現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

To Heart2 DVD第5巻

2006年05月22日 19時10分10秒 | アニメDVD野郎!
 本日は『To Heart2』の第5巻を観させて頂きました。マイペースで楽しい事が大好きな姉【姫百合 珊瑚】と子供っぽく、意地っ張りでやきもちやきな妹【姫百合 瑠璃】の【姫百合】姉妹の心の葛藤を描いた。「第8話 すれちがう想い」と「第9話 ふたり」が収録されています。見た目はそっくりでも、2人の性格は違う。【貴明】の出会いに2人の距離に微妙な変化が訪れるのだった。【珊瑚】は頼りない感じがする姉だが、しっかりと妹の【瑠璃】を見守っているし、その独占したい気持ちも理解していた。【珊瑚】の好きは姉としての好き。だが【瑠璃】は少し違っていた。いつかは自立し、姉から離れる時が来るはずだが・・・。まだまだ子供の一面がある。そんな【珊瑚】を必死に追いかける【瑠璃】だった。無理をしている場面も何度も見て取れた。2人の交錯する伝わらない想いが歯がゆい感じがしましたね。
 冒頭では、猫を助けて登った塀から降りられなってしまった【珊瑚】と【貴明】との出会いから始まる。気に入った【珊瑚】の突然のキス。【瑠璃】の【貴明】を中傷する黒板の書き込み。体調を崩した【貴明】に作った「料理」。そして負けたら【珊瑚】の前から消えるとの条件(一方的)を止められて、泣きながら走り去る【瑠璃】。
 一番に印象的な場面は、第9話での【姫百合】姉妹の夜のシーンですね。【珊瑚】が【瑠璃】の為に「たい焼き」を買って来てあげたりなどが描かれている場面。やはり部屋にこもった【瑠璃】は【珊瑚】に会いたくない態度を取る。その中での【瑠璃】の苦悩。寝ている【珊瑚】の唇に・・・【貴明】とのキスシーンを思い出す。その唇に手をやり、自分の唇に・・・。姉に対する想いが若干違うと認識できる場面でもあった。『珊瑚さえいれば、他の誰とも友達になる必要なんてない。珊瑚の友達はみんな敵』と【瑠璃】。【貴明】の事が許せずにいた。
 物語は【向坂 雄二】の提案により【姫百合】姉妹を遊園地でのデートに誘うのだった。しかし【瑠璃】は断固たる拒否の姿勢。その時『ほな、瑠璃ちゃんは留守番な』と言う。行く気のない【瑠璃】をしぶしぶだが行く気にさせた。【瑠璃】の操作術を心得ている姉【珊瑚】だった。
 デート当日。数々の絶叫マシンにヘロヘロな【瑠璃】。トドメの幽霊屋敷では腰が抜けてしまった。【貴明】におぶってもらって何とか出口を出るが【瑠璃】は「帰りたい」と背中でわがままを言う。すると、出口の所にクレーンゲームがあった。【珊瑚】はその中にある「ペンギンのぬいぐるみ」を欲しがる。なかなか取れないないので、みんなはデパートに買いに行く事にするが、売り場には夏の商品なので品切れ。すると【瑠璃】が遊園地のクレーンゲームの場所に一人で戻り再び「ペンギンのぬいぐるみ」を取るべくチャレンジする。【貴明】も一緒になり取る事に成功する。そして描かれる【珊瑚】の想い。たくさんの友達を【瑠璃】に作ってあげたいと願う姉【珊瑚】の想い。【姫百合】姉妹は仲良くなれた。「ふたり」の距離は離れていないのだった。【貴明】との出会いで【瑠璃】は少し成長したと思います。