昨日（４月２９日）午前４時４０分頃に関越自動車道で起こった高速バスの悲惨な事故は
運転手一人での運行を許可した、安全軽視の人災で有って、決して不可抗力の事故では
ありません。
しかし、規制が強くなれば中小零細の旅行業者は大手との競争に立ち向かう事が出来
ない、という論調が出て来るかもしれません。ただ、誰が考えても安全を無視した人件費
の削減による低価格戦略はたとえ中小零細でも認められませんし、公的資金による中小
零細事業者育成ならば人件費助成や減税等の方策も有ると思います。
行き過ぎた規制緩和がデフレに振れるという論調は短絡的過ぎます。
もちろん規制には時間的に不必要になるものも有りますから不断の見直しや緩和対策が
必要です。ただ、安全性や事業所の健全性を無視する事ではありません。
安全性を重要視するという観点でいえば正反対のように見える牛レバーの生食やユッケ、
牛肉たたきの対応についても、監督官庁と現場との距離が短かければ、その対応に大きな
違いが出ていたと思います。
昨年まで商店街の全国組織、全国商店街振興組合連合会の理事長を務められた
桑島俊彦さんが春の叙勲で旭日中綬章という大きな栄誉を受けられました。
お祝いの電話をし「商店街活動では初めての大きな栄誉です、本当におめでとう
ございます」と申し上げたところ「長谷川前中小企業庁長官が講演会の時に、
衆議院経済産業委員会であなたが『地域商店街活性化法』について行った質問を
全部コピーしてお持ちになりました。もう一度読み返しましたが、商店街の事を
本当に考えた質問に感謝します、ありがとう。」というお言葉をいただきました。
桑島前理事長に認めていただき、お誉めいただき、嬉しい気持でいっぱいです。
前回の秋田県大館市長選挙に出馬し惜敗された前衆議院議員の近江屋信広さん
から「６月２１日（木）に大館で講演会をやってくれませんか、地元の商店街振興会
の皆さんが待ってますよ」というお電話をいただきました。
もちろん「喜んで伺います！」と即座にお答えしました。「アトム通貨事業」と「震災
あんぜんパック」の話をさせていただきます。
政治資金規正法違反に問われていた小沢一郎元民主党代表に東京地裁は無罪の
判決を出しました。地裁前で涙を流して喜んでいる人達の姿がテレビの画面で出て
いましたが何だかお隣の国の光景を見ているようで、大いに違和感を感じました。
しかし、それ以上に昨晩議員会館会議室で開かれた報告会に出席した国会議員達の
ガッツポーズは、この裁判の本当に明らかしなければならないのは土地購入費４億円の
出所等だった事を理解されていたのか、大いに疑問です。
検察の証拠ねつ造は徹底糾弾しなければならないことです。しかしそこだけを取り上げ、
「官僚による仕組まれた裁判」という着地点にはどうも納得がいきません。
しかし確かな事はこの判決は間違いなく「民主党の終わりの始まり」だという事です。
そしてそれは「消費税率アップ是か非か」「原発稼働是か非か」を争点にした政界再編の
スタートにつながるのです。
自民党をぶっ壊すと言って歴史的な大勝利を得た自民党が自壊し、政権交代が起こり、
政権党として未熟な民主党が、自民党を潰す事だけを執念として生きている小沢一郎の
餌食になり、結果として政界再編が進むということです。
このような国民不在の政界を正すのはツイッター、フェイスブック等を道具として使う
「直接民主主義」だと思います。次回の国政選挙では候補者の発言と行動を有権者は
正確に見て、判断する事が日本を救う道です。
ユーチューブにビデオレター「修学旅行で商店街が賑やかに」をアップしました。
安井潤一郎ビデオレター「修学旅行で商店街がにぎやかに」２０１２年４月２５日
http://www.youtube.com/watch?v=AkbmwKSJW10&feature=youtu.be
商店街の活性化事業の一つ、「修学旅行・販売体験」についてお話ししました。
下記は先月アップした３本のURLです。
安井潤一郎ビデオレター「現場の声で国は変わる」２０１２年３月１５日
http://www.youtube.com/watch?v=wDRXC6j-lto&feature=youtube_gdata
中小企業庁の小規模事業者を対象にした無担保無保証政度融資「マル経融資」の
借入条件が変わった時の事をお話しました。
安井潤一郎ビデオレター「加入者が儲かる震災あんぜんパック」２０１２年３月８日http://www.youtube.com/watch?v=MPinufeMVXg&feature=youtube_gdata
平成１４年に防災功労者内閣総理大臣表彰を受けた商店街の震災対策
「震災あんぜんパック」についてお話ししました。
安井潤一郎ビデオレター「民主主義は声を合わせる事」２０１２年３月５日
http://www.youtube.com/watch?v=_SrVjl6otKY&feature=youtube_gdata
２００５年９月から３年１０ヶ月の間、衆議院議員をさせていただきました。この間に
一番感じた事項についてお話ししました。
１９９６年に「エコサマーフェスティバルin早稲田」という名称で環境活動活動をテーマに
掲げてスタートした早稲田のまちの商店街のイベントが今年も開催されます。イベントの
名称も「地球感謝祭in早稲田」というでかい名前になって毎年開催されています。
今年は例年よりも一週間早い９月１７日、月曜日ですが「敬老の日」で祝日です。
一週間前倒しになった理由は大学の秋入学の影響だそうです。会場は早稲田大学構内
とその周辺ですから大学の事情が最優先されるのは当然ですが、秋入学の影響が商店街
のイベントにも及ぼすとは、世の中すべてがつながっている証拠です。
昭和５６年に亡くなった父が「近頃は本当の貧乏人がいない。次の日の朝食う米の
無い奴が本当の貧乏人だが、そんな奴は探さなきゃいない。生活苦で餓死したという
新聞記事が出るが、珍しいから新聞に載るんだ」と言っていました。
ディズニーランドに行っても人はいっぱい、今年のゴールデンウィークは海外旅行に行く
人数が過去最高になるかも等々が言われているのに新聞紙面、テレビの情報番組では
就職氷河期、不景気、デフレ、経済は中国に抜かれた、の文字が飛び交っています。
日本の人口が減りビジネスチャンスが海外に移ったならそれを視野に入れて動くのは
当然です。でも我々地元で生まれ育った商店主達はそれも出来ない、だから将来が
無いというのはあまりにも途中を省略した、短絡的過ぎ、間違った論理です。
昔、大手スーパーと地元商店を、狩猟民族と農耕民族に例えた話が有りました。狩猟
民族の大手量販店は餌を追ってこの地に来たが獲り尽くすと次の土地に行ってしまう。
我々地元商店会は農耕民族だから土地を離れる訳にはいかない、という分かりやすい、
でもしっかり解説しないと間違った理解に進む例え話です。
この例え話の解説は次の機会にしますが、このように現状を明確にそして正確に理解
せずに圧倒的大多数を占める中小零細商業層の舵取りをするのは将来に大きな禍根を
残すと思いますし、若者に自己実現の場として、そして仕事の選択肢としての地域商業を
提供する機会を失うと思っています。いまこそ地域商業はグローバルな視点を持って
生まれ変わる時期、生まれ変われるチャンスです。
昨晩（４月２２日）江戸川区の小岩で行われた江東区、墨田区、江戸川区の３区の
お肉屋さんで構成されいる東京都食肉組合江東ブロック総会、懇親会に出席しました。
江東ブロックのブロック長は墨田区議会議員をお務めの樋口敏郎さん、樋口さんとは
同い年という事も有り大変懇意にしていただいています。
樋口さんがブロック長になられて以来ブロック総会には毎年お呼びいただいています
ので顔見知りの方も多く、「こんな時期に参議院に問責決議案を出して、自民党は
有権者の支持を減らしてしまうのでは？」という質問もいただきました。
「資質に問題の有る田中防衛大臣については問責を出さずに現職で置いておく方が
自民党にとっては良いという意見も多かったと聞きます。しかし、北朝鮮がミサイルを
発射しようという時期にあの防衛大臣では、あまりに危険で、国会がその責任を果た
していない、という事で問責を提出しました。」
「前田国土交通大臣のされた事は連座制も適用される明確な公職選挙法違反です。
それを分かっていながら何もしないのは、これもまた国会の無責任につながる事です」
「しかし、２大臣関連以外の委員会にも自民党が出席しないのは『政争の具にして
いる』と言われても反論できないと思います」とお答えしました。「安井さんの説明は
分かりやすい、もっといろいろお話を聞きたい」という優しいお言葉、持つべきものは
御同業のお仲間です！
決して大きな商店会ではなかったのですが、早稲田商店会には３軒の酒屋さんが
在りました。升屋さん、喜多屋さん、三加栄屋さんの３軒です。皆さん廃業されたり、
早稲田から引っ越しされたりして今その３軒は有りません。
今度、場所は大隈通りですが早稲田商店会に加盟している「こだわり商店」が酒販
免許を取得し、お酒の販売を始めます。店名に似合った品揃えを考えているようで、
そのいくつかを御紹介します。
先ずは地ビール、御覧の和歌山なぎさビールを販売品目の１番に上げています。
早稲田の地ビールは別にしても、全国各地の数ある地ビールの中で店長の舌を
唸らしたものだけを販売すると豪語している店の一番のお薦めビールのようです。
次は、このお店で販売している宮城県登米市の農家、阿部さんの御親戚で、岩手県一関市花泉町の
磐乃井酒造さんのお酒です。真ん中の「輪」というお酒は原材料すべてが岩手産です。もちろん店長が
自分で飲んで美味しかったから置くのだそうです。
酒飲んで酔っ払った時と同じように、偉そうな事を言えるのはこの時期だけです。お酒、ビール等の
販売は５月の連休明けから、どうぞ御期待下さい。
