伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

『Beatles For Sale』は隠れ名盤?迷盤・・・・・人間Beatles見つけた!

2016年07月18日 | JAZZ・ボサノヴァ

先週末から仕事ですっかり夏風邪をひき、連休は引きこもっています(笑)
歳と共に風邪を引きやすくなった。


ベットの横にあるネオンテトラの水槽が夏らしく感じます。

少しは風邪も良くなり、音楽も小さな音量で楽しめる程に・・・小生の釣り仲間は今週オフ会で楽しんでいるようですが、私は出撃は出来ません。

それにしても、実に久しぶりにこのビートルズのアルバムを聴いています。思えば、ビートルズに狂いまくっていた高校時代は、それこそ盤がすり切れるくらい聴いたものでしたが。

高校生の時は、小遣いを貯めて、1枚ずつビートルズのアルバムを買っていました(笑)

当時発売はアルバム・タイトルは訳すと「ビートルズ売り出し中」で、クリスマス商戦に引っ掛けたもの。日本のジャケットデザインは下記のものであった事は後日知った本来は『ビートルズ・フォー・セール』("Beatles for sale") 

当時発売はアルバム・タイトルは訳すと「ビートルズ売り出し中」で、クリスマス商戦に引っ掛けたもの。日本のジャケットデザインは上記のものであった事は後日知った本来は『ビートルズ・フォー・セール』("Beatles for sale") 

日本では『ビートルズ65』のジャケットで発売された。

イギリスにおいて1964年12月4日に発売されたビートルズの4作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムである。1964年12月4日、Parlophone Recordsよりリリースされた4thアルバム。

アルバムは作詞者としてのLennon-McCartneyにとってターニングポイントとなり、特にJohn Lennonは自叙的な曲を作ることに興味を示した。

当時(1973年ころ)、山水からJBL LE8Tと言うバカ高いスピーカーを聴き実に驚いた。

当時コーラルのユニット買って箱を自作する連中がいて、ただデカイ音がする音だと思いましたが、初めて聴いた LE8T の音には全身に電気が流れた・・・・・

20cmフルレンジ1本バスレフタイプ、アルテックのパンケーキより良かった、

このLE8Tは昔よく通ったJAZZ喫茶でアンプは現在のLUXMANプリメイン38FとOrtofonGEで駆動して、兎に角打楽器の再生はリアルな感じで実に印象的な出会いでした。

1本約¥60,000 大学卒業の初任給¥14,000程で 音が凄く良く、価格もバカ高くとても手の届くシロモノではなかった。

今思うと、とってもシンプルで濃密なフルレンジで箱を上品に鳴らす 決して高音質なスピーカーではありませんが、

当時は勿論ギターアンプも真空管オンリーの時代でロックも今や最近のギターアンプは真空管が多いと聞く、勿論再生も球での再生が当然の如く良い結果になると思う。

スッっと耳馴染みの良い鮮やかで明るいトーンノンジャンルで適度にナローな響きは独特の雰囲気ですよねぇ 何か現代のスピーカーと比較しようにも恐らくこの独特の感じを出せるスピーカーって無いんじゃないかなぁ。

今此のSPでビートルズなんて聴いたらとってもよく合うんじゃないかなぁ 。

もちろんそのような聞き方もあるが、考えれば当時英国ではギターアンプは当然プリ管を使用し当然英国製のスピーカーでリバプール・サウンドと称して売り出した訳ですので、

当然Mullardの真空管アンプを使い当然スピーカーは英国製のTANNOY辺りで鳴らせば、当時のキャヴァーン・クラブでのライブ感覚を味わうことが出来るかもしれない、

さすがのLE8Tには真似のできない音を期待する、後日JBLオリジナルのJBL L77 Lancerを友人が購入し、喜んで試聴したが、サンスイのLE8Tの音質が格上に聴こえ驚いた記憶がある。

「I'm a Loser」はJohn LennonがBob Dylanの影響下にあることを初めて示した曲である。

アルバム・タイトルは訳すると「ビートルズ売り出し中」で、クリスマスセールに引っ掛けたもの。実はその内容が凄いんですよ!

No Replyを和訳すると「返事が無い」となり、執拗に元カノを追い回す歌となっています。もうこれはただのストーカーです。恐いです。(笑)

アルバム冒頭からジョンのキレッキレのシャウトから始まります。

ハーモニーも綺麗なロックナンバーですが、歌詞の内容はフラれた女の家の前で待ち伏せしたり、居留守を使って出てもらえないのに電話をかけまくったりしている、未練タラタラの男の歌です。

ダメ男の気持ちを包み隠さず、吐露してくれる男でもあったのです。

そんな、ジョンレノンの泥臭さや人間味、ダメ男っぷりが最大限に現れた作品が、

此のアルバムで『Beatles for sale』です。

実は筆者もかなりダメ男かなりで昔から此のアルバムには共感を覚える次第です。

 The Beatles - No Reply

https://www.youtube.com/watch?v=YgFo9STa70E

 現在は勿論iTunes配信された物を聴いてます。

筆者は特にアルバム中のこの曲が好きでした

 The Beatles - Every Little Thing

其れにしても此のアルバムは凄い立て続けにジョンの自虐ナンバーが続きます。タイトルは「僕は負け犬」。恋仇に敗れ、彼女に逃げられた男の気持ちを、うだうだと叫びまくっています。

 The Beatles - I'm A Loser

https://www.youtube.com/watch?v=f70Z3cvrQd0

アルバム中盤では、ポール・マッカットニーの明るい曲も多数収録されていますが、やはり本作の終盤では、ジョンレノン究極のダメ男ソングが登場してダメ押しです。

でもこの4thアルバムではバンドが持つユニークな二つの個性がはっきりと現れている。

新たな音楽的、歌詞的アイデアを模索していた The Beatles が行った試みは、"Eight Days a Week" や "I'll Follow the Sun" で聴かれるフォークロック的サウンドや、

1曲目 "No Reply" とそれに続く "I'm a Loser" でのジョン・レノンによるメランコリーなヴォーカルの メロディーラインなどで確認できる。 その一方で、"Rock and Roll Music" や "Everybody's Trying to Be My Baby" のような、彼らのお気に入りのオールドスタイルのロックンロールでは、熱く燃えるような激しい演奏を披露している。

ワールドツアーはあるわ、取材攻勢はあるわ、多忙を極めた中、契約上、年2回のアルバムリリースを義務づけられ、12月のクリスマス商戦めがけて、突貫工事で作成されたアルバムである。この『Beatles For Sale』は、オリジナル8曲、カバー6曲とカバー曲が復活している。

でも、このカバー曲の存在がなかなか味わい深く、このカバー曲の復活は、決して悪いものではない。Beatlesのメジャーデビュー前のリバプール時代、

あるいはハンブルグ時代にライブでよく演奏した、50年代の米国ロカビリー、 ロックンロール系の曲がズラリと並ぶ。

Beatlesの音楽的ルーツが再確認出来、 多忙な中、初心に戻って、という雰囲気が実に真摯に響く。此のアルバムはノイズが極力取り除かれているので、なんとかstereoで、落ち着いて聴くことの出来る、優れたミックス&リマスターだと思う。楽器の配置、コーラスの配置など、stereoマスター作成の過程においての違和感はあるが、鑑賞を大きく妨げるものでは無い。

この『Beatles For Sale』は優秀だと思います。最後にダメっぷり最大の パーティーに行ったら、大好きなあの娘はいない。ならばこんな所にいても意味ないし、機嫌も悪くなってきたから、「ごめん、俺帰るわ!!」

The Beatles - I Don't Want To Spoil The Party

https://www.youtube.com/watch?v=zqVDvLDLsjI

好きだなこう言うの・・・・人気絶頂の当時のジョンは、世間からのイメージと本来の自分のギャップに苦しんでいたのだと思います。そんな溝を埋めるかの如く、このような歌詞を書いたのですかね??此れこそ人間Beatlesの名盤いや迷盤かも知れませんんね!

是非お聴きください、ブラボー!