一昨日(2月22日)午前9時45分羽田発の便で和歌山県南紀白浜空港に向かい、
13時30分から田辺市本宮町商工会さん主催の講演会で講師を務めさせていた
だきました。前のブログにも書きましたが、昨年3月に引き続き2年連続の講演会です。
南紀白浜空港には、昨年も大変お世話になった参議院議員、鶴保庸介先生の事務所の
西山秘書さんが出迎えてくれました。西山さんの運転する車で田辺市本宮町行政局の
2階に在る商工会に移動です。
講演会では「アトム通貨事業」「震災あんぜんパック」の事業内容を詳しくお話させて
いただきました。特にアトム通貨についてはパンフレット、昨年、一昨年の通貨の現物、
「十万馬力新宿サイダー」のポスター、チラシを演台横に貼ってお話ししました。
講演会終了後、泉 庄治商工会長さんから「是非安井さんには見ていただきたい所が
有ります」と言われ昨年9月3、4日に紀伊半島に大変な被害を与えて台風12号の
爪痕を御案内いただきました。
新宮市熊野川町、白見(しらみ)地区を車で御案内いただきましたが、泉さんから「雨が
降って来ましたがもう一か所だけはどうして見て欲しい」と言われて田辺市本宮町三越川
(みこしがわ)の奥番という地域に入りました。
傘をさして、滑る皮靴で御覧のような道を上り見せられたのが御覧のような情景です。↓
向こうの崩れそうになっている家と私が写真を撮っているこちら側の足元の間は同じ
高さの丘でつながっていて、そこにはお寺さんと公民館が有り、それが流され川の
流れが一夜のうちに変わったと泉さんから何度説明をされても納得のいかない、
人智を超えた自然の猛威です。
このような惨状を見て、60年前にも同じような災害が有り、その60年前にも大水害が
有って本宮大社が今の高台に遷宮されたことを聞くと、自然の力に抗(あらが)うのでは
なく、そのような状況に対してどの様に地域住民の安全を保つかを謙虚に考える事が
人間の知恵なのではないのか、と考えさせられました。
ショックを受けながら泉さんの運転する車で湯の峰温泉の「よしのや」さんに移動して
ゆっくり休ませていただきました。贅沢に温泉の朝湯を楽しみ、田辺市に向かいました。
よしのやさん出発前に玄関で本宮町商工会経営指導員の宮原さん(左)とよしのやさんの
女将さん(右)との記念写真です。この写真では分かりませんが外は凄い雨です。
本宮町商工会で西山秘書さんと落ち合い田辺市に向かったのですが国道311号線が通行
止めになり凄い山道を通ってのスリリングな1時間のドライブを経験出来ました。