピリット
 ホアキン・ロドリゴ:アランフェス協奏曲、02-アダージョ
 ホアキン・ロドリゴ:アランフェス協奏曲、03-アレグロ異邦人
 ベンジャミン・ブリテン:グロリアーナ~宮廷舞曲:行進曲
 ベンジャミン・ブリテン:グロリアーナ~宮廷舞曲:コランテ
 ベンジャミン・ブリテン:グロリアーナ~宮廷舞曲:パヴァン
 ベンジャミン・ブリテン: グロリアーナ - 宮廷舞曲: モリス・ダンス
 ベンジャミン・ブリテン: グロリアーナ - 宮廷舞曲: ガリアード
 ベンジャミン・ブリテン:グロリアーナ~宮廷舞曲:ラ・ヴォルタ
 ベンジャミン・ブリテン:グロリアーナ~宮廷舞曲:行進曲:フィナーレ
 アントニオ・ヴィヴァルディ:リュートと弦楽のための協奏曲ニ長調 RV 93:アレグロ
 アントニオ・ヴィヴァルディ:リュートと弦楽のための協奏曲ニ長調 RV 93:ラルゴ
 アントニオ・ヴィヴァルディ:リュートと弦楽のための協奏曲ニ長調 RV 93:アレグロ

 録音: 1963年10月22日、24~26日
 場所: ウォルサムストータウンホール、ロンドン、
 プロデューサー:ジェームス・バーネット録音
 エンジニア: アラン・スマイルレーベル: RCA Victor Red Seal
 発売: 1964年5月

本当にどの録音も水準が高く、バッハの前奏曲 ハ短調 BWV 999 (ニ短調で演奏)組曲 ホ短調 BWV 996: [3] サラバンド [4] ブーレ 1:35 From: リュートのためのパルティータ ハ短調 BWV 997 (イ短調で演奏)等も良いが特に今回紹介の
ロドリゴ、ヴィヴァルディ、ブリテン良い演奏です。
ブリームは後世への影響力を理解していて演奏家として高い意識があったのではと伺えます。あれだけ情熱的でありながら、クラシック音楽の演奏であるという芯が全くぶれて無いところは流石です。ギターの音の高貴さ・清潔さは失われていないのです。リュートの甘みのある音色はなぜかリラックス出来る音色で小音量での囁きに浸る事は実に良い気分でもある。



その後突然IIILZ Monitor Goldの右チャンネルの音量が突然消えそうな音になる、取り敢えずSPENDOR SP-3/1に繋ぎかえる、このユニットは久しく聴いてないが、ご機嫌は如何であろうか・・・?

取り敢えずアンプ系統は異常ではなくTANNOYに原因がありそうである、このユニットの欠点とも言えるIIILZ/8ネットワークのケーブルからユニットに接続部品の連結部分が甘く、何度も手直ししている、補修は簡単だが接点回復剤を塗布すれば簡単に治るであろう。


箱のネット部分を取る作業が厄介である、暫くSPENDOR SP-3/1でも聴こうと思い、ロドリゴ、ヴィヴァルディ、ブリテンの曲を再び聴き直すが暫くして音を止めた。
暫くTANNOYで聴き馴染んだ筆者の駄耳でもこのかわり様は我慢できない、あれだけ良く聴こえたジュリアン・ブリームのビターの音が消えたのである。艶のあるほど酔う香り深い音が消えたのである。

タンノイの補修を考える、昼食も簡単に近くの丸亀製麺千葉ニュータウン白井で簡単に済ませ、思いエンクロージャーを移動させ、インパクトでビスを外しワークのケーブルからユニットに接続部品に十分接点復活剤を塗布し静電気除去のレプトンパワーコンダクターグリースをよく練り込み接続し確かめる、以前と同様に音質は回復する。年に一度程はメンテナンスは必要なのであろう。
後は接点回復剤にレプトンパワーチップスを貼り付けておくと寄り効能を発揮すると言われ実施しているがこれも自己満足かも知れない。取り敢えず回復剤を塗布し接続すれば効果は発揮させられ以前の音質が再現させたのである。


最近好く聴くヴァイオリニストにスペイン・イビサ島出身のヴァイオリニストリナ・トゥール・ボネである。音楽家アントニオ・トゥールは父。3歳より父から音楽の手ほどきを受け、フライブルク大学とウィーン大学でヴァイオリンを学ぶ。2010年のプロムジカ・ムルシアなど多くの賞を受賞。古楽器から現代まで幅広いレパートリーを持ち、欧州のオーケストラのリーダーやソリストとして活躍。グラーツ音楽祭ほか各地の音楽祭やフェスや、ドイツ・グラモフォンほかの録音にも参加。2014年の『ヴィヴァルディ さまざまな新発見作品~協奏曲、あるいはソナタ~』で国際的な名声を得る一歩となる。



バッハとヘンデル 空想の出会い
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV1017
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
 ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 HWV359a
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV1019

 リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)
 ダニ・エスパーサ(チェンバロ)
 録音:2019年4月29日~5月1日/スペイン

最近作と思うが、バッハとヘンデル、架空の出会いが興味深い、1685年生まれで対照的な人生を歩いたバッハとヘンデル。二人は生涯会うことはありませんでした。 このアルバムはバッハヘンとデルのヴァイオリン・ソナタを交流して演奏し、その作品の風の違いを聴きながら、二人の歴史的な音楽家をじっくり味わいながら時を過ごす事も面白い味わい方でもある。何れも筆者の好きなヴァイオリンソナタでもあり二人同時に聴く機会は少なく良い刺激になりました。

所謂ヴィンテージと言われるオーディオ機器も現在の製品と比べ接続部分には弱点がある様であり、定期的に補修が必要でもあろう、勿論箱にも蜜蝋を塗布し乾いた布でよく磨き上げ様子を見る事にした、まるで楽器の様でもある。
このタンノイの鳴り方の良さはフリュート、オーボエ等の唇から伝わる音の質感が実に目の前での演奏のような表情は圧倒的にリアルな感じを受ける様子は圧巻する部分だが、電気的な直接音はどうも苦手でもある。
これは筆者の体験だが、TANNOYでバッハの曲を名指揮者カール・ミュンヒンガーで聴き続けると現在のバロック音楽の古楽器の演奏の違いに驚く、当時のモダン楽器演奏に耳慣れると、バッハの音楽のゆったりかつ、重厚に聴こえるオーケストラが耳障りが良く意外とTANNOYの音質の相性は良好で、最新の演奏も良いが、昔から馴染んだ独自の厚みのある音も愛着が湧いてくるのである。

菅野沖彦がTANNOYに付いて色々評価しているが、SRMシリーズが掲載、基本的にはモニターゴールドの系統を受け継ぐともと紹介されている。但し菅野沖彦GA視聴する機材は圧倒的に真空管アンプが多く石のアンプはオンキョー、アキュフェイズ、ビクターの掲示があった。他は真空管アンプでラックス、ウエスギ、マイケルソン&オーステンと掲載されていた。
他にはコメントはTANNOY15吋の大型エンクロージャーメモリー他の記事が多い。10吋についてはSRM10Bのモニター記事が掲載されている、他にはコンパクトな割には大音量の音にも10番耐えると表記があった。
新しいTANNOYについても接続アンプは真空管が多く掲載されている、今は亡き評論家でもあった上杉研究所製作のアンプを掲載されている、あとはラックス、その他にマッキントッシュも上がっている。



筆者使用のアンプとは随分違い安価なアンプではあるが、そこそこの音は確保される様に思う、特に300Bの国産品を仕入れ音質はかなり改善されたと自負している。確かにIIILZ Monitor Goldユニットの音質は僅かな飴色の深みのある音を聴けば虜になる、この体験を重ねるとSPENDOR SP-3/1は単調の音に感じがする、ある程度の編成の音は凄くリアル感を感じるのである。

今までデジタルアンプ、石のアンプは随分試したが、三極管と比べ鳴り方が違って感じる、極端な言い方をすれば一番肝心な事は立体感があるのである。


上記の写真は新しいTANNOYである、風貌から感じる家具調も見た目に良い10吋ユニットの箱(397mm×850mm×368mm)にしてはかなりの手の込んだ作りになっている。1961年に登場したTANNOY III LZへの精神的回帰となるStirling(スターリング)/GRのスペシャルエディションモデルは2024年1月から販売するそうである、1967年発表のIILZ Monitor Goldは当時一台¥87,500で販売された様ですが今回のStirling III LZ Special Editionは一台¥990,000と表記されている、1961年当時に登場したモニターレッド期の銘機の最終的な「III LZ」であろうか、機会があれば是非試して見たい。



今更ながらこの様な新しいTANNOYで 1963年当時のグラモフォンレコードのダヴィッド・オイストラフ & ハンス・ピシュナーのバッハの6つのヴァイオリンソナタが再現出来るのであろうか些か疑問が湧くのでもある。

60年以上にわたる10インチ・デュアルコンセントリックの輝かしい歴史。この血統に連なる、コンパクトな美しいスピーカーシステム。最上位機譲りの大型アルニコマグネットとコンプレッションホーン興味尽きないが如何にも法外な価格でもある。これに見合ったアンプ探しから考えると気が遠くなる始末でもある。
その様な事で一日も足早く過ぎて行く毎日でもある。ブラボー!

家族で美味しい蕎麦をいただきました。今後の日本の政治は如何になるか・・・・?

2023年12月15日 | 日記

最近早朝にモジャ君と近くの公園に散歩に出掛けるが、今秋もメタセコイヤの木々が赤く色づく季節になった、朝日に照らされ一層輝く赤色が綺麗である、確かに四季のある日本の光景は実に美しい。

散歩から帰りモジャ君とシャワーを浴び暖かいコーヒーを頂いていると家族から提案がある。今日は家族が揃っている、たまにはランチを一緒にという事で、蕎麦粉も今年の新粉で作った蕎麦をという事にて、(蕎麦処ふくね)と意見が一致する、但し此処の蕎麦屋は時間指定があり10:30~14:30(無くなり次第終了)毎週水曜日、第三木曜日が定休日である。



最初は分かりにくいが、スポーツクラブ「ジョイフルアスレチッククラブ」の近くにあります。ジョイフルアスレチッククラブのテニスコート横の小さな路地を入っていった先にあります。

早めに自宅を出て11:30前に到着する、席もカウンター席が空いていたので、すぐに案内されました。

 メニューは・・・
 冷たいお蕎麦、温かいお蕎麦
 もり    700円
 ざる    800円
 つけとろ  900円
 鴨せいろ  1,300円
 野菜天もり 1,300円
 海老天もり 1,500円
 穴子天もり 1,500円

蕎麦は「細打ち」と「田舎」の2タイプから選ぶことができます。田舎蕎麦はご存じの如く太麺で一度は頂いたが「そばがき」を頂く様で、家族は皆細麺を頂くことが定番になっている。



前回は穴子天もりを頂き、今回は海老天もりを注文する。

どちらかというと最近の筆者は小食な方なのですが、そんな筆者でもほんとにさらっと食べられて、もっと食べたい!と思うように感じるくらいとても美味し蕎麦で、付け合わせの天ぷらがなければ、もり2枚がちょうど良い加減の適量かもしれない。

それと一番ありがたい事に白濁したそば湯は、すっごいとろみがあり又コクあり実に上手いのます。蕎麦好きには食後の蕎麦湯は堪らない御馳走でもある。



帰りはD IYのジョイフル本田が近く日用品等買い物して帰り、本日のランチタイム終了である。

最近何かと騒がす政治的事件が多く、以前から騒がれているウクライナ問題、イスラエル問題と重なるが、アジアも迷惑な国支那も現在低迷で戦争の匂いを色濃く感じるこの頃ではあるが、実に情けないのは日本の政治である。
この様な近隣諸国が不安定な時期に何をしているのか大変心配でもある。
筆者如きが口にする事ではないが一応税金も支払い国民としての最低条件は実行しているので一言、言わせていただく。

先ず基本的に特に岸田自民になってから、昔の自民党と言えば利権擁護団体であり、かつ選挙互助会でもあるがこの様な体制に、(20年前の自民)岸田はたった1年で戻してしまった(総務省のポチと言われる)最低の総理でもある。
現在岸田曰く火の玉になっては火の車になってが正解であろう、解散も出来ないポンコツ総理でもある。



そもそもこの事件は昨年赤旗新聞が掲載した記事を元にして書類を付け合わせた結果発覚した事件で、派閥に入っている議員のほとんどは該当するわけであるが、今回何故か安倍派がマスゴミに晒されて入り、詳しくはYouTubeで尊徳氏が配信する、どうする・・・?裏金問題は自民党はもうここまで腐敗している。現在の日本金権政治は角栄から始まり法の抜け道が複雑に、取得金額は大きくなっている。簡単に言えば泥棒に法律を作らせ実施している状態が続いている、さすが政治屋が考える手口である。民には厳しく政府には甘い見事な政策はいつもの事で国民の事は考えないのが現在の日本であろう。

民間の零細企業までもインヴォイス等でがんじがらめにし1円でも税収入の抜け道を塞ぎ、政治家は抜け道を作り金権政治を楽しむ、日本政治は最低であるが、又野党はそれ以下で最低でもある、全く箸にも棒にも捕まらない。

現在心ある政治家は全く居ない状態で益々最悪な二世三世議員も多くいる現状である。結果防衛費は棚上げ状態、この状態を喜ぶは隣国支那、朝鮮、ロシアの対応だが、台湾の総統選選挙結果次第で現在傲慢な支那の経済状態は最悪であり今こそ台湾侵攻は早まる可能性が高くなっているでもあろう。

尊徳氏のYouTubeリンクご覧ください。

後はニュース報道でこの件に関わった西村経産大臣「道半ばで残念」辞表提出で悔しさにじませるが、この様な政治不評は日本の恥であると思わないのであろうか?何故政治家は議員立法を掲げる時裏口を作るのであろうか?
これでは支那の得意のバックドアーの近平と変わらない・・・・?

記載すれば罪にはならず、例え3,000万円以上の記載がないと罰金にもならない間抜けな法案、実に馬鹿げた判決であろう、国を代表する議員ならエリを但し何時でも首を差し出す覚悟は持って欲しいものである。言いたいことがあれば国民に向かって正義をほえられるのか?日本人の民意を下げる議員諸君よ!

大名の教養・品行、反逆・殺害人の追放、他国者の禁止、城郭修理の報告、徒党の禁止、婚姻の許可、参勤作法(さほう)、大名の国政などについて規定した「武家諸法度法」は戦国時代から江戸時代に変わる頃、大名、武士達は役人に職業を変えなければ平和な世の中にならずと学んだ法律であり、日本にはこの様な伝統がある国なのに何故政治屋、役人は学ばないのであろうか・・・?

回り回って落ち着いた先がグスタフ・レオンハルト演奏のJ.S.バッハ:フランス組曲 BWV.812-817を聴き納得する

2023年12月08日 | 2022J.S.バッハ関係

昔というより50年前の頃であったと思う、当時ECMレーベルの音質が良いと言われ、筆者が記憶するは当時のスイングジャーナル誌でピアニスト、チック・コリア演奏のリターン・トゥ・フォーエヴァー(Return to Forever)を絶賛していた、チック・コリア演奏のECM配信レコード盤はヨーロッパを代表する名門ジャズ・レーベルでもあった事を記憶する。

ECMは1969年にマンフレート・アイヒャーがドイツのミュンヘンに創設。アイヒャーはクラシック音楽とジャズの演奏家として活動した後、20代半ばでECMを立ち上げた。ECMは「Edition of Contemporary Music」の略。勿論当時はオトキチの仲間では話題のネタであった。爽やかな感じがする鳥が飛んでいるレコードジャケットも印象的でした。


透明感のあるサウンドと澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインが特徴的で、レーベルのカラーとなっている。その後キース・ジャレットの1975年にケルン・オペラ・ハウスで録音されThe Köln Concert(ケルン・コンサート)も良い音がしたアルバムでもあった。その後キース・ジャレットによるバッハ録音第1弾となったアルバム。この頃からは筆者の聴く音楽がバロック音楽に変化し徐々にジャズから離れ始めた頃でもあった。

チェンバロで弾く平均律クラヴィーア曲集は新鮮いい意味で期待を裏切られたので興味は持つ様になった、チック・コリア、ゲイリー・バードン、キース・ジャレットと其れ程好きでもない演奏者が並ぶECMレーベルは気にはならなかったと言う事であろう。



 平均律クラヴィーア曲集 第1巻

 平均律クラヴィーア曲集 第1巻
 
 初回限定盤/ECM50周年記念/日本独自企画
 録音年:1987年2月/
 収録場所:ケイヴライト・スタジオ、ニュージャージー州

そして2022.2に購入した雑誌stereoと言う雑誌を何気なく見るとECMとオーディオに着いての特集記事が掲載されている、多分この記事が見たい為に購入してのであろう、かなりの枚数が記事内容と掲載され今頃になって改めて目を通してみた。1969年設立以降、未だに存続する稀有な存在でもある。



キース・ジャレットは、アメリカ合衆国出身のジャズ、クラシック音楽のピアニスト、作曲家。 ジャズ・ピアニストとして知られているが、クラシック音楽のピアニストでもある。演奏楽器もピアノ以外に、ソプラノサックス・パーカッション・ハープシコード・リコーダーなども演奏できるマルチ・プレイヤーでもある。

大変自然な演奏で、テンポもいいし、ここにやさしく語りかけているようで、心にしみいってきます。長い曲だけど、全然飽きない、一応バッハのすばらしさがわかります。を聴くたびに涙が出てくる。きっとα波もいっぱい出ているのだろう。体内にがん細胞があったら、どんどん消えてってるんじゃなかろうか・・・。
しかし冷静になってキース・ジャレットの演奏を聴き比べて解るが前にも述べたが、彼の音楽はやはりジャズピアノの演奏者である様に思う。



French Suites: Keith Jarrett
JSバッハ:フランス組曲 全曲 BWV.812-817
キース・ジャレット(チェンバロ)
https://www.youtube.com/watch?v=EqE6Pivwnr0&list=PLfdMKJMGPPtzP2rCLnprTF2lq5YcBQJ2Q
 
 J.S.バッハ:
  01フランス組曲第1番ニ短調BWV812
  02フランス組曲第2番ハ短調BWV813
  03フランス組曲第3番ロ短調BWV814
  04フランス組曲第4番変ホ長調BWV815
  05フランス組曲第5番ト長調BWV816
  06フランス組曲第6番ホ長調BWV817
 
 録音時期:1991年9月
 録音場所:ケイヴライト・スタジオ、ニュージャージー州 
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ピアニストのキース・ジャレットのチェンバロ演奏による、バッハのフランス組曲を収録(91年録音)。バッハを得意とするジャレットが古楽器を演奏し、作品本来の音色を引き出す。バッハ作品の魅力を再考できる一枚ではあった。



さて前書が長くなったがここからが本題であろう・・・?しかし筆者はここで大御所 グスタフ・レオンハルト(Gustav Leonhardt )の演奏を聴きたくなる。筆者が初めてバッハの音楽に触れた演奏者がレオンハルトの鍵盤楽器でもあり、勿論今も教科書的大御所的存在でもあった、しかしそれ以外の演奏者のバッハが聴きたく未だに目につくと試聴している事が現状でもある。

バッハ音楽の聴き始め当初から細々とレオンハルトのレーコードを収集し、勿論バッハ:カンタータ全集も所有するが、今も新しいセットのCDが発売されれば購入する、レオンハルトファンでもある。
先日もバッハ: 鍵盤作品集成 / グスタフ・レオンハルト(Gustav Leonhardt )1962年から1988年にかけて録音したバッハの鍵盤楽器が20枚組でまとめられた、2009年発売のアイテム。申し分ない内容であり、初出時のライナーノーツを全て収録した立派な日本語(日本限定盤なので当然だが・・)ブックレットも付属している。録音毎の使用楽器等の詳細なデータも記載されているので、大変参考になる。

改めて言う、演奏の音質、聴かせ方、如何にもバッハらしい実に納得出来る音質であり、品格さえ違って感じた実に安心してバッハ音楽が聴ける。



確かに筆者の部屋は狭いが、ある程度の重みのある安定したGOODMANS AXIOM 80の箱に入れた10吋タンノイIIILZ Monitor Goldユニットと中でも比較的安価な真空管300Bパワーアンプだが流石三極管の織りなす音は、何故比べるのかとも言われている様にも感じる。
確かに当初はオーケストラ、オペラ、パイプオルガン等の音は大変重量感の音で満足するが、聴き慣れるとチェンバロ等の低音はたまたグランドピアノ独特の音を体感すればミニのスピーカーでは得られない音圧が感じる、此れは一度体験すれば病みつきになる事間違い無い様である。写真しか見て事なない頑丈なエンクロージャーが有名なアメリカタンノイは如何なる音がするか益々興味が湧く。

このレオンハルトの演奏を聴いていると、ピアノ演奏よりチェンバロの方が断然良いという人の気持ちもわかる。決して急がず、ゆったりとしたタメを設けながら、独自の影の濃い存在感のある響きを引き出している。

バッハは6曲の舞曲「フランス組曲」を聴いている。バッハ自身は「クラヴィーアのための組曲」と名付けており、「フランス組曲」なる命名者は判っていない、おそらく、この組曲がお洒落な要素も含み優雅で親しみやすく洗練された音楽になって、如何にもフランス的な感覚が多く盛りこまれているためにこう呼ばれるようになったものだろうと言われているそうだ。

作曲年代についてもはっきりしていないが、1722年頃と推定されている。それは、バッハが最初の妻と死別後、2度目の妻アンナ・マグダレーナと1721年に結婚し、彼女に最初に贈った曲集「クラヴィーア小曲集」(1722年)に、このフランス組曲の第1~5番の5曲が含まれているという理由からである。

いずれも数曲の舞曲より構成され、アルマンド、クーラント、サラバンドと続き、最後はジーグで締めくくる。これら4つの舞曲は、17世紀後半に確立された鍵盤組曲の古典的定型を成す。バッハは当時の慣習に従い、これらの舞曲がすぐにそれと判るような典型的な音型や語法を曲の冒頭から用いている。第1番と第2番は、1725年の「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳(第2集)」に含まれており、少なくともこの2つの組曲については改訂が行われたそうです。



キース・ジャレットがバッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻をジャズマンがバッハに挑戦するのは今ではそう驚くことではないが、平均律とは並み大抵ではない演奏でもある。だが、キースのはソフト・タッチで優しく柔和だ。真正面から取り組んではいるが、肩ヒジ張った謹厳で威圧的なバッハとは無縁の、柔軟で叙情的なバッハでもある。
しかしグスタフ・レオンハルトと比べるとはいくらなんでも可哀想である。しかしこれが現実であり深い芸術の世界でもある様に思う。

この事かも当時バッハが新しい妻アンナ・マグダレーナ・バッハの為に第1番と第2番は、1725年の「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳(第2集)」に含まれており1723年頃作った愛を込めた優しい曲でもある。 全6曲。 名称は、フランス風の舞曲の構成をもつことに由来する。

バッハは6曲の「フランス組曲」を書いている。 バッハ自身は「クラヴィーアのための組曲」と名付けており、「フランス組曲」なる命名者は判っている。 おそらく、この組曲が優雅で親しみやすく洗練された音楽になっており、フランス的な感覚が盛りこまれているためにこう呼ばれるようになったものだろう。



 フランス組曲(全曲)

  J.S.バッハ:フランス組曲 BWV.812-817
  1. 第1番ニ短調 BWV.812
  2. 第2番ハ短調 BWV.813
  3. 第3番ロ短調 BWV.814
  4. 第4番変ホ長調 BWV.815
  5. 第5番ト長調 BWV.816
  6. 第6番ホ長調 BWV.817
  演奏:グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)

 使用楽器:デイヴィッド・ルビオ、オックスフォード、1973年(2,5)、1975年(1,3,4,6)/パスカル・タスカン・モデル
 録音時期:1975年12月(1,3,4,6)、1975年2月(2,5)
 録音場所:ハールレム、ドープスヘヅィンデ教会



レオンハルトが目指すはバッハ自身の感動の現実の音の中に描き出す事であり、それらの音を作り出すのはレオンハルト自身の感度やとファンタジーに他ならないっと述べている。これぞバッハが自分の作品をどの様に演奏したか・・それは永遠の謎であろうがレオンハルトは精神の中に没入しようとして真正なるもが呈示されるという感動を聴き手に与える、聴き終わり納得したり安心したりこの演奏の違いは確かに異次元の違いを感じた、はるかにグスタフ・レオンハルトのフランス組曲は優しく。清らかで神々しいのである。

J.S.バッハの音楽性、当時愛しいアンナ・マグダレーナ・バッハの練習曲として捧げた優しいリズムが描かれてれているかの様である、確かにこれを聴けば納得出来る曲なのであろう。人間バッハに触れた瞬間かもしれない、ブラボー!

流石古いが1956年のアルバムで筆者好みのModern Jazz Quarteのジャズを聴き直す。

2023年12月02日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近筆者の音響機器は全く進展はないが、ある程度エージングが馴染み安定した音が聴けるようになった様にも感じる。久しぶりに各々の接続端子に接点復活剤を丁寧に塗布して試聴する、筆者の所有する音響機器が良く聴こえる音楽が圧倒的に多くなるのですが・・・、久しぶりに筆者好みのモダン・ジャズ・カルテット(Modern Jazz Quarte)を聴く。今回紹介の「Fontessa」はスタンダードとオリジナルをバランス良く収録しMJQのサウンドが一発で伝わる作品になっています!

英国製のタンノイも三極管真空管アンプとの相性は良く、ハードなジャズは苦手ではあるが、この様なジャズが意外とお得意のソースで、聴き心地も大変よろしい様です。
一般にはクラシック音楽再生の音響機器をお持ちの方も一度聴けばそれなりに良いとされる事が多いと聞きます。



実にシャープなミルト・ジャクソンのヴィブラフォンの鳴り方も心地良い音色に舌を巻く。タンノイでジャズを聴く音楽としてはModern Jazz Quarteの音にはリラックス出来るは請け合いである。
このグループは当初ビブラフォン奏者 Milt Jacksonを中心に1952年結成されたグループです。もともとはMilt Jackson Quartetというグループで活動していたのをModern Jazzとして改名したそうです。筆者の20代前半(1968年頃)にジャズを聴きだす頃から、勧められたのがM・J・Qであった。当時は随分前に発売された「Django」のLPは当然販売していた、それ依頼時々は購入したがその後MODERN JAZZ QUARTET / Fontessaは当時夢中になったLPでもある。



MJQのフォンテッサは1956年にそれまで所属した"Prestige"ら"ATLANTIC"レコードへの移籍1弾目の意欲的なアルバムで、表題の"Fontessa"は現在もなお各地で上演され続けている 16世紀イタリア・ ルネッサンスの仮面を使用する即興演劇の一形態である コンメディア・デッラルテに啓発され、ジョン・ルイスが小組曲として作曲した大作で、このアルバム・ジャケットに描かれた4名の登場人物をモチーフとして作曲したことをジョン・ルイス自らが、LPレコードの解説で説明しております。

Fontessa
 1. Versailles (Porte De Versailles)
 
  Bass – Percy Heath
  Drums – Connie Kay
  Piano – John Lewis
  Vibraphone – Milt Jackson
実に馴染み深いミルト・ジャクソン(ヴィブラフォン)、ジョン・ルイス(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、コニー・ケイ(ドラムス)から成るモダン・ジャズ・カルテット。
1956年の本作は、アトランティックに移籍後第1弾のアルバムで、彼らの最高傑作との声も高い1枚だと思います。
ルネッサンス喜劇を題材にした11分にも及ぶ大作「Fontessa」、ルイスが抱く欧州への憧憬が感じ取れる「Versailles」等のオリジナル曲をはじめ、「Angel Eyes」や「Over The Rainbow(虹の彼方へ)」、「Willow Weep For Me」といったスタンダードを収録。密かな熱を孕みながらもクールさを保った演奏、優雅で知的な室内楽ジャズの名盤で今も思い出したまに愛聴しています。



以前にも紹介したが筆者好みのジャズ演奏者の中でも比較的上位の位置をキープしているメンバーのThe Modern Jazz Quartet(モダン・ジャズ・カルテット)は、アメリカ合衆国のジャズバンドで1952年にミルト・ジャクソンらによって結成された。結成前の1951年にはミルト・ジャクソン・カルテットと名乗っていた。略称は両方とも「MJQ」である。
1946年にミルト・ジャクソン(vib)がジョン・ルイス(p)、レイ・ブラウン(b)、ケニー・クラーク(ds)とカルテットを結成。
52年の末にブラウンの後任としてパーシー・ヒース(b)が参加し、正式にモダン・ジャズ・カルテットと名称を変更。55年クラークの後任としてコニー・ケイ(ds)が加わり74年まで活動した。その後何度か再結成されたが、94年に正式解散。室内楽風ジャズとしてクラシック・ファンにも人気が高い。



筆者が何故10吋のタンノイのユニットでジャズを聴く様になったかを打ち明けると、英国製スピーカーは日本でも大変ファンは多く、それぞれ独自の個性をもった音がファンがいる。しかし、それらのファンはクラシック・ファンが圧倒的に多く、英国スピーカーはジャズの世界では全くといってよいほど冷遇されてきた。何故だろうか? それなりの理由がたしかにあったのかもしれない。兎に角ジャズドラムの再現は全く不利であり。ジムラン、アルテックには敵わないが、その理由を証明するにはスピーカーというものが、一連の電気音響機器の中で特別にソフトウェアーとしての性格の濃いものであると思う、そこで、英国系のスピーカーには、どうしてもクラシック音楽のイメージが強いとされ、今や、英国も、ビートルズを生み、ミニスカートをつくる国である(少し古いが)、特に輸出によってお金を嫁ぐことに熱心なことは英国フェアでもよく承知している。英国がその古い伝統と、高度な産業技術を、クラフトマンシップを生かしてつくり上げた製品は、筋金入りの名品が多く、しかもお客の望みを十分に叶えてくれるサービス精神にもとんでいる。
どちらかと言えば重厚明媚を兼備えた憎い音を出す。これでジャズを聴くと、実に新鮮な迫力に満ちた音が聴ける。現在はオリジナルのIIILZ in Cabinet mkIIではベースの音の再現は難がありアコースティック・レジスタンス・ユニット装置付きのGOODMANS AXIOM 80の箱に挿れた結果が良い効果を出している。
最近はジャズの音も多様性をもってきた様でヨーロッパ録音もはある。英国系のスピーカーでの再生は違った意味での楽しみ方になるのかもしれないと思った次第である。



フランスが生んだ最も偉大なジャズメン、ジャンゴ・ラインハルトに捧げたジョン・ルイスの作品をタイトル化したMJQ初期の代表作。
先に、バードバップ色を持ちながらも次第に独自の音色とサウンドに挑戦しつつあったMJQ、ドラマーはまだケニー・クラークがクレジットされている。
「ジャンゴ」での対位法的なベース・ラインはそれ以降の典型的なアプローチとなった。

M.J.Q.ことモダン・ジャズ・カルテットの1953~1955年録音盤がある、このメンバーのファンも当時からクラシック・ファンにも人気が高いと言われた、確かにトランジェットの根毛の良さも大変美しいミルト・ジャクソンのヴィブラフォン (Vibraphone)は、金属製の音板をもつ鍵盤打楽器で、鉄琴の一種。ヴァイブラフォンや、略してヴァイブと言うが抜けの良い音は好きな部類の音でもある。
確かにこの様なジャズ音楽は欧州のオーディオ装置で聴くも実に雰囲気にあって入り様に感じる、録音も古いが最新お音質と比べ若干の物足りなさは感じるがBGM的にもよくリラックスできる演奏でもある。

ピアノのジョン・ルイスをはじめ、クラシックの要素を多分に含んだメンバーの音楽性に、セッションではなくアンサンブルを聴かせる楽団としての魅力を見出したのかも知れません。高度でありながら実に心地よいというMJQの稀有な音楽性は、このアルバムの時点ですでに確立されていました。

MJQNO魅力のその理由は先ずは、クラシックファンにも聴き易い、MJQの音楽はおおむね穏やかで耳に心地よいものが多い様です。勿論、BGMとして聞き流すことも可能です。ただ、肝心な事は彼らの音楽は聴き易いだけでは無く、豊かな音楽世界を持っていますので本気で聴きたい方も満足できるのものなのです。 
特にクラシックを聴いてある方に違和感なく聴けるJAZZになっています。
何故ならMJQが目指した音楽のコンセプトの一つが「ジャズとクラシックの融合」だったのです。下記の写真はカーネホールで初めて着た様な燕尾服での演奏は懐かしく思います。



モダン・ジャズ・カルテット(Modern Jazz Quarte)

John Lewis(ジョン・ルイス)1920年5月3日米国イリノイ州ラグランジ生まれ。2001年3月29日死去。ジャズ・ピアニスト。兵役中にケニー・クラークと出会い、ニューヨークに進出。ディジー・ガレスピー楽団でデビュー。チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィスと共演後、52年にMJQを結成し、リーダー格として活躍する。74年に解散するものの、81年に再結成。エモーショナルな感じはあまり無いが、優雅に奥深さを感じさせるピアニスト。

確かに音質は古く最新の録音した物と比べ決して良くないが、じっくり聴けばMJQ独特のジャズ音楽の独自の音が堪らなく懐かしい、筆者のような古いユニットを使うマニアにとっては、MJQの音楽を聴いた瞬間に最初に聴いたヴィブラフォンの足らんジェットの良さを感じるのであろう、正にMJQのジャズ音楽が蘇る瞬間でもあろう、最新のユニットでは味わえない懐かしい音が聴ける様である。


Milt Jackson(ミルト・ジャクソン)ジャズの歴史の中で最高の人気を誇るヴィブラフォン奏者。1923年に米国デトロイトで生まれ、7歳でピアノを学び、数年後にはヴァイブを演奏するようになった。ディジー・ガレスピーに才能を見出され彼のビッグ・バンドで活躍。チャーリー・パーカーやセロニアス・モンクらと共演を重ね、1946年にジョン・ルイスらとモダン・ジャズ・カルテット(MJQ)を結成。様々な層から受け入れられ、長年に渡り圧倒的人気を誇る。99年に死去するまで様々な名演を残した。


Percy Heath(パーシー・ヒース)1923年4月30日生まれ、米・ノースカロライナ州出身のジャズ・ベーシスト。クラリネット奏者の父、教会の合唱隊所属の母のもとで育つ。テナーサックス奏者のジミー・ヒース、ドラマーのアルバート・ヒースは兄弟。8歳でヴァイオリンを始める。兵役を経て、グラノフ音楽学校入学後、ジャズクラブで演奏を開始。40年代後半にニューヨークへ移り、弟ジミーとディジー・ガレスピーのバンドに参加。52年にモダン・ジャズ・カルテット(MJQ)に加入。75年にはジミー、アルバートらとヒース・ブラザーズを結成。2003年に初のリーダー作『ラヴ・ソング』を発表。2005年4月28日に骨肉腫のためニューヨーク州サウサンプトンにて死去。81歳没。


Connie Kay(コニー・ケイ)1927年4月27日生まれ、米・ニューヨーク州タッカホー出身のジャズ・ドラマー。ドラムは独学で習得し、レスター・ヤングのクインテットに参加して経験を積む。ドラムセットに多様なパーカッション類を加えていたことでも知られる。55年、モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)にケニー・クラークに代わる2代目ドラマーとして加入。74年のグループ解散、および後に数度行なわれた再結成に至るまでメンバーとして活動。ヴァン・モリスンのサポート・ドラマーでの『アストラル・ウィークス』ほか、重要な仕事を残す。1994年11月30日に病没。


久しぶりにApple MusicでMJQを検索すると「Modern Jazz Quartet: Essential 10」(Modern Jazz Quartet feat.)ミルト・ジャクソン, ジョン・ルイス, パーシー・ヒース & ケニー・クラークの新譜があり内容を見るともちろん知った曲が注入されてます。



 1.Django           07:03
 2.One Bass Hit         02:59
 3.La Ronde Suite / Piano    01:46
 4.La Ronde Suite / Bass        02:53
 5.La Ronde Suite / Vibes.           02:12
 6.La Ronde Suite / Drums.         02:37
 7.The Queen's Fancy.                 03:12
 8.Delaunay's Dilemma               03:57
 9.Autumn in New York               03:39
 10.But Not for Me.                      03:43

 Modern Jazz Quartet
 John Lewis(ジョン・ルイス)ピアノ
 Milt Jackson(ミルト・ジャクソン)ヴィブラフォン
 Percy Heath(パーシー・ヒース)ベース
 Connie Kay(コニー・ケイ)ドラム

特に本編のMJQの様なジャズは欧州製品のオーデォーオ愛好家でも十分楽しめる、いや実にニュアンス豊かな音はむしろ英国産の装置で聴くにはむしろ適している様に思えてならない。先日映画館に行った時少々の時間があったので本屋に立ち寄り最新のステレオサウンド誌(ヴィンテージ・アナログ 復刻版 (別冊ステレオサウンド)を立ち読みしたが未だ古い機器が排外な値段で販売されている事を覗き見する、むしろ高齢者しかいない趣味の世界の様にも感じている。



確かに聴いた瞬間に分かる音の分離の良さ、ヴィブラフォンのトランジェットの良さ多分最新のテクノロジーを駆使し、再録音して仕上げた物であろう。録音技術も日々進化している様でもある。しかし聴くうちに何故か違った音の様に気づく、1953年6月25日、ニューヨーク、1954年12月23日、1955年1月9日、ニュージャージーにて録音した当初の録音も聴きたくなる。
最新の物は筆者にはキレが良過ぎてふくよか差不足を感じる。何故なんであろう・・・、当初のジャンゴを掛けると先ずはジョン・ルイスのピアノが流れる瞬時に、あ!この音だと感じるのである、人の匂いを感じる演奏なのである。ピアノの音質の差がが実に分かりやすい。もちろんミルト・ジャクソンのヴィブラフォンの音もそれなりに適度なバランスの良い音が鳴ったことに何故か安心感さえ感ずるのである。誠にオリジナルの音には敵いませんでした。


 
 1.ジャンゴ Django
 2 ワン・ベース・ヒット One Bass Hit 
 3 ラ・ロンド組曲(A: ピアノ / B: ベース / C: ヴァイブ / D: ドラムス) La Ronde Suite A: Piano / B: Bass / C: Vibes / D: Drums 
 4 ザ・クイーンズ・ファンシー The Queen's Fancy 
 5 デローネイのジレンマ Delaunay's Dilemma 
 6 ニューヨークの秋 Autumn In New York 
 7 バット・ノット・フォー・ミー But Not for Me 
 8 ミラノ Milano
1954年度盤を試聴してやっと落ち着くのであった。ピアノ音の安定感、ベース、ドラムの微妙な音の出し方など違った曲にも感じる、如何にバランスが大切なことかが分かる、音が良いと音楽が良いでは随分違う様に思う、筆者の10吋のタンノイのユニットは実にこの箱とのマッチする仕事をしている様である。
ここで思うは余り音が良過ぎても耳が拒否する様に思う、録音技師も音楽芸術性を理解しそれを仕上げなければならない事が仕事とは申せ大変な苦労でもある。確かにこの時代のジャズは大変幅が広く多彩に変化した時代でもあった。勿論この時代にしか聴けない深みのある様にも感ずる、興味あるジャズ音楽は未だに多くある様だ、暫くはこの時代のジャズを今の機材で楽しんでみようと思っている次第でもあります。

齢75過ぎの駄耳の老人が胸の熱くなる音は未だ体験する事が出来る、音楽を愛好する大事さが今蘇る思いなのである。勿論音楽はそう時代の音も味わう楽しむあると染み染み体感する事になった。このアルバムジャンゴ、Fontessaは典雅で斬新な演奏でMJQの名声を決定づけた不朽の名盤であろう。ブラボー!