昨日は遅くまで仕事で車中音楽聴きながら、帰宅しました。
やっと眠い目を擦りながら起きるともう11時です。
夏に日差しも強く、出撃(釣りに行きたのだが、日曜から仕事が入ってしまい今週も断念)
アンプに火を入れ熱い珈琲をドリップしてやっと目覚める、書類等をまとめながら音楽を・・・・
マイルス・デイヴィス 正式名はマイルス・デューイ・デイヴィス三世
(Miles Dewey Davis III, 1926年5月26日 - 1991年9月28日)は、アメリカ合衆国のジャズトランペット奏者。
久しぶりにマイルスを聴いてみる。筆者がマイルスを敬遠したのはBitches Brew以降です。
今Kind of Blue聴くと実に素晴らしい。このモダン・ジャズの歴史上でも屈指の傑作アルバムとされ、
そのコンセプトは以後のジャズ界 に大きな影響を与えたレコードの様です。
半世紀近くを経ながらミリオンセラーを達成、現代までジャズ・アルバムとしては異例のセールス記録を伸ばし続けて いる !
まさにこのレコードが筆者もModern Jazzの好きになった原点かも知れない?、
其れまではクールジャズを中心に聴いていましたが、モダンジャズを聴くようになったきっかけのように思います。
昔欲しかったスピーカー、でもJBLは購入したことは無いな???
でもジムランとマイルス(JBL LE8TとMiles Davis)聴いて変わったのかも知れません。
現在はイギリスのパーツでマイルスを聴いていますが、この様なマイルスでしたら十分聴けますネ!
昔JAZZ好きな先輩のところで鳴ってた(38FDにLE8Tとortofonの組み合わせで鳴った)音をもう一度聴きたいと思います。
ジミー・コブ の叩く太鼓の音は現在の拙宅の装置ではやっぱり無理なんですね(笑)
Miles Davis - So What
この曲がジャズにおいて〈モード〉という音楽が完成された瞬間です。
五十年代の前半、ジャズ界の話題をさらったウエスト・コースト・ジャズが、
いささか軽薄なクラシック音楽への追随とアドリブ能力の脆弱性故に自滅への道をたどったあと、
ジャズ界の中心地は再びニューヨークへ移って、黒人ハード・バッパー達による豪快なアドリブ万能の時代が到来したが、
彼等が揃って手がけたコード分解による即興演奏の可能性は数年を経ずして究め尽されてしまい、
次々に発売されるレコードの内容が、いずれも大同小異に聞こえるという深刻な行きずまりが表面化し始めた。
56年から7年にかけて「サキソフォン・コロッサス」「ウエイ・アウト・ウエスト」という二大名盤を吹込み、
ジャズ・アドリブの世界に一つの頂点を記録したソニー・ロリンズにしてからが、これ以降の作品からは、
楽想の乱れ以上の変化を見出すのがいささか困難となってしまっている。
マイルス・デイビスの、50年代末期を飾る名作「カインド・オブ・ブルー」は、
正にこういった調性アドリブの明白なマンネリズムを背景として録音されたと言われます。
マイルスはそれ以前より、つまりニューヨークの黒人新勢力がウエスト・コーストの白人達から主導権を奪い返したその直後より、
すでに旧来のコード進行を遵守したアドリブには、近き将来限界が訪れるであろうことを予知していたかの如くに思える。
1959年の録音です。このクールさはそれまでのジャズには無かったものです。
メンバーは今考えれば凄い豪華メンバーです!みんなソロでも・・・まさにマイルス学校の生徒!
Miles Davis マイルス・ディヴィス -trumpet John Coltrane
ジョン・コルトレーン -tenor sax Cannonball Adderley
キャノンボール・アダレイ -alto sax Bill Evans
ビル・エヴァンズ -piano Paul Chambers
ポール・チェンバース -bass Jimmy Cobb
ジミー・コブ -drums
この”So What” 、マイルス・グループがギル・エヴァンズ・オーケストラと一緒にTV出演した時
のヴァージョンがありますので、それを見てみましょう。
動いている映像というのが魅力です。 ただ、ピアノがWynton Kelly ウィントン・ケリーに変わっ
ていますね。それとアルトのキャノンボールがいません。 とにかく”So What”の貴重なスタジオ・
ライブ・ヴァージョンです。
Miles Davis - Kind of Blue - Full Album
この「カインド・オブ・ブルー」という作品は、”モード・ジャズ”を完成させた作品としてジャズ発展
史上、重要な作品として評価されております。では「モード・ジャズ」とはなんなのか。
コード(和音)進行ではなくモード(旋法)進行を用いる奏法を指すそうです。
今作はそのモード進行によるジャズを完成させたとされております。・・・わかりません。自分で書
いていてもわかりません。でも言える事は今聴いても全く古さは感じません、
むしろ今のJAZZより素敵に聞こえるのは筆者だけなのか??
青春期に聴き馴染んだ最高傑作と思える「My Funny Valentine(1964)」
このMy Funny Valentine以降筆者はマイルスを聴かなくなった、
何故か?それ以降のマイルスは聴かなかった。
未だにMy Funny Valentineは歴史に残る名盤と思う
① Miles Davis In Concert - My Funny Valentine (1964)
1965年ニューヨーク、リンカーン・センターのフィルハーモニック・ホールでのライブ録音、
My Funny Valentine
MY FUNNY VALENTINE(L-Hart-R.Rodgers) 15:06
ALL OF YOU(C.Porter)14:55
STELLA BY STARLIGHT(N.Washington-V.Young) 13:01
ALL BLUES(M.Davis) 8:56
I THOUGHT ABOUT YOU(M.Davis)11:14
レーベル:COLUMBIA
録音:1964年2月12日、リンカーンセンター、フィルハーモニック・ホール、ニューヨーク
マイルス・デイビス(TP)
ジョージ・コールマン(TS)
ハービー・ハンコック(P)
ロン・カーター(B)
トニー・ウィリアムス(DS)
この日のライブを2枚に分けてリリースされた内の1枚です。タイトルは「マイ・ファニー・
ヴァレンタイン」ですから甘いジャズとお思いきやそうではなく超ビター。クールで雑音を気
にしない、圧倒的なカッコよさ、孤独なボス、マイルスの心の内は、きっと誰にも解らないの
でしょう。なんといってもマイファニー・バレンタインのマイルスのソロが圧巻!!盛り上げ
方と音の使い方!!特に中盤あたりに出てくる高音!!マイルスにしかできない技!!この1曲
だけでも聞く価値あり!!
其れ以降Bitches Brewと続くのですが・・もう筆者の音楽趣味が違う方向にいってしまい・・・
こんな本を見つけ一寸目を通しています。
未だに好きなKind of Blue・My Funny Valentineは偶にそっと聴いています。ブラボー!