機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

芸術と紅葉の京都 その4(永観堂)

2018-12-06 23:36:39 | 旅・おでかけ
南禅寺の前を通って、



今回、最後の目的地、永観堂へ。



いい感じに見ごろの紅葉がきれいです。

建物の中は撮影不可でしたが、

中庭の紅葉もきれいだったので、思わずパチリ。



一枚の絵のようです。


勅使門の向こう側にも紅葉を透かし見ることができました。




池に映り込む紅葉もきれいです。



写真中央に写っている多宝堂へは、140段の石段を登っていくのですが、

頑張って登ると絶景が眼下に広がります。


今回、ここへ来た目的は紅葉ももちろんですが、

首を左にかしげ少し口を開けている『みかえり阿弥陀』も。

永保二年二月十五日の早朝、

阿弥陀堂で夜を徹して念仏行に励んでいる姿に気づき足を止めた永観律師に対し、

左肩越しに振り返り、「永観、遅し」と声をかけた時の姿なのだそうです。


それと永観堂の七不思議のひとつ、狩野探幽が描いたといわれる欄間の『抜け雀』。

ここに描かれた雀があまりにも見事で、

30羽のうちの1羽が抜け出して飛んで行ってしまったとか

夕方に行ったので、少し薄暗くなっていて、ちょっと見づらかったです。

実は、最初はまったく気づかず、出口の所で係員さんに教えてもらって、

もう一度回って観ることができたのでした


ほかの七不思議も

応仁の乱の戦火を逃れた『火除けの阿弥陀』、

藤原関雄が古今和歌集にその美しさを詠んだとされる『岩垣紅葉』

山の斜面に沿って、くぎを一本も使わずに造られた廊下『臥龍廊』、

長く三本の葉がなる『三鈷の松』を観てきました。

「三鈷」とは、「智恵」「慈悲」「真心」を表すそうです。

(高野山にも弘法大師が唐から日本へ向けて投げた三鈷杵(法具)が引っかかた松が

三葉の松で『三鈷の松』としてまつられています)

この珍しい松を持つと、三つの福が自然と備わるといわれるらしいです。



構内の売店で無料配布されているので、

しっかりちゃっかり、ありがたく頂いてきました

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