現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

ラブゲッCHU ミラクル声優白書 第6話 「翼、女の子になりますっ!」

2006年05月10日 21時02分52秒 | アニメ・映像全般
 私はこの『ラブゲッCHU ミラクル声優白書』というアニメ作品はかなりのメッセージ性の強い作品だと感じております。今回は、男の子しか演じないと心に決めた声優志望の【小野寺 翼】がメイン。アニメ劇中では、声優事務所「ラムダエイト」の本科の卒業生で新人声優の【新庄 アキラ】と【翼】とのデートを通して「自分らしく」演じる事を気づかされた。【アキラ】の受容する言葉は【翼】の気持ちを楽にさせた。そして【翼】が新たな目標に向けて、改めて男性も女性も演じられる声優を目指すのだった。ラストの【アキラ】が男性ではなく、女の子だったとの描きは分かっておりました。【翼】の告白シーンは切なかったです。
 【りんか】の騒動、みんなで突破した駅伝大会を乗り越えたはずだったが・・・。季節は夏。【翼】がインラインスケートで養成所への道を急いでいた。いつも調子とは行かずに階段で転んでしまう。すると『君・・・大丈夫?』と話しかけて来る男の子。その手を借り立ち上がる。
 ラムダエイト。【桃子】たちは、マイクの前に立てる喜びを実感していた。そこへ【武宮先生】が台本を持って入って来る。

 『いきなりですが、今日はあなたたちに一対一のかけ合いの芝居をやってもらいます。演じてもらうのは、そこに書いてある通り、初めてのデートに臨む少女の役です』

 【翼】『えっ・・・女の子だけですか?』と台本を読みながら、それでも【翼】は男性の役をしようとするが【武宮先生】はその男性の役の声優は用意してあると言う。相手役は、先ほど【翼】を助けてくれた男の子だった。【武宮先生】に紹介される本科を卒業し声優一年生の【新庄 アキラ】。実際にプロとのかけ合いの中で、自分に足りないものを自覚させるのが目的のようだ。
 【武宮先生】の指名。初めに【翼】がマイクの前に立つ事になる。【翼】が少女の役をこなせるか?試されている感じがした。録音中。映像は無く、合図だけで自分たちの芝居をしないといけない。
 【翼】と【アキラ】の芝居。始まってすぐに止められてしまった。初めてのデートによる。不安さ、開放された安心感、嬉しさ、はずかしさ、それらの感情をうまく表現する事ができなかった。この課題は来週もやるので、練習して来なさいと言われる。【桃子】たちもかなり言われたらしい。【翼】自身は、デートの経験がなく、場の雰囲気がつかめずにいた。逆に【桃子】たちは、デートの経験はあるらしい(笑)。そこへ【アキラ】が部屋から出て来た。
 【翼】と【アキラ】の良い雰囲気に。【りんか】が『これは、使えますね。みなさん、耳を貸して下さい』と何かを思いついたらしい。【りんか】と【祐理花】は【アキラ】に声をかけ、【桃子】と【天音】は【翼】にそれぞれ声をかける。【翼】と【アキラ】をデートさせる作戦だった。初めは、デートをする女の子の気持ちを知りたくてデートをしていたが・・・【翼】の気持ちは、次第に【アキラ】へと・・・。【りんか】たちは、小型マイクなどを【翼】に持たせて指示を出すらしい。【翼】を応援する気はあるようだ。
 翌日。場所は「とじまえん」。【アキラ】はすでに正面ゲートで待っていた。マイクをつけて【アキラ】の所へ向う【翼】。2人が来場したのを見て【桃子】たちも移動する。何だか【りんか】のメガネが輝きを増している(笑)。
 【りんか】の指示で、ジェットコースターへ。このあたりから【りんか】が壊れ気味になります。緊張感によるドキドキを異性が感じると魅力的なものに勘違いするとか、次のコーヒーカップでは、2人の触れ合う手を想像して【りんか】が一人で盛り上がっています。お化け屋敷。【りんか】は定番とメガネを光らせる。【翼】と【アキラ】のデートで一番に舞い上がっているのは【りんか】だった。【桃子】たちは、先に入り【翼】たちを脅かそうと準備をしていた。特に【天音】が用意した特撮技術は凄すぎて【天音】本人が気絶するほどだった。【りんか】は幽霊の格好。【祐理花】は火の玉で脅かす為に釣竿を用意していた。【桃子】とふざけすぎて【りんか】たちは屋敷内の川に落ちてしまう。暗闇だったので【アキラ】には気づかれなかったが【翼】は一人で行動に移す。『こうなったら、自分で何とかしなくちゃ・・・』とわざと怖がり抱きつくが、出口だった。
 宇宙番長。遊園地での定番のヒーローショー。懐かしさのあまりに足を止める【翼】。どうして【翼】は男の子役しか演じないのか?その想いが描かれている。

 『ボク、子供の頃からこういう男の子向けヒーローとかアニメが大好きだったんです。そんなのばかり見ているうちに、自分もそこに登場する男の子役が演じたくなって、声優になろうと思ったんです。だから、ずっと男の子役の練習ばっかりで女の子っぽい演技ができないんです』

 その事を聞いた【アキラ】は
『それも良いんじゃないかな。小野寺は小野寺らしければ良いんだよ』

『ボクらしく・・・・』

『小野寺にしかできないデートする女の子ってあるんじゃないか』
 
【アキラ】の一言が【翼】に勇気をくれた気がした。

 デートの目的。デートする女の子の気持ちを知りたくて来たのだから、そのデートを楽しむ事が大切とも【アキラ】から言われた。【翼】の男の子役にこだわる重荷が下りたと思います。でも【アキラ】も外見は男の子だが、実は女の子。【翼】の悩みを共有する事はできるのは理解できた。

 『ボクらしく・・・楽しむ・・・』事が一番、大切な事なのだ。

【武宮先生】の課題も見事にクリアする事ができた。【翼】の【アキラ】への気持ちは決まっていた・・・告白しようとするが・・・そこで【アキラ】が女の子だと知る事に。【翼】は泣いていた・・・。涙が自然と溢れて来た・・・。

 『アキラ先輩が・・・おんな・・・』

でも、【翼】には【桃子】たちがいる。決して一人ではない。みんなでワイワイとさわぐ計画があるようだ。【天音】の奢りらしいが・・・(笑)。