今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

1月31日・地域活性化特命委員会

2008-01-31 18:03:43 | 商店会長のコメント
早いもので1月も今日が最終日。出会い頭の事故のような衆議院解散が有るかもしれないと言われていましたがどうにか無事に1月も31日を迎えました。週刊朝日さんから、この2年4ヶ月を振り返ってというテーマでの取材を受けました。週刊誌の記者さんが喜ぶような、過激な事は言わなかったと思います。

8時30分から党本部901号室で開かれた地域活性化特命委員会に出席しました。昨年11月22日に策定された「地域活性化緊急対策」について各省庁の取組み説明、その後、出席議員からの質疑応答という式次第です。

地域活性化のための方策として企業立地や離島航路の維持再生、携帯電話網条件不利地域解消、農林水産物直売場による地産地消の促進、燃油高騰に対しての激変緩和、小学生100人規模の宿泊体験が可能な体制づくり、間伐材活用産業の創業支援、有害鳥獣対策強化の他、雇用・就農機会の確保、生活不安の解消、限界集落への配慮、まちづくりの推進、産業育成、農商工連携から輸出支援、国際観光誘致と盛りだくさん嬉しくなるような、ありがたい言葉が連なっていました。

だからこそ、こんなに素晴らしい事を考えているのに何故この国は変わらないのだろうという疑問が湧いて来るのです。現場で使い辛い対策事業になっているのではないか、と強く感じた特命委員会でした。
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1月30日・急転直下の国会運営

2008-01-30 17:19:53 | 商店会長のコメント
総務委員会に出席中に突然寒気が襲ってきました。「強行」とまでは行きませんでしたが野党議員が委員長席を取り囲み騒然として中での委員会、後ろの方で静かにしていました。

食欲は衰えませんので「風邪だとすると相当悪性だなぁ」と考えながら事務所に戻り、午後3時からの徹夜か乱闘か深夜になると言われていた本会議に備えていました。

やっと開かれた15時50分からの代議士会で「両院議長あっせん」という文書が配布され、「自民党はセーフティーネット法案を出さない、その代わりに年度内に一定の結論を得る」という「あっせん」の内容が伊吹文明幹事長から報告されました。

振り上げた拳をさげるきっかけが取れずに困っていた民主党には渡りに舟の「議長あっせん」だったように思えます。なんの担保も取らずに年度末を越えて混乱が起こったら、「三分の二を持っていても自民党はこのていたらくだ!」と必ず言われます。
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耳障りな言葉&知多半島物産展と北海道南幌町

2008-01-29 18:59:32 | 商店会長のコメント
毎週火、木、金が本会議の定例日とされています。12時45分から代議士会、13時からの本会議というのが常ですが、平成19年度の補正予算が昨日今日の予算委員会審議で通りましたので本日は20時から本会議開会です。お陰さまでその間に新年会ラッシュで積み残していた仕事も進みました。

今日の予算委員会で民主党の議員さんから出ていた本予算と補正予算の額の違いにはビックリしました。本予算の3倍以上の補正予算はどう考えても小さな政府を印象付けるための便法のように思えました。それともう一点、4月から始まる新たな高齢者医療制度の中で話されている「後期高齢者」と「激変緩和」という言葉には耳障りを感じます。これはどの様なものかは後日詳細に書かせていただきます。

愛知8区選出の伊藤忠彦さんから「知多半島物産展」の開催チラシをいただきました。2月14日(木)17時30分から19時まで、千代田区永田町の憲政記念館会議室を会場に開催されます。農商工連携、地域間交流をテーマにするアンテナショップ事業を始めたい方には是非御覧いただきたい物産展、私ももちろんお邪魔します。

本日、北海道の南幌(なんぽろ)町さんからメールをいただきました。震災を切り口にした地域間交流として「お試し移住(短期移住)」と「南幌町の生産物、加工品の東京での販売」を平成20年度の南幌町地域再生事業にしたいというお話でした。2月7、8日に町長さんが東京にお見えになるとの事、喜んでお会いしたいと思います。
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1月29日・反省2件と採決予定

2008-01-29 07:22:56 | 商店会長のコメント
週刊誌のサンデー毎日さんの取材の時に「小泉純一郎は無責任だ、選挙に出て欲しいと言われた時に『議員は使い捨てだ』なんて言われていない」と言った事を家族やお仲間にしゃべったら、「使い捨てられないように仕事をしなさい、という叱咤激励だ」と言われました。私だってそのぐらいのことは分かっていますが、テレビ局の記者さんからは「週刊誌の記者さん相手に遊ばないように」と御注意をいただきました。ありがたいことです、皆さんに御心配していただき心より感謝申し上げます。

反省をもう一つ。
役所の皆さんに対して「現場の事が分かっていない」と言って来ましたが、現場の状況を正確に、そして詳細に伝える能力をこちら側が持っていなかった事を「マル経融資」の「6ヶ月間の指導」の短縮と「審査会」の省略という変更事例を見て、反省しました。ちゃんと現状を伝えれば直るのです。

本日予算委員会の採決が予定され、その後すぐに本会議が立つようです。広報では17時ということになっていますが開会のベルが鳴るのは何時になるか分からないそうです。
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何故、次回も選挙に出るのか

2008-01-28 23:41:17 | 商店会長のコメント
テレビのワイドショーの司会者の方が新人議員の正月の動きを取り上げた番組で新年会で頭を下げている新人議員の姿をビデオを見た後に、「一度議員をやると辞めたくないんだなぁ」と発言されました。

「一度では辞められない」というのが私の本音です。なぜなら、国会は当選回数至上主義だからです。いくら「公募じゃない、頼まれて出たんだ」と言っても、地方議員20年の経歴を持っていても、市長を10年以上務めても、年齢も実績も関係無く我々は「新人」なんです。

紀尾井町の参議院宿舎はいらない、新しく出来る議員会館は立派すぎる、衆議院と参議院の事務局だけでも一緒にするだけで大幅なコストカットが見込める、等々の党改革、国会改革を言っても、その発言力は永田町の中では非力です。自分が考え、思っている事を形にするには当選回数1では「残念ながら」という局面が多いのです。

そんなわけで、私は次回の選挙も立候補させていただき、今まで考えて来た事を具現化するために「国会議員」というステージで働きたいと思っています。
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衆議院と参議院の今後の姿は

2008-01-27 22:54:52 | 商店会長のコメント
世界の国会には日本の衆議院、参議院、アメリカの上院、下院のような2院制を取り入れている国は多いのですが日本のように権限、権能が拮抗している2院制度は無いと聞きました。

私は現在が「ねじれ」ているからではなく、同じような選び方をしているならばなにも今のような2院制度である必要を感じていません。衆参両院を合わせて衆議院にするべきだと思います。

2院制というシステム事態は評価出来ますので全国47都道府県の知事さんの集まり、全国知事会が参議院になるのが良いと思います。コストも下がりますし、議員内閣制の総理大臣とはまったく違う、直接選挙で選ばれ方達が、衆議院を通って来た法案を審議する、本当の「良識の府、再考の府」になるのではと思います。

「良いと思ってるならドンドンやれ!」と言われます。何故出来ないのか、やるためにはどうすれば良いのかは明日書かせていただきます。
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選挙制度

2008-01-27 08:31:28 | 商店会長のコメント
去年と比べて新年会に呼ばれる回数が増えました。去年までは女房に代理を頼む事は一度も有りませんでしたが今年は食肉組合の目黒支部と練馬支部の新年会には女房を代わりに出席させました。お仲間から「女房の方が良い」というとんでもない御評価も有りました。その数の増えた新年会で必ずと言ってよいほど聞かれるのが「次の選挙はどうするの?」です。純粋比例で選挙区を持たない私が前回と同じ比例27位という順位では次回当選は無理だと思われての質問です。

「次回選挙は比例の上位、小選挙区の上に置いていただき選挙に出させていただこうと思っています。ただそれを決めるのは党の執行部、その執行部の皆さんに安井は東京にとって必要だと思っていただけるよう、有権者の皆さんからアピールしていただけるよう、行動します。」とお答えしています。

私は商店会長として15年間地域の先生方の選挙に携わってきました。そこから言える事は、この国は2大政党制を目指す小選挙区というシステム上、「昨日まで白衣を着て店の中でコロコロ動いていた奴」が国会議員にはなれないという事です。前回の郵政解散選挙は特異稀な、過去にも将来にも起き得ない奇跡のような選挙だった、という事です。

その特異稀な選挙で当選させていただいた当事者として、今後の国政選挙制度に関して言えば小選挙区を持たない純粋比例候補者は過去の実績、子育てで言えば子育て支援のNPO理事長を10年務めたとか、教育で言えば小学校の先生の経験者で電話相談を長年務めているとか、中小零細企業対策では商店会長経験者、親の介護を10年務めた方などを自民党各都道府県本部が選び、小選挙区の上に置く、もちろん各本部にその人を選ぶという見識が有る事も自民党のアピールになります。その他、純粋比例が選挙に出るのは2回までをとする等を決めて有権者に諮る事が大事だと思います。そうでなければ政界に現場感覚を望むのは難しいと思いました。

重複を否定しませんし、惜敗率は意味が有ると思いますが、重複立候補が落選議員のセーフティーネットになる事に一般有権者の支持は得られないと思います。衆議院選挙で負けた候補者が参議院議員になったり、参議院選挙で落ちた候補者が衆議院選に出馬する事には異を唱えません。選挙の洗礼を受ける権利は認めますが、お手盛りのように見えるシステムには有権者の共感は得られないと思っています。それなら同じように選ぶ衆議院と参議院の違いはどうする、という御質問をいただきますので次回は衆議院、参議院についてこの2年4ヶ月の国会議員経験の中で感じた事を書かせていただきます。
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実績と組織

2008-01-26 09:14:33 | 商店会長のコメント
2005年の当選直後、「何にもしないのに議員になった運の良いスーパーのおやじ」とマスコミの皆さんに揶揄と嘲笑を持って取り上げていただきました。確かに、大学の先輩でもある当時の武部幹事長から「選挙に出てくれ」と頼まれた事は事実です。ただその時に「環境活動、震災対策、まちづくりという具体的な今までの活動を国政の場で形にしてみろ」とも言われました。

1996年、早稲田商店会長だった私が実行委員長を務めた「エコサマーフェスティバル・イン早稲田」は日本で最初の商店会組織による環境イベント、リサイクル、再資源化活動に位置します。それが評価され新宿区の清掃リサイクル審議会委員に選ばれました。

2000年の8月、環境活動が御縁になった全国の商店街の皆さんと㈱商店街ネットワークを立ち上げ、代表取締役に就任しました。同じく環境活動の中から兵庫県神戸市長田の大正筋商店街さんとの連携が構築され、当然のように商店街が主体となった震災対策が起こりました。ここから出てきた「震災疎開パッケージ」という商品とその活動が総務省消防庁の目に留まり2002年9月に「防災功労者内閣総理大臣賞」をいただき、総理大臣をトップとして全閣僚によって構成される中央防災会議の調査専門委員にも選ばれました。

2002年に震災防災の活動を続けている皆さんと「NPO法人東京いのちのポータルサイト」を立ち上げ、理事長に選んでいただきました。一連の活動内容を説明せよという事で、2000年から2004年の5年間全国700箇所の商店街、商工会議所、商工会からお呼びを受け、視察見学させていただく機会を持ちました。

等々の私の活動を御存知の武部当時の幹事長からのお誘いでした。確かに地方議員の経験は有りませんでしたが「まちを動かすことが政治」ならば間違いなく私は政治活動をしてきましたし、「組織が無い」という御心配なら私には全国にお仲間を持つ日本で一番大きな組織がついていると思っています。現在4130店舗が加盟している新宿区商店会連合会の副会長でもあります。

「『政治と宗教には関わるな』と言っている商店会が動くのか、選挙で力を発揮するのか?」という御質問もありましたが、ついに来月、2月23日にはこの区商連加盟の皆さんが主体となった「新宿区・安井潤一郎後援会」が立ち上がる事になりました。まち場の中小零細事業者が集まってどのような事が出来るのか、先ずは具体的な事例をお目にかけられるよう「アンテナショップ」作りから始めますので御期待下さい。

明日は新年会でよく聞かれた「次はどうするの?」に付随した「選挙制度」について書かせていただきます。
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サンデー毎日の取材

2008-01-25 23:37:45 | 商店会長のコメント
先日サンデー毎日さんの取材を受けました。岐阜1区の佐藤ゆかりさんの件で「新人議員の仲間として今の執行部の対応にどの様な感想を持っているのか」という取材でした。

「従前から申し上げているように選挙対策の責任者という地位に有る人ならば当然『選挙に勝てる候補者しか公認しない』とおっしゃるでしょうし、まだ解散がいつになるのかも分からない時に総裁枠だ、女性枠だと士気の緩むような事は言わないと思います」と御返事をさせていただきました。

ついでのようにですが「小泉さんは無責任だ。私は公募で無く、頼まれて選挙に出たのですがその時には『議員は使い捨て』とはおっしゃってなかった。」と記者さんに言いました。取材記者さんの目がキラッと光りましたから29日発売の号にはどの様に書かれるのか。「軽口は相手を考えろ」という学習になり、「所詮、実績も組織も無い北風の中のチルドレンの泣き言」のように扱われるのだとは思いますが・・・。

明日はその「実績と組織」について書かせていただきます。
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1月24日・第27回都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会

2008-01-24 10:48:55 | 商店会長のコメント
午前8時から自民党本部702号室で開催された第27回都市と農山漁村の共生・対流を進める調査会に出席しました。遠藤武彦調査会会長、武部 勤調査会顧問、政府側から岩永峯一農林水産副大臣の御挨拶の後、農林水産省、総務省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、環境省の各省庁から関連予算の概算決定状況についての説明が有りました。

各省庁いろいろお考えになっているのは分かるのですが連携という点では欠けているように思えます。今後は大きく一つにまとまらないと全国の小学校5年生120万人が1週間程度の宿泊体験をする「子ども農山漁村交流プロジェクト」は到底、形にならないと思いますし、このプロジェクトの基本方針を検討する「全国推進協議会」を設置するならば、そこに受け入れ側の町長、村長さんを同席していただく事が重要だと発言しました。
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