LINN KL100のアンプ導入で聞く音楽が随分変化したようですが ・・・
ア・レだけ好きだったボサノヴァ 余り聴かなくなりました??何故かな?
偶にはやっぱりJAZZが聞きたくって・・友人からもリクエストされ??
でも、やっぱりこんな素敵なJAZZはいつまでも聞きたいんです。
一寸謎の多い、アビー・リンカーン(Abbey Lincoln、1930年8月6日 - 2010年8月14日)は、
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のジャズ・ボーカリスト、
女優。本名Anna Marie Wooldridge。ビリー・ホリデイを敬愛し、しばしばビリーの後継者と評価されてきた。
僕がJAZZを聴きだした頃聴いたアビー・リンカーンは張りのある粘っこい発音が印象的なヴォーカリストだ。
映画女優としても活躍するほど知的でグラマラスで魅力的な女性な反面、1
960年代は公民権運動に参加するなど反骨精神に溢れた女性でもあった。
アビー・リンカーン「ユー・ゴッタ・ペイ・ザ・バンド」1991年より「バード・アローン」
You Gotta Pay The Band
アビーの声はちょっと聴くと、鈴木道子と声の質や歌い方が似ており、
鈴木道子がこのCDに影響されたと言う事は明らかに分かります。
ここでのさすがに年季の入ったアビーの声は、人生の重みを感じさせ、
より堂々とした貫録に溢れています。
そして、何と言ってもこのCDの目玉は、
I'm In Love - Stan Getz & Abbey Lincoln
この録音の4ヶ月後に亡くなるテナーサックスの大御所「スタン・ゲッツ」が参加している事です。
この吹きこみが1991年の2月25,26日の両日。
この年6月6日にスタン・ゲッツが64歳でガンで亡くなります。
ここでのスタン・ゲッツのソロは、とても4ヶ月後には亡くなってしまう病人のそれとは思えないほど、
クリエイティブで瑞々しいイマジネーションに溢れています。
音色はクリアで艶っぽく、枯れた所など全然感じさせないのが、
粋な都会っ子で悪童だったと言うスタンの心意気なのでしょう。
そのスタン・ゲッツも、プレイは変わらずとも、人間としては長年大病と戦い、
人生の険がすっかり取れ、ポートレイトで少年のような笑みを浮かべています。
アビーの歌の持つ包容力をさらに感じ、女性ヴォーカルの持つ癒しの力に触れた思いがします。
Abbey Lincoln - "Bird Alone" from "You Gotta Pay the Band" album
残念ながらアビーは(2010年8月14日)80歳で亡くなっています。
90年代に復活してからのアビーも実に素晴らしい、
でも四十代のています頃の元気なアビーの記憶は永遠に消えそうにない。
是非今聴きたい女性JAZZシンガーなんですね!
ABBY LINCOLN - Ain't Nobody's Business
忘れてました、筆者の大好きなブルースのアビーの曲です。お馴染みの
Abbey Lincoln - Blue Monk
文中に登場する鈴木道子
成蹊学園大学在学中より、
学園祭やクラブなどでブルースやソウルナンバー、ダンスミュージックなどを歌い始める。
卒業後、モータウン系のコーラスグループ "JOY" に参加、本格的なプロ活動に入る。
2013.03.11吉祥寺SOMETIME 東日本大震災チャリティライブ
彼女の今後にも興味有りますね!黒生ビールのCMソングに登場し、
そのブルージーな歌いかたが視聴者の高い関心を浴びているようです。