記録的な豪雨で大変な被害を受けた大分県竹田市の首藤勝次市長さんからの
メールを御紹介させていただきます。もちろんご本人からの承諾はいただきました。
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2012・07.14
竹田市の首藤勝次です。ご心配いただき、ありがとうございます。わずか数時間の
間に250ミリを越える集中豪雨で、今回も熊本県の産山村・波野村に降った雨が
一気に稲葉川と玉来川に流れ込みました。
稲葉川はダムが完成していたため、調整機能が完璧で、平成二年の悲劇は避ける
ことができましたが、玉来川は事業仕分けで二年間事業がストップ。悪夢の再来で、
犠牲者が出ました。憤りを感じています。ダムでしか調整できないということは明白
なのに、何とも・・・。
住宅はもちろん、線路も破壊され、文化会館も修復に12億円という膨大な経費が
伴うことから、今後のまちづくり計画を大きく見直す必要に迫られます。ピンチを
チャンスにとの理念は揺るぎませんが、ダム完成まで10年と言われているだけに、
大胆な創造力が求められます。
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昨晩いただいたメールには「今日、防災担当の中川大臣の視察を受けましたが、
どんな状況であったか理解していただいたと思います。」と書かれていました。
今年の早稲田大学構内を会場にした商店街のイベント「早稲田地球感謝祭2012」
には竹田市のコーナーを設置して、地域間交流のモデルを作りたいと思っています。
去年9月3日の台風15号で大変な被害を受けた和歌山県田辺市さんを視察させ
ていただいた時にも感じましたが、「震災あんぜんパック」は来年度からは「災害
あんぜんパック」にモデルチェンジを図った方が良いのかもしれません。