機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

新しい美術館と紅葉

2019-11-23 15:07:55 | 旅・おでかけ
次の目的地は、10月にオープンしたばかりの福田美術館です。


14:05 京都駅から地下鉄烏丸線で烏丸御池に向かい

14:15 地下鉄東西線に乗り換えて太秦天神川へ。

地上に上がり、嵐電に乗り換えます。

14:34 嵐電天神川から嵐山へ(¥220)

14:48 嵐山着。



嵐山の駅は、こんな感じで京友禅のポールがきれいです。


11月20日の時点で、嵐山の紅葉はこんな感じです。



福田美術館へは、渡月橋を渡らず右折します。

桂川沿いの道を進むと、何やら人だかりが・・・。

『アラビカ京都 嵐山』というコーヒースタンド(?)のお客さんのようです。


その角を入ってすぐに真新しい福田美術館があります。



まだ新しすぎて、googleMAPにも載ってません


京都の実業家のこじんまりした個人美術館ですが、

伊藤若冲の群鶏図押絵貼屏風や

横山大観の富士図の大きな屏風、

狩野探幽の雲竜図など、見どころはたくさん。

ローランサンなどの洋画は、額縁ギリギリにガラスが張ってあるので、かなり間近で観られます。

中の庭園もすごく綺麗でした。

館内のカフェは『パンとエスプレッソと~』でした。

16:00になる頃だったので、ちょっと一休みしようかとも思ったのですが、

紅葉の時期だし、そちらも楽しみたいなと思って今回は諦めました。

機会があれば、今度は庭園を楽しみながらゆっくりしようと思います


紅葉を楽しんだのは、近くにある天龍寺。

池の近くはこんな感じでしたが、




庭園の奥の方に行くと、かなり紅葉も進んでいました。




飛雲観音様の所も真っ赤に紅葉していました。



八幡社の朱色の鳥居と紅葉の赤がきれいです。


閉門時間が近かったので、17:00前には天龍寺を後にしました。

徒歩で嵯峨嵐山まで行き、

17:10発のJR(¥240)に乗り京都駅に戻りました。



17:27に京都駅に着き、お土産と夕食用にお弁当を購入し、

18:56発の新幹線で帰路につき、名古屋には19:30着です。



ちなみに、夕食には伊勢丹B2Fで下賀茂茶寮のお弁当を購入しました。



老舗の料亭なので、ちょっと敷居が高いのですが、

お弁当ならお手頃価格(おやさい弁当1050円)で頂けます。


今回、自宅用のお土産は、



笹屋伊織の代表銘菓どら焼、三嶋亭の牛肉しぐれ煮、大藤のお漬物。


笹屋伊織のどら焼は、普段食べているどら焼きと形が全く違います。
東寺からの依頼を受けお寺の銅鑼(どら)の上で、
こし餡を薄く伸ばした皮でくるくる巻いて焼いたことから
「どら焼」と名付けられたそうです。

弘法大師の月命日に合わせて、毎月21日のみ販売していたものが
毎月20、21、22日3日間の販売になったそうです。

皮がモッチリしていておいしいです

期間中に行かれる方には、お勧めのお土産です。


三嶋亭も大藤もそれぞれ老舗です。

老舗の味をお土産にするっていうのも、たまにはいいですよね
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流転100年 奇跡の再会

2019-11-22 13:57:56 | 旅・おでかけ
今年の秋も日帰りで京都に行ってきました

今回も何かの参考にでもなればと
時系列付の記事にしてみました。


8:03 新幹線のぞみ(N700A)に乗って、名古屋出発 

   (私が乗った車両は車いす対応車両だったらしく、
   他の車両より入口が広く、多目的室があって客室まで
   カーブになっていました。
   入ってすぐの2列は4列シートで車いすのまま客室に入れて
   通路を塞ぐこともありません。車いすの方だけでなく、
   ベビーカーを使うお母さんにも楽かもしれませんね。
   こんな車両があるなんて知りませんでした

関ケ原の辺りぐらいかな



虹を観ることができました

8:38 京都着



改札を出る前にどこに何があるか改札内のお土産屋さんをチェックします。

改札を出たら、観光案内所で『地下鉄・バス一日券』(¥900)を購入して乗り換えマップと気になるチラシをゲットしておきます。


最初の目的地は、京都国立博物館です。



9:15頃 京都駅(D1かD2のりば)からバスに乗って

『博物館・三十三間堂前』へ

大体10分くらいで着きます。


今回のお目当ては、


(こちらの看板の画は『小大君』で、十二単の茶色の部分には銀泥、襟の黄色い部分には金、赤い部分には水銀朱が使われていたようです。)

1919年に、上下二巻からなる歌仙絵巻が一歌仙ずつに切断され、
別々の人が所有してきた歌仙絵37件中31件が、100年ぶりに集まりました。

それぞれの歌仙絵は、一か所でずーっと大切にされたもの、
転々と所有者が変わったもの、
行方の分からなくなってしまったものと
様々な状況の中で100年経ってこれだけの数が集まるのは、まさに『流転100年 奇跡の再会』ですね。

切断される前の状態で、当時の価格で35万5千円(今の価格にすると35億円位)。

今、当時の状態なら100億円くらいの値がつき、
間違いなく国宝になっていただろうとも言われる程の価値があるそうです。

ただ、切断されたことで、それぞれにこだわりの表具が付けられ、巻物とは違った価値が付いたともいわれます。

確かに、豪華な表具だったり、歌に合わせた表具だったり、
女流歌人の衣装を引き立てるような控えめの表具だったり、
それぞれの歌仙絵がより魅力的になっています。

そんな歌仙絵の展示に9:30開館なのですが、
9:30前にはすでに長蛇の列ができていました。

チケットを購入するだけで10分位並び、
展示室に入るまでに10分位並び、
中に入ってもなかなか進みません

結局、4時間くらい滞在してしまいました

切断されてから100年ですが、作られたのは鎌倉時代で、
それを何百年も経って観られるなんてすごいことです。

時間はかかりましたが、それでも観られて良かったです。


予定よりかなり遅くなりましたが、京都駅に戻り、
13:40頃、ポルタの『こなな』でランチ。

パスタ単品価格でサイドメニューがついた『こななのランチセット』を注文。
(好きなパスタ・本日の野菜・ミニ豆乳プリン・本日のこなな茶)

パスタは『合鴨と白ねぎの甘醤油だれ』(1280円)にしました。

お箸で食べる『和パスタ』は美味しかったです


次の目的地は、久しぶりの嵐山です。
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奈良・大阪の旅(2)

2019-04-26 20:19:24 | 旅・おでかけ
昼食を食べて、13:30頃。

観光がてら歩いてJR奈良駅へ向かいます。

途中、興福寺を通って、



五重塔を見て、

フクロウを見かけて。



JR奈良駅に14時頃着き、駅でお土産を買って、

大和路快速14:17発の天王寺行きで天王寺へ。

14:50に天王寺に着き、大阪市立美術館へ。



駅を出てすぐの公園内にあるので、15時には館内に入れます。


大阪では、フェルメールの展示は6点しかなかったのですが、

「恋文」は大阪でのみの展示でした。



平日でしたが人が多く、なかなか先に進めず、あまりゆっくり観られませんでした

学芸員の方が、「空いているところからどうぞ」と言ってくれていましたが、

逆に人気のある絵の所には、いろんな方向から人が寄ってくるので動きにくかったです。

順路を作ってくれた方が、スムーズに観られたような気もします。


それでも、17時頃には観終わったので、

17:20発の地下鉄御堂筋線で新大阪まで行くことにしました。

18時前に新大阪に着いたので、お土産とお弁当を購入して、

新幹線の切符を購入しました。

少しゆっくりしたかったので、18:20発のぞみ46号で帰ることにしました。

19:10には名古屋に着きます。

ほぼ予定時間どおりに回ることができました。

予想以上に楽しめたので、有意義な1日だったと思います
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奈良・大阪の旅(1)

2019-04-25 15:44:30 | 旅・おでかけ
日帰りで、『曜変天目』と『フェルメール展』を観てきました。

名古屋からだと、日帰りで奈良・大阪の美術館ハシゴができるんですね

試しに乗り換えとかをシュミレーションしてみたら、

意外と行けそうだったので、行ってみることにしました。


もし、どなたかの参考になれば・・・と思うので、

乗り換えも残しておこうと思います。


名古屋を8:13発のぞみ5号で京都まで行きます。

京都で新幹線を降りたら中央口を出て、目の前にある近鉄へ乗り換え。

9:00発の近鉄特急に乗れば、8:35に奈良に着きます。



駅を降りて大通り沿って、まっすぐ10分くらい歩けば、奈良国立博物館に着きます。



途中、鹿さんたちが歓迎してくれますよ


ゆっくり歩いても10時には、博物館に着きます。



世界で3椀しかないと言われる曜変天目(全てが日本所蔵の国宝)は

展示会場内でも、さらに囲いの中で、これを見る為に10分くらい並びました。

小さな天目茶碗の内と外に小さな宇宙が広がっているようです。

すごく綺麗で、並んででも観る価値はあります


『藤田美術館展』では曜変天目の他にも、

『玄奘三蔵絵』や『紫式部日記絵詞』などたくさんの国宝も観ることができました。

尾形光琳の蒔絵硯箱や

弟・乾山との兄弟合作の角皿が10点も展示されていました。


ゆっくり観て、売店でマステを買って、13時くらい。

昼食は近くのお店に入りました。



柿の葉寿司、三輪にゅう麺、天ぷら盛合せ、ごま豆腐のセット。



窓からは東大寺の大仏殿が見えました。

ちょっと得した気分
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京の冬の旅(2)

2019-03-06 20:42:22 | 旅・おでかけ
ランチのあとは、久しぶりの二条城です。

江戸時代の始まりと終わりともいえる所です。

今回は、ちょっとチェックしたいものがありまして・・・。

これです



東大手門にある飾り金具。

職人さんの遊び心で、千鳥が1羽飛んでいます。

隠れミッキーみたいで、探してみると面白いですよ。


二条城の一番の見どころは、二の丸御殿ですね。

車寄せから入って、狩野派による障壁画を見ることができます。

大広間一の間、二の間は、大政奉還が表明されたところです。

狩野探幽の障壁画を堪能できます。

障壁画に注目されがちですが、天井にも注目してほしいですね。

二の間は漆塗りの『折上げ天井』で、一の間は『二重折上げ天井』になっています。

ちなみに同じ大広間でも、四の間の天井は上がらない『格天井』で、

天井を見るだけでも格の違いが判ります。


お次は、ちょっと距離はあるけど妙心寺へ。

ここでは、時間がなく天球院しか見られませんでしたが、

『竹虎図』、『梅に雄禽図』など、京狩野の祖・狩野山楽と、

その弟子であり婿養子の山雪の障壁画を堪能しました。


帰りに総合観光案内所によって、スタンプラリーの景品を貰いました。



堂本印象のクリアファイルでした。
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